「5ポイント理論」とは?「動ける軸」を手に入れる体のしくみ | 新・カラダの使い方講座。社交ダンス×4スタンス理論

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タイプ別に見る、あなたの身体のクセと活かし方

「体幹が大事」「軸を意識して」


ダンスやスポーツのレッスンで、よく聞く言葉です。

 

でも——
「軸って、どこ?」「どうやって作るの?」
そう感じたことはありませんか?

 

実は、私たちの体には、軸をつくるための“基準点”があります。

それが、「5ポイント理論」です。


■ 5ポイントとは?

 

人の身体には、動きや安定の土台となる5つの要所があります。

  • P1:首の付け根(頸椎7番と胸椎1番)

  • P2:みぞおち(胸椎12番と腰椎1番)

  • P3:股関節と仙骨(骨盤と大腿骨のつなぎ目)

  • P4:膝関節(大腿骨と脛骨のつなぎ目)

  • P5:足底(地面と体をつなぐ最下点)

この5点が揃っているとき、体は最も安定します。


■ でも、動きの中では5つ全部は揃わない

私たちは止まっているわけではなく、常に動いています。

 

歩く・踊る・回る…。
そういった動作の中で、5点すべてを完全に揃えたまま動くことはできません。

 

そこで登場するのが、「3/5ポイント理論」です。


■ 3/5ポイント理論とは?

 

体の中の5ポイントのうち、自分のタイプに合った3つを意識して揃えることで、
十分なパフォーマンスを発揮することができる——


それが「3/5ポイント理論」です。

 

この考え方は、4スタンス理論の身体タイプと深く関係しています。


■ タイプ別・揃えるべき3つのポイント

 

タイプ 揃える3点
A1タイプ P2(前面みぞおち)・P4(前面膝)・P5(足底)
A2タイプ P2(背面みぞおち)・P4(背面膝)・P5(足底)
B1タイプ P1(背面首の付け根)・P3(背面股関節)・P5(足底)
B2タイプ P1(前面首の付け根)・P3(前面股関節)・P5(足底)

 

この3点を揃えることで、体に軸が生まれ、動きに無駄がなくなります。


■ 社交ダンスと3ポイント意識

 

この3/5ポイント理論は、社交ダンスでも非常に有効です。

  • 回転で軸がブレにくくなる

  • パートナーとの一体感が生まれる

  • 上半身と下半身がスムーズにつながる

「なんだかポジションが安定しない」
「体幹が抜ける感じがする」

 

そんなときは、自分のタイプに合った3ポイントを意識するだけで踊りが大きく変わります。


■ まとめ

  • 静止姿勢には5ポイントが必要

  • 動きの中では3ポイントで十分

  • 自分に合った3点を揃えれば、動ける軸が手に入る

そして、ここで一番大事なこと。

無理に3点を「揃えよう」としないでください。

軸は「力で整える」ものではありません。


揃っていると“イメージする”ことがとても大切です。

 

この感覚こそが、体を壊さずに、しなやかに動くための鍵。

 

自分の体を信じて、揃っているイメージを持ちながら踊ってみてくださいね。

 

 

「ブレインノート」廣戸聡一著より引用