「辻斬りのように男遊びをしたいな、と思った。」
中学生くらいの頃ずっと読んでいて大好きだった小説の初めの一文で、この物語の主人公の母親にあたる人物のモノローグ。
このキャラクターと同じく、25歳になって数日経った今日、好きな人に抱かれるだけ抱かれてこようかな、それで、あとはなんとなく男遊びでもしようかな、と思った。それでこの小説を思い出した。たしか25歳じゃなかったかなと思って見たらドンピシャだったので、ちょっとおセンチな気分になり、それを認めておきたくなった。
今までの人生でお付き合いした人はいたけど、まったくもって誠実な付き合いで、男遊びとかそういうのは一切したことがない。
でも今日好きな人のことを考えてて、本当に突然、付き合いたいとか結婚したいとか一緒にいたいとか全部どうでもいいから、一発抱かれてこようかな、という気持ちになった。
普段というか今までだったら絶対考えない。まず抱かれるか抱かれないかとかそういう話を付き合う前から考えない。
男は童貞のまま30になると魔法使いになるけど、女は処女のまま25になると気が狂うのか?
そんな自ら破滅に向かって全力疾走しなくても…と思う頭はあるのに、もうその男に会いに行くことしか考えられない。新幹線の時間とかホテルの空きとか調べる手が止まらない。
男遊びなんかしたことないんだから、抱いてもらったとしてそれで終わりになんかできずにその後普通に好きなままだと思うし、そんなの絶対苦しいし、もし相手の男がわたしをセフレ扱いしてきたとしたらその瞬間に絶望する自信しかない 絶対やめたほうがいいのはわかってるけど、でもどーーーーーーーーーーーーしてもあの男に抱かれたい 処女をくれてやったといい気になりたい
まあ、どうせやらないんだろうな
この文章打ってる時点でそんなことするべきじゃないって思ってるし、情緒キショいし、わたしは川村優奈じゃないし
まともに恋をしたことがないからこれが恋なのか性欲なのかたんなる情緒のブレなのかもわからない
早く落ち着きますように 南無三
ロストバージンを賭けた激キショ文章、読んでくれたひとがいたらどうもありがとう
追記:コメントいただいて時間をおきよくよく考えてみたら、処女だから気が狂ったのではなく恋による気の迷いだなと結論が出ました
処女のまま30こえたけど狂ってないよ