聖書の読み方 (岩波新書) (岩波新書新赤版 1233) | 大貫隆 |本 | 通販

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「聖書は信仰をもつ人が読むものだ」。世界一のベストセラーとは聞いても、どこか近寄りがたさを感じてしまう書物『聖書』。本書はその聖書を、広く人びとに開かれた一冊の本として読む案内書である。特定の教派によらず、自主独立で読む。聖書学者である著者が、自身の経験と思索をもとに提案する「わかる読み方」。

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ISBN-10

4004312337
ISBN-13

978-4004312338
出版社

岩波書店
発売日

2010/2/20
言語

日本語
寸法

11 x 1 x 17.5 cm
本の長さ

224ページ

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商品の説明

著者について

大貫隆 (おおぬきたかし)
1945年静岡県浜松市生まれ
1979年ミュンヘン大学にて Dr. theol. 取得
1980年東京大学大学院人文科学研究科西洋古典学専攻博士課程修了
現在─自由学園最高学部教師,東京大学名誉教授
専攻─新約聖書学,古代キリスト教文学
著書─『イエスという経験』『イエスの時』『グノーシス「妬み」の政治学』(岩波書店),『ナグ・ハマディ文書』(共編訳,全4冊,岩波書店),『ヨハネ文書(新約聖書III)』(共訳,岩波書店),『岩波キリスト教辞典』(共編,岩波書店),『隙間だらけの聖書─愛と想像力のことば』(教文館),『新版総説新約聖書』(共編,日本キリスト教団出版局)ほか多数

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2010/2/20)
発売日 ‏ : ‎ 2010/2/20
言語 ‏ : ‎ 日本語
新書 ‏ : ‎ 224ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4004312337
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4004312338
寸法 ‏ : ‎ 11 x 1 x 17.5 cm
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- 聖書 (本) - 129位
- キリスト教一般関連書籍 - 230位
- 岩波新書 - 576位
カスタマーレビュー:
63個の評価

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大貫隆

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お客様のご意見

お客様はこの聖書解説書について、聖書の良き道案内だと評価しています。ヨブ記から読める点や、学者らしい厳密さを高く評価されています。一方で、読みやすさについては不満の声が多くあります。聖書は読みにくいという指摘もあります。

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聖書解説読みやすさ

9人のお客様が「聖書解説」について述べています。7肯定的2否定的

お客様はこの聖書解説について高く評価しています。聖書を読む者の良き道案内であり、ヨブ記から読める優れた案内書だと感じています。また、学者らしい厳密さについてもさすがと思わせる点があり、読者の理解を深めてくれる優れた案内書だと述べています。

"世界文学の不朽の名作である「聖書」ですが、実際読みづらいことは定評の通りです。この本はその聖書の世界を身近にしてくれる優れた案内書で、それは筆者ご自身が同じ苦労を長年されてきたことによります。" もっと読む

"...本書は、聖書はよみづらい、それはなぜなのか、ではどのように読めばいいのかということを初心者の視点で懇切丁寧に説いてくれます。聖書の基礎的な知識も説いてくれるのでなるほどと思いました。本書を読んだ後に原典を読んでみましたが、なるほど本書はこういうことを言っていたのかと実感することもありました。..." もっと読む

"...この本は文字通り古典としての聖書の読み方を教えてくれる。著者自身がキリスト教徒なのか、キリスト教信仰とのかかわりなどが気にはなるが古典としてしっかり聖書を理解しようとする人たち、キリスト教徒で聖書をさらに学びたい人たちにとって有益な本だと思う。" もっと読む

"...いわく、正典・古典として権威化しすぎていて堅苦しくとっつきにくい、ひとつながりの物語としては飛躍や破綻が少なくない、登場人物の多さ、旧約の複雑怪奇な戒律の数々や、新約パウロ書簡の一部の難解さ、天地創造やイエスの奇跡の「非科学性」、そして何より、この書物が「神」を主語とするものであるゆえ、信仰を共有..." もっと読む

4人のお客様が「読みやすさ」について述べています。1肯定的3否定的

お客様はこの聖書について、読みやすさに不満を感じています。聖書が読みにくいという意見があります。

"聖書は読みにくい。この誰もが一度は思い抱きながら先生たちはあまり強調しない真実を、日本における聖書学の大家の一人である著者は率直に認め、ではなぜそうなのかを、学生へのアンケートを参考にしながら考える。..." もっと読む

"聖書を読み解くのは難しい、というところから語られていて、少し肩の荷が下ります。本書を読ませていただいて、わからんなりに読んでいけば良いのだと感じいった次第です。個人的には、聖書を描いた映画を度々見ていて、何となく聖書を読んでいるような気分にはなってました。..." もっと読む

"聖書を読んでみたいけれどいきなり原典にあたるのは敷居が高いので適当な入門書を探していたところ本書を知りました。本書は、聖書はよみづらい、それはなぜなのか、ではどのように読めばいいのかということを初心者の視点で懇切丁寧に説いてくれます。聖書の基礎的な知識も説いてくれるのでなるほどと思いました。..." もっと読む

"聖書の読みづらさを解き明かし、どう読むべきか初学者のために書かれた本だが、学者臭いというか決して読みやすい本ではなかった。慣れない§マークが頻出してそのつど該当ページに移動させられるので閉口した。学術論文ではないのでもう少しスラスラ読めるように工夫できなかったのか。..." もっと読む

上位レビュー、対象国：日本

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HiroKujira
聖書を読んで難解さに思案中の者に最適の書物
2015年11月26日に日本でレビュー済み
フォーマット: 新書Amazonで購入

迷路に迷い込んだ読者を親切丁寧に誘導案内して、聖書を読む者の良き道案内であり、且つまた聖書に真剣に取り組む者にとっての好き理解者である。　

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4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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レポート
井川和紀
聖書を読む前の下準備に
2023年5月25日に日本でレビュー済み
フォーマット: 新書Amazonで購入
読書・哲学が好きな、40代のサラリーマンです。海外在住です。

20年ほど前に、おそらく新訳聖書を読んだのですが、ほとんど記憶にありません。
来年、1年ほどかけて聖書（旧約・新約）を読んでみたいと考えています。その下準備のために、本書を読んでみました。

本書では、最初の章を「聖書の読みづらさ」として、まず、大学生から取った聖書に関してのアンケートに対して、筆者がコメントしていく形から始められていており、とても入って行きやすかったです。（実際、私自身も、アンケートに答えた大学生と同じ様な意見を持っておりました。）

私は、「聖書をどう読むか」の章が本書のメインだと捉えましたが、以下の箇所が特に印象に残りました。
P144:
「私が強調しておきたいのはただ一点、今日聖書を読む者の側ののっぴきならない生活があるように、聖書の中の語り手と書き手の側にも、まったく同じようにのっぴきならない生活があったのである。」
P150:
「聖書の前での「新しい自己了解」を求めて焦る必要はない。真の経験はつねに遅れてやってくるからである。そのためには、時が満ちなければならない。人それぞれの人生において、それがいつであるかはわからない。それを開かれた態度で待つ用意が大切である。なぜなら、遅れてやってくる真の経験は、誰の人生、誰のいのちにも備えられている普遍的な可能性だからである。というよりも、私たちのいのちとは、そもそもそういう構造になっているからである。」
これらは聖書に限らず、すべての読書の際に（また、実生活においても）当てはまる心構えであると思います。若く、人生経験があまりない状態では理解できなかった内容も、歳をとってから再読すると理解できるようなことが多々あります。まさに、私もそれが人生の醍醐味であると、ここ1、2年で強く感じる様になりました。

聖書を読むのが、今から楽しみです。

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5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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レポート
街道を行く
安堵感、のようなもの。
2013年7月22日に日本でレビュー済み
フォーマット: 新書Amazonで購入
聖書を読み解くのは難しい、というところから語られていて、少し肩の荷が下ります。
本書を読ませていただいて、わからんなりに読んでいけば良いのだと感じいった次第です。
個人的には、聖書を描いた映画を度々見ていて、何となく聖書を読んでいるような気分にはなってました。
それでも原典に触れたいという気持ちはなくなりはしません。
時々めくっては、大体、同じところあたりで頭がぼうっとしてきます。

著者は「真の経験は遅れてやってくる」とお書きになられています。
何のことやらわからないことが、ある日啓示が与えられるように氷解する時があるのだということのようです。
聖書に限らず、仏教のお教も難しいですよね。
不思議なもので、わからなさが何となく有難い気持にはなりますけど。
この本を読んだ結果、少し気楽になりました。
自分だけではなかったんだ、といった安堵感でしょうか。

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14人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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レポート
石川丈山
聖書を読み易くしてくれる名ガイド
2013年9月2日に日本でレビュー済み
フォーマット: 新書Amazonで購入
世界文学の不朽の名作である「聖書」ですが、実際読みづらいことは定評の通りです。この本はその聖書の世界を身近にしてくれる優れた案内書で、それは筆者ご自身が同じ苦労を長年されてきたことによります。

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6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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レポート
死刑台のエレベーター
聖書はヨブ記から読め！
2017年5月15日に日本でレビュー済み
フォーマット: 新書Amazonで購入
ハッキリ言って、我々はユダヤ人でもユダヤ教徒でもない。
創世記から順を追って聖書を読むと途中でリタイアする可能性がある。
今日的にみてナンセンスな部分が多いからであるし、また、イスラエルの歴史はなんら宗教的なところはないように感じるからだ。
まず、ヨブ記を読んでみよう。
その次は詩篇。という具合に最後のヨハネの黙示録まで一気呵成に読みぬいてしまうことが、
聖書から深い宗教性を汲み取る最も有効な手段だと思う

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10人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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レポート
専門学校生
良くも悪くも学者の書いた本
2025年3月5日に日本でレビュー済み
フォーマット: 新書Amazonで購入
聖書の読みづらさを解き明かし、どう読むべきか初学者のために書かれた本だが、学者臭いというか決して読みやすい本ではなかった。慣れない§マークが頻出してそのつど該当ページに移動させられるので閉口した。学術論文ではないのでもう少しスラスラ読めるように工夫できなかったのか。最後の聖書の読書案内についても注解書は参考になったが、外典についての紹介までは無用ではないか。他方キリストの復活については、言語化しにくい宗教的核心なのだろうが、もう少し掘り下げて書いて欲しかった。学者らしい厳密さについてはさすがと思わせるものがあった。

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レポート
akky03
一般受けする聖書理解
2017年4月4日に日本でレビュー済み
フォーマット: 新書
著者はご自分の立場をはっきりさせており、イエス・キリストを神とは認めない立場に立っておられます。これは一般的には受けますが、
イエスが神であって人となられたという信仰からすれば、残念ながら、ユダヤ教の人々やイスラム教の人々のイエス理解と変わりません。
ミッションスクールの「キリスト教概論」を教えている多くの教師はこのような立場で教えますので、多くの学生たちはイエスを神とは
認めない立場で卒業していきます。人間の理性がアダム以来曇ってしまっていますので、理性だけで神を知ることは不可能です。
三浦綾子の「新約聖書入門」などを読んで聖書の読み方を学んで欲しいと思います。

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9人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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レポート
テツ
電車を降りる勇気
2018年1月10日に日本でレビュー済み
フォーマット: 新書Amazonで購入
信仰者が電車を降りて一般の人々に判るように伝えること。これはどの宗教信仰者の方々にも当てはまる。宗教信仰者の方々にもぜひ読んでもらいたい本です。

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7人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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