2025-10-07

性犯罪への刑罰はあまりに軽い

日本は、性犯罪に対してあまりに寛容すぎる国だと思う。

盗撮痴漢児童への性加害といった事件が、もはや日常的にニュースで報じられている。にもかかわらず、刑罰は軽く、再犯率も高い。社会が「性犯罪は軽い過ち」程度に扱っている現状は、被害者尊厳を踏みにじる構造のものだと思う。

たとえば、刑法176条の「強制わいせつ罪」は、6月以上10年以下の懲役と定められている。

しかし、実際の量刑は初犯なら執行猶予がつくことも多く、被害者が受けた精神的苦痛に対してあまりに不釣り合いだ。

また、盗撮痴漢といった「迷惑防止条例違反」扱いの犯罪では、罰金数十万円や数日〜数か月の懲役で済む場合もある。

これは「運が悪かっただけ」と言い訳する余地を残す量刑であり、犯罪の重大性をまったく反映していない。

性犯罪の特徴は、被害者身体だけでなく「心」を長期的に蝕む点にある。

被害者は、事件後も社会的な羞恥自己否定PTSDに苦しみ続ける。

一方で、加害者は数か月〜数年で社会に戻り、再犯を繰り返すケースも少なくない。

この非対称性放置している時点で、司法被害者の側に立っていないと言わざるを得ないと思う。

欧米諸国では、同様の犯罪に対して日本よりはるかに厳しい刑罰が科されている。

たとえばアメリカでは、児童への性的接触は州によっては20年以上の禁錮、あるいは終身刑に相当する場合もある。

再犯防止の観点からGPSによる行動制限や、性犯罪登録制度なども導入されている。

日本ではようやく「性犯罪情報登録制度」の検討が始まった段階だが、実施までにはなお多くの抵抗がある。

性犯罪に「更生」を優先する思想が根強いこと自体問題だと思う。

もちろん、更生の機会を否定するつもりはない。

だが、被害者人生を踏みにじった加害者が、あまりにも容易く社会復帰できる現状には、明らかな不均衡がある。

刑罰社会が許容できる「線引き」の表現である以上、被害者が納得できるだけの重みを持つべきだ。

それがなければ、司法への信頼も失われる。

日本社会は、「性」に関する議論を避けてきた。

その結果、「どこまでが犯罪か」「何が被害か」を理解しないまま大人になる人が多い。

その無理解が加害を生み、軽い刑罰がそれを助長している。

もはや教育だけでは間に合わない段階に来ていると思う。

今こそ刑罰の重みを通じて、社会全体に「性犯罪人生を壊す行為である」という明確なメッセージを示すべきだ。

性犯罪に対しては、もっと重い刑罰必要だと思う。

それは復讐ではなく、社会を守るための最低限の自衛だと思う。

  • 性犯罪を殺人よりも重い罪にして 心を長期的に苦しめることないように殺してあげる優しい社会にしような

    • 殺した方が良いってなるな

      • 加重罪になるから全然お得じゃねーよ 性加害+殺人なら普通に最高刑コース お前の頭の中だけ軽減制度でもあるのか?

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