はてなキーワード: ロマンスグレーとは
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20251009234315
の2位のコメントが凄い
Arturo_Ui
ここで蹴ったら今後は口が裂けても「総理を目指す」と言えなくなることを踏まえれば、
各党の思惑とは別に、玉木としては「応じる」以外の選択肢は有り得ないはずだが?
ご冗談を
すべてが事実と異なる。
完全に事実に反する。
政権の中で圧倒的な議席数を持つ立憲民主党の合意なしには法律一本通せない
と言う状況に陥る。
| 会派/政党 | 所属議員数 |
| 自由民主党・無所属の会 | 196 |
| 立憲民主党・無所属 | 148 |
| 日本維新の会 | 35 |
| 国民民主党・無所属クラブ | 27 |
| 公明党 | 24 |
| れいわ新選組 | 9 |
| 日本共産党 | 8 |
| 有志・改革の会 | 7 |
| 参政党 | 3 |
| 日本保守党 | 2 |
| 無所属 | 6 |
| 欠員 | 0 |
| 合計 | 465 |
というか順当に野党トップの立憲民主党の野田党首を総理にしたところで
立憲の議席も自民にすら負けてるわけで、やっぱり何もできない。
(相当甘い見通しで公明党と共産党とれいわが反自民団結してくれる前提に立っても189議席、勝手に国民入れてもまだ206議席)
こんな弱い足場の総理大臣の「絶大な権力」とは具体的になんのことか?
請け合ってもいいがArturo_Ui氏含む誰一人答えられないと思う。
ここで蹴ったら今後は口が裂けても「総理を目指す」と言えなくなることを踏まえれば、
事実としてそんな前提は全く成り立たない。
A.「国政を牛耳り自分の理念や政策を実現することを目指す」という意味
B.「何もできないお飾りであれとにかく”総理大臣”と言うポストに座ることを目指す」と言う意味
これを「Bだ」と言い張ることで「玉木は言行不一致!」とする非難を試みているのがArturo_Ui氏らであって
これはもういちいち解説するのもアホらしい小学生レベルの詭弁だと思う。
はてなブックマークはこういう小児の口喧嘩が通るような十代のSNSだっただろうか?
そうではない、上は痴呆症兆候者までいるアラフィフがボリューム層のミドル脂臭SNSだったはずだ。
そうしたロマンスグレー世代の中でこんな小学三年生ぐらいの知謀が人気2位に着けるのは
控えめに言って終わってるというか、程度が低いよりほかに罵り文句が思い浮かばない。
子持ちも多い筈だが子供の屁理屈とかどうやって叱るんだろうかこの人達は。
なぜ「各党の思惑は別」になるのか?
そもそもこんなことを言い出している立憲民主党の思惑とは何だろうか?
これが良いアイデアならば、圧倒的議席の立憲民主党野田党首が首班指名に立つべきであって、
各協力野党の実現したい政策を確約して団結を呼びかける、という調整をするはずだ。
本当にまとまって自民に勝てるのかすら怪しい。
参政党は「我々の首班は神谷だが、野党か高市か決戦になったらマシな高市に入れる」と明言してるので
玉木としてはこの泥船に乗った上で指名で負けたら目も当てられない。
(しかし参政党3議席がキャスティングボート握るの痺れるね!
日本保守党は仲間割れで1議席減らしたからギリギリで握れないのも痺れる!)
Arturo_Ui氏も古株で、おそらく若い人ではなくはてな平均層ぐらいの中高年と思えるが
たまに見かける限り書いてることはいつもこの調子・このレベルの内容だ。
まったく知的程度の低いことばっかり書いてるのに
「ご冗談を」とか言う謎の航空目線タグを常用してるのが本当にいかがわしいというか
と言う気持ち。
今回のArturo_Uiのコメントに星を付けた人達はどっちなの?
本当にこの状況下の玉木総理に”絶大な権力”が付されて国民民主党の政策をバンバン実現できると誤認していた。
・Arturo_Ui氏のコメントが基本的事実に反した小学生並みのコメントであることを認識しながら
嫌いな政治家を攻撃するためには子供の言い掛かりレベルのコメントに同調することをよしとした。
どっちであってもあなたがたは政治の話なんかしなくていいと思う。
本当に。親切心のみで。煽り抜きで。
持って生まれた知性が複雑なものごとを論じるのに向いてない人達なんだと思う。
これは良い悪いじゃないし実のところ人類の多数派だと考えられる。
暇つぶしは身の丈に合ったものを選ぶのが幸せにつながるのであって、
ネットでわかりもしない議論に参加するふりして心身を不幸にする時間があったら
お外に出て砂場とかで遊んでろと思うんだけどどうか。
大人が砂場で遊んでると不審がるような社会の風潮がおかしいのであって
その店を知ったのは本当に偶然だった。
『たまたま』今まで降りたことすらない駅で下車する用事があり、
『たまたま』一番近い店がそこだったのだ。
グーグルマップを頼りに辿り着いたその店は「普通の喫茶店である」という事前情報がなければ、殆どの人が「入ってみよう」とはならない外観だった。
まず地下に続く薄暗い階段が入口で、店内の様子が外から全くわからない。
よく見れば上に店名も書いてある。
……だが、両隣の店舗が地上にあって目立つ外見をしているし、そちらへ少しでも注意を払ってしまうとまず見過ごしてしまう、そんな店構えだった。
すると、まず目に飛び込んだのは柔らかな間接照明に照らされる飴色の壁紙。
ロマンスグレーを形にしたようなマスターと、柔和で人好きのする笑顔が素敵なママさんが切盛りする、そんな喫茶店。
初回の訪問時、『たまたま』小腹が空いていたのでコーヒーとハムチーズトーストを頼んだ。
注文した商品が提供されるまでの時間で何気なく周囲を観察する。
店内に居る客の年齢層は全体的に高め。スマホや新聞を片手に煙草をふかすおじさん達が大勢いる。
この喫煙者が疎まれがちな時代に全力で抗うスタイルだからこそ、昔からの常連らしきおじさん達が多いのかも知れない。
コーヒーも美味しかったのだが、このハムチーズトーストこそ私がこの店に通うようになるきっかけであり、心を捉えて離さない一品だった。
表面をこんがりと焼かれた厚切りパン。
その間へハムとチーズ、そしてキュウリの薄切りが挟まれたそのトースト。
別段お洒落でも、誰もがとびきり美味しいと言いはしないだろう。
しかし、それを齧った時、私の口の中が懐かしさでいっぱいになった。
……遥か昔、祖母が作ってくれたトーストにそっくりだったのだ。
クソガキだった私の世話を押し付けられていたというのに、祖母はいつでもニコニコと笑顔で世話を焼いてくれていた。
彼女は良く『若い子はおばあちゃんの料理じゃ満足出来ないよね』と言っていた。
祖母の作る料理に対して不満など一切なかったし、何か文句を言ったことなどなかった。
だが、彼女は彼女なりに孫である私の好みそうなものを作ろうとしてくれていた。
と言っても、戦争経験者であり田舎に住む祖母が作るものである。
『トーストに何か挟んであれば今風』くらいの感覚で作られたものが多かった。
そんな彼女が作ってくれた食事の中で、私が特に喜んだのがハムとチーズと薄切りキュウリを挟んだトーストだったのだ。
カリッとしたパンの食感と、焼かれたパンに挟まれて少しとろけたチーズとほんのり温まったハム。
そこへ薄切りのキュウリが歯ごたえを足す。
幼い私が喜んでがっついていたのを、祖母は笑顔で見守ってくれていた。
……そんな祖母が亡くなって早十数年が経つ。
思い出の中に消えたと思っていたそれに、この時再び巡り会えたのだ。
店の名誉の為に言っておくなら、もちろん祖母が作ったものよりも絶対に美味しい。
……だが、味の構成が私にとってものすごい郷愁を呼び起こすのだ。
初めてそれを口にして以来、私はこの喫茶店に週一回は必ず通うようになり、既に2年程が経過している。
週末にこれを食べることが、私にとって1週間の終わりであり始まりなのだ。
辛いことや悲しい事があった時でも、「週末になればこれを食べに行ける」と考えれば乗り切れる。
これは私にとってちょうどいい食事であり、忙しい生活の中で心の平穏を保つために必要なことなのだ。
毎回頼んでいたからか、今では席に着くとお冷とおしぼりを持ったママさんに「いつものでいい?」と笑顔で聞かれるようにまでなってしまった。
その笑顔が、亡くなった祖母に重なる。(これも名誉の為に言っておくならば、ママさんは祖母より若いし美人さんだ)
最初気づかなかったが、どうやら彼女は歩きスマホをしていたようだ。
ふと気づくと、そのお姉さんと後ろを歩いていたワイたちに対し、
前からイケオジが歩いてきた。何もなければこの三人は綺麗にすれ違う距離感である。
イケオジは、ロマンスグレーの長髪で、柄シャツを着ていた。ポールスミスにありそうな柄だ。
すると突然不思議なことが起きた!
お姉さんは、まるで吸い込まれるようにイケオジの方向へ進行のベクトルを向けた!
信じられないぐらい綺麗に、お姉さんがイケオジへ吸い込まれていく!
きっとミサイルが戦闘機に向かっていく時ってこんな感じなんだろうな!
イケオジもびっくりだった。目をかっぴらいていた。
オジも立ち止まる、回避するといった行動ができなかったみたいだった。
これ以上開かないであろうと思われるオジの大きな瞳には
二人は衝突した。
ようやくスマホから目を上げた彼女は、一瞬怪訝そうな顔をしてオジを見つめたが、
すぐスマホに目を戻し、何もなかったかのようにその場を立ち去った。
イケオジとワイは、しばし口を半開きにしながら、お互い見つめあった。
若い人は安倍晋三を支持してって話は度々話題になるけど、自分が若者だった頃は小泉純一郎を支持してたのよ。今となっては、はずかしい若い日の思い出だけど。
なにせカッコ良かった。
前任者が森喜朗で、まず見た目がいかにも旧来の小太りアブラギッシュな利権親父風で、えひめ丸の沈没事件をほっぽらかしてゴルフやってたとか、“日本は神の国”発言で支持率メタメタだったっていうのがある。
最近は、森喜朗も少し痩せてきたけど、総理の頃の森喜朗ってパンパンに太ってたんだよね。
で、妙に顔の余白が広くて目鼻が顔の中心に集まっていた。
あれ、太り過ぎで顔がふくらんでたせいたったんだよね。
そのことを強く思い知らされたのは、森喜朗の若い頃の写真が週刊誌かなんかに出たときだった。そこには痩せていて顔のバランスが普通な森喜朗が映っていた。
その記事は、森喜朗の若い頃の買春疑惑を報じる内容だったってのが、またアレなんだけど。
そんな森喜朗にくらべて、痩身で、独特なロマンスグレーのライオンヘアーをなびかせた小泉純一郎は、カッコよかったのだ。
で、“聖域なき構造改革”とか“自民党をぶっ壊す”とか、バブル崩壊後なかなか復活しない(けど、なんだかんだ言って日本には世界のトップの技術力があるのだから、古い遺産さえ整理すればなんとかなるはずと、まだみんななんとなく信じていた)日本には、こういう人が必要なんだと思ってしまったのよ。
で、自民党であろうと邪魔するやつはどんどん追い詰めて、中曽根や宮沢のようなベテランも引退に追い込んでガンガン戦う姿は頼もしかった。
かと思えば、北朝鮮に乗り込んで拉致被害者を連れ帰ってきたり。
今となっては、竹中平蔵や安倍晋三を重用しし、ワンフレーズ政治で細かい論点を覆い隠して世間を熱狂させ、その結果がなにをもたらしたのか、色々と思うところがあるけれど、当時は後々の日本がこんなことになるとも思っていなかった。
置き土産は進次郎だしな。
たがらまあ、分かるんよ。
民主党政権と東日本大震災で混乱したあとを継いで、初動では株価を上げてとりあえず景気を立て直した安倍晋三がヒーローにみえるのは。その呪縛がいつ解けるのかは分からんけど。
思い起こせば、小泉政権のあとは、第一次安倍、福田、麻生と短期政権が続き、リーマンショックの混乱の中で民主党政権になった。岸田は支持率再浮上することもなさそうだけど、これからどうなるんだろうね。
URL:https://tango-gacha.com/slot/
「恋の正面衝突(フロントエンド)
本文
私こつぶ!今を時めく38歳OL!
最近七味づくりにハマってて、気づいたら朝になっちゃってたの!
「も~、目覚まし仕事してよね!」コツン☆
ガシャン
私は、ミッフィーの口の部分が針になっている時計を少したたいた。
「いっへひはーふ!」
私は七味によく合ううどんをすすりながら、最近電球がキレて薄暗い玄関を飛び出した。
「急げ急げ~☆」ドスッドスッドス
『オイ危ねえだろ!!』『ウワァァァァ!!!!!』ガシャン!!
『巨人...巨人だ...!!』『死ぬな!死んじゃだめだ!!クソッ!!』
朝の街がどんどんにぎやかになっていく感じ、あたし大好きなの!
――
「キャッ!」ドスンベシャ
も~うどんこぼしちゃったし、イチゴパンツ丸見えで転ぶし、今日マジでチョベリバって感じ!
「いったぁ~い!どこ見て歩いてんのよ!」
見上げるとそこには燕尾服を身にまとった、うどんまみれのロマンスグレーの男性が手を差し伸べていた。
やだ...ドタイプ///
ハッ!!
ばかばかばか!ときめいてるばあいじゃないの!すぐに会社に行かなきゃ!【納税の義務】をまっとうしなきゃ~~~!!
イタッ!
『みたところ足首をケガしているようですね。お急ぎですか?送って差し上げましょう。』(パチン
やだ、粋な計らい///
こんなところに運命の分かれ道があったなんて...思わず彼のリムジンに乗り込んじゃったけど、ドキドキで頭はじけそうだよぉ~~!
『おや?』
後部座席に座ると、隣の彼が急に顔を近づけてきた。
えー!待って待って心の準備がまだできてないよぉ!
『こんなところに、真っ赤なおべべのいたずらっ子がついていましたよ』
「え!?あ、いやだ。それ、手作りの七味です///」
『ほう、手作りですか。』ペロ
『うむ、味蕾を刺激する、良い七味ですな!』
キュンッ
「そ、それ、初めての七味だったんです」
『ほう、初物ですか。縁起がいいですね。』
わたし、会社で「行き遅れ幼女」なんてハードなあだ名付けられてるのに、こんなに幸せになっちゃっていいんですか~~!?
――
「あ、ありがとうございます!このお礼はかならず!」
『良いのです、そのかわり』
彼は眼帯のついていないほうの目、切れ味鋭い眼(まなこ)をやさしく垂らしてこう言った
『為すべきことを、為すのですよ』
勢いよく入ったオフィスには、みんなが起立して一人の男性を見ていた。
『本日付で総務課を取り仕切ることになりました。総務は地味な仕事ながら、七味で言う山椒のように重要なポジションです。皆さん、どうぞよろしくお願いします。』
「あーーーーーー!!!!あなたは、あの時の!!」
私は天井に頭をこすりながら彼のもとへ向かった。
「どうしてあの時言ってくれなかったんですか!?」
『ふふ』
そういうと彼は、もう一つの目にも眼帯をかけた。
もーー!!これから私のライフステージ、どうなっちゃうの~~~!!!!
一生続かない
高学歴・低学歴関係なく、一度は一定期間アルバイトでいいから接客業経験あるといいと思うには同意。
本来大きな社会生活の中では対等という建前であろうと、お客様と店員など「その場」において常に一番下手にならないといけない立場、
多少理不尽あれど言いたいこともいえないこんな世の中…じゃなくて場、笑顔と丁寧な対応が必要、という経験は大事だと思う。
元の記事にあるいわゆるクソ客になるような人間がそれで全てなくなるわけじゃないけど、
元記事にあるような「クソ客」、つまりチンピラは、はたから見たら本当に見苦しい。
ちょっとずれるけど、以前勤めていた会社に、まあワンマンパワハラセクハラ自慢大好き威張りちらしオヤジがいたわけですが、
まー、金もちでいい学校出してもらったんですね、でもお前はただのクソチンピラだ! としか思えなかった。
しかしそいつよりよほどえらい立場のおじさまが本当に素敵なロマンスグレーで、
まだ20代ちょいのどヒラの小娘だった私にも、正社員とか関係なくパートさんにでも、
物腰柔らかで美しい敬語でにこにこお話してくださる(という言い方になるくらい素敵)ので
ホテルカリフォルニア後半のツインギターを聞いていると、何か物悲しく、切なくなる。思いを馳せるのは、2人のギタリストのこと。
2月のある日から突然、毎晩のように、頭の中を「since nineteen sixty nine 」というフレーズが流れるようになった。原因はわからないが、たぶん病気じゃない。グレンフライ氏の霊が関係しているのかもしれない。それまでイーグルスのことは何も知らなかった。
そしてここ3ヶ月、ほぼ毎日ホテルカリフォルニアを聞いている。
リードを務めるならギターでもヴォーカルでも奔放さが特徴のジョーウォルシュ。イーグルスに加わる前から別のバンドやソロでも活動していた典型的なロックギタリストで、いくつかのヒット曲や、独特のパフォーマンスもあいまって、そこそこ知られていたらしい。しかし、
ことホテカリに関して言えば、ドンフェルダーというもう一人のギタリストと一緒に語られることが多い。その2人による、曲後半のツインリードの掛け合いがあまりに素晴らしかったからだ。ドンフェルダーはホテカリの作曲者の一人で、ジョーウォルシュが加入したことを受けて、ツインリードの曲を考えたそうな。彼の演奏はとても緻密、ジョーウォルシュとは対照的だ。
初めてホテルカリフォルニアをちゃんと聴いたのが ’77年Washington, D.C.のライブ映像で、一瞬で2人の演奏の虜になってしまった。
ドンフェルダーは ’75年ぐらいからジョーウォルシュのソロコンサートに参加するようになり、実は、あの素晴らしいデュエットは、その頃から2人で築いてきたものであることを、その後知った。
ジョーウォルシュ作「Turn to stone」というハードロックな曲がある。レコードにも3つバージョンが収録されていて、わずか4分のものから8分のものまで、ライブを合わせると無限にアレンジがある。ドンフェルダーとジョイントしてほどなく、後半はほとんどツインリードのための曲となってしまう。ホテカリ同様、歌が終わった後半、ドンフェルダーのリードギターに始まり、徐々に2人の掛け合いに流れ、最後はジョーウォルシュのリードで終わる。
2人の掛け合い、その様子はまるで、タンチョウ鶴の求愛ダンスだ。高音でハモり、その同じリフを交互に鳴らしあう。いくつかのライブでどれとして同じ演奏はない。そのときの気分次第という感じだ。
楽器や歌でハモったり掛け合いをするときの感覚は、体験した人には分かると思うけど、恋をしたのに似たような高揚感や一体感があると思う。
だからホテカリのあのリードギターの掛け合いは、2人にとって、きっと忘れがたい記憶のはずだ。
その2人のデュエットを確認できたのは ’95年のライブ映像が最後だ。映像なしだと ’00年が最後。そこでも彼らのハモりは美しかった。わけあって、ドンフェルダーは ’01年にイーグルスを脱退(解雇された)し、その後はソロで活動している。ジョーウォルシュのほうは今もイーグルスに在籍しているが、相手役はドンフェルダーに代わってバックミュージシャンであるスチュワートスミスになった。
スチュワートはイーグルスのメンバーではないというスタンスを頑なに守るかのように、ひたすら目立たぬように演奏している。だけど、ドンフェルダーの代わりのリードだから、多くの曲でジョーウォルシュより目立つ部分を弾くわけで。ホテカリでもイントロと同時に一番最初にスポットライトを浴びるのはスチュワートだ。それでもいつもメンバーとは少し距離を置いて、ギター職人に徹している。
そういうこともあってか、ジョーウォルシュもスチュワートとどう連携していいか、いつも悩ましそうに見える。そしてドンフェルダーとの演奏のような一体感を感じているようにはあまり見えない。かたや、
ドンフェルダーは、ずっとソロ活動をしている。いい感じにロマンスグレー(って死語?)になり、ステージではいつも神父のような笑みを浮かべて演奏している。イーグルスのライブでは1曲も彼のヴォーカルを見たことはないし、しゃべるのも見たことがない。のに、歌ってる。歌えるじゃん。彼は、
ライブやTV番組でホテカリを演奏しているが、ある番組ではアコースティックギター(フォークギター)で一人演奏していた。ジョーウォルシュのパートも一人2役で。あの最後のハモりも一人で弾けちゃうんだなぁ、彼は。エレキやクラシックではなくフォークギターでは難しいはずの、色んな技を次々繰り出すのを見て、観衆もそのたびにヤンヤヤンヤとなるのだけれど、ジョーウォルシュと2人でハモっていたはずの最後の部分、悲しい響きに感じるのは僕だけか?
’75年から’77年にかけての2人のデュエットを見たことがあれば、、、
微笑みながら、ドンフェルダーはどんな気持ちで弾いているんだろう? 昔、相方と弾いていた日々を思い出しながら? それともイーグルスを脱退するに至ってしまったことへの後悔? 僕には知るべくもないけれど、あの物悲しい旋律がなんとも彼の心情を表しているようにしか思えない。
NEXT 未来のために「虐待の過去を越えて~児童養護施設 生い立ちと向き合う」
http://www4.nhk.or.jp/next-mirai/x/2015-11-11/21/893/2075030/
なんか見た。
番組名やテーマの仰々しさにかかわらず、施設住みの眼鏡非モテ系女子の就職・進学を悩みという、なんだかいい意味での普通のストーリーだった。
再婚した義理父が、食事もまともにあたえず、DVだったと10数秒話すだけ。
母親とは時々連絡をとっている。
進学に反対の母に対する愚痴をテーブルにつっぷしながら、職員の人に告げる。
カゲロウデイズ系な今風なイラストをしこしこ描いて、こっそり専門学校の説明会にいったりする。
「絵好きなんだね」と説明会にきているロマンスグレーなおっさんにいわれて、
へにゃへにゃした感じで「そうなんですよー」とか言ってる。
普通だ。
なんかみたことある、こんなの。
最初の学校での進路面談では、「やっぱ就職を」と言ったりして。
先生も「一年から就職したいって言ってたもんね」なんて返している。
でも、上述のようにこっそり絵の道いきたいとか思ったりしている。
奨学金あればいけるんじゃない、とか考えている。
ぽろっと「ネットにあげてみたり」とか「個性的な絵かくねって言われるんですよ」と言ったりして自我がぽろぽろこぼれてる。
なにこれ、なんか身近すぎて痛いんですけど。
これほんとに施設とか関係なしに、ただの同級生撮ってるだけじゃねえの。番組盛り上がるの??
雨の日だ。
カメラは職員の人と街中に消えてゆく背中を追いつつ、近くの濡れた植物のアップに移る。
あとはナレーションで、3時間話して、結局就職することになることを告げられるのみ。
10月。
夜の自転車。
へにゃへにゃ声で言う。
病院の介護職について、夜間でイラストの専門学校にいくという。
それ、結構大変だぞ。
特に18.19で。絵もそこそこうまいけど、ネットにあげているぐらいだから、爆発的才能、そんな自分でもないよな
とか思ってたりするわけで。
でも描いているときは、なんか自分の中のなにかが、ぐにゅぐにゅってできあがっていく感じがして。
どうなんだろ。アニメーターとかなるのかな。でもくっていけるのかな。
そんな風にみていた。
最後。
COOLMINTとロゴのはいったTシャツを着て(結構この格好のシーン多い)、3,4歳ぐらいのパジャマ姿の女の子を、ひゅーーって
感じで抱き上げて、くるくる回して、食事のテーブルにそっと下ろす。
番組的には就職の喜びの延長って編集だけど、ほんとのところはどうなんだろう。
でもそんな感じの演出。
抱きあげられた女の子はにやにやしている。
手をむりやりばんざいさせられてまだにやにやしている。
当の主人公の彼女は、別のテーブルで職員の男の子とおしゃべりしながら食事し始める。
ナレーションは、虐待受けたひとの救いなれば、と撮影受け容れた云々と語っている。
そんなおしゃべりにな夢中な彼女の背中に、さっきの幼女が後ろからぎゅうと抱きつく。
幼女の顔はやっぱりにやにやしている。
彼女は右手でごはんを食べながら、左手でそっとそんな女の子の背中に手をあてる。
顔をべったりくっつけて。10秒ほど女の子はじっとしたあと、そのままひょこひょこと離れて歩きだす。
例の彼女は、相変わらずおしゃべりに夢中で、なんか、ずっとそのまま箸をもって話つづける。
そこで自分は泣いた。
何度かエンドシーンだけ見なおした。
そっと下ろす彼女。
顔は一度だけそちらにむけたあとは。そっと左手だけ幼女にまわして話し続ける。
幼女、何事もないように去る。
おしゃべり中の彼女。
ああ、もうなんかね。
これが欲しかったんでしょ。NHK。半年以上取材してさ。カメラも一台でしょ。うろうろするわけだよ。
どう番組にしようとか思って。
そんでこれだよ。
なんだよこれ。
なんだよこれ。
なんだかなあ。これ。
ハゲが喋ってる時によぉぉ…『うるせぇハゲッ!黙ってろ!』って邪魔するのはわかる……スゲーよくわかる。あいつらの頭頂部が醜い不毛地帯な上に、「ハゲッ!」の語感もいいからなぁぁぁぁ………
だけどよぉぉぉ……、中年の白髪頭を「ロマンスグレー」っていうのはどういう事だぁあっ!?
ハーレクイン文庫の一文かっつーのよォォーッ! ナメやがってこの言葉ァ、超イラつくぜェェェェェッ!!
『ハゲて無いあなたとなら、恋の炎がまた燃え上がっちゃうかも』!ってことかぁっ?色気づいてんじゃねぇぞ更年期がっ!畜生ッ! 無毛と有毛で待遇違い過ぎんだろッ!どういう事だよッ!クソッ!ロマンスってどういう事だッッッ!ナメやがってクソッ!クソックソックソックソッッ!(ガンガンガンガン
「ハゲて無いあなたとはもう一度恋の炎が燃え上がっちゃうかも」!ってことか色気づいてんじゃねぇぞ更年期がっ!畜生ッ! ハゲと待遇違い過ぎんだろ!どういう事だよッ!クソッ!ロマンスってどういう事だッ!ナメやがってクソッ!クソッ!
女子高に通っていた頃、今で言うアラサーな男性教諭が二人、同時期に赴任してきた。もちろんどちらも妻帯者だ
中高一貫だったのでその二人(とロマンスグレーな校長)は私を含む多数の生徒達(と一部の独身の女性教諭から)人気があった
しかし、この二人が校内で会話してる所を見た者はおらず、廊下ですれ違う時も互いに視線すら合わせずすれ違うだけだった
そのため、この二人が何かの理由で険悪な関係である事は生徒達の間で半ば常識となり、触れる事はタブーとなっていた
そしてそれぞれの先生のファンの間に派閥のような空気が生まれ始めていた
そんなある日、決定的な出来事が起きた。2月14日である。バレンタインデーである
何時限目かの授業が終わり、二人が廊下ですれ違う
それほど頻繁にあるわけではないが、この瞬間は周囲の生徒達の間にはいつも緊張が走る
そしていつも通り、二人は言葉を交わすこともなく、まるで互いが互いを存在していないかのように通り過ぎた、その瞬間であった
「あ、おい、○○!!」
すれ違った直後、男性教諭(こちらをA先生としよう)は思い出したようにもう一人(こちらをB先生とする)に声をかけたのである
しかも姓ではなく、ファーストネームの方を、呼び捨てで、口調は極めて自然に、まるで授業中に生徒を指名するかのように
今でも忘れない。二人がいた階全体が一瞬で静まりかえった。これから一体何が起こるというのか、周囲のおそらく百名近い女子高生が固唾をのんだ
A先生は教材入れ代わりに使っていた鞄のポケットから、赤い包装紙に包まれた、小綺麗な小箱を、数メートル離れたB先生に放り投げた
「ほれっ」
縦に回転しながら放物線を描いた小箱は、B先生の胸元へと飛び込んだ
B先生は小箱を片手で受け止め、数秒まじまじと見つめ、A先生に視線を移した
「何これ?」
「××ちゃんから頼まれた」
「お前、自分の嫁さんをちゃん付けで呼んでんのかよ」
A先生が応酬する
「お前だって呼んでたじゃねえかよ」
「言っとくけど、俺のより高えんだぞ、それ」
「へいへい」
B先生はそう吐き捨てて足早に去って行った
私はこの日ほど、次の授業の受け持ちがどちらの先生でもない事を恨めしく思った事はない
何のことはない。B先生には年の離れた妹さんがいて、この学校に赴任する少し前にA先生と結婚していた、というのが事の真相である
A先生は奥さんであるB先生の妹さんから、職場で兄にチョコを渡すよう頼まれていた、ただそれだけだったのだ
この1分足らずのやりとりは私が卒業するまで校内で半ば伝説、半ばネタとなった
私が知る同級生の中には、想像力を暴走させて道を踏み外す(ある意味ではその道に踏み込む)者もいた
この二人が校内でまともに会話をしているのを直接見たのは、この件を含めて片手で数える程度だったが、
今もそろって元気に母校で教鞭を執っているという