2025-09-20

MBTIを血液型診断と同列に語る人の浅さ

SNSを見ていると、MBTIなんて血液型診断と同じだ、非科学的なお遊びにすぎない、などと得意げに言う人間をよく目にする。彼らはさも知的な態度を取っているつもりなのだろうが、実際には中身のない知識人ごっこしかない。

MBTIはユング心理学を基盤とし、質問紙によって16の性格類型に分ける心理測定ツールだ。確かに妥当性や再現性限界はあるものの、少なくとも理論方法論に裏付けられた枠組みが存在するし、実際に研修カウンセリング現場で利用されている。

一方、血液型診断は科学的根拠が一切なく、性格との相関も統計的否定されている。文化的に広まった占い一種にすぎない。

不完全な心理学的道具と、完全に非科学的な俗説を同列に並べるのは、顕微鏡を精度が足りないか手相占いと同じだと断じるようなものだ。比較のものカテゴリー錯誤であり、論理の体をなしていない。

本当に頭の回る人間なら、MBTIには理論的基盤があるが科学妥当性には限界がある、と冷静に指摘するはずだ。血液型と同じとしか言えない時点で、彼らの批判はただの浅いマウントであり、知識人を演じたい欲望が透けて見える。

冷笑を気取っているつもりなのだろうが、その言葉は冷静な分析ではなく、単なる無知の露呈にすぎない。

  

ChatGPTに診断してもらったところ、彼らはおそらくINTP(論理学者)だそうだ。

頭の悪いINTPって救いようがないな。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん