はてなキーワード: 抄本とは
なんか「除籍」っていうと過去に遡って入学の事実から大学在籍記録、単位取得記録まで存在すべて抹消みたいな大袈裟な認識してる奴が多いらしい。
(退学命令)
第24条 学生が次の各号の1に該当するときは、学部長は、総長の認可を得て、退学を命ずることができる。
(1) 長期にわたり欠席し、又は成業の見込みがないと認められたとき。
(2) 授業料の納付を怠り、督促してもなお納付しなかったとき。
(除籍)
第24条の2 東京大学学位規則第17条の規定により学位の授与を取り消された者は、除籍とする。なお、既に 納めた検定料、入学料、授業料その他については、いかなるものも返還しない。
(学位授与の取消し)
第17条 学位を授与された者が、不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明したときは、総長は、学部の教授会又は教育会議の議を経て、学位の授与を取り消し、学位記を返還させる。
2 学部の教授会又は教育会議において前項の議決をするには、教授会構成員又は委員全員の3分の2以上の出席を必要とし、かつ、その出席者の4分の3以上の賛成がなければならない。第12条第2項ただし書の規定は、この場合に準用する。
3 総長は、第1項に基づいて修士の学位、博士の学位又は専門職学位の授与を取り消したときは、その旨を公表する。
https://www.u-tokyo.ac.jp/gen01/reiki_int/reiki_honbun/au07403541.html
東大の場合、そもそも「除籍」という処分が不正に学位を得たような場合のみ。他大学で除籍されうるような長期欠席や学費未納などでも「退学命令」が出るだけ。
除籍ではなく退学なのだから記録抹消されちゃうかも〜なんて余地が一切ない。わかりやすくてよい。
次に法政大学。
内容 除籍日 当該年度の成績について 春学期除籍 4月1日 すべて認定されません 秋学期除籍 9月16日 春学期科目の成績のみ認定されます 在学年満期除籍 3月31日 すべての成績が認定されます https://www.hosei.ac.jp/campuslife/guide/shinsei/joseki/gakubu/
除籍の場合でも除籍される前期、前年度までの単位が認定されると明記。わかりやすくてよい。
次に東京薬科大学。
第23条 次の各号のいずれかに該当する者については、教授会の議を経て学長がこれを除籍する。
(1) 薬学部においては、在学12年並びに生命科学部においては、在学8年に及んで卒業認定を 受けられない者。ただし、休学期間は算入しない。
(2) 第21条第2項に規定されている休学期間をこえた者
(3) 学費(授業料及び施設費等)又は在籍料の納付を怠り、催告を受けてから30日以内に納入しない者
(4) 病気その他の理由により、成業の見込みがないと認められる者
(5) 死亡届のあった者
(6) 第57条に定める進級できない者
2 除籍を受けた者の学籍は学籍簿から抹消しない。
3 学費未納による除籍については、学費を納入した学期に取得した単位は認める。ただし、学費 を納入しない学期にまたがる通年の単位は認めない。
除籍の場合でも学籍簿からは抹消せず、在学中の取得単位は認めると明記。わかりやすくてよい。
え、学籍簿から取り除かれるのが除籍じゃないの?そもそも学籍簿って何?という話。
学籍、学籍簿とは早い話が指導要録という記録で残る個人情報、入学退学卒業などの経歴、取得単位成績などのことだ。
第二十八条 学校において備えなければならない表簿は、概ね次のとおりとする。
二 学則、日課表、教科用図書配当表、学校医執務記録簿、学校歯科医執務記録簿、学校薬剤師執務記録簿及び学校日誌
三 職員の名簿、履歴書、出勤簿並びに担任学級、担任の教科又は科目及び時間表
四 指導要録、その写し及び抄本並びに出席簿及び健康診断に関する表簿
六 資産原簿、出納簿及び経費の予算決算についての帳簿並びに図書機械器具、標本、模型等の教具の目録
七 往復文書処理簿
2 前項の表簿(第二十四条第二項の抄本又は写しを除く。)は、別に定めるもののほか、五年間保存しなければならない。ただし、指導要録及びその写しのうち入学、卒業等の学籍に関する記録については、その保存期間は、二十年間とする。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/101/shiryo/attach/1343820.htm
その指導要録(=学籍)に関する記録は最低20年間保存されることになっている。就職転職、他学校への編入学転学、資格試験の受験免除要件など、卒業・中退・除籍に関わらず大学での取得単位や在籍年数という記録は人生においてさまざまな段階で使用される。
そのような法的重要情報を「お前長期欠席したから、学費滞納したから過去に遡って抹消な」など大学側の勝手な都合で消してよいわけがない。
除籍は学籍簿に「除籍されたという記録が残る」「在籍者の名簿から消える」程度の話。卒業や中退でも在籍者の名簿からは同じように消える。
なんかテレビ局から「マツコ会議に関する書類提出のお願い」てのが来た。今年デラックスしたから、認定審査のために「会議しただけなのかデラックス協議中なのかデラックスしたのかわかるように書類書いてあと証明書類もつけて出しやがれ」ってことだけど。
いや、おかしくない?
デラックス届はちゃんと受理されたし、とっくに会議もデラックス。で、当然ながら自分も元配偶者もデラックス前からマツコ・デラックスは変わってない。
なのになんで、「デラックスしてるならそう書類に書いて、あと本籍のテレビ局から会議抄本かデラックス受理照明を取り寄せて添付して送れ」みたいな話になんの?そういう会議をなくすために国民ひとりにひとつのマツコ・デラックスをつくったんじゃないの?
ねえ、
そういう会議をなくすために国民ひとりにひとつのマツコ・デラックスをつくったんじゃないの?
笑っちゃうのが「もし関係者の中でマツコ・デラックスが変わった奴がいたらそれも書類に書け」とか言ってわざわざ変更前変更後みたいな表まで用意してんの。いやその紐付けは変更手続き受理した時に漏らさず知らない世界に登録しとけよ。なんで後から必要になってから本人に紙で聞くの?
契約書袋綴じを指示されて和書の袋綴じをして怒られたって棘がバズってるけど
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2205369
いや、元々契約書の綴じ方も和綴じの袋綴じをしていて今でもやる場合があるのだ。そして昭和の契約書やら判決文、戸籍謄本などの法的文書は和綴じの方の袋綴じがされている。
そもそも現代の契約書の綴じ方には「袋」になっているところがない。なのに袋綴じと言われるのは和綴じから変わったからなのだ。
なんで平成中期というか1990年代前半に替ったかというと、コンピュータの出力法が変わったせいなのだ。
契約書などには割り印をする。ページの差し替えをされない為だ。そして契約時点で書面の内容に異存なしという意味で双方のハンコをページにまたがる形で押す。また背表紙の封紙と表紙にも割り印をする。
ページの割り印の仕方は、上の余白で折って隣のページとまたがる様に押印する。
でもこれちょっと無理やりだと思わない?
実は1990年代までは今のように両面印刷して製本するのではなく、原稿用紙のような升目用紙(内容証明用紙のようなの)に手書きで書き、それを半分に折って重ね袋綴じしていた。綴じるのに使うのは布の「こより」で、千枚通しで穴を開けてから紐を通す。河野太郎が廃止させたやつだね。だから千枚通しはオフィス用品だったのだ。
そして袋綴じされた紙を膨らませて片側のページを山型に折ってそこに割り印をしていた。
「ワープロ」を使うようになっても同じ。片面印刷して袋綴じにして割り印をする。
なんでパソコンじゃなくてワープロなのか?これは後で説明する。
戸籍謄本などはやはり手書きで同じように袋綴じされて割り印され渡された。
そもそも「謄本」と云う言い方をするのは、昔はコピーが無かった(青焼きはあるがコストが高くナンセンス)ので手写しであり、書面の中身を全部写したのが謄本で、労力が大変なので必要な部分だけ写したのが「抄本」だった為だ。今でも閉鎖謄本/抄本を請求するとこの形式で出てくる(流石にコピーを使うが)。そして和綴じ式の袋綴じで割り印されている場合がある。
こより綴じの方は昭和後期には省略されてホチキスになり、これは市役所や弁護士が先行したようだ。だが契約書類はこよりorこより+封紙+割り印が使用されていた。
コンピュータで印刷するというのは今では当たり前で、印刷するのは白いオフィス用紙で、一枚ずつ印刷される。
だが嘗てはコンピュータで使われるプリンタはラインプリンタが主流だった。ページプリンタはDTPなど特殊分野でのみ使用され、一般的なOA機器メーカーはラインプリンタしか製造していなかった。
ラインプリンタの用紙というのは、両側に穴が沢山開いてて薄緑などで罫線が引かれていて、ミシン目が入ってて切り取りが出来る連続用紙の事である。
ラインプリンタの場合、印刷の区切りが一行づつになっていて、プリンタに印刷指示が送られるとそのテキストを印刷して改行の必要がある場合は改行しそこで終了する。ミシン目まで行送りするという事は無い。
だから票として一枚ずつ切り離す場合は、ミシン目が来るところまで行送りを行って停止するという印刷指示を組んでおく。
また、嘗ての標準出力の延長でもあるのでコマンドラインとの相性も良く、リダイレクトやパイプ(|)でデバイスファイル(lp、PRN)にテキストを流すとそれが印刷されるという簡単さであった。
ラインプリンタはページプリンタに押されて無くなったかに見えるが、実はPC POSで印刷されるレシートはラインプリンタの生き残りだ。
プリンタの印刷方法はインクをしみ込ませたインクリボンを活字で叩くというのが主流で、日本語圏だと沢山のピンを弾いて打つ、ドットマトリックス方式が主流だった。これだと一字のドット数が16*16くらいが限界なので、細かい漢字は打てない。
だからカタカナ+数字しか出力されない伝票などの使用が主で、ページプリンタは普及しなかった。
一方、ワープロ専用機は最初からサーマルプリンタを備えていてページプリントが前提であった。だから普段のオフィス業務はコンピュータ+ドットマトリクス、文書の清書はワープロというのが一般的だった。
これで法的文書もワープロで作成し、縦書きで出力して手書きと同じ袋綴じにするというのが増えてきた。
今でも弁護士の文書で表題に倍角文字が使われたりするのもこの名残だ。
これがWindows95が普及するとページプリンタの普及も進み、イントラネットに接続される複合機が普及するなどで印刷=ページプリントとなったのだ。そしてやがて法的書類も両面印刷して製本するという形になった。
その時に本来の袋が出来る袋綴じは過去のものとなって袋が無いのに袋綴じと言われるようになった。故に今の袋綴じ方が当たり前になったのは20年位かと思われる。
因みにワープロより早くから、またワープロと平行する形で和文タイプというのがあり、これで升目用紙に、または白紙に升目用紙と同じ字の間隔で印刷するという方法もあったのだが、和文タイプというのはとても時間が掛かった。
この人は流石に遅過ぎなのだが、タイプするのが超絶大変な代物で、行政書士、弁護士など気合が入った士業と法務局、裁判所など気合が入った役所、気合が入った大企業の契約書など、兎に角気合が相当入ってないと使われない清書用アイテムだった。ある意味、100kgぐらいの巨大複合機より気合がある。
というわけで袋の部分が無いのに袋綴じという謎かけみたいな名前の背景にはオフィス史とコンピュータのプリンター史が隠れていたのであります。
昭和日本ではオフィス用紙も法的文書も原稿用紙も、B5だった。ずっとA4より小さい。会社でも役所でも裁判所の判決文でも全てB5だ。
だが1990年頃に役所関係の書類をA4にするというお触れが出た。これは国際化の一環で、ISOに定めれているのはA列だけでB列は日本独自規格。困ったことに当時一番の貿易相手国だったアメリカはアメリカンレターサイズをN倍したANSIという独自規格なのだが(またですか)、まぁレターサイズはA4に近いしA4を標準化すれば万事うまくいくでしょとの見込みだ。
これに数年遅れで企業も倣ったのでB5というのはパージされることになった。
世の中全部B5からA4に変わったのに、大学ノートだけはB5が主流のままだ。あれは何でなんでしょね?小さいと使いにくいのに。
今はオフィス用紙として白くてある程度の厚みがあるものが使われているが、これはコンピュータ印刷が一般化するまではとても薄いペラペラでテカテカつるつるしている紙が使われ、これが「公的な場所で使う」紙だった。
先述の手書き&ワープロの升目用紙も全てこの極薄+つるつるの紙である。両面印刷して製本されなかったのもこれが理由の一つだろう。
これは「カレンダー紙」で、紙を押しつぶす鉄製のカレンダーロールの間を極圧で通して押しつぶし、薄くする。
トレーシングペーパーやクッキングペーパーと同じだ。
また、請求書類の封筒は中の請求書の名前住所が見えてあて名書きを省略してあるが、あの透けた部分が透明ビニルじゃなくて透けた紙である場合もある。この透ける紙もカレンダー紙だ。
公的書類でカレンダー紙が使わるようになった理由だが、増田は羊皮紙の代替ではないかと考えている。羊皮紙は中世の欧州から使われていた「紙」で、羊やその他の皮膚の薄い動物の皮を剥ぎ、石灰水で皮下脂肪を除去して薄く削いで引っ張り、紙のようにした。 https://w.wiki/7FnV
鞣しをしないのがポイント。これは高額なので貴族の手紙や証文、聖書の写本など「公的」な書面に使われた。
これの代替の紙としてカレンダー紙が使われ、それが「高級紙」として日本に輸入されて、ペラペラなカレンダー紙を契約書や判決文に使うようになったのではないか?と推測している。
こういう訳で、昔の契約書やら公的書類などはやたら薄いのが特徴だ。破れそうで怖いのだが、そっとめくるだけなら破れない。
なお、トレーシングペーパーやクッキングシートは長期間放置するとバラバラに崩壊してしまう。これは硫酸で晒しをする為に酸性になっているからで、昔のペラペラ重要書類はそうはならないので、硫酸晒しをやってないのではないかと考えられる。
タイトルの通り。
もっと言うと、姉が養女だと思っていたら私が(も?)養女だった。
身近な友人に話したりSNSに書くのも面倒なので、気持ちの処理のために書いてみる。
・父(義父)(60代後半)
・母(もうすぐ還暦)
・姉(30代後半)
・私(30代前半)
・妹(20代後半)
きっかけはパスポートの期限が切れたので、新規発行のために戸籍抄本を取り寄せたことだった。
母に抄本を取りに行かせたけれど、このときは特に何も言われず「謄本じゃなくて抄本でいい?」くらいしか聞かれなかった。
届いた書類の封を切る前に「そういや姉ちゃんと私血が繋がってないんだっけ。そういうのって書いてあるのかな」とは思った。
(このこと自体は人づてに聞かされていた&姉の母子手帳を本棚から発見して、姉の母親が現在の母とは別人であると知っていた)
私はこれまで、
・姉=父+元妻
・私=父+母
・妹=父+母
だと思っていた。
ところがおそらく実際は
・姉=父+元妻
・私=元夫+母
・妹=父+母
だと思われる。姉妹全員バラバラやんけ。姉ちゃんと半分くらい血が繋がってるとなぜか思ってたぞ。
というわけで自分の出自の真実に触れてしまったわけだが、本来の父親に興味があるかといえばさほどでもない。
私の父親は私のよく知る父ただ一人だ。
血の繋がりのない娘に大学まで行かせてくれたことは感謝している。
まあ少しだけ元夫と母の間に何があったのか下世話な疑問は湧くけれど。
姉も姉で、ちょっと厳しいところもあるが、冴えない私のファッションの相談に乗ってくれたり、社会人の先輩としてのアドバイスをくれたり、本当に良い姉だと思う。
血は水より濃いというけれど、そんなことはない。
吐き出したくなったのは、躊躇なく書類を渡してきた母の気持ちがわからないからだ。
書類を取ってとお願いしてから届いたと伝えるまで、母からのLINEは普段通りだった。
こういうのってもっと深刻な感じで「実は…」みたいなのを話すのかと思ってた。
それとも養子の事実に気づかずに提出するとでも思ったのだろうか(ありえないと思うけれど)
今度実家に帰ったら、机を囲んで打ち明けられたりするのだろうか。
とはいえ、こちらから切り出すのも何となくイヤだなあと思っている。
なあなあで済ませてこのまま墓場まで持ってかれるのが一番な気もしている。
あと妹はこのこと知ってるのかな。何だかんだで聡いから私より先に知っていた可能性もあるけど。
まとまらないな。