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2025-09-01

オルカンについてお勉強

https://anond.hatelabo.jp/20250827130939 の元増田です。

いくつかご意見いただいたのですが、なかなか有用なご意見をいただけなかったので自分なりに調べてみました。

(実際は目論見書をよく読んだのと運用報告書確認しただけに近いので、当然知ってるぜ!ってことを書いてあるだけです。

というわけで、何も見ずに買ってるひとはまず https://emaxis.am.mufg.jp/fund/253425.htmlアクセスして目論見書運用報告書確認しましょう。)

以下、本文

そもそもオルカンとは

正式名称は「eMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー)」  〈愛称オルカン

三菱UFJアセットマネジメント株式会社が投資家から委託を受けて運用(指図)しているインデックス型の投資信託のことを指す。(ETF上場投資信託とは違う!)

世界株式分散して投資できるので近年個人投資家大人気♪

分散投資リスクヘッジにいいんだ!なんてよく聞きますよね?)

運用益もあるが資金流入も続いており、2025年7月31日時点で総資産純資産総額)は6兆8583億700万円を誇っている。


世界投資するっていうけどどういうこと?

オルカン世界有数の世界株式市場網羅した株式指数であるMSCI ACWI指数ベンチマークとして運用されている。

世界への分散投資のための便利ツールMSCI ACWI指数

MSCI ACWI指数とはMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタルインターナショナル )incが算出する指数の一つ。

MSCI All Country World Index(ACWI)は先進国23市場新興国24市場から選ばれた大型株、中型株2524銘柄から構成されている。なお、構成銘柄時価総額合計は全世界市場購入可能株式時価総額の85%である。(単純な株式時価総額比率にしているのではなく浮動株比率考慮されている)

構成銘柄は年4回見直されており、入れ替え時期は対象個別株に対して上昇下降圧力がかかる。

指数自体価値は無いが、指数ベンチマークとしている投資信託などが買入・売却するため入替の前後の時期に株価が変動する。一気に入れ替えてしまうと株価がとんでもなく上下するので、ある程度の期間を設けて買入・売却をしているらしい)

なお、MSCI incのプレスリリースよると、MSCI ACWI指数に連動している資産2024年10月31日時点で約4.9兆ドル資金流入株価上昇により現在さらに増加しているものと思われる。

2025年7月末の世界株式時価総額は136.8 兆ドル(岡三証券レポートより)らしいので3.5%程度はMSCI ACWIに連動して動く資金となっている。


オルカンに話を戻すと

MSCI ACWI指数」に連動するよう設計されている「オルカン」だが、実際の購入銘柄保有数は運用報告書を見れば書いてある。

購入されている銘柄がどこまで指数と一致しているか確認まではできないが、指数との乖離率は概ね1%を切っており、大きな差はないものと思われる。

オルカンの中身はマザーファンドと呼ばれる3種類のファンドが合わさった形となっている。

新興国株式インデックスマザーファンド

日本株インデックスマザーファンド

外国株式インデックスマザーファンド

(なぜ別々のマザーファンドがあるかというと、三菱UFJAM社が組成している別の投資信託にも流用できるようにするためだと思われる。ファンドは大きければ大きいほど管理コストが下がる。外国株式インデックスマザーファンドを組み入れている投資信託100以上ある。)

わずかだが、上記マザーファンド以外の資産もある。


個別銘柄は莫大な数があり書ききれないのと運用報告書確認すればわかるので割愛するが、

 国別だとアメリカ64.1%日本4.7%、イギリス3.2%、、、

 業種別だと情報技術26.2%、金融17.4%、資本財・サービス10.7%、、、

 銘柄別だとNVIDIA5.0%、Microsoft4.2%、Apple3.6%、、、

といった国・業種・銘柄へと投資している。(上記は全て2025年7月31日時点)


で、結局リスクって?

実はこれも目論見書に書いてあり

価格変動リスク

一般に、株式価格は個々の企業活動や業績、市場経済の状況等を反映して変動するため、ファンドはその影響を受け組入株式価格の下落は基準価額の下落要因となります

為替変動リスク

組入外貨資産については、原則として為替ヘッジを行いませんので、為替変動の影響を大きく受けます

信用リスク

組入有価証券等の発行者取引先等の経営財務状況が悪化した場合またはそれが予想された場合もしくはこれらに関する外部評価悪化があった場合等には、当該組入有価証券等の価格が下落することやその価値がなくなること、または利払い・償還金の支払いが滞ることがあります

流動性リスク

有価証券等を売却あるいは取得しようとする際に、市場に十分な需要供給がない場合取引規制等により十分な流動性の下での取引を行えない場合または取引不可能となる場合市場実勢から期待される価格より不利な価格での取引となる可能性があります

カントリーリスク

新興国への投資は、先進国への投資を行う場合に比べ、投資対象国におけるクーデターや重大な政治体制の変更、資産凍結を含む重大な規制の導入、政府デフォルト等の発生による影響を受けることにより、価格変動・為替変動・信用・流動性の各リスクが大きくなる可能性があります

といったリスクがあげられている。

(その下に「上記は主なリスクであり、これらに限定されるものではありません。」とも書いてあるが、、)


過去出来事の振り返り

オルカン自体比較最近組成されたので10年以上前価格推移は存在しないが、ベンチマークとしているMSCI ACWIは2008年以降に作られ、それ以前の指数は同条件のもので試算されたもの1999年より確認することが可能

MSCI ACWIの過去の月次推移を見て、下落局面にどのような動きをしていたか確認する。

リーマンショック(2008年9月)

 リーマンショック前の高値2007年10月31日に647.47であった指数は、リーマンショック後の2009年2月27日には294.13と高値より50%上下落している。

仮に2007年10月に当指数連動型の投資信託を購入した場合2013年4月30日に651.83をつけるまで、5年以上含み損を抱えることとなっていた。(流動性枯渇により指数から乖離している場合があるので異なる可能性もあり)

コロナショック(2020年2月)

 2020年1月31日に1168.29であった指数2020年3月31日には929.98と約2割下落。2020年7月31日には1169.50とコロナショック前の水準に戻している。

ウクライナ侵攻(2022年2月)

 ウクライナ侵攻前高値2021年12月31日に1642.38であった指数2022年9月30日には1226.23と25%程度下落。2023年12月29日に1654.71をつけるまで指数が戻るのに2年間かかった。

結論

オルカン買っておけばよい

2025-08-15

金は鮮度が命

特に日本円は足が早い。

腐る前に次の人に押し付けるのが良い。つまりさっさと使え。

 

説明しよう、

地球経済はざっくり年4%で拡大成長している。

わかりやすい例だとオルカン過去20年が8%、100年で6%

とはいえ経済株価だけでは測れない、マクロ地球全体GDPはざっくり4%成長なのだインフレ率と言うても良い。

ざっくりだ、細けぇことはいいんだよ、そんなだからオマエは貧乏で不幸なのだ

 

ともかく、今日の100万円は1年後には96万円の価値しかなくなる。

100万円の価値を維持するには104万円になってなきゃならない。

極端な話一ヶ月持ち越すだけで3千円以上の価値を失っている。

 

意味わからんか?OKOK

2007年1月に初代iPhoneが500USDで発表された。

日本は未発売だったが当時のドル円相場118円で換算すると6万円相当になる。

現在の最新iPhoneは16eで600USD日本だと10万円だね。

 

日米の経済比較してみよう、以下、2007年→2024年

iPhone指数 その年次の最新iPhone価格をその年次の平均所得中央値)で割ったもの 

 

日本

GDP 4.5兆USD→4兆USD

所得中央値 450万円→407万円

iPhone指数 0.013→0.024

 

アメリカ

GDP 14.5兆USD→29.2兆USD

所得中央値 2.5万USD→4万USD

iPhone指数 0.019→0.014

 

簡単に言えば日本iPhone価格所得相対値)は17年間で倍近くになり、アメリカ人の感覚で言えば少しお安くなっている。

 

で、だ、話を戻すと17年前日本銀行に100万円を定期預金で預けたとしても現時点で100万円(+数千円)にしかなっていない。

額面は変わっていないが価値は半分になっていることを意味する。腐ってるんだ。

 

将来が不安から起業のために、貯金をするバカ

NISAオルカンだの得意げにいうアホ。

間抜け。使え。庶民は手に入れた金はさっさと使うのが正解なのだ

 

仮に大病したとする。数千万円の預貯金などなんの足しにもならない。

日本は超絶高福祉国家だ、ほとんどの国民は知らないだけ。

病気になったからというて国家死ねとは言わない。マジ神。

貯金ゼロでもきっちりと標準治療は受けられる。

払う金がなければ行政がきっちりなんのかんのやってくれる、病院から追い出されることは絶対に無い。

ちなみに高福祉国家を謳う北欧の国々の実態を知らない人も多い。

例えばイギリスなどは病院はタダだ。ところが盲腸に罹っただけで死ぬ

まりタダなんだけど手術予約は半年後とかだ、抗生物質を処方されるだけで病院を追い出される。普通に死ぬ。でもタダ。

金があるやつは自費で治療を受ける。(まぁこれはサッチャー時代の極端な逸話現在は少し改善しているがあまり変わってない)

公費胃ろうしてくれる国なんて無い。

 

まぁその話はどうでもいい、で、だ、日本中途半端な預貯金があっても行政はこういう

自分の金があるならまずそれを使ってください、預貯金資産不動産自動車生命保険、全てゼロになったら助けて上げますよ」

 

根無し草で即日公助に頼るか、一年二年後に頼るかの差でしかない。

それよりも健康で稼いでいる間はしっかり働き納税し消費して経済を回すほうが正しい。

イザとなっても自分だけ逃げ切ろう、キリギリスになるまいって、合成の誤謬ググれカス

 

起業資金、これこそ馬鹿げている。

てめぇの書いた事業計画書、目論見書が正しければ金なんぞいくらでも集まる。

 

ともかく、これだけ懇切丁寧に説明すりゃ頭の悪いオマエでもわかるだろ?嫁

俺は来月の給料でPixel10Pro買うからな。むしろ買わなきゃ損だ。OK?

2024-08-23

増田はてなブックマーク投資の話になるとオルカンオルカンって馬鹿みてえ。

初心者なら初心者らしく「投資よくわからないのでオルカン投資してます」って正直に言えばいいのに玄人ぶってオルカンが最適解」と知ったかぶりの頭の悪いこと言い出す始末。

目論見書も読んだことねえくせに最適解なんて頭の悪いこと言ってんじゃねえよ馬鹿

2024-08-22

オルカンも立派に投資だけど、今はみんな(良い方に)騙されてるだけだよ

https://anond.hatelabo.jp/20240803084522

世界株式投信も、立派な投資行動なんだけど、みんななんも考えてないので騙されて「保管」とか「増える」とか思いこまされてるだけだよ。

投資信託は、(規制があるから)全員もれなく投資目論見書を読んで理解した人だけが買えるはずなんだけど、そこを無視してるだけだよ。

投資」というものが持つ「経済の動向について自分で考える」とか「特定企業資産の面で一蓮托生となる」といった要素がスポイルされてるじゃん。

投資定義元増田の言う、経済動向を考えるとか企業と一蓮托生になるは、オルカンでも同じだよ。目論見書読んでない人が多いだけで。

真面目に読んでるなら

みたいな、「アメリカ風邪ひいたらオルカン全滅するやん」みたいなのは、読み取れるはずだよ。

日本株すべてよりもマイクロソフトAppleの方に投資してることになるやん」とか。

「全世界言うて新興国には10%だけやん」とか。

本来シッカリ調べて、アメリカいうてもインフレ加熱で中央銀行政策金利上げたらなんぞバブル弾けたりせえへんのかな、とか

アメリカが失速したときに、オルカンだったら連動率低くて影響受けないよな?え?97%も連動してんの意味ないやん!、とか

あいうて軍事大国アメリカが一強で、EUとか中国がこれを抜かすことはないやろ、アメリカならインフレしてくれるやろし、結果7%は見込んでええんちゃうか、とか

そういう見込みがあって「投資」行動に出るはずなんよ。

良く「オルカン全力投資中ですが、結局増えるかは時の運ですね!」みたいなXのポストみてるとアホちゃうか、と思うわな。

増えると思うから投資すんねん、減ると思ってたら入れんなや、わけわからんと積み立てるなら国債買っとけや元本保証やぞボケが。

少なくとも現状のオルカンは、「世界経済が豊かになると思う方に賭ける」とかそんなボンヤリしたもんちゃうで。

アメリカが主導する資本主義経済を、主にFRBと米政府が上手く舵とって商売できる程度には不安定化させずにすすめる、というところに賭けとるんやで。

ただ、良い方に騙されている言うのは、下手な考え休むに似たりで、個人個別投資とかするより安全なんは間違いないのよ。

最近日経が全面安になったやろ。暴落とか騒ぎよったやつ。アレ見たら一目瞭然やったやろ。

特定企業の動向とか、現代マーケットではあん意味ないの。日本株、みたいな括りでヤラれんの。

機関投資家の行動の前じゃ、個人個別株で応援とか全然無意味なの。

そういうよくわからん大波を起こすクジラの影響を受けて一喜一憂するくらいだったら、ほにゃらら市場全体に投資する方が合理的なの。

オマエ一人の考えよりも間違いなく機関投資家の方が賢くて資金があって行動力もあるから

素人がじっくり考えて一社投資するぐらいなら、なんも考えんとオルカン買った方がはるかにマシなんよ。

というのを、自分の頭で考えて自己責任投資するのが投資なんであって、保管とかって言い方にくくるのはより悪質だと思うけどな。

タンス預金みたいなド直球の無リスク資産との比較はいくら何でも悪質。

いまは「よくわからんもんに」「よくわからんままに」「自分のカネを賭けてるアホばっかり」という状況で、たまたまうまく回ってるだけよ。

「保管」してる金融資産が4割減する性質のもんだとは普通は思わないから、やっぱちゃんと「投資だって言い続けないと危険だよ。

俺?俺はテンバガー当てて増やしてキャッキャしてたけど、その辺のOLまでレバナスとか言い出したんで手仕舞いして半分オルカンに入れたよ。

投資信託は買うのも売るのも時間かかるから嫌だけど、流石に全部個別株だのETFだので管理すんの面倒くさすぎるから

2024-08-03

anond:20240803231322

おっ、新型NISAで株を始めたんだって?いいゾ~これ。ガチ退場のリスクなんて知らんふりしてると、あぁ^~気持ちぃ^~(現実逃避)になっちゃうからちょっと待って勉強しような。で、利上げに日経平均の乱高下もあって、クッソでかい波が来てる感じだろ?

まず、NISAで買うeMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー)なんだけど、目論見書ちゃんと読んどけってね。じゃないと、ガバガバで損して、「なんでこうなるの?」って解雇されるから

リスクってのは確実じゃないことだから、これだけは頭に入れとけよ。大きいリターンを期待して、大きいリスクを取るって感じでいくと、そういう事もあるんだよ。

ま、オルカンに関して言えば、リスク許容度がどうとか、余剰資産がどうとか、まぁ簡単に言えば、殖えるまで待てるお金でやれってことだね。ほんと、娘の入学金をリスク資産に突っ込むなんてアホなことはすんなよ。

あと、FIRE(Financial Independence, Retire Early)するようなヤツも、全部リスク資産に持ってんじゃなくて、現金もしっかり持っとけよ。株の価値が半分になっても、10年はゆうに生活できる現金があれば安心だろ?

まとめると、リスク資産は、不確実なことを覚悟して待てる金額だけにしろってこと。確実な出費には、確実な資産を準備しとけ。

お前らも余裕ある分だけNISAに突っ込んで、あとは忘れて使うお金別にしとけってのがポイントだな。

それにしても、日本の貯蓄傾向は強いから、証券会社も余計なことしなくてよかったんじゃね?ってのが個人的見解なんだけどね。

じゃあ、お兄さんとの約束だ。リスクわきまえて、ちゃんとした資産運用して、しっかり稼ごうな。おっ、新型NISAはまだまだ高みの見物になるかもって?まあ、やるっしょ!

新型NISAで株を始めた人は、リスクについて最低限知っておこう

利上げに日経平均株価の乱高下、特に下落幅が大きいのもあって界隈はなかなかの騒ぎですね。

特に自分の目にする株クラ(株式市場大好きクラスタ)では、3パターンの退場が相次いでいます

信用取引マイナスになったガチ退場、含み益が消えて含み損になり凹んで退場、額面がでかいマイナスになって呟くこと減ったのでいったん休止退場。

兜町が通じないヤツはモグリ以下という時代から長いこと株式市場を眺めていると、そもそも"リスク"について知らない人が多すぎます

新型NISAeMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー)を買う時に目論見書ちゃんと読んでないソコのオマエのことだぞ。

99点取る方法に書かれていないこと

普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方」は良いですよね。

個人的にはこれを読み切って山崎元さんのコラムを何本か読めばもう他にやることは無いと思っています

ただ、実は99点をとる方法にも、オルカン交付目論見書にも、リスクのものが何かは説明がありません。

  • リスクとは、確実ではないこと、不確実なこと

証券会社で用いられるリスク定義上記のものです。今日はこれだけ覚えて帰ってください。

リスクについて

一般用語としてのリスクや、危険予知トレーニング等で用いられるリスクは、悪い事象確率を指すことが多いです。

なぜ証券会社では"悪い"ものだけでなく"良い"ものリスクに含めるかと言うと、「大きいリターンを期待して、大きいリスクを取る」という言い回しが出来なくなるからです。

リスクが悪い事象を指すのであれば、大きくする意味が無い。冷蔵庫効率を上げるために爆発の可能性をあげましょう!という話にならないのと同じ)

そのため、リスク資産とは"不確実な資産"のことを指し、無リスク資産とは"確実な資産"を指します。

現金や、個人向け国債が無リスク資産と呼ばれるのは、これがほぼ確実に将来のどの時点でも使えるからです。

リスク許容度/リスク選好/余剰資産とはなにか

さて、前述の「普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方」で書かれていることは、

「オマエが許容できるリスク範囲内で、オルカンかS&P500を買っとけ。たまに見直せ」です。

ポイントは"リスク許容度"です。

99点を取る方法では資産が半分になることが許容できるか、という問いの形で数パターンを示していますが、これはリスク説明にはなっていません。

同様に、資産運用は余剰資産で、というのもほとんど説明にはなっていません。

これは、"何では無いか"で考えた方が分かりやすい部分です。

まり、"不確実な資産ではない資産"という理解から進めましょう。

娘の入学金は、不確実な資産か?

さて、あなたに娘がおり無事に大学合格し、来月末までには入学金を振り込まなければなりません。

引っ越し費用やもろもろの諸経費を見込んで、手元には200万円の娘の大学入学資金があります

では、この200万円を一ヶ月普通預金に入れておくのは勿体ないので、オルカンを買いますか?

この場合、この200万円をリスク資産、不確実な資産にしてはいけません。

不確実と言うことは、急に増えたり減ったりする可能性があり、誰にも分らないということです。

将来の、娘の入学金は、不確実な資産か?

さて、あなた今日娘が誕生し、将来は大学に入ってほしいな、と思っていたとします。

手元に将来の入学資金として200万円があります。これはオルカンを買っても良いですか?

これも"娘の将来の大学入学資金"とするのであれば、買ってはいけません。

逆に言えば、"この200万円は投資して、娘の将来の大学入学資金は、18年間で貯めれば良いから、毎月1万円づつ個人向け国債を買おう"であれば問題ありません。

まりリスク許容度/リスク選好/余剰資産とはなにか

殖えるまで待てるお金、もしくはその割合のことです。

例えば、生活資金以外のすべてを新型NISAオルカンに全突っ込みする若手独身男性は、リスクは高く余剰資産と言えるかも怪しいですが別に問題ありません。

なぜなら、彼は投資したオルカンが50%になっても気にせず全突っ込みを続けられるからです。

自分資産ほとんどがリスク資産であっても問題が無く、いつかオルカン100%を超えるまで待てるからです。

逆に、この男性結婚して子供が出来て、子供教育資金や様々な出費が予想できるようになったとしましょう。

その際には、"予想されうる出費"については、リスク資産にしてはいけません。なぜならば不確実だからです。

確実な出費には確実な資産を準備してください。

新型NISAオルカンマイナスになったんだけど?

そういうもんです。不確実なんですから

いつか振り返ってみた時に年率4~5%程度に成長していたなあと言えるのが株式投資の強みです。

今回のような下落が続くのか、反発して上がるのか、また落ちるのか、急に上がるのか、誰にも分らないのが不確実な資産です。

ただ、3ヶ月なのか10年なのかはわからないけれども、いつか戻って経済成長するだろうと成長に賭けるのが株式投資です。

じゃあFIREはそういうものにも対応しなきゃいけないの?

今回はてな匿名ダイヤリーにこの愚痴を書き込もうと思ったきっかけがそれです。

直接的な知り合いに、資産が1億円を超えたか会社を辞めてFIREしたヤツが居るからです。

他人には資産運用アドバイスはしないというのが自分に課しているルールです。知り合いの決断にも特に何も言いませんでした。

ただ、1億円のほとんどをあるリスク資産で持っている旨は聞いていました(特に銘柄は言いませんが、株クラ界隈では割とポピュラー投資信託です)

今その知り合いは、すさまじい勢いで減り続ける絶対額を自虐めいた言葉で呟き続けており、正直心配です。

もしも、5000万円を現金で、5000万円を投資信託で持っていれば、少なくともこの程度の相場で慌てるようなことにはならなかったはずです。

なぜならば、その知り合いが10年程度はゆうに生活できるだけの現金が手元にあれば、たとえ第二のサブプライムローンが弾けて第二のリーマンショックが起きようとも問題いからです。

不確実な状況に耐えられないのであれば、それはリスク資産で持つべきではないのです。

まとめに代えて。リスクとは不確実なこと、使うお金は確実な資産で持っておけ

リスク資産は、いつか全戻しするだろうと待てる金額だけにとどめてください。

それがあなたの余剰資産であり、リスク許容度です。

いつ暴落するのか、それが戻るのに何年待つことになるかは誰にもわかりません。

そのため、定年後に夫婦旅行に行きたいねせっかくだから強羅温泉とか豪華に行っちゃおいうか、と言う人はその資金NISAに入れてはいけません。

逆に、手元にあるとガチャ回しちゃうし、経済回しちゃうけど将来不安なんだけど別に使うあてもないしと言う人は、その分NISAに突っ込んで忘れましょう。

使うあてがあるお金に手を付けてはいけません。

手を出してはいけない金に手を付けてからギャンブルだというのは、言うだけにして実行は止めましょう。

蛇足愚痴

個人的には、日本人は貯蓄傾向が高く、証券会社が余計なことをしなければそのままで良かったのにな、と今でも思う。

そもそもイギリスISA個人貯蓄口座(Individual Savings Account)で、お前ら貯蓄少なすぎるから貯めてくれよマジでという制度からスタートしてるわけで、日本投資にだけ振るのマジで良くないと思う。

ただなあ、日本銀行含めて証券会社がなあ。退職金でがめつく稼ごうとして結構やらかしたからなあ。

じぶん年金とか言って、東電NTTに全額つっこんどきゃ配当金で将来安泰ですよみたいなのも結構あったからなあ。

そういう意味で旧つみたてNISA20年と言う期限も含めて結構良い感じだったと思うんだけどなあ。

でも、個人貯金してる現金を、投資に回してくれたらその分でだいぶ盛り上がるけどどうにかしてリスク資産で持たせらんないかな、という検討会は常に行われているわけで。

から普通の人は、現金で3~4万円、NISAに3~4万円を積み立てておいて、適宜現金を使って、定年後に1800万円のNISA口座の中身を取り崩して老後資金にするのがまあ無難な使い方だと思うわけよ。

それが出来る、それ以上のことが出来る人たちを超優遇する制度になっている感じはあって、個人的にはうーん、それもなあ、という気持ち

新型NISAだって年初一括投資できた組はまだまだプラスで高みの見物なわけでしょ。まだ増加率で10%越えてるし。

せめて個人向け国債とかもちょっとわかりやすくならんかなあという気持ちはある。でも儲かんないからなあ。

新型NISAで株を始めた人は、リスクについて最低限知っておこう

利上げに日経平均株価の乱高下、特に下落幅が大きいのもあって界隈はなかなかの騒ぎですね。

特に自分の目にする株クラ(株式市場大好きクラスタ)では、3パターンの退場が相次いでいます

信用取引マイナスになったガチ退場、含み益が消えて含み損になり凹んで退場、額面がでかいマイナスになって呟くこと減ったのでいったん休止退場。

兜町が通じないヤツはモグリ以下という時代から長いこと株式市場を眺めていると、そもそも"リスク"について知らない人が多すぎます

新型NISAeMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー)を買う時に目論見書ちゃんと読んでないソコのオマエのことだぞ。

99点取る方法に書かれていないこと

普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方」は良いですよね。

個人的にはこれを読み切って山崎元さんのコラムを何本か読めばもう他にやることは無いと思っています

ただ、実は99点をとる方法にも、オルカン交付目論見書にも、リスクのものが何かは説明がありません。

  • リスクとは、確実ではないこと、不確実なこと

証券会社で用いられるリスク定義上記のものです。今日はこれだけ覚えて帰ってください。

リスクについて

一般用語としてのリスクや、危険予知トレーニング等で用いられるリスクは、悪い事象確率を指すことが多いです。

なぜ証券会社では"悪い"ものだけでなく"良い"ものリスクに含めるかと言うと、「大きいリターンを期待して、大きいリスクを取る」という言い回しが出来なくなるからです。

リスクが悪い事象を指すのであれば、大きくする意味が無い。冷蔵庫効率を上げるために爆発の可能性をあげましょう!という話にならないのと同じ)

そのため、リスク資産とは"不確実な資産"のことを指し、無リスク資産とは"確実な資産"を指します。

現金や、個人向け国債が無リスク資産と呼ばれるのは、これがほぼ確実に将来のどの時点でも使えるからです。

リスク許容度/リスク選好/余剰資産とはなにか

さて、前述の「普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方」で書かれていることは、

「オマエが許容できるリスク範囲内で、オルカンかS&P500を買っとけ。たまに見直せ」です。

ポイントは"リスク許容度"です。

99点を取る方法では資産が半分になることが許容できるか、という問いの形で数パターンを示していますが、これはリスク説明にはなっていません。

同様に、資産運用は余剰資産で、というのもほとんど説明にはなっていません。

これは、"何では無いか"で考えた方が分かりやすい部分です。

まり、"不確実な資産ではない資産"という理解から進めましょう。

娘の入学金は、不確実な資産か?

さて、あなたに娘がおり無事に大学合格し、来月末までには入学金を振り込まなければなりません。

引っ越し費用やもろもろの諸経費を見込んで、手元には200万円の娘の大学入学資金があります

では、この200万円を一ヶ月普通預金に入れておくのは勿体ないので、オルカンを買いますか?

この場合、この200万円をリスク資産、不確実な資産にしてはいけません。

不確実と言うことは、急に増えたり減ったりする可能性があり、誰にも分らないということです。

将来の、娘の入学金は、不確実な資産か?

さて、あなた今日娘が誕生し、将来は大学に入ってほしいな、と思っていたとします。

手元に将来の入学資金として200万円があります。これはオルカンを買っても良いですか?

これも"娘の将来の大学入学資金"とするのであれば、買ってはいけません。

逆に言えば、"この200万円は投資して、娘の将来の大学入学資金は、18年間で貯めれば良いから、毎月1万円づつ個人向け国債を買おう"であれば問題ありません。

まりリスク許容度/リスク選好/余剰資産とはなにか

殖えるまで待てるお金、もしくはその割合のことです。

例えば、生活資金以外のすべてを新型NISAオルカンに全突っ込みする若手独身男性は、リスクは高く余剰資産と言えるかも怪しいですが別に問題ありません。

なぜなら、彼は投資したオルカンが50%になっても気にせず全突っ込みを続けられるからです。

自分資産ほとんどがリスク資産であっても問題が無く、いつかオルカン100%を超えるまで待てるからです。

逆に、この男性結婚して子供が出来て、子供教育資金や様々な出費が予想できるようになったとしましょう。

その際には、"予想されうる出費"については、リスク資産にしてはいけません。なぜならば不確実だからです。

確実な出費には確実な資産を準備してください。

新型NISAオルカンマイナスになったんだけど?

そういうもんです。不確実なんですから

いつか振り返ってみた時に年率4~5%程度に成長していたなあと言えるのが株式投資の強みです。

今回のような下落が続くのか、反発して上がるのか、また落ちるのか、急に上がるのか、誰にも分らないのが不確実な資産です。

ただ、3ヶ月なのか10年なのかはわからないけれども、いつか戻って経済成長するだろうと成長に賭けるのが株式投資です。

じゃあFIREはそういうものにも対応しなきゃいけないの?

今回はてな匿名ダイヤリーにこの愚痴を書き込もうと思ったきっかけがそれです。

直接的な知り合いに、資産が1億円を超えたか会社を辞めてFIREしたヤツが居るからです。

他人には資産運用アドバイスはしないというのが自分に課しているルールです。知り合いの決断にも特に何も言いませんでした。

ただ、1億円のほとんどをあるリスク資産で持っている旨は聞いていました(特に銘柄は言いませんが、株クラ界隈では割とポピュラー投資信託です)

今その知り合いは、すさまじい勢いで減り続ける絶対額を自虐めいた言葉で呟き続けており、正直心配です。

もしも、5000万円を現金で、5000万円を投資信託で持っていれば、少なくともこの程度の相場で慌てるようなことにはならなかったはずです。

なぜならば、その知り合いが10年程度はゆうに生活できるだけの現金が手元にあれば、たとえ第二のサブプライムローンが弾けて第二のリーマンショックが起きようとも問題いからです。

不確実な状況に耐えられないのであれば、それはリスク資産で持つべきではないのです。

まとめに代えて。リスクとは不確実なこと、使うお金は確実な資産で持っておけ

リスク資産は、いつか全戻しするだろうと待てる金額だけにとどめてください。

それがあなたの余剰資産であり、リスク許容度です。

いつ暴落するのか、それが戻るのに何年待つことになるかは誰にもわかりません。

そのため、定年後に夫婦旅行に行きたいねせっかくだから強羅温泉とか豪華に行っちゃおいうか、と言う人はその資金NISAに入れてはいけません。

逆に、手元にあるとガチャ回しちゃうし、経済回しちゃうけど将来不安なんだけど別に使うあてもないしと言う人は、その分NISAに突っ込んで忘れましょう。

使うあてがあるお金に手を付けてはいけません。

手を出してはいけない金に手を付けてからギャンブルだというのは、言うだけにして実行は止めましょう。

蛇足愚痴

個人的には、日本人は貯蓄傾向が高く、証券会社が余計なことをしなければそのままで良かったのにな、と今でも思う。

そもそもイギリスISA個人貯蓄口座(Individual Savings Account)で、お前ら貯蓄少なすぎるから貯めてくれよマジでという制度からスタートしてるわけで、日本投資にだけ振るのマジで良くないと思う。

ただなあ、日本銀行含めて証券会社がなあ。退職金でがめつく稼ごうとして結構やらかしたからなあ。

じぶん年金とか言って、東電NTTに全額つっこんどきゃ配当金で将来安泰ですよみたいなのも結構あったからなあ。

そういう意味で旧つみたてNISA20年と言う期限も含めて結構良い感じだったと思うんだけどなあ。

でも、個人貯金してる現金を、投資に回してくれたらその分でだいぶ盛り上がるけどどうにかしてリスク資産で持たせらんないかな、という検討会は常に行われているわけで。

から普通の人は、現金で3~4万円、NISAに3~4万円を積み立てておいて、適宜現金を使って、定年後に1800万円のNISA口座の中身を取り崩して老後資金にするのがまあ無難な使い方だと思うわけよ。

それが出来る、それ以上のことが出来る人たちを超優遇する制度になっている感じはあって、個人的にはうーん、それもなあ、という気持ち

新型NISAだって年初一括投資できた組はまだまだプラスで高みの見物なわけでしょ。まだ増加率で10%越えてるし。

せめて個人向け国債とかもちょっとわかりやすくならんかなあという気持ちはある。でも儲かんないからなあ。

2024-06-06

梅田望夫氏は現在何をやっているんだろうと、ふと思い調べてみるとIPO当時の目論見書がヒットした

MOCHIO UMEDA名義ではまだステークホルダーなんだ 凄いね

2024-03-19

anond:20240319115337

オルカンなのにS&P500とほぼ同じ云々いうやついるけど

あれって分散投資が前提なんじゃなくて全世界対象にして最適解に投資するってやつだし目論見書にもそういう記載あるんだけどね

バカってオルカンってワードに騙されてわけわからんこと言い出す

2024-02-01

anond:20240201142951

この「それ以外のもの」に、かつてのリーマンショックの時に話題になったサブプライムローンみたいな「わけわからないもの」が混じってない、って保証、誰かしてるの?

投資信託目論見書とか月次レポートちゃんと読もうや。

資産配分とか銘柄載ってるから

他人が言う銘柄鵜呑みにして買うからそういう疑問が出てくるんや。

2024-01-18

anond:20240118131000

このつっこみは確かに正しいな。

投資型のファンドであろうとなかろうと、普通ファンドには期限ってあるよね。

終了時に保有分がどうなるかって、目論見書に書いてるんだっけ?まぁ実質的には新たなファンド組成して引き継がれる可能性が高い気がするけど。

2024-01-16

anond:20240116195855

トウシン(女性向け投資信託イメージソング

この度はこんな私を選んでくれてどうもありがとう

ご購入の前にこの目論見書をよく読んで

ずっと正しく優しく扱ってね。

契約につき返品交換は受け付けません。

ご了承ください。

急に不景気になることがあります

理由を聞いても

からないくせに放っとくと更に落ちます

いつもごめんね。

でもそんな時は懲りずに

とことん握ってあげましょう。

定期的に増資すると長持ちします。

決算ステキとか

さな変化にも気づいてあげましょう。

ちゃんと見ていて。

でも赤字とか

余計なことは気づかなくていいからね。

もしも上がり幅が少しになってきて

目移りする時は

ふたりが初めて出逢った

あの日(取得単価)を思い出してね。

これからもどうぞよろしくね。

こんな私だけど笑って許してね。

ずっと大切にしてね。

元本保証の私だから

2022-12-06

colabo擁護してる人達面白いところ

ソースが全部会見で配布したお気持ち表明書なこと

あれって数字をcolabo視点お気持ちバイアスかけて解釈してるからそりゃcolabo有利な記述になるよね

投資信託買うのに素人向けの夢いっぱいなパンフレット読んで「これは絶対儲かる!」って大金叩いて買っちゃう人みたいな

ちゃん目論見書熟読してから買おうぜ

2022-06-30

インデックス信者はアホである

anond:20220630004226

自分が何をしているのか理解していない

よくネットに転がってるSP500やオールカントリーを積み立てておけば安全に儲けられるなどのクソ記事を読んで

何もわからないままみんな儲けているからと銀行に金を預ける感覚投資しているアホ

確実に儲けられると思っている

自分が損すると思っていない

投資に損は避けられないものだということさえ理解していない

こういうアホはSP500やオールカントリー構成銘柄比率を知ってるわけでもなく

オールカントリーの国別、通貨別の比率なども知るはずもない

目論見書なんて存在も知らないだろう

市場に参加しているのに

自分大事資産を投じているのに

何をしているのかさえ理解していない

みんながやってるからみんなが儲かっているか自分もやっている

まりアホである

今日も見かけた

こういうやつな

https://anond.hatelabo.jp/20220630091343

そしてインデックス信者がすぐにシュバッてくるのは笑う

自分世界経済成長BETしていることを理解していない

SP500やオールカントリーに積立投資するってことは

要するに世界経済が右肩上がりで成長し続けるから長期的に投資すれば負けないってことだ

オールカントリーの半分以上はアメリカなのだからSP500も似たようなもんだ。アメリカダメなら世界経済だってどうせダメだろう)

インデックス信者が自説を補強するために出してくるのがSP500の月足チャート

何十年のきれいな右肩上がりチャートを示して

「どうです。これが世界経済の成長の果実です。世界経済は何十年も成長し続けてきました。これからも成長し続けます。どこから買っても遅いってことはないんですよ」

なんてのたまいやがる

バカかアホかと

なんで今までで経済成長してきたからこれから経済成長すると言える?

コロナショックを予期していた人間がいないように

コロナインフレからロシアウクライナ侵攻コンボ世界経済に大打撃が与えられると誰が予想していた?

これから起こることなんて誰にも分からない

今まで起こらなかった核戦争が起こるかもしれない

何が起こるかなんてわからない

なぜ30年後の未来がより良いものだと分かる?

可能性だけなら何でも起こりうる

本当にインデックス信者自分意思世界経済成長し続けると信じているのか?

インデックス信者世界経済が成長しなかったら負けだと理解しているのか?

インデックス信者市場に参加しているという意識がない

インデックス信者は積み立て設定をして放置しているだけである

それが正しいとされる

頻繁に口座を確認する者は急落の損失が嫌になってやめてしま

それはその通りだ

長期投資投資の前提が崩れない限り基本的放置しておくのがいい

個別企業であれば業績である

決算情報を見て投資の前提が崩れたと判断すれば売る

期待していた企業でも予想に反して赤字になったりすれば売るしかないのである

売らなければ損失が膨らみ続けるから

市場とはリスクを受け入れリターンを取りに行く場所である

確実に儲ける方法などない

市場に参加している限りリスク管理は必須である

ではインデックスはどうだ?

インデックス投資世界経済が成長し続ける前提の投資

その前提が崩れたことをどうやって判断する?

できるか?

俺は出来ない

からインデックス積み立てなんてしない

仮に世界経済が成長し続けなかったとしたら

そのツケを払わされるのは30年後のインデックス信者である

インデックス信者は積み立て以外の術を知らない

バカでもできる投資法だから

バカでもできるから単純なのである

インデックス信者タイミング投資を良しとしない

バカには出来ないか

からインデックス信者はどんなときも愚直に積み立てるのである

たとえそれが本当にヤバい時だったとしても

インデックス信者がそれに気づくのは手遅れになったあとである

人生は一度しかないというのに30年後の大失敗をどうやって取り返そうというのだろうか

インデックス信者ドヤ顔機関投資家インデックスに勝てないという

どんな優秀なプロ投資家でもインデックスパフォーマンスで勝てない

勝つ年があったとしてもトータルでは負ける

サルダーツで決めたポートフォリオにすら負ける

勝ってるのは投資神様ウォーレン・バフェットだけである

から凡人のあなた達はインデックスを買いましょう

インデックス信者はのたまう

これは事実の一つの側面かもしれないが個人投資家には一切関係のない話である

なぜならこれは機関投資家の話だから

プロ投資家というのは仕事運用している

運用し続けなければいけない

リーマンショックが起きようとコロナショックが起きようとコロナバブル崩壊しようと

運用し続けるのが仕事である

機関投資家相場がヤバそうなときはヘッジをかける

大量のポジションをいきなり売って逃げるなんて出来ないからだ

パフォーマンス悪化するとしても死なないために機関投資家はヘッジをかける

からインデックスに負ける

じゃあ、個人投資家は?

ヤバい時にはやらない

個人投資家にはその選択肢がある

それが最強の盾になる

から個人投資家は才覚次第でインデックスに勝てる

機関投資家インデックスに勝とうが負けようが本当にどうでもいい話なのだ

なのにインデックス信者機関投資家パフォーマンスがどうだこうだとドヤるのである

2022-06-27

https://president.jp/articles/-/30535?page=2

なぜ孫正義WeWork投資失敗を認めないのか 一日でも早く「携帯電話の次」が必要

PRESIDENT Online

社員5、6人の会社にポンっと100億円を出資

孫氏はスタンフォード大学学生だったジェリー・ヤン氏とデビッド・ファイロ氏が設立した米Yahoo!上場した1996年社員5、6人のこの会社にポンっと100億円を出資している。ヤン氏は「今資金は潤沢だからはいらない」と孫氏の出資を断ったが「あって困るものではない」と金を置いて帰ったという。

2000年には中国の名も無い英語教師が立ち上げた会社20億円を出資した。その会社アリババ」は中国インターネットショッピング市場を席巻し、SBGは8兆円の含み益を手に入れた。

孫氏は業界通の間に情報網を持つコムデックスとジフデービスを通じて「掘り出し物」のベンチャーを見つけていた。それらの会社が大化けすることで、SBG10兆円を超える含み益を手に入れ、その信用力で米携帯大手スプリントや英半導体ARMを買収した。

投資家の脳裏には今もこの神話が焼き付いている。この1年半のSBG株価を見れば、投資家の迷いがよく分かる。

SBG2018年3月決算を発表した同年5月から9月にかけて、同社の株価は3800円から5700円に上昇した。だがその後、同社が計上した巨額利益の多くが、国際会計基準に基づく未公開企業評価益であることが嫌気され、再び3500円まで下降する。

UberWeWorkが「大化け」することはなさそう

ところが投資先の配車アプリ大手ウーバー・テクノロジーズニューヨーク証券取引所上場が目前に迫り、ウィーワークの上場日程も決まった2018年12月から19年4月にかけて再び6000円まで上昇する。ウーバーやウィーが第2、第3のYahoo!アリババになる可能性が出てきたからだ。

しかし公開価格が45ドルだったウーバー株は20ドル台まで下落、ウィーは自分が所有する不動産をウィーにリースしていた自己取引などの疑惑創業者アダム・ニューマン氏が辞任。2019年9月としていた新規株式公開IPO)も延期となり、その後IPO目論見書に誤りや抜けがあったことも明らかになった。ウーバーとウィーの変調SBG株は10月末時点で4000円近辺まで落ち込んでいる。

分かってきたのは、ウーバーやウィーが「Yahoo!アリババのように大化けすることはなさそうだ」ということだ。

ウーバー創業者トラヴィス・カラニック氏は2017年、社内でのパワハラセクハラ会社グーグル自動運転技術を盗用していた問題など、さまざまなトラブルを起こして辞任した。ウィーのニューマン氏は自己取引のほか、自社株の売却や自社株を担保にした借入で7億ドル調達し、その金でプライベートジェットを乗り回していたことなどが投資家の不興を買った。

こうしてみると、成功した2案件では孫さんが直接経営者に会ってたけど、

失敗した案件では部下にまかせてたのかもしれないね

2018-01-11

anond:20180109212927

どうですか、よみにくいですか?

(参照方式による場合適用規定の読替え)

二十三条の二 第五条第四項の規定適用を受ける届出書若しくは当該届出書に係る訂正届出書が提出され、又は第十三条第三項の規定適用を受ける目論見書作成された場合における第七条第九条から第十一条まで、第十七条から二十一条まで、第二十二条及び前条の規定適用については、第七条第一項中「規定による届出書類とあるのは「規定による届出書類(同条第四項(同条第五項において準用する場合を含む。第九条から第十一条までにおいて同じ。)の規定適用を受ける届出書にあつては、当該届出書に係る参照書類を含む。以下この項において同じ。)」と、第九条第一項中「届出書類とあるのは「届出書類(第五条第四項の規定適用を受ける届出書又は当該届出書に係る第七条第一項の規定による訂正届出書にあつては、これらの届出書又は訂正届出書に係る参照書類を含む。)」と、第十条第一項中「有価証券届出書」とあるのは「有価証券届出書(第五条第四項の規定適用を受ける届出書又は当該届出書に係る第七条第一項、前条第一若しくはこの項の規定による訂正届出書にあつては、これらの届出書又は訂正届出書に係る参照書類を含む。)」と、同条第四項中「訂正届出書」とあるのは「訂正届出書(第五条第四項の規定適用を受ける届出書に係る訂正届出書にあつては、当該訂正届出書に係る参照書類を含む。)」と、第十一条第一項中「有価証券届出書のうちに」とあるのは「有価証券届出書(第五条第四項の規定適用を受ける届出書又は当該届出書に係る第七条第一項、第九条第一若しくは前条第一項の規定による訂正届出書にあつては、有価証券届出書及び当該有価証券届出書に係る参照書類)のうちに」と、同条第二項中「訂正届出書」とあるのは「訂正届出書(第五条第四項の規定適用を受ける届出書に係る訂正届出書にあつては、当該訂正届出書に係る参照書類を含む。)」と、第十七条中「目論見書とあるのは「目論見書(同条第三項の規定適用を受ける目論見書にあつては、当該目論見書に係る参照書類を含む。)」と、第十八条第一項中「有価証券届出書のうちに」とあるのは「有価証券届出書(第五条第四項の規定適用を受ける届出書又は当該届出書に係る第七条第一項、第九条第一若しくは第十条第一項の規定による訂正届出書にあつては、有価証券届出書及び当該有価証券届出書に係る参照書類)のうちに」と、同条第二項中「目論見書のうちに」とあるのは「目論見書(同条第三項の規定適用を受ける目論見書にあつては、目論見書及び当該目論見書に係る参照書類)のうちに」と、第十九条第二項及び第二十条前段中「有価証券届出書」とあるのは「有価証券届出書(第五条第四項の規定適用を受ける届出書又は当該届出書に係る第七条第一項、第九条第一若しくは第十条第一項の規定による訂正届出書にあつては、これらの届出書又は訂正届出書に係る参照書類を含む。)」と、「目論見書とあるのは「目論見書(第十三条第三項の規定適用を受ける目論見書にあつては、目論見書及び当該目論見書に係る参照書類)」と、第二十一第一項中「有価証券届出書のうちに」とあるのは「有価証券届出書(第五条第四項の規定適用を受ける届出書又は当該届出書に係る第七条第一項、第九条第一若しくは第十条第一項の規定による訂正届出書にあつては、有価証券届出書及び当該有価証券届出書に係る参照書類)のうちに」と、同条第三項中「目論見書のうちに」とあるのは「目論見書(同条第三項の規定適用を受ける目論見書にあつては、目論見書及び当該目論見書に係る参照書類)のうちに」と、第二十二条第一項中「有価証券届出書のうちに」とあるのは「有価証券届出書(第五条第四項の規定適用を受ける届出書又は当該届出書に係る第七条第一項、第九条第一若しくは第十条第一項の規定による訂正届出書にあつては、有価証券届出書及び当該有価証券届出書に係る参照書類)のうちに」と、前条第一項中「有価証券届出書」とあるのは「有価証券届出書(第五条第四項の規定適用を受ける届出書又は当該届出書に係る第七条第一項、第九条第一若しくは第十条第一項の規定による訂正届出書にあつては、これらの届出書又は訂正届出書に係る参照書類を含む。)」とする。

2016-09-23

[] ロックアップ

ロックアップは、企業株式新規公開する際に、創業社長会社役員大株主ベンチャーキャピタルなどの公開前の企業

株主が、公開後の一定期間(一般的には180日)、株式市場マーケット)で持株を売却することができないよう、公開前に契約

交わす制度のことをいいます。これは、上場直後(公開直後)に流通量が少ない株式を大量に売却することにより、株価が大幅に

下落するのを防ぐことを目的としており、通常、その内容は目論見書確認することができます

なお、市場外での相対取引など、相場に影響しない取引については許容される場合もあります

http://www.ifinance.ne.jp/glossary/management/man082.html

2016-04-03

他人の言うことを鵜呑みにしていてはいけない

それが知らない誰かの言ったことならなおさらだ

例えばこの↓ブログのように。

新入社員新生活必要もの・用意しておくべきものについてまとめるよ - ゆとりずむ

http://www.yutorism.jp/entry/NewEmployee

シャツ

ここで問題になるのが『枚数』。

まあ10着あると心に余裕ができる。問題自分洗濯するか、クリーニング屋に持っていくかだろ!

一人暮らしの人は労働力自分しかないからな。

自分で金を稼ぐようになったら、時間を金で買うことも考えような。

ドキュメントファイル

とにかく新生活を始めると、これでもかってくらい紙が配られます

いままでは家の人がやっててくれたんだよなぁ。それを整理されてないからって文句言ってしまってごめん。

その解決策として、ドキュメントファイルはない。

クリアファイルにしておけ。透明のポケットが付いててページめくっていくやつ。

ドキュメントファイルだとマジで中が見づらくて捗らない。俺も最初はそうやっていたから断言できる。

シャチハタ

押すハンコは、誰でも全く同じものを入手できる『ゴム印』でいいんです

適当なこと言うな! 会社によってそんなもん違うに決まってるだろ。

押印する前に周りの人に確かめよう。それくらいの注意力がないと社会人やっていけない。

宅配の受け取りくらいだったら大丈夫なので、1本はあると良いが。

マンスリーノート

スマホでもいいじゃんと言えばそうなのですが、社会人になれば『◯◯日空いてる?』といった話が急に振られることも良くあります

と言っておきながら、

まり細かく管理するよりも、ひとまず『その月の予定』が見開きで見ることが出来るものがいいと思います

ということでノートタイプを選ぶってどういうこと?

スケジュール帳は常に携帯できることが最重要。だからスマホも良いのだが、まだ記入するに良いアプリ出会ってない。

よって携帯性と記入欄のバランス高橋書店や能率協会ウィークリーのやつを買えばいいんだよ。完全に好みだけどね。

会社から手帳支給される人はそれ使うわけだし。

View Suica

就職したのが関東だったら『まず作れ』『有無を言わず作れ』と言いたくなるクレジットカード

JRを主に使うのならいいんじゃない

他にもJR以外の私鉄の人ならそれぞれの鉄道会社が発行しているカードじゃないとオートチャージができないという罠があるから

早めにカードを申し込んで早めにオートチャージ設定したほうがいい。

京成だよ京成カード発行に2週間(MUFG)はともかく、オートチャージするのにわざわざ電話をかけさせられ、利用開始のために

定期券売り場に行かされでさらに4週間かかった。

定額引落しの投資信託

銀行お金を預けておいても、雀の涙ほどの金利くらいしか付きません。そこでおすすめしたいのが、定期的に銀行預金から引き落としてくれるタイプ投資信託

おいおい! 何故、銀行預金には雀の涙しか金利が付かないか知らないくせに、投資信託誘導するのはやめて差し上げろよ。

銀行預金利用者にとって「お金を預けてあげる」商品なのに対して、投資信託は「お金を預かってもらう」商品だ。

からどの投資信託を購入するかは、自分お金運命を託することになるので非常に重要

さら重要なのは基本的投資信託手数料を支払わなければならない。買うときや(これは手数料がないものもある)、

預かっていてもらっている最中(これは目論見書等に書いてある)にも投信会社に対してお金を払っているんだ。

から投信を買った瞬間に投資としては負けている。銀行預金金利が低いなぁと言ってるけど預金は元本保証だよ。

投信は違うだろ。

社会人なりたてで色々と忙しいとき投信のことまで頭を使う必要はない。しかもなけなしのお金で。

しばらくの間は銀行預金でいい。あるいは会社財形貯蓄とか。

個人的に、このエントリで最も問題がある項目。

マネーフォワード

セキュリティリスクは常に頭に入れておいてほしい。

よく知らんけど。

新入社員になってしばらくは、比較時間的な余裕もあります

余裕がなくなってからのほうが本を読む必要が出てくるのが困る。

当該エントリに書いていないこと

自分には関係ないと思っていたことが突如自分問題として直面せざるをえなくなることがある。

必ずある。

残念ながらそれに対して前もって備えておくことは難しい。

その時のための突破力として自分が備えているものはなんだろうか?

たとえば、大学の専攻。

たとえば、趣味

たとえば、中学高校の時の部活

たとえば、土日のボランティア

なんでもいい。今の仕事関係なくて全然構わない。

しろ関係ないものを如何に応用するか、それが社会人というものです。

なんてな。

2015-03-08

gumiという錬金術に群がった人々と、日本スタートアップ業界の暗部【1】

上場からわずか3ヶ月足らずでの業績下方修正

3月5日、昨年12月18日上場したスマートフォンゲーム開発のgumi【3903】が業績予想下方修正を発表した。新興企業としては珍しい、東証一部への直接上場からわずか3ヶ月足らずのことだ。翌日は260万株もの大量の売りが殺到し、終日値段が付かずに2081円のストップ安比例配分となった。公開価格=初値の3300円からの下落幅は1219円。発行済株式総数が2866万株なので、この日までに349億円もの時価総額が失われたことになる。果たしてこの巨額のマネーはどこへ消えたのだろうか。

上場ゴールの定義

その行方を解説する前に、本件に関連して盛り上がっている、ある人物の勘違いを正しておこう。

上場ゴールと騒ぐ奴は馬鹿

http://thestartup.jp/?p=14117

今回のgumiのようなIPO銘柄のことを、我々個人投資家は「上場ゴール」と呼んで揶揄する。本来企業にとってはスタートであるべき上場時の業績が天井となり、まるで上場して市場で株を売却することを最終目標として頑張ってきたかのような業績推移をしてしま銘柄があまりにも多いことから、このような習慣が出来た。

その意味では、梅木氏も

VCの観点で「上場ゴール」と揶揄されるのは、明らかに上場後に成長が期待できなさそうな銘柄をVCのリターンのため(ファンド満期なども踏まえて)に上場させたのではないか?というケースといえよう。

と書いており、実は上場ゴールの意味を正しく理解している。

ただ、それはあくまでもVCの立場からの話であるらしく、彼の考える一般的定義では

上場ゴール」という現象は、上場後に株価が急騰し、上場高値上場時初値を越えることがないことを揶揄することである

となっているようなのだが、これは彼の勘違いだ。我々個人投資家も、上場ゴールに対する認識は等しい。上場した後の株価市場が勝手に決めていることで、会社経営者の与り知らぬところであり、会社自助努力によってコントロールが出来るのは業績だけだからだ。

それでは、なぜ上場ゴールはいけないのかという話になるが、IPOやPO(公募増資)を行う際には企業エクイティストーリーと言って、調達した資金活用したその後の成長シナリオ投資家提示している。各投資家にとって大事な資金を入れてもらう以上、これだけのリターンを出してお返しします、だから投資して下さいと言う筋書きが必要で、それがエクイティストーリーなのだ

特に新興企業場合、その後の高い成長性を謳うことで、いわゆるPERやPBRと言った株価指標で見て、安定した企業よりも高い評価をつけてもらっているので、上場後のエクイティストーリーの達成度合いはシビアに見られることになる。

上場前後に散々ビッグマウスを繰り返してきた國光氏

そうした観点から言うと、今回のgumiのIPOに際して付けられた公開価格945億円という時価総額は非常に高い期待値が盛り込まれている価格設定だったと言える。同じ時価総額900億円台の企業を見てみると、IT系では電子決済のGMOペイメントゲートウェイや、Twitterカカクコムなどに投資していたデジタルガレージがおり、他業種ではメガネJINSドトール洋麺屋五右衛門ドトールレスホールディングス化粧品マンダムペンタブレットワコム中古車ガリバーインターナショナルなど、一般に知名度の高い中堅企業の顔ぶれが揃う。

そんな場所に乗り込んでいって、國光氏は以下のような発言を繰り返してきた。

gumiで時価総額8兆円は見えた! そしてその次の8兆円ビジネスの準備も整ってきた!期待してくださいw

https://twitter.com/hkunimitsu/status/414653196758679552/

本日、東証一部に上場しました。情報革命時代代表する世界一エンタテイメント企業になるべく、これからも挑戦し続けます20世紀ディズニー21世紀gumi!w 頑張ります^^

https://twitter.com/hkunimitsu/status/545418932677394432/

クソみたいに小さいIPOはすべきではない?gumiが50億円を調達した理由

http://jp.techcrunch.com/2014/07/14/jp140714gumi/

新規上場のgumi、「目標エンタメ世界一

http://toyokeizai.net/articles/-/56965

他にも挙げればキリがないし、それぞれのどこがどうだったのかを言っていると日が暮れてしまうので割愛するが、要するに國光氏はこういうタイプの人だと言うことだ。

まり業績予想の達成は当然のこと、上方修正を繰り返して倍々ゲームの成長が求められるほどの時価総額をつけてIPOしてきた上、社長が大きな口を叩きまくっていたのに、このような下馬評通りの結果となったことが本件の問題を大きくしている要因の一つなのである

例えば風俗店に行って、激安店でモンスターみたいな嬢が出てきたとしても、そういうところに行った自分が悪いよなとある程度納得することができるが、最高級のサービスを売り物にした高級店で普段の何倍もの料金を奮発して払ったのに、出てきたのがそこら辺を歩いているようなギャルサービス精神の欠片も無いとなれば、ふざけるな!金返せ!となるわけで、「話が違う」の度合いの大きさがいかに重大であるかはおわかりいただけるだろう。

また、國光氏は1年前に自身フェイスブックで以下のように発言している。

日本のIPOマーケットは異常。不健全すぎる。企業もVCも証券会社もIPOすることだけが目的になってしまっている。IPO後2年間は少なくとも売上くらいは右肩成長ができる確信が持てるビジネスモデル熟成組織力が出来てからでないとIPOすべきでない。

ギャンブルに明け暮れるデイトレイダーを増やす政策も大反対。短期売買で個人投資家が勝てるわけがない。基本は投資信託に任せるか、長期保有しかない。こういう状態を焼畑農業という。絶対に長続きしない。日本の成長の為には健全資本市場形成必須

https://www.facebook.com/hkunimitsu/posts/10152163701193283

とても長期保有するに耐えない、過去最大級焼畑農業をやって健全資本市場形成を阻害した國光氏に対するペナルティとしては役員報酬100%削減だけでは足りないのではないか。仮に資金の出処がグリーからの4000万円の借り入れだったとしても、売出で得た数億円の返還を要求されても仕方ないぐらいの特大ブーメランだと言える。

國光社長は2014.12.25に大量保有報告書提出してます

これによるとNEXT BIG THING出資分はグリーから借り入れてます

2010.09.03 NEXT BIG THING増資引受 50万円×80株=4000万円

http://ameblo.jp/nn2006jp/entry-11998440890.html

同じように華麗な上場ゴールを果たした最近のIPOだと、ANAPと夢展望アパレル2銘柄代表格になるが、いずれも上場の規模が小さく、公開価格に対して投資家が高すぎる初値をつけてしまったことが問題であり、この場合はバカな高値で買った投資家の方が笑いの対象となることが多い。それに対してgumiの場合は、公開価格を上回ったのが上場初日だけと言うのが全てを説明している。

・ゴールでは生ぬるい、上場詐欺とも言うべきgumiによって大儲けした人々

から我々個人投資家は、こうした背景を勘案して、この「gumi」というIPOにおいて、上場後3ヶ月で下方修正を出すと言うのは言語道断であり、金融危機や大震災が起きるなどの事故でもない限り、いかなる論理を持ってしてもgumiや代表の國光氏を擁護することはできないと糾弾しているのである

もう一つ、本件で私が許せないのは、上場後に買った全ての投資家が大きな損失を出しているこの銘柄で、莫大な利益を挙げた少数の人々が存在することである

先述した通り、gumiは2014年12月18日にIPOし、その公開価格は3300円だった。ところが、上場に際して提出される目論見書を見てみると、IPOの3ヶ月前の9月24日LINEが1362円で、半年前の6月と7月にはVCのWiL、ジャフコ、B Dashベンチャーズ新生企業投資三菱UFJキャピタル、DBJキャピタルらに加え、グリーセガネットワークス、gunosyの前代表であった木村新司氏が1214円で増資に応じており、その総額は83.2億円にものぼる。余談ではあるが、木村氏はこの時点で住所がシンガポールになっている。

私は単なる個人投資家なので上場に関わる実務のことは全くわからないが、普通上場準備や上場審査にはそれなりの期間が必要だと思われるため、半年前のタイミングはまだしも、LINEが増資に応じた3ヶ月前の時点ではほぼIPOすることが見えていたのではないかと言う疑念が残る。一般的ベンチャー投資リスクが高く、投資回収も長くなると言われているが、仮にIPOという出口がほとんど確実に見えていたとしたら、これほど美味しい投資はない。勝つことを事前に知らされている馬の馬券を買うようなものからだ。

それに加えて、IPO前とIPO時では3倍近くの価格差がついていた。時価総額が10億円の超小型株ならいざしらず、わずか数ヶ月という短期間の間に企業価値が340億円から945億円に急増する合理的理由がこの世に存在するのだろうか。既存株主上場に際して1036万株、総額342億円の売出を行っている。この大規模な「利食い売り」は、主幹事の野村證券によって全国の個人投資家に売り捌かれ、既存株主は莫大な利益を手に入れた。

・業績後退の兆候があったにも関わらず、高値での公開を強行した野村證券責任

梅木氏の言うように「VCにとっては上場は一つの大きなゴールであることは明白」と言うのは一面では正しく、再生案件ではない成長企業のIPOでこれだけ大規模な売出が行われるのは異例ではあっても異常とは言い切れない。

だが今回、業績後退の兆候上場から既にあったことが決算資料によって明らかになっている。gumiの上場承認が降りたのは昨年11月14日だが、gumiは4月決算なので、この時点で既に上半期(10月末)が終わっている。先日出された決算資料のグラフhttp://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material_for_fiscal_ym&sid=14373&code=3903)を見れば一目瞭然だが、第一四半期(7月末)までは急激に売上高が伸びていたが、続く第二四半期(10月末)ではなんと売上高が減少に転じているのだ。

公開価格上場承認を受けた後に決定されるので、その時期にあたる11月の後半には、会社主幹証券も第二四半期の数字を当然把握していたはずだ。従って、第一四半期までの飛ぶ鳥を落とすような売上高の伸びが更に続くことを前提とした業績予想、及び公開価格をつけることは出来なかったはずである

更に言えば、今回下方修正をすることになった第三四半期は11月から1月なので、上場した12月18日にはその半分が経過しており、日々どころか1時間毎の売上の変動にも気を配らなければならないスマートフォンゲーム運営会社であるならば、計画値の達成が困難であることは覚悟できていたに違いない。そうしたことを踏まえて上場前後の國光氏の発言を見ると、また違った見え方が出てくる。

こうした事実無視して、時価総額ありきで直前の増資価格から3倍近くに引き上げての高値でのIPOを強行した野村證券行為問題視されて然るべきであるし、数百億円もの大金を一般投資家から合法的搾取した金融大量殺人をやったのだから担当者は当然クビにした上で、新規引受一定期間停止などの厳しい措置が取られるぐらいのことはして欲しいと個人的には思っている。逆に、公開時の価格妥当であったとするならば、gumiはお世話になった方々を儲けさせるための「お友達ファイナンス」をやったと批判されても仕方ないのではないか。

アプリという悪魔錬金術を見つけてしまったベンチャーキャピタル業界

このような極悪非道によって、大量の個人投資家の屍の上に黄金の宮殿を築いたVCの人々は、今どのような気持ちでいるのだろうか。あるいは我々個人投資家のことを、賢く儲けている自分たちの側に来れない資本市場の敗北者だと見做しているのかもしれない。ただ確実に言えることは、私達は決して梅木氏が考えているような無能な個人投資家ばかりではない。このようなことが行われた事実をきちんと理解しているし、記憶してもいる。真に日本ベンチャー業界を盛り上げたいと考えているなら、このような行為が長期的にどういう結果をもたらすかについて、もう少し想像力を働かせて欲しい。

それはさておき、私が今危惧しているのは、ベンチャーキャピタル業界の人々が新たに見つけてしまたかもしれない巨大な金鉱脈の存在である。それがアプリ市場だ。

gumiは上場前にも数度の巨額な資金調達をして度々話題さらっていたが、その資金が何に使われたかと言えば、主に「テレビCM」である。それまで「テレビなんてオワコンだ、これからネットだ」と言い続けてきたベンチャーの人々がテレビCMの価値を再認識したのは、恐らくガンホーパズドラの記録的なヒットによるところが大きい。ガンホーは多額のテレビCM予算を、しかし効果的に投入することによってゲームアプリ市場を全国津々浦々に広げることに成功。その結果、パズドラは老若男女が遊ぶ国民ゲーム地位を築き上げた。

またアプリ市場のもう一つの特性として、公式ストアでのランキングが非常に重要であることが挙げられる。毎日無数にリリースされるアプリの一つ一つを見ていくことな不可能なので、多くの人はランキングを頼りに新たなアプリを探している。そのため、一度ランキングの上位に来るとしばらくはランキング効果によってダウンロードされて更にランキングが上がるという好循環が生まれやすい。

から一時的には大きな出費でも、ある時期にまとまった広告費を投下してランキング上位を手に入れてしまえばその後が戦いやすくなる、と言うロジック経営戦略有効になり、今となってはそれをしなければそもそもアプリの存在を認知してもらえず勝負にならないというところまで来ている。

ただ、いかに広告費を使ってダウンロード数を稼いでも、そのアプリのものに魅力がなければいずれはユーザーが離れて行く。なので、大事なのは瞬間的なダウンロードの勢いや累計のユーザー数ではなく、どれだけ多くのユーザーが定着したかという指標になるはずだが、それが明らかになるまでには若干のタイムラグが有る。

腐ってもテレビなわけで、テレビCMを打ち続けている間はユーザー結構な勢いで伸びていくため、広告費さえ出せれば一時的には会社が急成長しているイメージを作り出すことができる。もちろん、その器となるアプリを最低限作り出す開発力は問われるし、ゲームアプリであればきちんと課金させる運営力も必要になるが、集めたユーザーを長期に渡って定着させ、かつそうしたヒットタイトル複数生み出していくことに比べれば遥かに容易い達成目標ではあるだろう。

穿った見方かもしれないが、今回のgumiの上場ゴールが、会社投資家主幹事が結託してこのタイムラグ悪用することで生み出されたものなのではないか、という疑念はどうしても残る。それを拭い去るには、この後の圧倒的な再成長という結果によって上書きしていくしか術はないだろう。

続き gumiという錬金術に群がった人々と、日本スタートアップ業界の暗部【2】http://anond.hatelabo.jp/20150308224002

2014-07-26

http://anond.hatelabo.jp/20140726145534

俺は「確実性」という言葉は使ってないと思うが。

「不確実性」は使ったが。

仮に、投資の前提に「確率的」なリスクの定量化評価を織り込んだとしても

それ以前の前提として「リスクの完全な定量化は不可能であり、あらゆるリスクヘッジは不完全である」って

いうものがあるんだよ。リスクを「定量的に評価する」ことと「定量化出来る」ことはまったく別。

これは、投資に関わるものなら全員わかってて当たり前なこと。

逆に言えば、発生確率が低すぎるリスクをヘッジするとその分投資効率が下がるわけで。

「こっから先のリスク無視します」って言外に書いてあるのは、その辺の会社の出してる投資目論見書を読めばわかるだろ。

リスクヘッジなんて見合い釣り書きだし、ただのカタログスペックみたいなもん。

そんなのみんなわかりきってやってる。

それでも尚、市場の不確実性に対して対抗する手段はヘッジしかないからな。

定量的に評価する」ことと「定量的に評価できる」ことはまったく別。

定量的にやるしかないからリスクは定量評価するけど、決して完全なる定量化が出来るわけじゃない。

それを踏まえてリスクヘッジするんだよ。

つーか、リスクヘッジリスクヘッジ色々言ったって、結局やれるこたー分散投資マネーマネジメント(これも厳密に言えば分散投資の一種)

に過ぎないわけで。

 
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