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2025-11-08

馬鹿美術館写真撮りに来るな

天空アトラス イタリア館の至宝」に行ったけど最悪だった。

念のため書いておくと展示そのものは本当に素晴らしかった。

あれだけの人数をあの狭いスペースで捌くために、人員の配置や動線設計にもかなり力が入っていて、美術館や展示内容自体には何の不満もない。

何なら感心したくらいだ。

……が、体験のものは最悪だった。

とにかくもうマナーの悪い客が多い。これに尽きる。

絶対フラッシュ撮影をやめないジジイ、手を伸ばして展示台にストラップを当てながら写真を撮るババア人形突き出し写真を撮る若い女通路で立ち止まって写真確認するジジイ、柵にもたれかかってカメラを構えるジジイ、柵の前で座り込んでローアングルを狙うジジイ、肘で押しのけながらカメラを構えるババア個別に注意されるまで動画撮影をやめないジジイ、列詰めろと言われても写真を撮り続けて案の定置いていかたからって割り込んでくるババアパネル前の通路で頑なに動かずカメラを向け続けるジジイ……

パッと思い返しただけでもめちゃくちゃいた。何なんだアイツらは。

もちろん、ただ写真を撮っているだけの人にまで不快感を覚えるわけじゃない。

プロが撮った高画質の写真を容易に見ることができるこの時代に、もう一生ないかもしれない機会を画面越しで消費してまで撮影した素人写真に一体どんな価値があるのかは全く理解ができないが、1800円払って写真撮影をしたいというのは勿論個人自由だ。美術館だってそういう客を求めているか撮影可能にしているのだろう。

しかマナー云々以前に繰り返し注意書きや口頭で説明されている注意事項すらまともに守れない人間、というかジジババの多さには本当に驚かされた。

まあ客層自体子供若者<<<<中年<<高齢者だったか必然的にジジババに偏るのかもしれないが、あのモラルのなさでどうやって社会生活送ってきたんだと思わざるを得ない。

果たしてアイツらはあの展示が写真撮影禁止でも観に来たのだろうか。まあ来たら来たで似たようなことはするんだろうなぁ。

余談だがファルネーゼアトラスの展示室に入ったとき正面だけ妙に人が少なくて、不思議に思っていたら横にいたの女二人組が「正面はいいの?」「あれはちょっと上げちゃダメでしょ」「ああ……w」みたいな会話をしていたときは流石に笑ってしまった。観賞用ですらないのか。

2025-11-05

わざわざ通勤ラッシュ電車にクソデカリュック背負って乗ってる人ってアホなの?

中身は何なの?

毎日運ばないといけないものなの?

突き出しリュックの上でスマホしないと死ぬの?

手に持って下に下げられないの?

アホなの?

https://anond.hatelabo.jp/20251103191522

2025-11-03

anond:20251102075909

>ひょっとしてもしかすると、心構えの時点で何か間違ってるのか??🤔という疑いが出てる・・・

 

悪いけどこの可能性は高いと思う

「清潔と清潔感は違う」という、よく言われることを間違えてるあたりからしてそう

 

人に限ると、

清潔とは「本人の衛生状態が良いこと」であり

清潔感とは「見た目から他人が受ける印象が良いこと」である

まり清潔感とは社会性の多寡

  

見るからに不潔だと印象が悪くなるので清潔と清潔感とは無関係ではないが、

この場合に「不潔」には衛生状態のものが悪いだけでなく、不潔そうな内面も確実に含む

というか外面に表れる内面を「清潔感」で推しはかろうとしているのがこの言葉の正体

 

身だしなみができていない(TPOに合わせた装いでない)、

服装髪型流行度合いが許容ラインより大幅に下=他人に興味ない内面を映している、

表情操作姿勢、体の使い方(背中丸めて爪を噛みながらひっきりなしに貧乏ゆすりしていたら”清潔感がない”)、

こういうもの

 

答えなくていいけど増田は友人は多い方?他人とすぐ打ち解けられる?

そうでないのなら、その辺に「清潔感がないと言われる」の答えがあると思う

清潔感がない」と言われるやつは基本的認知がズレてて他人に関心がない

この組み合わせ結果、何か会話してもズレてる印象を与えがち

から悪い奴ではないかもしれないが、仲良くなれる気がしないと他人に思わせる

 

コミュニケーション力を磨くべし

 

そこから問題で、認知がズレまくってるのと本人の性格次第では

1つのことを理解してもらうのにまずべらぼうな時間がかかる(伝えた通りに受け取らない)、

次にそれを飲み込むのにやたらに時間がかかる(「いやだって違うでしょ?やっぱ清潔感なんか女が男に理不尽に採点してるだけのうんぬんかんぬん」)、

こういうやつをたくさん見てきた

他者視線を把握しづいか独りよがりなのに本人の中に他者視線希薄からその自覚すらまずないんだよね…

あるいは明らか違うだろなこと言う敵の”アドバイス”も鵜呑みにして盲従しちゃうとか

増田はどっちだろうね

 

少女マンガを読んでみたり女性向けの雑誌を漁ったり、

面と向かって「清潔感がない」と言われる状態女性向け雑誌読んでも意味いかなあ

だってそれ読んでどう会話につなげるつもり?どう「話してる女性増田への好感度が上がりそう」だと思ってるんだよ?

(ただ読んでみて面白かったなら引き続きどうぞ)

 

増田改善策で一番効果的だと思ったのはコミュニケーション術を学ぶだね

あと

風呂に長めに入るようにしたりシャンプー変えたりしてる

これ

風呂に長めに入ってどうすんだよ、そこがよくわからないんだが

それよりも風呂上りに使うデオドラント効果の高いものに変えるとか、

乾燥肌ならボディローション使って「見た目の清潔感を向上させることを狙う」とか、

顔にオールインワンゲルでいいから塗ってから爪がまだ柔らかいうちに爪やすりでささくれと爪の形整えるとかそっちやるべきでしょ?

 

変えるのもシャンプーじゃないよね

シャンプーした後のヘアセットだよ

髪の毛を「今自分ができる範囲好感度の高いヘアスタイルに変える」んだよ

シャンプーを良いものに変えてもその後剛毛ほったらかしで女性モテるのは生まれつきさらさらヘアの絶世の美男子だけだから

シャンプー後」の手入れのほうがよっぽど清潔感に影響する

 

清潔感」とは「他人から見た時の印象」だということを思い出してもらいたい

シャンプー変えて他人が見た目でわかるか?わかりません

シャンプーは変えてないけどストレートアイロンでおしゃれなふうにクセをつけました、清潔度は上がってないが他人が「見て」わかるだろ?

これが清潔感を変えうる要素(高くなるとは言っていない)

 

なぜ「高くなるとは限らない」かというと、清潔感とは総合的な印象だから

全身で統一感がある必要がある

からもしも服装言動、体の使い方が「他人視線なんか考えたことすらありません」な強烈なメッセージを発していたなら

髪の毛だけいじっても大幅得点にはつながらないし、もしも失敗してたらそれで減点すらあり得る

 

しかし忘れないでいてもらいたい

私服でいる知らん他人を見たとき、パッと見で「普通に見える」「近寄って話しかけてみたい印象がする」のなら、

その人たちは間違いなくかなり若い時分から身だしなみや清潔感というもの努力し続けて見た目を磨き上げているのである

それは美形になるためではない(いやそこも含まれはいるけど)

他人に「清潔感」を受け取ってもらうための身だしなみにかなりの労力と時間を割いてきている、だから彼らは印象が良いのである

   

増田のやることは一つだ

簡単清潔感があると言われないからといって投げ出すなってことだ

たいていの人間は一生やってるんだ

 

それと筋トレは続けてもいいけど、

筋肉隆々のキモいマン」もいるからね

それに筋トレって食事から変えてかなきゃならないのでかなりの時間とられるものなんだけど

増田そんなことやってるヒマあるのかな

それに体形の問題じゃないと思うよ

 

少しやせてるかどうかよりも猫背で巻き肩ってことはない?

人の多い場所歩いてみな

どっかのカフェの窓側の席に陣取ってもいい

そうすると、「不潔なわけじゃないけど清潔感はない」奴が必ずいて、

そういう人は顎を突き出して肩を丸めながら変な歩き方しているのがわかるかもしれない

で、家に帰って素の状態で姿見の前に立ってみろ

 

家に鏡あるよね?

自分は18で親元離れるときに先輩から「家に(全身が映る)鏡がないのは社会的に〇んでると思え」と言われたんだが

認知がズレまくってる社不は自宅に鏡がない率高いらしいな

誰調べなんだろ

 

それはともかく鏡の前にいつもの自分で立ってみて、他人目線で見てみろ

それは無理なんだけど他人になりきってみろ

少し姿勢を変えてみろ

それで印象が変わるのなら、増田問題は体形の問題じゃない 

2025-11-02

結婚して十年が経った

新婚の頃のようなイチャイチャはもうない。

だけど朝起きてコーヒーを淹れてくれる人がいて、一緒に朝食を摂れる相手が居るというのは悪くない。

昨日、買いものに行ってスーパーを出た時のことだ。

前を歩いていたおばあさんがつまずいて転んだ。

考えるより先に体が動いた。

俺はすぐに駆け寄って、おばあさんの体を支えた。

横では妻が散らばったスーパーの袋と中身を、手際よく拾い集めていた。

幸い大したケガではなかった。

そのまま一緒に車まで荷物を運ぶと、おばあさんは笑顔で受け取り「ありがとうねぇ」と何度も頭を下げてくれた。

見送ったあと、俺と妻は顔を見合わせた。

若い頃なら、たぶん抱き合って笑っていたかもしれない。

でも今はそういうことはしない。

代わりに妻が「…ん」と小さく拳を俺の方へと突き出した。

それを見て、俺も同じように拳を出して「こつん」と合わせた。

それだけで、十分通じ合えた。

たぶん今の俺にとって妻は、妻と書いて「とも」と読む。

それが今のかたち。

「やるじゃん」と妻が俺に言って、俺は「そっちも」と言い返す。

妻はちょっと笑って、俺も少し笑った。

結婚十年目。派手じゃないけれど、悪くない。

anond:20251102142119

ただの創作なんだけど、ここ好き。昭和マンガかよ

代わりに妻が「…ん」と小さく拳を俺の方へと突き出した。

それを見て、俺も同じように拳を出して「こつん」と合わせた。

2025-10-30

この前電車で起きたこ

この前、電車優先席に座った。

電車に乗った際、ちょうど近くにあったから座っただけだ。

そこでヘルプマークを持った初老男性がきたのだが、まぁ他の座席も空いているし譲る必要なんてないであろうと思って何かアクションを起こさずにいようとしたのだが、

なぜかその男性は私のところに来て顎をまるでアヒルのように突き出して「ンッンッ」と。

はてなんの事だろうと思っていると、「そこがいいんだ」と言われたのだ。偶然にも、隣の聖母マリア倫理観持ち主の親父が譲って「どうぞー」って声かけをしたので、まぁ私はええかと思ったのだが、「ンッンッ」と返されるだけ。

結局押しに負けてしまい、私は席を譲ってしまった。

あれが今でも許せない。

かに優先席ジジイカスものために用意されているわけで、18のガキに向いている席でないかもしれない。ただ、横を開けているのになぜ私のところにわざわざ座ろうと思うのか。あれなのか18の私が席にすわっているには気に食わないと言うのか。

自分語りになるが、私は片毒親で生きてきて、メンクリにも行っている。自殺もしようとしたこともある。(医者からすれば軽い抑鬱だけでモーマンタイらしいが)

それに比べて、あのヘルプマークジジイはどうだ。

障害者という枠組みでのうのうと生きてきて、社会から自動で救ってくれて、きっと親もいる。そこは知らんが。なんであんな“強者”に席を譲らなければいけないのだ。18にして人生絶望し、救いもない私がさらに虐げられなければいけないのか。若者から苦労しろクソ喰らえだ。

2025-10-21

anond:20251020175719

人種身長、年齢、全ての限界を超えて男子100m決勝に進んだアジア人スプリンター蘇炳添(ソヘイテン)の話をしようと思う

距離界は長らく黒人選手の独壇場とされてきた。爆発的なパワーと大きな歩幅はアフリカスプリンターの大きな強みだ。

蘇炳添は173cmと小柄で、アジア人の骨格が不利だと見なされていた。さらスプリント選手ピークは20代半ばと言われる中、30歳を超えても挑戦を続けていた。

常識的に考えれば、世界トップで戦える条件は揃っていなかった。

そんな数々の限界を打ち破り、アジア人として実に89年ぶりにオリンピック男子100m決勝の舞台に立ったのが、中国蘇炳添である

2010年代日本では桐生祥秀山県亮太らが台頭し、誰がアジア人初の9秒台に到達するかが注目されていた。

その競り合いの先陣を切ったのが、2015年世界陸上北京大会で9秒99をマークした蘇炳添だ。

アジア人として史上初めて10秒の壁を破り、世界中を驚かせた。

蘇炳添武器は鋭いスタートだ。爆発的な初速でリードを奪い、室内60m走ではアジア記録を次々と更新し、世界の強豪と互角に走れる下地を築いていった。

2018年には9秒91、9秒92複数回9秒台をマークし、実力として世界最速に近い領域に居続けることを証明した。

この時点で既にアジア史上最高のスプリンターであることは疑いようがなく、30歳を超えた彼がそのまま引退しても伝説として語り継がれただろう。

(ちなみにウサイン・ボルトが現役を退いたのは31歳だった)

だが、蘇炳添物語は終わらなかった。

迎えた2021年31歳で臨んだ東京オリンピック準決勝

年々高まる男子100mのレベルに阻まれ日本桐生祥秀山縣亮太多田修平の3人は惜しくも予選敗退。

テレビの前の陸上ファン最後の望みを託したのは、アジア人で唯一準決勝に駒を進めた蘇炳添だった。

だが、その期待は同時に不安でもあった。

なぜなら蘇炳添が走る準決勝第三組は「死の組」と呼ぶにふさわしい激戦区だったからだ。

アメリカロニー・ベイカー、自己ベスト9秒83。

南アフリカアカニ・シンビネ、自己ベスト9秒82。

そしてイタリアマルセルジェイコブス、自己ベスト9秒80。この男こそ後に東京五輪金メダルを掴むことになる選手だ。

決勝に進めるのは各組上位2人、そして準決勝全体でタイム上位の2人。

第三組の顔ぶれを見れば、その争いが絶望的に険しいことは明らかだった。

この組を突破するのはほとんど不可能ではないかと、多くの陸上ファンが思っていた

31歳になった蘇炳添は、静まり返るスタジアムの中でスターティングブロックに腰を下ろした。

号砲が鳴った瞬間、その身体はまるで弾丸のように飛び出した。

他の選手よりも明らかに一歩前に出る会心スタート。室内60mでアジア記録を連発してきた男の真骨頂が、この世界最高の舞台完璧に決まった。

世界トップスプリンターたちが猛然と追い上げる中、蘇炳添最後の一歩まで粘り、胸を突き出しフィニッシュラインを駆け抜けた。

結果は1着。

アジア人が100m準決勝を着順で突破する。それだけでも歴史的な快挙だった。

だが、真の衝撃はその先に待っていた。

場内の視線は一斉に、電光掲示板へと集まる。

9秒83

世界歴代12位(当時)の大記録だった。

その数字確認した瞬間、蘇炳添感情を爆発させた。カメラの前で何度もガッツポーズを繰り返す。

大声で叫びながら歓喜を全身で表現する姿は、これまで積み重ねてきた努力が一気に解き放たれたかのようだった。

動画解析によれば、蘇炳添レース中盤、60m地点を 6秒29 で通過していたという。

これは非公式ながら、現在の室内60m走の世界記録をも上回る驚異的なタイムだ。

蘇炳添人類史上最速のスタートダッシュを、オリンピック準決勝という極限の舞台でやってのけたのである

決勝は準決勝からわずか2時間後に行われた。

100m走身体の消耗が激しく、蘇炳添準決勝で全力を出し切っていた。十分な回復ができないまま臨んだ決勝の舞台

結果は6位、タイムは9秒98。

メダルには届かなかったが、それでも同じ日に2度も9秒台を叩き出したという事実が、彼の実力を雄弁に物語っていた。

アジア人が9秒8台で100mを走った。

その事実は、世界中の陸上ファンに衝撃を与えた。

YouTubeには蘇炳添準決勝の走りが無数にアップロードされ、ファン編集したドキュメンタリー動画は瞬く間に1000万再生突破した。(現在権利関係で削除されているが、当時の熱狂ぶりを物語っている。)

東京五輪男子100mの話題は「誰が金メダルを取ったか」ではなく、「蘇炳添が9秒83で走った」というニュースで持ちきりだった。

男子100mの記憶に残るレースといえば、真っ先に思い浮かぶのはウサイン・ボルトだろう。

2008年北京五輪で胸を叩きながら駆け抜けた9秒69(当時の世界新記録)、2009年ベルリン世界陸上で叩き出した人類最速の9秒58。

そして2012年ロンドン五輪男子100m決勝。

世界歴代1位から5位までのスプリンターが一堂に会した史上最速決戦の中で、ボルトは圧巻の9秒63(五輪記録)を記録し、自らの王座を守り抜いた。

彼の走りは、人間はここまで速くなれるのかというロマン世界中に刻み込んだ。

それ以上に私の記憶に焼き付いているのが、東京五輪男子100m準決勝である

自分と同じアジア人で、もしかしたら自分よりも背が低いかもしれない男が、大柄な黒人スプリンターたちを一瞬で置き去りにする圧倒的なスタート

その光景は、アジア人スプリンター可能性を根底から覆す瞬間だった。

カール・ルイスよりも速いアジア人がいる。

その事実ロマンを感じずにはいられない。




ちなみに、ウサイン・ボルトが記録した9秒58の時の60m通過タイムはおよそ6秒30と言われている。

一般的に、身長の高い選手は加速局面を苦手とし、スタートが遅い傾向にある。

それにもかかわらず、身長ほぼ2mのボルトが、173cmの蘇炳添と同じスタートダッシュを見せられるというのは、まさに異次元しか言いようがない。

2025-10-11

例えばトランプが「日本アメリカに80兆円今すぐ支払う契約書」を突き出してきたら、進次郎は何も考えずサインしそうなんだけど高市は突き返してくれるイメージがあるんで高市にはもっと頑張ってほしい

2025-10-04

いい感じの顎の人ってウイッて突き出してるんやな

筋肉の使い方が違うだけか

しかもウィッすると顎肉もへっこむという

写真撮る時だけ意識してみるか

2025-10-01

anond:20250929215921

追記2で更に全然わかってないご様子なので、返事をします。

痴漢の方が被害シリアスだが、明確に犯罪なので警察保護者が動いてくれる。私が付きまとい痴漢に悩まされていた時、増田によく似た冷淡な友人は他人事だったが、他に親切な友人が何人かいたので私も無事に撃退(駅員に突き出した)できた。お互い無事でなによりだ。

増田の言う通り、痴漢と「誘いを断れない」は違う。もちろん違うが、「違う」と指摘する点が、増田と私では異なっている。

しつこい誘いおじを断るのが難しいのは、「明確に犯罪とまでは言い切れない」、かつ「その迷惑おじと被害者は同じコミュニティ(職場とか)内に属している」ところだ。

痴漢とはそこがとても大きく違っており、痴漢は突き出せば公的犯罪としてあつかってくれるが、しつこい誘いは、例えばしっかり強く断った後に「しつこい誘い罪」とかで逮捕してくれる公権力存在しない。話の通じないストーカー的しつこい誘いマンは野放しなのだ。

またもう一つ違う点としては、(知り合いのケースあるだろうが)多くの場合痴漢赤の他人だが、しつこい誘いおじは同じコミュニティ人間である、という点である。一緒に働いてる同僚に、いくらキモいからといって強度のある(内容や回数において)断り方をすると、逆にこちらが不穏なものに見られるリスクがある。更にコミュニティが同じだとこちプライバシー推定やすい。ストーカーが容易になるというリスクもある。

そういう中で「断れよ!断れ!やれよ!」と鼻水垂らした松岡修造みたいな言い方をされても、そりゃ大した加虐趣味だなと言いたくもなる。

多くの被害経験者が、何度も断ってもしつこい、または会社のしかるべき通報部門上司に言ってもダメだった、と言っているし私もその経験がある。

上司に穏便になることを祈りつつ相談しても、「まぁうまくやってよ」と言われたこともある。もう少し事を荒立ててやろうかと思って友人数人に相談してもその中に一人や二人増田のように「断れよ!バカじゃねーの?」罵倒嘲笑をする者もあらわれる。そしてそういう彼らは私の困りを助けることはない(助けてほしいとも思わないが)。

私も、断らずに飲みに行った人が愚痴っているんだったら「はぁそうすか、ご飯は美味しかったですか?」と鼻をほじりながら聞き流すぐらいで十分だと思うよ。

もっと言えば、私も、基本線としては増田と同じで「とにかくしっかり断る」ことは大事だと思う(し、そういうブッコメをいくつかこ話題のどこかで書いている)。

でも、何度断ってもめげずに誘ってくる人に、仮に1断りに5分かかったとして(職場の同僚だったと仮定して)1か月で2時間弱の無駄時間である。それをぶつくさ言うくらい何が悪い?と思うし、しつこい人にしつこく断り続けるための情報共有をネットでしている、増田だってそういう意図だと思うけど、なんでそんな鼻水垂らした松岡修造みたいな言い方なのだ

繰り返すが、しつこい誘い断るのしんどい問題解決のためには、「何度やんわり断ってもしつこく誘ってくるコミュニティ内の割と非常識な人」の、「真っ黒ではないK70 ~95%ぐらいのevilから、「うまく逃げる」ことが要諦なのだ

見ず知らずの痴漢なら警察に突き出せばいいが、しつこい誘い断りの後には日常が続く。同じ職場キモい同僚に逆切れされたり、他の野次馬な同僚にメンタル削れることを言われたりしなきゃならない。そこそこのコストだしそこそこのリスクだ。

それを、「被害側がちゃんとしてないから悪い」を前提として話始めるのは、(増田意図とは違うかもしれないが)結果としては増田のそのはなたれ松岡スタイル意見は、しつこい輩を利する言葉にも利用される。そこを理解してほしい。ほんまええかげんにせえよ。

2025-09-23

埼玉強盗で捕まった60歳のおっさんニュース見たら悲しくなった

草ぼうぼうの実家の庭とかテレビに映っててさ

父親が死んでから元気なくなったとか近所の人が言ってて

強盗してるとき映像も出てたけど、声ちょっと震えてるし包丁突き出してるのにあんまり緊張感ないの 明らかに悪事に慣れてない感じで 元々そんな荒っぽいおっさんじゃないんだろうなって

被害者のおばちゃんもケロッとした感じでインタビュー受けてたし

強盗って確か一発懲役刑だしさ、刑務所入るの7年ぐらい?

2025-09-12

王の娘

山々に霧を宿し、海へ突き出しカリュナの地。

そこでは北に沈黙があり、南に声がある。

だが大地は裂けながらも、いまだ一つの夢を

抱えている。

その地を支配する王は、長きあい玉座

座していた。

彼の声は法となり、彼のまなざしは掟となった。

人々は彼を讃えながらも、心の奥では問いを

抱いていた。

――王は永遠に続くのか、と。

ある日、王の傍らにひとりの娘が立った。

その姿は朝の霧に包まれながらも、

王の手が示すままに歩き、

人々の目に映る新たな物語となった。

彼女こそ次の玉座に座る者」と、ある者は

言った。

「いや、まだ隠された血筋がある」と、

別の者はささやいた。

だが王は沈黙したまま、

娘を連れ、海の彼方へと赴いた。

その旅は祝福の道か、

それとも新たな鎖の始まりか。

風が問いかける。

「この玉座は血のためにあるのか。

それとも大地と人々のためにあるのか」

そして山々は答えず、

ただ霧を深めて、玉座を覆い隠した。

2025-09-02

欧州では仕事9-17時、春1w(イースター)、夏2w、冬2wの海外旅行をして、貯金も貯まる。

ある年の冬、オフシーズンギリシャに行った。空港から地下鉄ストライキをしていて、駅員に聞いて乗り換えた。アテネ建物は古く、中心部はあまりれいではない。

とはいえ地区によっては瀟洒アパートきれいなブティックもある。当時、ギリシャ経済は最悪だったが、丘の上から夜景を眺めると、確かに明かりはG7の国の首都に比べれば控えめだが、それほどでもない。

博物館収蔵品は見応えがある。

アテネでは観光客らしくパルテノン神殿ホテル屋上からも見える。夜はライトアップされる)やそこらに点在する遺跡プラ地区の店やカフェを冷やかして周ったあと、車で時計回り国土の南三分の二を一周することにした。

コリントス地峡を渡って(シーサイドの道中、橋の夜景が絵になる)水かきのついた手の形をしたペロポネソス半島に着くと、酒屋で赤ワインを買って宿でバッカス乾杯した。なお、近所にバーはない。ギリシャ北部で作られる、クシノマヴロという葡萄品種の酒は、中重口で優美でおいしく、瓶熟成も期待できそうな、輸出できる味だが、伊仏のそれと比べて安い。

朝は煮出した濃厚なギリシャコーヒーで目を覚まし、近くの透き通った海で英気を養う。

この半島は、内陸部はオリーブしか生えないような岩と乾燥土の荒れ地で、岩山のてっぺんに砦があったりする。寝坊したので、古代遺跡に着いたらすでに入り口は閉まっていたが、柵を乗り越え中に入って古代競技場の観客席に腰掛けたりはしない。

半島の先端に行ってみたが、住人のいない迷路のような道の村に羊が歩いていた。

スパルタの町は、道路信号がなく、交差点では左右の車を阿吽の呼吸ですり抜けた。外国人でも通じるらしい。博物館彫像は、ことごとく首なしか鼻欠けだった。征服に来た古代マケドニア人仕業らしい。

いくつか小さな町に立ち寄ったが、海に近いのでシーフードがおいしい。

オリンピア遺跡を見た。

国道は片側一車線だが、路肩を使って二車線になっている。

夜、給油すると、係が、20%の消費税をぼやいていた。「政府が俺らを殺しているんですよ、メリークリスマス

風が強かったが、フェリーに車を乗せてザキントス島に着いた。イオニア海きれいな緑色をしている。ここは、夏場は欧州一円から来たパリピ若者が夜通し遊ぶところだが、冬はクラブも閉まって静かだ。何もないので、カフェバービールゆっくり飲む。

翌日、浜辺に難破船のあるシップレックビーチまで、道を間違えつつ辿り着き、崖の上から眺めた。鮭の切り身のような形の岩壁が突き出し、ここだけ色がひと際鮮やかなエメラルドブルーの海を区切っていて、有名な写真スポットだ。晴天だが風が強く、帰りのフェリー欠航まちがいない。島を一周して宿に戻る道すがら、レストランで久しぶりに鯛を食べた。

半島に戻ると、橋を渡って、本土西側イオニア地方の丘の上の遺跡を歩いた。この辺りの国道はなにもない丘と低木の生えた乾燥地を抜けていて、車は時速100km以上ですっ飛ばして行く。

実はギリシャ本土は北に行くほど山がちで、スキーリゾートがある。これを知らず、車はノーマルタイヤだった。なにしろ比喩的心筋梗塞に襲われ、旅行の前日に思い立って航空券を買ったのだ。

メテオラという、ビルほどの巨大な奇岩が連なっている天辺修道院が乗っている所に来た。修道院には、ロープウェイ物資を運んでいるらしい。

その後、オリンポス山を見に行ったのだが、雪に煙って見えなかった。バーに入って酒をたのんで話をしたあと、覚えていない。

ギリシャトイレ水道管は断面が狭いらしいので、トイレットペーパーは流さないでかごに捨てることになっているところが多い。

朝食では、濃厚なギリシャヨーグルトに特産蜂蜜をかけて食べた。いろいろギリシャ料理があったが、名前は忘れた。

一方通行路地の片側にはびっしり駐車してあり、しかも一台分の割り当てが短い。慣れずに苦戦していると、「きみ、出るのか入るのか、どっち?」

この日、神殿を見にデルフォイまで行くつもりだったが、途中、雪が散らつき車を飛ばせず、峠に向かうと夜になり、固く引き締まった雪道に空は吹雪いていた。実は、車屋の親父が調子のいいやつで、タイヤチェーンをトランクに入れてくれたのだが、サイズが合わない。峠で唯一のホテルの前で、明かりを頼りに苦戦していると、主が出てきて、中でコーヒーを飲ませてくれた。結局、諦めてアテネに戻ることにした。途中の高速道路新雪と融雪が斑なシャーベットになっていて、一台だけ時速60kmで進んだ。アテネに近づくと、辺りは雪の気配さえない。真夜中、アパートホテル場所を探すのに、手間がかかった。

結論として、今度ギリシャに行く機会があるとすれば、北部都市テッサロニキを見てみたいが、気温40度になる夏、あるいはたくさんあるうちの島のいくつかのビーチで寝そべって過ごしたいかといえば、よく分からない。もしかすると、クレタ島もいいかもしれない。

2025-08-17

これから野球漫画は性暴力と向き合う義務がある

野球部活動することがいつだってハラスメントと隣合わせである現実と向き合わないといけない。

熱血主人公絶対的に正しく、それに共感した仲間たちが勉強や家の手伝いをゴミ箱に投げ捨てて同じ用に努力する日々を美化する時代は終わった。

野球を上手くなるためにチンポを舐められるのか、チンポなんて舐めても野球は上手くならないからこれは心の歪んだ先輩の性暴力なんだと気づく物語

学校甲子園に出られるようにするためにチンポを舐めさせようとした先輩を警察突き出し、全ての膿を吐き出すために3年生2年生世代が全員消える。

1年生と新人監督、削られた部費、恐れ知らずのバカ先輩による嫌がらせ、それらと戦いながら甲子園を目指す。

当然上手くいかない。

予選で負ける。

2年生になった主人公たち、舐めた態度の新入生。

必死に戦い、また予選で負ける。

3年生になり、焦りが募る。

誰かが受験に専念すると語り練習に来なくなる。

才能はあるが磨き方が足りない後輩、どうにかして前を向かせたい気持ち

そして気づけばチンポを舐めさせようとしていた自分

高速で転がりゆく人生

刑務所の中で迎える最終話

休憩時間バットを持って駆け出す男達。

「堀の中、大して上手くもないおっちゃん達と和気藹々と野球をしていて思い出した。野球って、もっとしかったんだなって」

これから野球漫画はこういう文脈で描く義務があるんだ。

2025-08-12

anond:20250812181520

変な話だけど、調査ではイジメの加害経験してる奴多いじゃん

お前か、もしくは友達してたんじゃないの?

中には暴力まがいのこととか、もの隠すみたいな盗難とかさ

調べればありそうじゃん

まず自分の周りから警察突き出して行けば?

2025-08-11

「言っても分からいから殴るしかない」を禁止することの意味をお前らは理解してるの?

注意と罰則の段階を一つ飛ばすっていうことは、口頭注意の限界を超えたらいきなり損害賠償罰則に飛ぶってことになるよね。

①身近な人間による口頭注意

②身近な人間による暴力注意

示談損害賠償

公的機関による裁判

③の示談についてはそれをやった人間の支払い能力を越えていたら④にそのまま飛ぶってこと。

たとえば貧乏な家の子供が同級生を殴って怪我させて、病院代を払えなかったら示談で終わらずに少年院送りになるってことだよ。

よっぽど力関係がある場合以外は両者が③・④を実施するレベルを先送りにして将来的に帳簿でトントンになるのを見越して保留する形になるわけだが、その際の一時的処置として②の「ひとまずコイツには殴って分からせておきますから」は大きな意味があった。

子供が実際に自分の体でダメージを受けることは本能レベル反省を刷り込む機会をもたらすからね。

人間動物じゃないからそんなことはない」って主張する人は、なんで断酒する人が抗酒薬(シアナマイド)を服用するか考えて欲しい。

現代医学世界においても「肉体的苦痛によって人間の行動はコントロール出来る」という研究成果があるってことだよ。

まり暴力による教育を行っている人たちってのは犯罪者予備軍を踏みとどまらせるためにやってるわけ。

もしも彼らが教育としての暴力を辞めたらどうなるか?

それはある中にシアナマイドを処方するのを辞めることに等しいんだよ。

行動習慣として染み付いた犯罪行為を辞められずにあっという間に少年院刑務所に入ることになる。

そして真っ当な社会から断絶された人生を歩むってことだ。

刑務所に入ったことで更生できる人間もいるけど、それ以上に刑務所に入ったことで「たまに刑務所に入りながらの生き方もあるなら俺もこれでいこう」と学んでしまう人も多い。

何故そうなるのかと言えば、身近なロールモデル収監された犯罪者刑務官しかいないからだ。

刑務所に入るような人間刑務官になるのは難しいわけで、そうなると身近な犯罪者ロールモデルにすることになる。

その相手が更生に向かって進んでいるならいいけど、ちゃんと働いているふりして実際には出たあとはどうやって今度は捕まらずに反社行為を続けるのかばかり感がている人を参考にしたらもうおしまいだ。

少年院刑務所のことをちゃんと知らない人は「あそこに入れたら犯罪者真人間になって帰ってくる魔法のハコ」みたいに思ってるフシがあるがそんなことはない。

一般社会の中で殴られながら暮らすほうがよっぽど更生の余地はあるんだ。

周囲には大勢の「犯罪とは全く無縁の人生を歩んでいる人たち」のロールモデルがあるわけで、その中には数多くの「センコー親方にぶん殴られながら時間をかけて大人になった元不良」もいる。

そういった人達との出会いの機会がごっそり奪われてしまうことのリスクもっとちゃんと考えて欲しい。

悪いことをしたと自覚させるためには罰則必要だが、そのやり方としていきなり少年院送りにするんじゃ未来が閉じるんだよ。

未来を残しながらも、どんな馬鹿でも自分がやったことが許されないと理解させるためには、もう暴力しか無いんだよね。

暴力による躾は必須なわけじゃない。

罪を犯すような人間真人間になれる機会を犠牲にすれば、ただ警察突き出して相応の裁きを受けてもらうだけでいい。

でもそんなことしたら未来社会からまともな人間が1人減って、代わりに犯罪者が1人増えるかも知れない。

どちらの未来分岐するかの分かれ目で、少しでもマシな未来にたどり着いて欲しいという願いがこもっているのが、愛の拳、躾の暴力なんだな。

それを分かったうえで語ってほしいもんだよ。

「躾と称した暴力反対」なんて言葉はね。

2025-08-08

anond:20250808223130

お前の釣り記事、悪い意味で腹にくる。読んでる間ずっと、道端で配ってる怪しい試供品を無理やり口に押し込まれてるみたいな気分になる。行ごとに針を突き出してくるけど、その針があまりにも目立つ。錆びた安全ピンを「これ毒針です」って自慢してる感じ。自分では巧妙だと思ってるのかもしれないが、こっちからしたら素手で持てるレベルオモチャだ。刺さる以前に笑えてしまう。

効く釣りは、読んだときはただの文章に見えて、しばらく経ってから心の奥でじわっと膿みはじめるやつだ。閉じた本を机に置いた瞬間にふっと浮かぶ違和感。それが脳の裏にこびりついて離れない。文全体は真面目で、たった一か所だけ冷えた温度を忍ばせる。その違和感を察した人だけが「あの文章やばいぞ」と広める。目に見えない毒ほど、時間差で効く。だからこそ人は自分から進んで舐める

お前のやってることは、唐辛子炊飯器いっぱいに詰めて「これが旨味だ」と言い張るようなものだ。最初は確かに刺激がある。でも二口目には舌も脳も壊れて、何を食べてるか分からなくなる。釣りだって同じで、連続で殴れば殴るほど相手は無感覚になる。魚だって網を見せながら追い回せば逃げる。捕まるのは死んだ魚だけだ。

間合いが読めない釣りは、ただの悪ふざけにも劣る。平凡を置き、油断させ、突然足元を崩す。それでこそ反応は生まれる。逆に「俺は今からお前を釣るぞ」と全力で叫びながら近づくやつは、酔っ払い喧嘩と同じで見てる方が恥ずかしい。

お前の釣りは浅瀬でバケツを振り回してるだけだ。深さも潮の流れも測らず、撒き餌をドサドサ落として、後は「来いよ」と座って待つ。そりゃ寄ってくるのはカラスゴミ袋だけだ。古典悪戯、毒のある詩、広告の隠しコピー裁判記録の皮肉…そういう濃い餌を漁れ。毒は水で薄めるな。純度を上げて、少しだけ垂らせ。針はしまい込み、見せた瞬間に錆びることを忘れるな。

もし隠せないなら書くな。書くなら、自分も沈む覚悟を持て。沈むのが怖いなら、釣り師ではなく観客として岸で拍手でもしていろ。観客が一番安全だし、一番退屈でもある。退屈の中で生きたいなら、それもまた才能だ。

2025-07-30

箱推しなんだろうか


とりとめのない話を聞いてほしいのだが。

ここ一年くらいのことだ。夜に女性従業員接待するお店に通っている。月に2~3回くらい。

道路を作る仕事をしてて、たまに現場ハードな日がある。帰りに飲み屋街に寄って、焼肉を食べて帰る習慣があった。

疲労した肉体と空きっ腹に、お酒ロース肉と石焼ビビンバ冷麺マッチする体験ベスト快楽である仕事帰りにうまいメシを食べるのが好きだった。

いつからあの店(二行目のお店)に通うようになっただろうか。数えてみたけど、やはり一年以上は経つ。

きっかけはなんとなくである。これまで個人的に夜のお店に行ったことはなかった。会社の経費とか、先輩や上司の付き添いでキャバラウンジに行ったことはあるが、自分には合わなかった。

ただ、スナックだったら自分でも行けるかもしれないと思った。それだけだ。スナックって、どっちかと言うと居酒屋の仲間なんだろう、確か。秘密戦隊ゴレンジャーの第1話にも料理店みたいなスナックが出ている。

過去、いわゆる増田日記スナックに行ってみたいというのを読んだことがある。一度は行ってみたいと思っていた。

そこは実際、いい店だった。初めて行った時は「はぐれ刑事純情派で見たかもしれぬ」と思った。

店内は明るい内装だった。暗闇なんてことはなかった。「どの席に座ったらいいですか?」と聞いたら、ママさんと若い子(kanaさん。以下敬称略)が案内してくれた。突き出しが出た。廉価な食材なのは明らかなのに、不思議とおいしい。

その店なんだが、(疲れた日の)仕事帰りにふらりと立ち寄るには、程よい賑やかさと、肩肘張らない雰囲気が今でも気に入ってる。ママさんの人柄が移ってるんだろうか、女の子たちもみんな愛想が良い。後で聞いたが、求人誌じゃなくてスタッフは全員紹介制らしい。なるほど……と思った。



お店に入ってカウンター席に座ると、大抵誰かが声をかけてくれる。

最初に話しかけてくれるのは、kanaが多いかもしれない。「いらっしゃいませ」の声が、少し落ち着いたトーンで安心する。

kanaは話しやすいし、何より聞き上手だ。ついつい、仕事愚痴とか、どうでもいいような話をしてしまう。話し過ぎるとウザいんで、彼女ネイルの話もするようにしてる。

でも数か月前、私は調子に乗ったことがあった。

kanaさんが一番だよ。話しやすいし一番落ち着く」

と言ってしまった。こんなこと、会社で気になってる子にも言ったことない。一番とか言ったら、二番と三番が居そうな気がする。あの発言は、湿原だったと感じている。

でも、決して嘘ではない。その時の正直な気持ちだ。彼女の、どこか控えめな笑顔が好きだなって。

ナニカを好き、という感情があるなら言えばいいと思う。恋愛に限らず。自分気持ちを正直に言えない人は、弱い人間だと思う。私はこのお店が好きなのだと思った。

ここまで書いていて、未成年の頃に読んだ『はてしない物語』という小説を思い出した。今しがた序盤を読んでみると、懐かしの文章を見つけることができた。

かに心をとらえられ、たちまち熱中してしまうのは、謎にみちた不思議なことだが、それは子どももおとなと変わらない。そういう情熱のとりこになってしまった者にはどうしてなのか説明することができないし、そういう経験したことのない者には理解することができない。山の頂を征服することに命を賭ける者がいるが、なぜそんなことをするのか、だれ一人、その当人さえもほんとうに説明することはできないものだ。 P.17



だが意外なことに、私が其処で見つけた感情は明るい春の森ではなく、低草の海原だった。日光が高々と茂る樹木若葉をすかして降り注ぐはずが、光が届くことはなくて、影ばかりがあった。

春の里山を歩く時の、土の匂いきのこ香り暖かい空気桜の木に停まったメバルのさえずり。私が立っている場所にはそういう森林の風情はなくて、ただ開けた草原に立っていて、満ち足りない自分が何かを探しているような感覚があった。

其処、つまりこのスナックについて。

ここは、いいところなのだ。それは間違いない。

※ほかの客は「ガールズバー」だと言ってた。でも看板にはSnackとある

kana以外に他の子たちも、それぞれに良いところがある。yukiは大変明るくてよく笑うし、minami一生懸命話を聞いてくれる。傾聴力がスゴイ。

かにもいい子がいる。19才~50代まで幅広い年齢の従業員がいる。はてみ民はおおよそ支持するであろう、多様性がある。

彼女たちを見ていると、それぞれ全員頑張っていると思う。自分社会人20年なので、わかる。

彼女らは、この場所でそれぞれの持ち味を発揮しようとしている。みんなスゴイと感じる。自分若い頃とは、てんで違う。若者言葉でいうと「レベチ」だろうか。

から、誰に対しても分け隔てなく接したいと思うし、特定の子だけ贔屓しないようにしてる。まあ、指名制度はないし、どの子が付くかは運しだいなのだが。



実家に帰った日などは、有名店で買ったお菓子を持参することがある。皆にもお裾分けしたくなる。

できるだけ、ほかのお客さんの分も買うようにしてるが、数が足りない時は、自分のところに付いた子と2人で食べる。

このお店は開店して何十年も経つらしいが、いつ無くなるかだってからない。貴重な時間を、その瞬間をお菓子に閉じ込めて共有しておきたい。人生の残り時間は、見えない導火線のようなものから

ママさんには、「この店が一番居心地いい。女の子たちがガツガツしてなくて、和気あいあいとしてるのがいい」と伝えたことがある。

これも本心だ。客同士で競い合うような雰囲気や、店員同士が張り合っているような空気は疲れてしまう。若い頃、年配の上司の奢りで行ったことのあるクラブで、目の前の女の子が確か……

「ねえ、私。昨日が誕生日だったんです」

と言ってきた。

当時21才だった私が「?」となっていると、上司は「おめでとう。いいお客さんにシャンパンおごってもらえた?」と返していた。そういうことか、と思った。

さらにまた別の子が「じつは、私~あと十か月後に誕生日なんだけど~」と言ってきた。冗談だと信じたかった。

ほかの店の話はやめよう。とにかく自分は、ここが好きだ。ここの、どこか家庭的な雰囲気が好きなのだ

かに好きなところは……『余裕』だろうか。半年ほど前、私一人がお店にいた時、あまりにお客が少ないものから、「シャンパンを注文します。ワインでもいいです。何かありますか?」とkanaさんとminamiさんに尋ねた。お店のスタッフはそのふたりだけだった。

すると、ふたりキッチンの方まで行って、それから帰ってくると、「ごめんなさい。ひとつもないんです」と返答した。その時は、『残念……』としか思わなかったが、帰宅途中におかしいと気が付いた。

夜に女性ドレスを着て接客するお店に、ボトルひとつも置いてないということはないだろう。何が言いたいかというと、あのふたりは私のことを気遣ってくれたのだ。主に財布のことを。

その時、心の中に温かい感情が芽生えた。ここまで気遣ってくれなくていいのに、と心の底から感じた。



これまで2回だけ、kanaと同伴出勤したことがある。お好み焼きとか、焼き鳥のお店に行った。高い焼肉を奢ろうとした時もあったけど、好きではないようだった。

それ以前、kanaの同伴依頼を断ったことがあった。ある日、お店の営業が終わる頃だった。そこで私は同伴のお誘いを断った。するとkanaは、同伴ができないなら、お店が終わった後に深夜営業レストランで夕食を奢ってほしいという。自分と仲間に。それも結局断ったのだった。明日の朝が早かったので……

後日、なんだか悪いと思って同伴出勤をしてみたのだが、新鮮な感覚だった。一瞬だけど、若い頃に戻れたような気がした。お洒落私服女性と、一緒に往来を歩くのは久しぶりだった。

それからの私は、お店で自分が○回以上付いた~という基準を満たす子を全員同伴に誘っている。kanaだけと行くのは公平ではない気がしたから。自分にとっての矜持だった。



いつからだろうか。kanaが時折、こちらをじっと見ている。本当にそうだ。男の自分が気付くのだから、間違いないと思う。

ほかの席にkanaがいて、喋ってなくて蚊帳の外みたいになってる時に、私がいる方を見て、何か言いたそうな表情をしている時がある。

しかしたら、自分の行動は悪かったのだろうか。あの子にはどう映っているのだろうか。自分には夜のお店のマナーはわからない。やはり、多くの子と同伴をするのは悪いことなのだろうか。

あの時、kanaに「一番」と言ったのは、その時の気持ちだった。

でも、それは彼女に対してではないのかもしれない。私はこの店の雰囲気全体が好きで、そこにいる一人ひとりの女の子たちに感謝している。

それはまるで、応援しているアイドルグループ全体を好きになる感覚に近いのかもしれない。特定の誰か一人というより、箱推しというやつだと思う。箱推しという単語は、先日YouTubeチャンネル配信されていた『推し武道館いってくれたら死ぬ』という作品で学んだ。



一人ひとりの個性ちゃんと見ているつもりだ。例えば、kanaの落ち着いた雰囲気yukiの明るさ、minamiの真面目さひたむきさ。それぞれいいなって、その良さを感じている。

でも、特定の誰か一人を気に入ってるという感覚がない。みんな人柄がいい子だから、みんなに好意があって、それは、応援しているチームのメンバー全員を応援するような感覚だ。そう、本当に「箱推しなのだ

ただ、彼女たちはアイドルではない。だから自分のこの感覚彼女たちには伝わらないだろうし、むしろ言えば……誤解を招く。

この日記を書いたのは、ちょっと前に、kanaに「増田さんはいい人だけど、たまに、なんか嘘ついている気がする」と言われたからだ。「増田さん。夜の店では、一人を選ぶのが普通かもしれませんよ」とも。

kanaは、私を「気持ち悪い」と感じているかもという考えが頭をよぎった。もし、そうだったら少し寂しい。kanaの、あの控えめな笑顔が好きなのである

結局、どうすれば良いのだろうか。

誰か一人だけを特別扱いすれば、それはそれで他の子たちに申し訳ない気がする。そのうち職場人間関係が悪くなるかもしれない。かといって今のままでは、kanaが寂しい表情のままなのかも。



先月、店を出る時、kanaが話しかけてきた。「あの……いつも、ありがとうございます」と。

その言葉に、私はただ「こちらこそ、ありがとう」と返すのが精一杯だった。本当は、もう少し何か言いたかったけど、言葉が見つからない。

彼女も、何か言いたいことがあったのかもしれない。

夏に入ってからは一度も店に行ってない。今週は少しだけ顔を出してみようか。もし機会があれば、少しだけ、自分気持ちを正直に伝えてみようか。『箱推しであるという。

ただ、ほかの従業員もお客さんもいるし、それとない言い方しかできないと思う。ストレートに伝えるために同伴するにしても、kanaとはもう4回以上している。ちょっと多すぎる。

一度だけ、お店が終わった後で、kanaにかなり遅い夕食を奢ったことがある。また誘ってみようかな。

最後に、私がこの店を好きだということ。そして、そこで頑張っている、夢や目標を追っている彼女達の人格や人柄を尊敬していること。

これが、自分の正直な気持ちなのだ。ここで書いても何も解決しないけど、気持ちの整理のために書いてみようと思った。それだけだ。

2025-07-26

性を売り物にしている女が憎い

正直に言う

私は性を売り物にしている女が憎い

グラビアアイドルAV女優風俗嬢コスプレイヤーもインスタグラマーもみんな等しく憎い

あとオタク向けの乳とケツを強調したエロ絵を描いている公然わいせつオタク共も憎い

胸を寄せて谷間を作りケツを突き出して男に媚びる

その視線を金に変える

同じ女としてそんな生き方をしている女がどうしても許せない

別に正義の味方を気取ってるわけでもないし自分特別清廉潔白なわけでもない

でもああいう女の体を武器にする女を見るたびに憎しみが湧いてくる

怒りというよりは吐き気に近い

オエーーーーーってゲロを吐きたくなる

自分がどれだけ他の女性の足を引っ張っているか自覚もしない

私たちのような普通女性社会活動に悪影響を及ぼしても気にもとめない

そういう生き方をしておきながら「別に私は好きなことをしているだけだし?」みたいなすとぼけた顔をしているのが本当に許せない

女は男の性処理道具じゃない

男もいちいち女に対して女というだけの理由性的視線を向けてはならない

こういう社会常識がようやく形成されたのにああい売女たちがあたかもそういう常識がないかのように振る舞うせいで全部台無しになってしま

これは個人自由問題職業選択の自由問題じゃない

女の尊厳を踏みにじる女のせいで他の無数の女の犠牲が今この瞬間もどんどん増えている

自己表現だのなんだのもっともらしい言葉正当化したところで男に対して性を売り物にしているという事実は変わらないし「女は男にとって都合のいい女を演じて男にすり寄ることで生計を立てましょう」というゴミみたいなメッセージを発信していることに変わりはない

Xの論争を見ていて思うけど男の再教育と並行してこういう売女教育も並行してやっていかなくちゃいけないんじゃないか

こういう連鎖はどこかで断ち切らなきゃいけない

普通一般的女性生存という点で日本はもう限界ギリギリだよ

性を金に換える行為にはっきりと線を引いて、「ここから先は社会として許さない」と言う必要があると思う

私は心から法律規制してほしいと思ってる

露出過多のSNS投稿も、性的自己売り込みも、売春と同じように公的に取り締まるべきだ

こういうことを言うと美しい身体嫉妬してるだけとかほざく馬鹿売女が湧いてくる

そういう言葉すらこの社会いかに女を「性的存在」としてしか見ていないか証明していると思う

私はただ女が女として生きることがこれ以上歪められてほしくないだけだ

お願いだから、やめてくれ。あなたたちが笑顔で体を売るたびに私は心が死んでいく

2025-07-16

黒い巨塔

第一章 うけけけけけ!笑いと絶頂の裁き

 裁判所大理石廊下には、ぬめぬめとした欲望の気配が立ち込めていた。傍聴席では老婦人が失神し、若い記者スマホを抱えて涎を垂らしている。うけけけけけ!と笑い声が響き渡る中、財前教授白衣を翻しながら証言台に立った。

 「患者意思決定能力治療経過に重大な影響を与える、などと言ったってな、あれは一部のマニュアルにちょこっと書いてあるだけだ!患者が暴れ、拒否し、俺に抱きついて泣きわめくことな日常茶飯事だ!」

 うけけけけけ!佐々木庸平が突如飛び出してきた。彼は「俺は絶対がんじゃない!」と怒号を上げ、若き柳原医局員の白衣乱暴に引き裂くと、その胸を貪り、股間をぐいと持ち上げた。

 「がんじゃないんだよおおおお!!がんにされたくねぇぇぇ!!」

 柳原抵抗することもできず、冷たい床に膝をついて震えながら、「患者神様患者神様…」と唱え続けた。だがその頬には微かに紅潮が走り、思わず震える指先を噛み締めると、うけけけけと声が漏れる。

 同時刻、留置場では亀山君子看護師逮捕され、面会に来た柳原医局員に「初イキはお前だったんだぞ…」と涙ながらに叫んでいた。その瞬間、君子は面会ブース椅子に腰を突き出し、ぶるぶると小刻みに震えると、ガラスの向こうの刑事が「うけけけけ!」と狂った拍手を送った。

 裁判長は目をむき、「静粛に!」と木槌を叩くが、傍聴席はすでに乱交儀式のような熱狂に包まれていた。東教授の娘、東佐枝子は術後、意識朦朧とする中で、「パパ…パパ…」と呻きながら、何者かに見えない舌で身体を舐め回されている幻覚に溺れていた。

 その幻覚の根源は、実は若き頃の東教授が財前教授を「育成」するために仕組んだ呪いだった。財前は証言台で震える指を見つめ、突然笑い出した。「ああっ、これが…これが我が巨塔か!俺の血と欲望の塔かっ!」

 うけけけけけ!うけけけけけけけけ!

 法廷は今や、性と権力嫉妬欲望が渦巻く終末のカーニバル里見は泣きながら法廷に立ち、「医学倫理を…医学倫理を守れ!」と叫ぶが、声は誰にも届かない。柳原白衣を脱ぎ捨て、君子の幻を追い求めて床を這い、佐々木庸平は天を仰いで涎を垂らし、「がんじゃない!!」と絶叫し続ける。

 東教授の声が響く。「財前よ、お前はワシの欲望を超えたのじゃ…」

 そして最後の木槌が打ち下ろされると、法廷は一瞬静まり返った後、全員が一斉に「うけけけけけけけけ!」と笑い、狂気喝采を上げた。

 その瞬間、白い巨塔は天を突き破り、血と精液と涙のシャワーを撒き散らしながら崩れ落ちた。

 終わりなき笑いの中、財前教授の虚ろな目は遠くを見つめていた———うけけけけけ!

2025-07-07

好きな人がいる。

インターネット女の子だ。まさかこの僕がそんな恋をするとは夢にも思わなかったけど、自分の心には逆らえない。

なんでそんな子のことを毎晩考えて病んで裏垢に書くぐらい好きかというと、本当に傷ついた時に「救われた」からだ。

高校通信で、好きになった当時バイトぐらいしか他人と関わる場所がなかった(バイト仕事と割り切って人と深くは関わらなかった)ので、今もだけど本当にネットしか友達がいない。

それでも現実で会って遊ぶみたいなことがちょくちょくあって、いろんな人と会ってた。

から僕は低身長なのはみんなが知ってる。

好きな人と同じ、160cm。

ある日discordでみんなでゲームをしてたから、ちょろっと入ってみたら僕の身長の話をしてて、チビ本人がやってきたぞという感じで、本当に信じられないくらバカにされた。

僕はそれはそれは悲しくなって、こんな身体で生きてる意味も無いなとか思ってたんだけど、好きな子だけは僕をバカにしなかった。

お前の身長やばいから、みんなで並んだらお前の部分だけボコってなるから

わたしと並んだらボコってならないよ」

基本的に僕は自分過去気持ちちゃんと思い出すことができないけど、この時の怒り悲しみはそこそこ鮮明に分かる。

きな子に言われた言葉を思い出せば、何度でもあの時の心を再現できる。

「救われた」って書いたけど、今でも身長コンプレックスだし、この表現ちょっとオーバーだったかもしれない。

でもああ言ってもらえなかったらもっと傷付いていたし、ダメージが許容量を超えて悲惨な結果になっていた可能性さえある。

それにあの子の優しいところに惚れたのは確かだ。

そのあとに

じゃあ、君はチビの男が好きなの?

と言われて、「170は欲しいかなー」とか言ってた気がするけど、そう言っていたこと認めてしまうと、今からでも精神崩壊が始まりかねないので、言っていないものとする。

言ってたにしろ、あの状況で僕を庇った挙句身長の男にも魅力がある的なことまで言ってしまえば、僕への愛を公開しているも同然なので、誤魔化したという感じだろう。

(「わたしと並んだらボコってならないよ」から、じゃあ君はチビの男が好きなの?という会話は不自然なので、間に彼女が何か言ってくれていた可能性が高い。覚えていなくて申し訳ない。)

僕みたいな人間はタダで救われることができない。

の子の優しさを垣間見て、好きになろうとか、全部捧げようとか決めたのは僕自身なのだけど、あの瞬間のダメージを少しだけ緩和してもらって、その分をあとから物凄い利子で返されているような気分になることがある。

好きの成分の多くを依存が占めているので不安定なのだ

最初ネット女の子なんか好きになった自分に嫌気が差していたのに、常に彼女が頭の中に現れて割れそうな時期もあった。

の子アイドルの○○がかっこいいとかメロいとか言う度に嫉妬の炎で大火傷もした。

から本当にやばいことを書くけど、あの子別に僕のことなど好きではない。

庇ってくれたのも多分僕があまりにもかわいそうだからという以外に理由がないし、その時以外にも元気付けてくれたことがあったけど、友達として優しくしてくれただけ。

これほど苦しみながら愛しても、あの子は僕を哀れな子羊程度にしか思っていないのだ。

この間は彼氏ができたとか言っていた。

の子とのLINE毎日の楽しみにしてたけど、送りづらくなった。

これからも僕は「わたしと並んだらボコってならないよ」という、あの子の優しさの欠片だけを握りしめて生きていくのだろう。たまに毒針が突き出してきて苦しむこともあるだろうし、他の女の子を好きになろうという時はその欠片に罪悪感を抱く。

下手をしたら二度と恋ができないかもしれない。

それでも人生は地続きで、同時にこなすべきタスクも山ほどあるという事実が本当に辛い。

2025-06-26

dorawii

今の英文スパムって例えるなら買い物カゴにいろんなフロアから商品入れまくった挙げ句通路にそのカゴほっぽって何も買わずに出ちゃうようなことを意図的に繰り返すような感じだよね。

万引きなら一発で警察突き出したりできるけど商品を元に戻さないというだけじゃ常習でもなかなか事件化しづらい。

といってもやっぱりあんまり調子に乗ってたらわからない。

しかネットだとそのレベルのことしても全然大丈夫というかやってる側もなんか感覚麻痺ちゃうのもあるんだろうね。SNS無修正二次元画像平気で垂れ流してるやつ割と大勢いるのと同じ。

2025-06-24

夜に母とご飯を食べながらテレビを見ていると小太りでメガネをかけた中年男性が拳を前に突き出し「まんじるー!」と突然奇声をあげた。

昔はそういうのがテレビに映ると急いでチャンネルを変えていた母は耳が遠くなったのかそのまま食事を続けていた。

わたしも知らないフリをしてその後横になったけどあの顔と言ったことがフラッシュバックして寝ることができなかった。

最近テレビ浄化されたと思っていたのにBPOは何をしているんだ。

2025-05-22

知人からミッドサマーを勧められた

公開当時は非常に話題となった作品らしいけど、全然知らなかった。

知人から観た方がいいよと勧められた。

なのでレンタルしてきて、ジャケットからして不穏。

花冠してる女性が泣いている姿を見るのは初めてかもしれない。

最近は寝る前に映画一本観るのに嵌ってて、この映画もそのスタイルで鑑賞した。

結論からいって、最初から全部おかしい。

怖すぎた。でも引き込まれもした。

から気づけば、真っ赤な目をしながら二回目を視聴していた。

でもね、二回観て分かったことがある。

まず死体が安っぽい。色味も。造形も。どことなくチープ。

埋められて足だけ突き出してる死体とかまるでコントみたいで思わず笑ってしまった。

しかも一度笑うと感情が緩んで怖さが抜ける。

これってもしかしてコメディ映画なんじゃないの?って

実際、本当にちょっと声を上げて笑ってしまった。

でもその時に気付いてしまった。

この恐怖の薄れが、あの信者たちの感覚に近づいているってことを。

途端、笑顔が消えた。

彼らは死体を見ても怖がらないし、血を見ても泣いたり叫ばない。

これは祝祭だって受け入れてる。

笑ってる自分もまた、それに近づいていた。

私は気付いてしまったのだ。

観ているうちにこちらの感覚が段々と信者寄りになっていくことに。

自分が祝福の空気に慣れてしまっているのだと気づいた時、

ラストシーン彼女笑顔自分のようだと気付いた時、

鳥肌が立った。

最後、あの不気味な建物が炎に包まれるあのシーン。

最初、とても静か。

火が回り出すのも、ちょっとずつ。

でも一度着火したらもう止まらない。じりじり、ぱちぱち、轟々。

まるで呼吸してるみたいに燃えていく。

特筆すべきはたぶん、激しく燃えている様子と鎮火した後だけではなく、その過程をじっくりと描いたこと。

隆盛を極めた炎の刹那

そのわずかな間のシーンにこそ、この映画の魅力が全て詰まっている。

不思議とそこに畏怖や恐怖ではなく、神秘的な美しさがあったのだから

ここに書いたのとほぼ同じような感想を紹介してくれた知人に送ったら、「ようこそ」って一言だけ返ってきた。

カルトかよ。

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