2025-04-28

大阪万博は俺の夢を打ち砕いた、心が折れるほどの大失敗

https://x.com/mori_arch_econo/status/1916305363441451325

https://x.com/colecameron/status/1915653555471737154

転載

東京在住ニュージーランド人、コールキャメロン氏による大阪万博への酷評

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筋金入りの万博オタクの俺は、これまでも世界中を駆け巡って、人間の創意工夫と文化を鮮やかに表現する様を目撃してきた。

上海万博2010の都会的なスペクタクル麗水万博2012の海辺の魅力、ミラノ万博2015の活気あふれる雰囲気コロナ禍のパンデミックのせいでドバイ2020行かなかったんだけどな。

2025年大阪万博は、俺にとっての究極のラスボスキッチリしてる国、おもてなしの国。日本が誇るハイテクを駆使した素晴らしい万博になってるもんだと思ってたんだ。何ヶ月も前からXでもガンガン大騒ぎし、1年前からチケットを確保。俺のオタク魂は、期待度がどんどん高まっていたよ。

ところがだ、2025年大阪万博は、すべての可能性を全否定無駄のお手本、マジイライラするものだわ。退屈でくっそつまんねえ、俺がいままで万博に期待してたもの、そのすべてを裏切るものだよ。

まあ、私の愚痴を聞いてくれよ。


(1)デジタル全滅万博ダイヤルアップ時代に逆戻りしたような世界

新幹線ロボット専門家はじめ技術があるはずの日本が、なぜか2005年の頃のような(20年前のような)、時代遅れのデジタル体験をさせられたぜ。俺の話を聞いてくれ、万博会場内じゃ、4つの別々のアプリを使わなきゃならない。しかも、どれもバグだらけで使えたもんじゃねえ。

メインアプリは、見た目だけのただのウェブページで、ブラウザの「戻る」ボタンすら付いてなかった。万死にあたるとはこのことだ!なんでまた、画面をスクロールしていくのは、まるで泥沼の中を進むようだった。俺は技術者として素人じゃないけど、これは悪夢だった。ウォークマン発明したような国が、どうしてこんなにも基本的アプリデザインをずさんにしてしまうか?不思議でならんよ。

(2)計画を立てようとすると地獄官僚主義迷路

俺は計画を立てたい人間なんだよ。旅程を組むのは本当に楽しい過去万博でも、そのおかげで完璧スケジュール簡単に組むことができてた。それがだ、2025年大阪万博はどうだったか?というと、まさに、わけのわからん労働万博の予約サイトは、あらゆる人にとって迷路。すべての情報をごちゃ混ぜにした迷宮、まるでデジタルピタゴラススイッチだよ。わけもなく無限に複雑だった。

先週、まるでルーブ・ゴールドバーグマシンピタゴラスイッチのことだよ)と格闘しているようだとツイートしました。完全にお手上げになった俺は、もうこれまでの万博知識に頼って、現地で臨機応変対応することにしました。これがまさに、俺としたこと初心者並のミスだった。

上海麗水ミラノでは、回る順番を決めて戦略的に列に並べば息を呑むほど美しいパビリ​​オンに入場できたんだけど、大阪万博システムではオンライン予約そのもの最初の難関。

ステップ 1: まずはチケットを購入。

ステップ 2: 続いて入場する特定の日時を予約。

ステップ 3: そして「クールな」パビリオンコンサート、あるいはまともな食事抽選に応募。

ところが、ここで抽選だ!  話題パビリオンや展示の予約枠を追いかけて、何時間アプリを延々と更新するはめになる。パビリオン予約の「空いている」はずの枠は、全部クリックした瞬間に消えてしまう。

しゃあないと、コモンズ館に行くと、予約はいらんけど二流のブースに閉じ込められることになった。それは、もう、まったく魅力のないどころか、見せかけの、見本市や展示会のただのブースだった。それなりに待てば入場できた、ミラノ万博の見事な「生命の樹」や、飛び入り参加可能だった上海万博の「中国館」と比べればわかる。

大阪万博の予約サイトの仕組みは、万博会場に到着する前に、みんなの心を折るように設計されているんだよ。まったく。


(3)これが…万博…:なにもかも不毛で居眠りを誘う

大阪湾人工島夢洲に足を踏み入れた俺は、「いのち輝く未来社会デザイン」をテーマにした未来的なワンダーランド想像していたんだ。ところがだ、その夢はもろくも崩れ去ったよ。実際には、ただただ過密状態、それが全てという、なんの魂もこもっていない企業展示会のようなものに遭遇してしまった。

会場レイアウトはごちゃっとしたまま、パビリオンはあちこちに散在して、案内の看板はまばらにしかない。至る所に人の動きをせき止めるボトルネックがあったぞ。コモンズ館でのぞいたほとんどのブースは、流行キャッチフレーズ標語と、パワーポイントスライドが映し出されるだけで、いいかげんなものだった。万博における文化の深みはどこへ行ったのか?そんなものは全く感じられなかった。

レストランは事前予約をしていないと入れないし、食事は、ぼったくりだった。道頓堀のフードホールで800円で買えるようなスモールピザセットに2000円も払ってしまったよ。

(4)ジャパンマジックは裏切られた

俺が一番悲しいのは、日本は本当はその期待と責任に答えるることができたはずななのに、ということだ。新幹線スタジオジブリ、そして寿司を運ぶロボットの国、日本世界へそのラブリーな魅力を発信するべきだった。

ところが、2025年万博はクソ官僚主義といいかげんさで、なにもかも頓挫してしまった。2010年の上海万博世界的なビジョンで人々を魅了し、2012年の麗水万博海洋イノベーションで人々を魅了した。2015年のミラノ万博は、食と文化を華やかに融合させた。それに対し、大阪万博は、最悪の欠点ばかりが目立ち、その魅力が消え失せてしまった。

(5)最終判定:とりあえず今持ってる円を使うな

2025年大阪万博、俺は本当にそれに夢中になりたかったよ。でも、ひどいデジタルカオスチケット予約地獄、そして退屈なアトラクションの数々を考えると、それは無理だな、断固拒否

もう万博は諦めて、大阪の真のスターユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行こうぜ。あんなに楽しい体験をするために(万博予約のような)兵站博士号並の知識も準備も必要ない。

しろ東京に来た方がいい。東京毎日が巨大な万博みたいなもんだ。

万博オタクの俺は次の万博には期待しているが、2025年大阪万博ホントに後味が悪い。

日本もっと良い結果が出せたはずなのにな。

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