はてなキーワード: プライスレスとは
「男のちんぽとセックスには女の穴モテと同格の吸引力がある」という願望を現実のように毎日ひたすら連投してるからね
だからサイゼリアテストにしがみつき、身長収入で女に足切りされる婚活市場や恋愛市場、及び社会的評価で男を選ぶ現実の女を女を常に呪っている
身長や地位や好感度といった男社会で見下されないスペックやそれに伴う財力や人脈で男が選ばれるという現実を認められない
巨根やイケメンや高収入の比率はチビもデカも平等なのに、チビだけが女から顔見る前にフィルタリングされて避けられる
棒の上位変換の性玩具は山ほどあるが、これだけ時代が進んでも女体の代替品は未だに生み出せない
子宮がない限り子供は生まれないが、男は一人で複数の女を孕ませられるから大半の男は余る
創作の世界でも女がホビット低スペック男奴隷を所有して養うなんて話は成立しないだろ?
性別逆なら成立するけど
「男のちんぽとセックスには女の穴モテと同格の吸引力がある」という願望を現実のように毎日ひたすら連投してるからね
だからサイゼリアテストにしがみつき、身長収入で女に足切りされる婚活市場や恋愛市場、及び社会的評価で男を選ぶ現実の女を女を常に呪っている
地位や好感度やそれに伴う財力や人脈で男が選ばれるという現実を認められない
巨根やイケメンや高収入の比率はチビもデカも平等なのに、チビだけが女から顔見る前にフィルタリングされて避けられる
棒の上位変換の性玩具は山ほどあるが、これだけ時代が進んでも女体の代替品は未だに生み出せない
子宮がない限り子供は生まれないが、男は一人で複数の女を孕ませられるから大半の男は余る
創作の世界でも女がホビット低スペック男奴隷を所有して養うなんて話は成立しないだろ?
性別逆なら成立するけど
まあ一生の思い出になるならプライスレスだよな
プライスレスって言って誤魔化すんだよ
人によって色んな条件があると思うが、Hカップだが胸は敏感、かつほんのりかわいい、みたいな女の子をさがす、ということを目的とした場合、
一定数の学生が定期的に供給されていく夜の店で、乳のでけぇ新人を指名して条件が良い(敏感、かわいい)子を探すのは効率が良い
6000~8000円ぐらいで新人指名して乳首をひとなめすればスクリーニングが完了する
顔フィルタは採用時にある程度の基準は越えてると思えばせいぜい二人に一人ぐらい、求める敏感さは上位20%とすれば10人指名すれば巡り合う計算だ(リクエストなど活用すればもっと効率化できるかもしれない)
他の方法があれば良いが、乳首の敏感さを事前登録するようなマッチングアプリはないだろうし、普通に出会って乳首をなめるまでのコストは膨大だし舐めても違った場合の徒労感が凄い
セックス中の前戯にかける時間は個人的には早漏なため、むしろ本番みたいなところがあるから歓迎だ
ただし仕事が忙しすぎて自由な時間が少ないから、普段の生活のなかでデートやLINEに使う時間は避けたい(大きく見てセックスに向けた前戯とも言えるのだろうが、女体遊びそのものでないのでカットしたい、という気持ちが強い)
そうなるとセクキャバでショートカットするのはアリだ(本番は出来るのは超まれなので考えないものとする)
ただし、巡りあった後の乳繰り合う時間を短縮されたり、2000円するポッキーをおねだりされると、グラムいくらの肉かを普段気にして生きてる頭が邪魔をしてシラフに戻る
女体および女体タッチ前提で過ごす時間はある種プライスレスだが、その女体が食らう乾きものに出す金は出し渋ってしまう
お前その注文を自分の金でもすることあるんかという気分になってしまう
という巡り合うための効率は最適解感があるがそのあと継続して夜の店で遊ぶには効率厨の要素が邪魔をするのだけれど、でかくて敏感な乳を舐めまわしたい世の中の男性はどうしてるんでしょうか?
最近の私の心持ちというかやる気パワーは低迷中なんだかそんな感じ。
意欲が沸かないのよね。
いや沸かせるのは自分だから自分自身でなんとかしてちょうだい!って思うけれど、
まあそんなリズムの時もあるわ。
なんかリズム乱すと取り戻すためになんだかここのところ多く時間が掛かっているような気がするの。
そんなときは本でも読んで、
人のやる気をもらった方がいいのよ。
探していたら、
ふと気になっていた本が目の前にルーレットでパッと止まったようにやって来たの。
そういう出会いってあるわよね。
ああ本が出たのねってそれまではその認識だけど、
その感じた認識の瞬間に思った次のことは、
この人の何日かのチャレンジで何をやって何が起こったんだろう?って
その期間のことをまとめられた本ってお値段プライスレスじゃない?
いくらであろうが、
その期間中の経験や考えを便利にまとめられて読みやすくなったものをお金を出して得るって真っ当だわーって思ったのよね。
まあソシャゲで言うところの課金して経験値を買うって考え方かしら。
そんで、
なんだかさ。
こうやってよし!この本面白そうって自分で何となくそれでも見付けた本って読む気があるじゃない。
自分が面白そうと思って買ったゲームって意地でもクリアしたいと思うでしょ?
途中で諦めない限り。
人に勧められるゲームとか本とかって、
ほんとプレイしないし読まないし、
ファイナルファンタジー11だったかな?
勧められて私は駄目なタイプかも知れない。
勧められると一気にやる気が無くなるパターン。
自ら見付けておお!面白そう!って気になるものは案外難しくてもゲーム進めたり本を読んだりするのよ。
うわ!って今私思い出したけど
あまりにゲーム最初から初めていきなりのボス戦を迎えつつ初回のセーブポイントのあまりにも遠すぎて結局見付からなくて、
私のやる気とはよそに難しすぎるのよ。
セーブポイントまでたどり着けないわ。
それを今思い出したわ。
ニーアオートマタやりたいけれどセーブポイントのあまり遠さに負けてしまうやつ。
それはともかく、
人に勧められてものってなんだか進まないわ。
そんな私が珍しくやる気を出して読んでみたいって思った本は、
町中華に言ったときにルービーとから揚げが出てくる間に読み続けていれば、
それもそれでいいわよね。
なのでせっかく私が今読みたい!って思って手に取って太陽に掲げて読むぞー!ってなった本は読み切ってみたいわ。
なにしろその人がその期間中に何が起こったのか?って凄く気になるのよね。
それなら私にも出来そう!って
人のやる気からやる気を得るってことが出来るかもな、
ひしひしとまた沸いてくる意欲を期待したいところなのよ。
まあここまではいいのよ。
まずは目前の確定申告を早く終わらせて、
そんなところかしら。
急にやる気が出て何かをやりたいけれど!って思ったときに邪魔するものってあるわよね。
それが確定申告であったり確定申告であったり確定申告であったりするのよ。
でも、
ふと得た私が読みたいと思った本から上手にやる気を抽出して私のやる気に注ぎ込みたいところよ。
急に読みたくなった欲を消さないように、
色々なことはテキパキとこなして自分のやりたいことのやる気を得られるような感じに持って行けるように私のパワーを調子を上げていきたいのよね山脈に向かってヤッホー!って叫びたいの!
せっかくの良い機会だから、
自分のなんか変にやる気が上がってきていることを上手く自分自身で上手に騙して
色々なことをサクサクっとこなせるようにテキパキとやれたらいいわよね!
なんかやる気出てきたかも!
やる気無いときは人のやる気を見たり聞いたり読んだりしてそこから摂り入れれば良いのよ!
それに気付いちゃっただけでも大きな収穫かも知れない!
これは大きなやる気のスイッチをガチャンと押してオンにした感じね!
そうやってみたいわ!
こういう時また私のやる気削ぐような重いタブレットで電子書籍を読むのが大変だわーってなると思ってるでしょ!
ううん!
そうじゃないの!
やっぱり300グラムを切るタブレットは画面が小さいものの軽くて読んでいても手が疲れない次元の違いを見せてくれるわ。
私のやる気を削がないこの軽量タブレットは私のこの読書したい体験も加速してくれるはずよっ!
画面の綺麗さや動作の速さもあるけれど、
軽さってのはどうしようもないから、
軽ければ軽いほど軽いのよ!
これ私には重要だわ。
うふふ。
あんまり見返していないけれど昨日サンドイッチだったかも知れない。
しっかりとお腹にたまるおにぎりパワーを取り込んで今日も頑張るわ!
昨日の晩こしらえて作っておいた
つまり常温になっているところを
すかさずチャンスを逃さずに飲むの!
だんだんと暖かくなってきたら、
こうやって量産体制をとるルイボスティーウォーラーの季節だわって思うわ。
この時期は水分摂るのもちょっと怠りがちに、
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
スワロフスキーはン千万クラスのハイジュエリーの代替品だから、舞台立つ人とかじゃないとつけるシーンがなさそう。「持つ喜び」はあるとは思うけど。
300円ショップと、ブランドアクセの違いはデザイン性と細工の丁寧さだよ。
そのブランドがすごい好きでデザインに惚れたら買ってもいいけど、モノとしての価値はどうだろうね。
ジュエリーを地金の価値とくっついてる石の価値だと考えると、有名ブランドになればなるほど、良い場所で売れば売るほど原価に上乗せした上代がついてる
とはいえ庶民が買える値段のジュエリーなんて、そんなに価値があるものでもないのだから、ブランド名が価値だと考えるならまあそれはそれでいいと思うけど
いずれにしても、気に入って毎日つけて、そのアクセサリーがあって自分の外見が完成するぐらいまで行くならプライスレスだとも思わなくはない
で、最近は地金が高騰してるから、サージカルステンレス使ったデザイン性高いブランドが増えてるし普段遣いにはけっこうおすすめ
有名ブランドのパクリみたいのも多いけど、パクリはパクリで良く出来てる
ネックレスだとバレると思うけど、ピアスなら絶対バレない。人の耳元をしげしげと見たりはしないし。
本物もってるけどヴァンクリのスウィートアルハンブラもどきのピアス良くつけてる。本物落としたら泣くし。本物持ってるから偽物でもいいか、みたいな変な感じになってる。
あと、VERY妻界隈でハイブランドの地金リングたくさんつけるの流行ってるけど、本物と偽物混ぜたらあんまりわからんなと思った
42で1人目産んで12年経つけど、産んで良かったと思うよ。
私の場合結婚したのが41歳でまぁ子供は無理だろうな、と思ってたけど、旦那が欲しそうだったので不妊治療の病院に行ってみた。
で、卵管詰まってると言われて卵管通す手術したら、結婚して半年で妊娠した。
私はそれほど子供欲しいとは思ってなくて、バリバリフルタイムで働いていたので、妊娠わかった時は「仕事辞めないとダメなのかな」とか(当時は今みたいに仕事継続しながら子育てできる世の中ではなかった。保育園落ちた日本死ねでバズった時より前。)「ダウン症だったらどうしよう」とか不安でしかなかった。
当時は胎児の異常を見るのは羊水検査くらいしかなく、夫とすごく悩んだけどお腹に針を刺すのもリスクあるし、「異常がわかっても産むよな」「だったらやっても意味ないよな」となり、結局受けなかった。
仕事も「保活」が話題になってた頃で、保育園入れるか妊娠中から心配していた。0才から入れないと枠がない時代だった。これ入れなかったら詰むよな、そればかり考えていたのを思い出す。
でも昔の人が「案ずるより産むが易し」と言ったのは名言だと思う。
産んでみたら、今まで見たことのない景色、感じたことのない喜びや楽しさを得ることができた。
もちろん、いいことばかりではない。仕事面はかなりハードモードになった。子育てとの両立でキャパオーバー。仕事をきちんとこなしても+αの貢献ができないため会社からは評価されず、昇進が滞り、故に給与も上がらず、生涯賃金がかなり目減りしたのは否めない。
それでも我が子の笑顔、成長、可愛い寝顔(これが!12歳になっても可愛いんだ!)はプライスレス。これはお金には変えられない。
これまで子供がどちらかというと苦手で、だからこそ晩婚になり、子供を持つことに執着しなかった私が「もう少し早く産んでおいてもよかったな」と思うくらいには産んで良かった。
俺には、二歳下の妹がいる。一般的に「ブラコン」というと、「お兄ちゃん大好き♡」と言わんばかりに愛情を注いでくる妹を想像するかもしれないが、うちのはそれを遥かに通り越して「ウザい」レベルに到達している。名前は真奈(まな)。俺は一応「健太(けんた)」と名乗っているが、この妹だけは決して俺のことを「健太」とは呼ばない。
「おにーちゃん、朝だよ! 起きてる? 起きてないよね? 起こしに行っちゃうよ?」
朝の6時。目覚ましよりも正確に飛び込んでくるこの声が、本当に鬱陶しい。平日の学校ならまだわかるが、今日は日曜日だ。部活もバイトもない貴重な朝に、どうしてこいつはこんなにも元気なのか。
妹が俺の部屋の扉を勢いよく開ける。コンコンとノックする概念はどこへ行ったのか。ベッドに突撃してきそうな気配に身構えるが、俺は慣れたものだ。ぎゅうっと布団を抱えて寝返りを打ち、「今、すごくいい夢見てたのに……」とムニャムニャつぶやいた。
「ねえお兄ちゃん、早く起きて! 今日はお兄ちゃんと一緒に買い物に行くって約束したじゃん!」
ちょっと待て、そんな約束などした覚えは……ない。が、真奈の頭の中ではどうやら「自分が一方的に提案したこと=約束」らしい。俺は溜息をつきながら、布団から頭だけ出して相手を見る。
「寝ぼけてるの? 先週の土曜日に『来週の休日は一緒に外出しようね』って言ったの、お兄ちゃん忘れたの?」 「いや、それは真奈が勝手に言ってただけだろ」 「じゃあイエスともノーとも言わなかったよね? つまり、それはイエスなんだよ!」
その論理はどこから生まれたのだろう。こんな屁理屈に付き合っていられない。大体、日曜日くらいゆっくり寝かせろってのに……。仕方なく俺は観念して、渋々起きあがった。
「30分だけ待て。シャワー浴びるから」 「うん、じゃあ早めにお願いね♪」
真奈は満面の笑みを浮かべて、俺の部屋を去っていく。その姿を見るだけで頭痛がするが、俺は無理やりカーテンを開けて朝の光を目に受ける。今日の予定は、ショッピングモールで妹に振り回される一日になるんだろう。高校二年の妹を連れてどこを回るんだか……。はあ、だるい。だが、断れば断ったで、また「お兄ちゃんに嫌われた!」と落ち込みモードに入られ、それはそれで面倒だ。妹ってやつは、いくらブラコンでも男の扱いをわかってなさすぎる。
シャワーを浴びて着替えを済ませ、リビングに行くと、すでに朝食が用意されていた。真奈はエプロンをつけてフライパンを振っている。両親は共働きで、朝早くから仕事に出てしまうので、休日はだいたい俺と妹の二人きりになることが多い。こうして朝食を作ってくれるのはありがたいのだが、それ以上に「俺の傍にいたい」という意図が見え透いていて、こそばゆいというか、面倒くさいというか……
「お兄ちゃん、目玉焼きは半熟でいい? いつもどおり塩コショウで食べる? それとも醤油にする?」 「……いつもどおりで」 「はーい。任せて!」
妹の視線が、やけにきらきらしている。こんなテンションで毎朝絡まれるのは本当に堪える。俺がソファに腰を下ろすと、妹はうれしそうに鼻歌を歌いながら料理を仕上げ、まるでレストランのように見映えまで気にしたワンプレートを差し出してきた。
うまい。そこは素直に認める。真奈は料理が上手いし、家事も手際がいいから、そこは本当に助かる。けれど俺が「ありがとう、美味しいよ」と言うと、「えへへー」と言って顔を赤らめ、さらに俺に近寄ってくるから困る。視線を外そうとしても、まるで小動物のような瞳でずっとこちらを見つめている。
「そんなに見てると食べにくい……」 「だって、お兄ちゃんがおいしそうに食べてくれるの見るの好きなんだもん」 「……ブラコンこじらせすぎだぞ、お前」
俺が呆れたように呟くと、妹は嬉しそうににへらっと笑う。「ブラコンだろうがなんだろうが、お兄ちゃんはお兄ちゃん!」みたいな勢いで、胸を張っているのが痛々しい。普通の妹なら「えー、そんなに兄のこと好きじゃないよ」とか否定するものじゃないのか?
食事を終え、皿洗いは妹がやるというので、俺は先に着替えの支度をすることにした。なぜなら「お兄ちゃん、今着替えるの? 見ちゃダメ?」と言い出されると本気で厄介だからだ。そこだけは死守しなければならない。
結局、支度を済ませてリビングに戻ると、妹はちゃっかり俺のコートのほこりを払っていた。まるで執事か何かのつもりなのか。「どうせなら私のコートも払ってくれよ」と言いたいところだが、言うだけ無駄だろう。何も言わずに外に出ると、妹がピタリと俺の左腕にしがみついてくる。
こうして、まるで恋人のように腕を組む妹と一緒に、近所のショッピングモールへ向かう羽目になった。俺は18歳の大学一年、妹は16歳の高校二年。一応、年齢的にはそこまで離れていない。だが、このイチャつきぶりはどう見ても普通のきょうだいではない。それでいて、妹は周囲の視線をまったく気にしない。むしろ「どう? 私のお兄ちゃん、カッコいいでしょう?」みたいに見せびらかしているフシすらある。
モールに着くと、妹は嬉々として服屋や雑貨店を回りだした。俺が少しでも反応を示すたびに、「お兄ちゃん、これ似合うと思う?」「あ! このセーターの色、お兄ちゃんが好きなやつだよね?」と、矢継ぎ早に話しかけてくる。うなずくだけで「うん、やっぱりそうだよね!」と興奮し、俺の手を取ってレジへ向かおうとするから困る。
「買うの? それ、高くないか?」 「うん、でもお兄ちゃんが少しでも興味示してくれたから。これ着て、お兄ちゃんに見てもらいたいの」 「……まあ、試着くらいはすれば?」 「うん!」
試着室に入り、鏡の前でくるくる回る妹を見ていると、やはり普通にかわいいと思う瞬間もある。だが、問題は妹がそれを自覚したうえで「お兄ちゃんにだけは見せたい」と張り切っていることだ。しかもこの妹、友達といるときは「兄に興味ない風」を装っているらしい。わざわざ同級生に「真奈ちゃん、兄いるんだってね。どんな人?」と聞かれると、「えー、うちは普通だよ、全然かっこよくないし」などと取り繕うらしい。……実に腹立たしい。だったら家でもそうしろと思うが、家ではその反動が全部俺に向かってくるから手に負えない。
そんなこんなで、妹の服選びに付き合って数時間。ふと、妹がカフェコーナーでソフトクリームを買ってくると言い出したので、俺は待合スペースの椅子で待つことにした。荷物持ちのバッグには、妹が買った服や小物がぎっしり詰まっている。ここまでくると、彼氏役を任されているような錯覚すら覚えるが、それを本当に「彼氏気分」になって楽しめるなら、俺もこんなに苛立たないのに。いや、そもそも実の妹だ。そんな心境になれるはずもない。
少し空いた時間でスマホをいじっていると、ラインの通知が光った。相手は大学の同級生の女子――朱里(あかり)だ。先日同じサークルで知り合った子から、「今度の飲み会、健太くんも来るよね?」という確認の連絡が入っている。朱里はけっこうノリが良くて、話しやすい子。実はちょっと気になっているんだが、妹がいるからどうこうというわけではないにせよ、俺にプライベートの自由時間がほとんどないのがネックだ。妹がいつも干渉してくるせいで、大学生活の楽しみも半減している気がする。
「お兄ちゃん、どうかしたの?」
妹がソフトクリームを2つ手に戻ってきた。どうやら俺の表情を見て、何か感じ取ったらしい。気まずさを隠してスマホをポケットにしまう。
「いや、なんでもない。大学の友達から飲み会の誘いがあって……」 「ふーん。行くの?」 「……行くよ、たぶん」
妹が少しだけ眉をひそめたのを俺は見逃さなかった。嫌な予感がする。まさか、ここから「誰が参加するの?」とか「女の子いるの?」と尋問が始まるのでは。すると妹は、まるで拗ねた子どものように唇を尖らせた。
「お兄ちゃん、私の知らないところで遊ぶのかあ」 「当たり前だろ。俺だって大学生なんだから」 「そっか……。じゃあ私も友達と遊ぼうかな。あーあ、でも高校の友達はバイトがある人多いし、もうすぐテストもあるし……」
そういう問題ではない。妹には妹の生活があるんだから、俺を基準に自分の予定を立てるのはやめてほしい。俺は心の中でため息をつきつつ、ソフトクリームを受け取り、一口かじる。冷たい甘さが口の中に広がるが、気分はあまり良くならない。妹が「美味しい?」と笑顔を向けてくるのに、俺は曖昧に「まあまあ」と返すだけだった。
午後も、妹に引きずられる形で雑貨店や書店を回った。俺が気になるコーナーに立ち寄ると、「お兄ちゃん、それ何? 見る見る!」「こういうの興味あったっけ?」と付きまとってくる。一人でのんびり見たいと思っても、横からちょっかいを出してくるせいで集中できやしない。帰ろうと言っても、妹は「最後に向こうのゲームセンターだけ寄ろう」と言い張り、クレーンゲームに熱中し始めた。
「お兄ちゃん、これ取って! 私にぬいぐるみをプレゼントしてよ!」 「自分でやれっての」 「だって、お兄ちゃんと一緒にやりたいんだもん~!」
人目をはばからず甘えてくるこの調子。もはや呆れを通り越して、引くレベルだ。俺が渋々100円玉を投入してアームを操作してみても、なかなか景品は取れない。一方、妹が「ちょっと貸して」と言ってやってみたら、意外にもあっさり取れたりするから不思議だ。そんなときも「お兄ちゃんの応援のおかげだよ♪」などと言って、俺に抱きついてくるから気が気じゃない。周りの視線が痛い……。
ようやく帰り道に着くころ、外は夕日でオレンジ色に染まっていた。荷物の重みで肩が痛いが、妹の方は「いっぱい買えて大満足~」とご機嫌だ。俺は「今日だけで一体いくら使ったんだよ……」と半ばあきれながらつぶやく。すると妹は「お兄ちゃんと過ごす時間はプライスレス!」とわけのわからないことを言い出す始末。本気でウザいが、こいつなりに兄のことを慕っているのだけは伝わってくる。
家に帰り、夕食を作る気力もなくなった俺は、コンビニ弁当で済ませようと言い出した。だが妹は、「せっかくの日曜日なんだから、私がちゃんと作るよ」と言い張る。慌てて「いや、もういいよ」と止めようとするも、「お兄ちゃんはソファで座ってて!」と強引に台所へ消えていく。こうなると俺にできることは、テレビをつけて適当にチャンネルを回すくらいだ。
ジャージに着替えて、ソファでダラダラしていると、妹が途中でやってきて「調味料、どこ置いたっけ?」とか「お兄ちゃん、ご飯の炊飯スイッチ入れてくれた?」などと質問を投げてくる。姉妹じゃなくて妹だけど、まるで新婚夫婦のやり取りじゃないかと考えてしまい、背筋が寒くなる。
しばらくして食卓に並んだ料理は、どれも手が込んでいて美味しそうだった。疲れた体にしみる優しい味わい。俺は素直に感謝するが、そこに必ずと言っていいほど妹の「べたべた攻撃」が入る。
「お兄ちゃん、食べさせてあげよっか?」 「いや、自分で食べられるから」 「大丈夫、大丈夫。あーん……」 「だから、いいって……」
これではまるで幼児扱いだ。表面上はツンと突っぱねるが、妹があまりにも押しが強いので、最終的には「まあ、いっか」と甘んじてしまう自分も情けない。なんだかんだ言いながら、俺もどこかで妹の手料理に癒やしを求めているのかもしれない。家族だしな、仕方ない。
そんな日常がいつまでも続くのかと思っていたある日のこと。妹がスマホをいじりながらニヤニヤしていたので、つい「何見てるんだ?」と聞いてみた。すると妹はわざとらしく「え~、教えな~い」とそっぽを向く。俺は怪訝に思い、「お前がそんな態度とるなんて珍しいじゃん」と続けると、妹はほんのり頬を染めて、「気になる? 気になるならもっと私に優しくしてくれたら教えてあげる」とからかうように笑った。
「別に、気にならないけど」 「ふーん。どうせお兄ちゃんは私のことなんかどうでもいいんだよね~」
妹は拗ねて見せるが、その背中はどこか嬉しそうにも見えた。いつもはあれほどベタベタくっついてくるのに、この日は珍しく部屋に引きこもってしまう。おかしい、これは一体どういうことだ? そう思いつつも、「面倒ごとは放っておけばそのうち妹から寄ってくるだろう」と高をくくっていた。
ところが、その夜になっても妹は部屋から一向に出てこない。俺がシャワーを浴び終わって、いつもならリビングで一緒にテレビを見ている時間帯なのに、まったく気配がない。さすがに少し気になって部屋のドアをノックしてみると、「なに?」と抑え気味の声が返ってきた。
「……お前、夕飯は? まだ食べてないだろ」 「うん、あとで食べるから先に寝てていいよ」
妙な距離感に、俺は胸の奥が落ち着かない。あれだけ「お兄ちゃん大好き♡」とまとわりついていた妹が、急にそっけないと逆に不安になる。何かあったのか、それとも単なる気まぐれか。もしかして、あのスマホの相手は男なのか? そんな可能性を思い浮かべている自分に驚いた。いや、妹が彼氏を作るのは自由だし、むしろあれほどのブラコンが誰か他に興味を示してくれるならありがたい。でも、いざそうなると、何とも言えない複雑な気持ちが湧き上がってくるのはなぜだろう。
結局、その日は妹を放っておくことにして、自室へ戻り布団に入った。しかし、気になってなかなか寝付けない。こんなに落ち着かないのは初めてかもしれない。妹がいないと解放感があるはずなのに、逆に静寂が堪えるというか……。どこまで俺は妹に振り回されれば気が済むんだ。
翌朝、寝起きが悪い頭を抱えてリビングに行くと、妹はいつもどおり料理をしながら、「おはよー、お兄ちゃん」と微笑んでいた。だが、その笑顔は昨晩の出来事をなかったことにしているかのようで、どこか不自然な明るさが滲んでいる。そして俺が突っ込む間もなく、妹は鍋の蓋を開けて、「もうすぐできるから待っててね」と言うのだった。
――ブラコン妹は、激しくウザい。それは今も昔も変わらない。だが、時に何か隠しごとをしている様子が垣間見えると、妙に落ち着かなくなる自分がいる。正直、妹のベタベタが嫌だと思っていたはずなのに、こんなにも翻弄されるとは……。これから先、俺たちにどんな変化が訪れるのかはわからない。だけど少なくとも言えるのは、妹の「お兄ちゃん好き好き攻撃」からはまだまだ逃げられそうにない、ということだけだ。
そして、妹がこれからどんな形で俺に突っかかってくるのか、さっぱり予想がつかない。だけどまあ、ウザいウザいと言いながらも、俺はそれなりにこの日常に慣れ始めているのかもしれない。ブラコン妹が激しくウザいなんて言いながらも、心のどこかで当たり前のようにそれを受け入れている自分がいる。これって一体何なんだろう。
いつか、俺が大学生活の中で彼女でも作ろうものなら、妹は一体どんな反応をするのだろうか。それはちょっと想像しただけで恐ろしいが、どこかワクワクもしてしまう。ひょっとして……これが共依存ってやつなのか? 違う、違う。断じて違うだろう。とにかく、家族としての境界線は死守しつつ、上手く付き合っていく方法を見つけるしかない。
そんな思いを抱きながら、俺は毎朝鳴り響く妹の「起きて! お兄ちゃん!」というコールに、これからも頭を抱えるのだろう。振り回されるのは勘弁だが、まあ、これはもう一種の“日常”なのかもしれない。