デイリーポータルZでチキンカツの記事を読んで、そういえば自分も学生時代にチキンカツを食っていたなと思った。
記事の中で「クリスピーな食感」という表現が出ていて、まさに自分がチキンカツに感じている魅力を言いあてられた気になった。
チキンカツを口に入れる。衣のザクザクっという食感のまま鶏肉までノンストレスでサクッと噛み切れる感じ。
とんかつよりも衣と肉が混然一体となっている気がするんだよな。
チキンカツにかけられたソースには量にムラがあった方がいいな。
ほとんどソースがかかっていない端っこの肉の薄い部位は、よりザクっとした食感がスナック菓子みたいでさ。
次にまたソースがあんまりかかっていないけど、肉の厚い部位をかじると、食感の違いと肉の味を感じつつも、口の中の水分が持っていかれ、
ぱさっとしたところに、からしとソースに塗れた部位をくちのなかに放り込み、味濃っと刺激を楽しんでいた気がする。
大学の横に弁当屋があってさ、他の弁当も多めの量ではあったんだけど、チキンカツ弁当だけ、大きいチキンカツが2枚入っていたんだよ。
御飯3:キャベツ0.5:漬物0.5;チキンカツ6くらいの配分で、上から見ると茶色いチキンカツしか見えないような弁当。
一番印象に残っているのは、そのチキンカツ弁当だったけど、他の学生街の食堂でもチキンカツはよく食べていた。
この間久しぶりに大学近くに行ったんだけど、通っていた食堂や弁当屋はほとんどなくなっていた。
記事でも触れられていたけど、京都は学生が多いから、思い出の味が残りやすいんだろうな。
うらやましいなと思いつつ、チキンカツを久しぶりに食いたくなったよ。