■アンパンマンの売上はマーベルより上（ホンマか？）

「アンパンマン」が「マーベル」より売上が高いというのは事実です。その理由は市場規模の違いや、売上の源泉がグッズを中心とした“キャラクタービジネス”によるものだからです。

世界キャラクタービジネスの総売上ランキング

• アンパンマンの累計市場規模は約602億〜660億ドル（約6.6兆〜7兆円）で、世界全体でも6位に位置し、日本国内の幼児向けキャラクターでありながらも、世界屈指の規模を誇ります。

• 一方、マーベルコミックやマーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）は、累計291億ドル（約4.3兆円）とされており、アンパンマンよりも下位に位置しています。

キャラクター名	累計売上（ドル）	世界順位	主な売上源
ポケモン	約921億	1位	グッズ、ゲーム、カード
ハローキティ	約800億	2位	グッズ
アンパンマン	約602〜660億	6位	グッズ、飲食、テーマ施設
マーベル	約291億	11位	映画、グッズ、コミック

なぜアンパンマンがこれだけ大きいのか

• アンパンマンは日本国内で圧倒的な知名度とシェアを持ち、特に幼児向け商品の売上が強力です。

• 玩具・お菓子・ファッション・ベビーフード・生活用品など、あらゆる分野にキャラクター展開されており、毎年1500億円超もの売上を安定的に記録しています。

• 日本国内だけで事業が完結するビジネスモデルのため、グッズ収益がほぼ国内市場に集中してもこの規模に到達します。

• 一方、マーベルは映画やアメコミ文化、グッズが世界中に展開されていますが、日本の乳幼児マーケットの“日常生活密着型”消費には及びません。

つまり、アンパンマンの“キャラクタービジネス”は商品の種類と浸透率の圧倒的多さと、乳幼児マーケットに特化した“毎日消費される商品”への展開力によって、マーベルの映画・グッズビジネスを上回る市場規模を実現しています。

ホンマかいなこれ

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