はてなキーワード: 肖像とは
■まず大前提
著作権侵害の刑事処罰は原則“親告罪”(権利者の告訴が必要)。
ただし悪質な海賊版行為の一部は非親告罪化されとる(TPP関連改正)。
つまり、営利・原作そのまま・権利者利益を不当に害するなどの条件を満たすと、告訴なしでも動けるケースがあるで。
肖像権侵害は民事上の問題(人格権)。刑事罰の条文はなく、差止・削除・損害賠償などで争われるタイプや。判例上の権利として整理されてる。
■A. 著作権侵害っぽいのを見たら(あなたが当事者ではない場合)
2. プラットフォームに通報:各SNS/サイトの著作権侵害報告フォームから淡々と報告。(プロバイダ責任制限法関係の最新ガイドラインに沿って運営側が対処する)
3. 公的窓口も選択肢:違法・有害情報相談センター(ihaho)で相談可。
・投稿者へ直接DMで抗議/晒し行為(誤認・名誉毀損のリスク)。
・「作者本人」に勝手に通知(誤情報や二次被害を招きやすい)。
◯迷いどころメモ
引用ならOK? → 出所明示/主従関係/必要最小限など厳しめの要件を全部満たして初めてセーフ。見かけが“引用っぽい”だけやと通らんことも多いで。
■B. 著作権侵害っぽいのを見たら(あなたが著作権者の場合)
2. サイト運営へ削除申請(専用フォーム or 送信防止措置の申出)。
4. 刑事も視野:原則は親告罪やけど、悪質な海賊版の一部は非親告罪化されとる(営利目的・原作そのまま・利益を不当に害する等)。状況がハマるなら警察/相談窓口へ。
■C. 肖像権侵害っぽいのを見たら(あなたが当事者ではない場合)
◯ベターな動き
2. プラットフォームの通報機能で報告(ガイドラインに沿って処理される)。
◯NG
・当人へ直DMして不安を煽る/晒す(誤認・二次被害・三者間トラブルの火種)。
■D. 肖像権侵害っぽいのを見たら(あなたが写ってる本人の場合)
1. 証拠保全。
3. 応じない場合は弁護士へ(差止・削除・損害賠償の民事対応)。
※ 肖像権は条文でなく判例上の人格権として扱われるのが基本や。
二次創作:公式ガイドラインで許容範囲が定められてることがある。なければ基本グレー。
AI生成:見た目が似てても直トレースや原作そのままでなければ即アウトとは限らん。が、原作そのまま流用や配布は危険。
素材サイトの人物写真:モデルリリース(肖像使用許諾)の有無・用途制限を要確認。ロイヤリティフリーでも万能ではない。
正規配信か迷ったらABJマーク/エルマークの有無も目安になるで。
公式配布物の無断転載(原作そのまま)と思われ、権利者の利益を不当に害する可能性があります。貴サービスの規約と法令に照らしたご確認をお願いします。
本人同意がない公開で、人格的利益を害するおそれがあります。ガイドラインに基づくご対応をご検討ください。
> 私は当該著作物の権利者です。以下のURLの内容は無断利用であり、削除(送信防止措置)を求めます。
作品名:____/権利立証資料:____/URL:____/日時:____
■まとめ(フローチャート風)
2. 当事者でなければ:運営へ通報(DM抗議や晒しはしない)。
3. 当事者なら:削除申請 → 応じなければ弁護士 →(著作権で悪質類型なら)警察相談も視野。
4. 引用・二次創作・AIは要件確認。迷ったら触らんのが安全。
ウォーホールは有名なキャンベル・スープ缶やマリリン・モンローの肖像など、サンプリング文化の申し子と言ってもいい存在だ。
彼は、事前に許諾を得ることなく、他人が撮影した写真などを元にして作品を作り、のちに訴訟で肖像権の侵害で敗訴したりしている。
素直に権利侵害を認めずに、公正使用の範囲であると主張したのだ。
江口氏も、この線を主張することは「かなり苦しいが」出来ないことはない。
商業作家イラストレーターとしてではなく、一人のアーティストして、公正使用の範囲としての引用を行っているつもりであったという立場だ。
もちろん、そんなことを主張すれば、さらなる大炎上が起こるかもしれないが、プライドは保つことは出来るかもしれない。
実際のところ、彼がこれからも絵を描いてメシを食べていくためにはイラストレーターではなくアーティストして売っていくしか無いのではないだろうか?
しばらくの間、もしくはかなりの長い期間、彼には企業や自治体などから仕事の依頼は来ることがないだろう。
その場合に廃業するか、それともアーティストして、より物議を醸し出す作品作りに取り組むか、というあたりが取るべき策になるのかもしれない。
あと、もう一つのルートとしては、「本当の江口寿史展」とかそういう感じかな?
彼がこれまで発表してきた作品を、トレースなどの技法は使わず、自らの実線で描き直して作品として売り出すとか。
お涙頂戴な演出が必要になるだろうけれど、これも再起のひとつの方法だろう。
まあ、なんにしても江口作品がしばらくは見れなくなるのは残念である、というのが私の立場だ。
本人の投稿でも書かれているようにほぼパブリシティ権の問題であり、そこを解決したという話になるのだと思う。
肖像権はみだりに撮影・公表されない権利と言えるが、違法判断は侮辱的、名誉感情侵害等が強く作用し、広告利用で直ちに肖像権を侵害とは言い難い。本件態様は駅貼り広告等であって、そこが「専ら顧客吸引力の利用を目的とする場合」に不法行為となり得るパブリシティ権に刺さっていたわけである。ただ、肖像権が完全に並走しないわけでもなく、また特に"写真の撮影者"の著作権の許諾がはっきりとしていないように読めるので、そこに若干の懸念は残っているかもね。大きな問題とは思わないけども。
本人の投稿でも書かれているというのは「文筆/モデルなどで発信されている」という部分。職業的に自己の肖像・氏名に経済的価値がある者の顧客吸引力を無断で用いたと評価され得る状態が問題だったので解決したという主張であり、弁護士が助言しているのだろう。
写真の著作権と混同されている方もいるが、判例的には構図・配置・色調・光線・背景の扱い等の写真特有の個性的表現の持込みが重要であり、輪郭の一致は依拠の推認に効くものの、「本質的特徴の直接感得」とは言えず、メッシュやほくろ位置一致も被写体の事実であり写真家の創作的選択と言い難いかな
あの写真の著作物性の源泉を考えてる。被写体は人物で、容貌そのままなので、そこに著作物性はないだろう。印象的な画角構図だが、そこに著作物性を認めると、人物が別でもあの画角構図では写真が撮れなくなる。
光の加減や細部の明暗ぼけ具合などには著作物性があるだろうが、イラストに残っているか?
確かに人目を引く広告なので、専ら顧客吸引力の利用を目的としていると言える。
肖像に由来するのか、それともあの写真の出来栄えに由来するのか。前者ならパブリシティ権侵害だが、後者だと侵害にはならない。
うーん、難しいぞ。
パブリシティ権の問題にした方が良いかも。でないと、肖像権の議論になって、広告利用の受忍限度論になるけど、パブリシティ権のご先祖様みたいな話しで、そこが今更発展するのは抵抗感がある。
バカはバカだから黙ってろと正論で殴り続けた結果がトランプや参政党という結果になったのだから。
どんな無知で偏見に満ちたバカでも民主主義の社会では一票は持っていて、
「データセンターや外国人は本当に危険。君たちが怖がるのは正しい。君たちの被害を無視してデータセンター建設や外国人受け入れを進めるエリートから我が国を取り戻そう!」
と扇動する政治家を当選させる力を持っていて、バカと同じ国や同じ惑星で暮らしている私たちも被害を受けるのだから。
「データセンターも外国人も怖くないよ。それは科学や統計や歴史を勉強すれば分かるようになるんだ。えっ? 学校で算数の時間はぜんぶ寝てたって? 歴史の時間は教科書の偉人の肖像に落書きして遊んだ記憶しかないって? 大丈夫だよ、小学校からやり直そう。今から一緒にがんばろう」
と寄り添って教えてあげるしかない。
実在の人物をモデルにした「夢小説」と、生成AIを使った「ディープフェイクポルノ」。前者は主に女性向け、後者は主に男性向け。
両方が本人の同意なくその人格や肖像を利用して性的対象化するという問題を抱えているけど、実質的な法規制はディープフェイクポルノに対してしか行われていないんだよね。
https://osaka.vbest.jp/columns/criminal/g_sex/4985/
令和2年10月2日、ディープフェイク技術を利用してアダルト動画を作成したとして、警視庁と千葉県警は、ディープフェイクポルノの制作者らを名誉毀損(きそん)容疑と著作権法違反の疑いで逮捕しました。
また、令和2年11月19日には、ディープフェイク技術を利用して作成したアダルト動画のURLを自身が運営するサイトに掲載したとして、警視庁は、「まとめサイト」の運営者らを名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕しています。
この事件では、逮捕された容疑者自身は、ディープフェイクポルノ自体を作成したわけではなく、そのURLを掲載しただけでしたが、それでも逮捕されています。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2504/15/news108.html
2025年4月、ディープフェイクではなく生成AIで作成した「架空の女性」のわいせつ画像の販売で1000万円売り上げていた男ら4人がわいせつ図画頒布で逮捕
今年初めにTikTokで「夢小説音読」というコンテンツが流行し、配信者と視聴者が「気持ち悪い」と笑った結果、笑いものにされていることを知った夢小説の書き手が作品を削除するという流れがあった。
YouTuberや男性アイドルの夢小説、芸人のBL同人誌など、女性向けのこうした権利侵害系創作が逮捕される事例は極度に少ない。権利を侵害された側が訴え出ないことがほとんどだからだ。
しかしTikTok配信者やVTuberによる夢小説・BL同人誌の音読晒しであるとか、「宇随と善逸のカップリング意味不明」などのBL揶揄がXで万バズというのは今年に入って結構起きており、
男性アイドルであるとか吾峠呼世晴といった権利者(親告罪における当事者)は不在の状態で、第三者による私刑は発生している。
女性向けの権利侵害的コンテンツ(原作者の権利を侵害してキャラクターイメージを毀損する性的カップリング二次創作、性的夢小説など)は、権利者にはお目こぼしされる傾向がある。
しかし権利者でない第三者の中でのそうした表現へのヘイトはそこそこ溜まっており、法的には裁かれないため「寄ってたかって笑いものにする」が発生しているのは感じる。
美少女表象をポリコレで殴っていたグループに、商業BL作家(ゾーニングされておらず一般書店に凄まじい性的表紙で売られている)や、二次創作の腐女子が含まれていたのは、
第三者のヘイト感情・私刑感情を煽ったという意味で結構致命的で、「あんたら気持ち悪いと思われている自覚がなかったのか」と驚くばかり。
女性が創作し女性が消費するBLや夢小説も、「素朴なお気持ち」で気持ち悪いと思われていたんだよ。だから「素朴なお気持ち」で表現を殴ると、殴り返されるパワーのほうが数でいえば強い。
だから決してお気持ちで殴り掛かることはしてはいけなかった。ただただ、BL作家が愚か、二次創作腐女子が愚か、正義面して藪蛇であった、としか言いようがないです。
3つのAIで調べてから要約してもらったうえで、見やすくしたもの↓
内容:空爆・ミサイル攻撃による直接的な恐怖、逃げ場のなさ、家族の安否への懸念。
具体的声:
・「家全体が煙と砂ぼこりで埋もれ、息ができなかった」(45歳男性)
・「サイレンが鳴るたびに地下鉄に避難して夜を明かしている」(都市部在住者)
背景:
・イラン都市部は軍事・政治施設が集中しており、市民生活と攻撃目標が地理的に近接。核施設周辺の住民も強い危機感を持っている。
・また、イランでは戦時にしばしばインターネット遮断が行われ、情報が入らずパニックが助長される。
内容:通貨をドルに替える、ガソリンを買い込む、地方への一時避難、国外逃避の検討など。
具体的行動:
背景:
イラン経済はすでに制裁と国内インフレで疲弊しており、今回の紛争によって更に混乱。生き残るための合理的判断として「逃げる」「備える」が行われている。
3. 現体制への不満と“崩壊への期待”(体感 1〜2割、一部層)
内容:紛争が政権崩壊の契機になるのではという期待。一部では、イスラエルによる体制中枢への打撃を「歓迎」する声すらある。
具体的声:
・「50年近く国民を苦しめてきた独裁体制が終わるかもしれない」
背景:
これらの声は主に若年層や反体制的な市民からであり、普段から女性の権利運動や政権批判に関与している人々に多い。
とはいえ、こうした意見はイラン国内では危険を伴うため、公に表明されることは稀で、ネットや非公開チャット空間で語られている。
4. 政権支持派による報復要求とプロパガンダ的熱狂(体感 1割未満、しかし可視性が高い)
内容:街頭での「イスラエルに死を」などのシュプレヒコールや、国営メディアによる報復支持キャンペーン。
具体的様子:
背景:
ただし、デモは国営メディアの報道ほどには市民の心を動かしていない。地方やオンライン上では冷めた反応も多く、「声が大きいだけで主流派ではない」という見方がある。
___
メモ:
「プロパガンダや声の大きいだけの人を可能なら除いて、中立的に」と指示した
AIは、ChatGPT3o, Claude4sonnet,Gemini2.5 ChatGPTだけ課金、要約はChatGPT4(3oは読みづらい)
ソースを出してもらうこともできるが、たぶん読めないしソースの評価もできないのでしていない、まあそれなりだと思われる
廃課金すればもっとよくなるかもしれないけど、そもそもインターネットソースへの信頼度に限界があると思われる
___
何で自分でやらないの?URLたくさん貼ったらとうろくできねーだろ
Reuters, CNN, AP通信, The Guardian, AI Jazeera, BBC Persian
Center for International and Security Studies at Maryland (CISSM), IranPoll, 米国国家情報会議(NIC)年次報告, SNS観測(Telegram, Discord, X 等), 現地NGO報告(翻訳経由)その他諸々
A.
・イラン国内の報道機関は政府の厳しい統制下にあり、市民の本音や批判的な意見を自由に出すことが困難です。
・一方、Reuters、BBC、CNN、Al Jazeera などは現地協力者や匿名取材網を通じて比較的リアルな声を拾っています。
A.
ほらよ
___
個人的な最初のモチベーションとしては、TikTokでイスラエルのミサイル動画見てたら
コメント欄で「イラン在住だけど周りの人はイランへの攻撃に喜んでる。なぜなら皆政府が嫌いだから」みたいなコメントがあって激論(※低レベル)が繰り広げられてたんだよね
https://news.livedoor.com/article/detail/28724117/
最後に、AIに関して、制度という観点で申しますと、先ほど杉村委員からも御指摘あ
りましたとおり、声と肖像とAIという点に関して、知的財産推進計画2024の中でも
現行の不正競争防止法との関係を整理すべきというような御議論もございました。我々と
しても現時点の考え方について今回整理をさせていただきました。
9ページ目に、生成AIと肖像・声に関して、現行不競法における考え方について、海
外事例等も参考にしつつ、有識者の皆様方に御意見をお伺いしながら事務局としてまとめ
ました。
- 12 -
まず、不正競争防止法に関しては様々な不正競争を2条1項に規定しているところです
が、俳優、声優さんの声や肖像と生成AIの関係に関しては、個別事案によりますけれど
も、1号の周知表示混同惹起行為、2号の著名表示冒用行為、20号の誤認惹起行為、21号
の信用毀損行為の4つの不正競争行為が、該当し得るのではないかと考えているところで
ございます。
ただ、繰り返しになりますけれども、肖像や声という観点から申しますと、実態として
肖像や声の周知の程度であったり、肖像や声がどのように使われているのか等により、個
...
次に、声に先ほどと同様に、本人の許諾を得ていない場合を想定してございますが、事
例③のように、ある人物と同一の声を出力することができる生成AIを使って、当該人物
の持ち歌ではない曲を歌わせ、それを動画投稿プラットフォームなどに投稿する場合です
ね。この場合ですと、当該人物の声が周知ということであれば、1号によって対処し得る
と考えられます。ただ、1号はあくまでも混同の要件ありますので、仮に「これは生成A
Iを使って歌わせています」というような、打ち消し表示が付されているような場合には、
- 13 -
1号で対処することが難しく、その場合、理論上は、その声に著名性が認められるという
...
争防止法自体は肖像・声そのものを規制するものではありません。不正競争防止法以外で
も、パブリシティ権も判例上認められているところでございますし、昨年の5月に取りま
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/chiteki_zaisan/fusei_kyoso/pdf/028_gijiroku.pdf
元ネタはこれなんだろうけど、不正競争防止法って説明そのまま読むなら事業者間での話であって、別に収益化してない投稿なら適用されない気もするのだがどうなのか。
お互い話が通じないと表現しているやり取りが多いのが気になったので。
◾︎コスした状態で電車やバスといった公共交通機関を使うべきではない
→わかる。ジョーカーの事件もあったし、一般の方からの視線を考えると控えた方が良いとは思う。衣装とかに対して周りも気を使うからね。
けど強制は難しそう
→公共交通機関と捉えるかは解釈は分かれそう。公共交通機関としてタクシーを含んで表記されてる時もある
→公共交通機関ではあるけど他者の迷惑になる、っていう部分はクリアしてる。個人的にはタクシーにイレギュラー対応求めない+迷惑をかけなければ良いんじゃないかなとも思うけど、タクシー側の判断が全て。
今回は乗れてるからNGではないんだな、くらいだし、服装やメイクで乗車拒否されても多様性云々とも言えない。
(だからコスして乗るならベストは自家用車だとも思う。中汚したりしても自己責任の範疇なので)
◾︎万博に自家用車なりタクシーなりで行ってるならいいだろ(該当の方はタクシーを使用)
→自家用車は万博の公式サイトにて乗入NG記載があるので辞めた方がよい。駐車場→万博直通のシャトルバスの利用を指定されてるし、そのルートはバスにコスしたまま乗ることになるのでどうなのかな…とは思う。
タクシーは乗り入れ場所があるので使って乗り付けはいいと思う。
ただ万博サイトのアクセスガイドに「電車やバスなどの公共交通機関を利用しての来場」をお願いしているけど、バスや電車・フェリーでのアクセスを説明する一覧の中にタクシーは並んでいないので障がいを持ってたり、高齢の方などの前述された交通機関を使うのに不安がある人達向けの対応の1つとして取り扱ってる印象を受けた(これは個人の主観なので普通にシャトルバス使いたくない、とかでタクシー使うのもいいんじゃないとは思う)
→これはもっと言い方あるだろうし、だから因習村だと揶揄される。
ただ公共交通機関をコスした状態で利用しない+更衣室もないってなったらしっかりしたコスは無理って考えになるのも腑に落ちる。
→結構更衣室がないとして名前が出てくる国内のイベント(Dハロ・ユニバ・地方のイベント)は調べたら普通に近くの施設に更衣室用意されてたり、会場までの徒歩圏内にホテルがあったり、自家用車で会場まで乗り付けられる。って感じぽいので今回のタクシー必須はまた前提変わってくる気がする。過去のDハロとかは更衣室なかったみたいだけど用意されたってことはその範囲で着替えてほしいって意図を感じるし。
→それは一部そうだと思う。オリキャラのコスや一次創作コスなら今より批判される部分は少なかったと思う。ただ版権元によってはコスOKのところもあるから版権というよりはダンジョン飯って作品なのが問題あるかもねくらい。
明確にOK出してない版権コスに関してはSNSで載せてる時点で綱渡りっぽいけど、法の素人すぎて分からないし、なにより弁護士の間でも所感が分かれてる感じだった。
(共通してたのは自作衣装・自宅で家族に見せるくらいなら基本的には法的に問題ない、くらい)
→指摘の仕方があまりにも因習村仕草だったのはそう。なんか火を立てたのは所謂学級会と揶揄されてる側ではあるけど、本人が収益化関係もあるのかもしれないけど油注いでいる部分もなくはないなと思った。
→人によりけりではありそうだけど、二次創作ガイドラインがあるところだとコスプレに触れてるところも多いので、二次創作だと捉えてる人は多いと思う
→コスプレと明記した上で、制限なりルールなりある上で二次創作ガイドラインにてOK出してるところは普通にあった
◾︎二次創作してる人間やコスプレイヤーだって権利侵害してるのにこの人に対して言ってるのはおかしい
→それはその人の考え方だね
◾︎これで問合せする人が増えて禁止になったらどうする
→正直ここまで大事になったら禁止になる覚悟決めてる人もいると思うし、見かけた。
権利者側が問合せしないでくれ、一律禁止にするしかなくなる。ってポストしてるのも見かけたけど多分自分が例外だと思ってるオメでたい人以外に、一律禁止になる覚悟ガンギマリ人間か、他ジャンルで活動してるから自分には影響ないと思ってる人間もいるからあんまり響かない気がしてる。
→FAすらSNS掲載NGにしてる作品はある。あと成人向けや同人グッズを禁止にしてるところもいくつか見つけたので大枠として公序良俗に反する、的な理由以外でもNGがある作品はある
→いくつか調べたら普通にファン個人を相手取って同人関連で裁判起こしたり、商品取り下げ対応要請・警告文送付してる事例は見つかったので一切ないとは思えないかな。だから今回の人相手に公式が何も動かないだろ、とは言いきれないかな。警告文ならともかくそれ以外の対応に関しては会社やら弁護士やら挟むので直ぐに対応が表に出てこないだろうし。
→多分難しいと思う。スタッフがコスプレなのか、版権作品のコスプレなのかどうかって判断する作業が増えるのはもちろんだけど、そこをくぐり抜けられたって載せる人間はいるだろうから。
それこそ本人の問題でしかないけど因習村的にはコスプレイヤーは〜だの、該当の作品のファンは〜って言う人間は出そうだしね。そう言う人間が視野が狭いだけだけど。
◾︎ユニフォームやスーツを着てる人達だって公共の場でコスプレしてる
→コスプレで権利関係が問題になる部分を照らし合わせると、そのユニフォームが自己制作の場合は問題になるかもしれないけどユニフォームがチームなりで販売されたものなら問題はなさそう。
それこそ小さい子のプリキュアやディズニー衣装とかはまさにそれっぽい。
→これはご本人のnote見ると分かるけど万博で働く友人に確認をとってるだけで、公式へ問い合わせをしてるわけではない。
再追記
https://faq.expo2025.or.jp/hc/ja/search?utf8=%E2%9C%93&query=%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC
ただしチケットインフォメーションに掲載されている万博での肖像の使用および撮影について
・著作権、商標権、パブリシティ権、その他知的財産を侵害する撮影、または侵害する恐れがある撮影
との記載あり。
元増田です。
限られたスペースで、たくさんの人々に楽しんでもらうためには、これが最大公約数なのかなと思うのだが、あえて、「自分ならこうする」という展示を考えてみたい。
ということ。
歴史資料としては、収集すべきだけど、見せ物としてはレプリカでいい。
そして、まずもって殆どの入場者にオリジナルとレプリカの違いを見極める目がない。
教科書でみたアレ、ドラマで出てきたアレ、くらいの感想で、「本物はこうなってた」みたいな感想があったとしてと、素人が感じ取れる写真との違いは、レプリカでも十分わかる。
それに、オリジナルは褪色していて、作られた当時の意匠を留めてない。
神社仏閣だって当時の色を再現する修復をしてるんだから、こういう美術品、とくに浮世絵なんてのは商業印刷なのだから、派手でケバケバしい猥雑な色を再現して展示したほうがよいだろう。
というわけで、
を述べてみる。
江戸のメディア王となった男の展示であるからには、江戸後期におけるメディアについて入場者に知って帰って貰わないと意味がないと思う。
つまり、この屏風にこういう絵を描いて欲しい、誰々の肖像をこんなふうに描いて欲しい、という依頼に応じて制作したものだった。
それが、蔦屋重三郎の時代には、木版によるカラー印刷という技術が発明されたことと、貨幣経済が発展したことにより、需要を見越して出版活動を行うようになった。
王侯貴族ではなく、庶民が店先で本や絵を買う時代がやってきた。
本や絵のテーマになるのは、山水画や花鳥風月じゃなく、もっと庶民の娯楽に直結したもの、芝居、女、旅行、etc…
それぞれについて掘り下げておく。
例えば芝居なら、芝居小屋でみる歌舞伎は照明演出が蝋燭と窓の開閉でしか調整できないから、まず薄暗い。
俳優は一年ほぼ固定で、「うちは今年一年この顔ぶれでやって行きますよー」という俳優の紹介があったこと。
みたいなことを触れておく。
例えば役者絵なら、役者絵は芝居に乗っかって売るものだから、上演期間に合わせて売り出す必要がある。
観劇して、印象に残ったところをスケッチして、それをもとに一年かけて一枚絵に仕立てる。などというやり方はありえない。
ここで、入場者にいくつかの問いかけに考えてもらう。
例えば、役柄に寄せて描くべきか、役者がわかるように描くべきか?
実写版の白雪姫のポスターを作るとして、アニメの白雪姫に寄せて描くべきか、俳優の特徴に寄せて描くべきかに置き換えるとわかると思う。
もちろん正解はない。
俳優は厚化粧しているが、それを描くべきかとどうか、芝居小屋は薄暗いがそれも描くべきかどうか、これだって答えはない。
どの問いも答えはない。
この部では、蔦屋重三郎を忘れて、バリエーション豊かに当時の解答例(作品)を提示すればいい。
写楽と春章と国貞あたりを並べるといい。
ソープランドの写真指名用のパネルを作るとして、無加工ってありえないだろう?
かといって、加工されほぼみんな同じ顔になったとして、指名したくなる推しポイントは含めないといけないだろう?
例えば、素人っぽさ、生活感がある日常を切り取った普段着のほうが萌えるって流行もあるだろう?
それだって、素人っぽく、普段着っぽく、日常っぽく加工してるだけで、本当の素人でも普段着でも日常でもない。
煌びやかな花魁が描かれてるだけじゃなく、女郎の日常が描かれたり、女郎じゃなく茶屋娘の絵が売り出されたりしてたわけ。
次の展示の前に様々なバリエーションを並べて、当時の価値観について理解の分解能をあげておく。
ここがメインで、蔦屋重三郎の足跡を辿る展示に入るわけだけど、どこで生まれて最初に出したのがこれで、みたいなのはあまり重要ではないと思う。
研究としては大事だろうけど、知識がない一般人にとっては、蔦屋重三郎がなにをどう変えたのか?どこが革新的だったのか?だけ覚えて帰ってもらえば十分。
例えば、スティーブ・ジョブズ展をやるとして、学生時代にヒューレットパッカードでバイトしてたときの記念品とか、要らないと思うんだ。
出した製品が、世界をどう変えたか?それが重要で、例えばiMacなら、そのころ主流だったPCと外観がどんなに違うか、並べたらいいと思うし、iMacを模倣して作られた他社製品を並べてやるのもいいと思う。
歌麿の登場の以前と以後で、画風の流行がどう変わったとか、写楽の絵はあまり売れなかったけど、一部に熱狂されてインスパイアされた絵師が出たこととかね。
もちろん蔦屋重三郎を語る上で、歌麿や写楽は重要だけど、版元の関与、つまりアイデア、コンセプトがどう革新的だったか、そういう見せ方をするべきだね。
例えば、写楽の大首絵は背景がガンメタリックのように黒光してる。
同じ絵に違う背景を複数作って、この背景色を選んだのが必然であったのを理解してもらうのがいいと思う。
その数だけ複製版画を用意する。
それから、写楽の大首絵の輪郭線は薄墨で目立たなく、最小限の線だけど、効率的にデフォルメされている。
3Dモデリングしたり、3Dモデリングから作ったフィギュアを展示して、線は最小限なのに顎や小鼻の丸みがちゃんとわかる確かなデフォルメなことを理解できる展示にしたらいいと思う。
黄表紙本なんかは、どれだけふざけた内容で絵が多いかわかるように、写真から製本して触れるようにしちゃったらいいと思う(できればこれも木版で印刷して製本して欲しいが、コスト的にキツいしね)。
わざわざ美術館にこなくても、デジタルアーカイブとしてみれるんだけど、製本したもののページをめくることができたら、また印象が違うと思う。
今回の展示で最後オマケ程度に現代の職人の仕事ぶりや制作過程が紹介されてたけど、あれをもっと広げてやる。
手に持って鑑賞できる触り放題な複製版画を大量に用意する。
第三部までの知識をインプットしたあとに、手に持って鑑賞するのがミソで、これ以上ない体験になると思う。
ここでアピールして、物販コーナーで複製版画がたくさん売れた方が、文化の保存に貢献できる。
承認欲求モンスターばかりなんだから、写真撮影可能な複製版画コーナーは大変重要。
さすがにオリジナルの展示もいるだろうなと思うので最後に設ける。
客はラーメンではなく情報をくってる。オリジナルをみたっていう情報でお腹を満たしてもらえばそれでいい。
「さっきみた複製とはここが違うね」
と通ぶってくれてもいい。
「さっきの複製のほうが好きだ!」
と感じてくれたら、職人たちへの激励になる。
当時、本も絵も、木版印刷なわけだが、写真と実物、複製の違いについて軽く触れる。
油絵は油絵具で光の屈折が関係するので、写真では伝わらない部分があるが、その点では木版画はフラットでマットなので、概ねかわらない。
雲母のような、光の反射を使った技法については写真ではなかなか伝わらないし、版木が押し当てられたことによってエンボスになってるようなのは、写真になるとわかりにくいが、それこそ手に持ってこそなので、ガラス越しでみてどうなんだろという感じはある。
うまい例えができないが、ビックリマンシールのシルクスクリーン印刷は、触ってこそだよ。傾けて覗き込んでみて反射や屈折を楽しんで、手触りまでがワンセット。
複製については、当然複製なので、いい複製、悪い複製があるはずなのだけど、これを論じるのはなかなか難しい。
これだけ写真印刷ができる時代に、わざわざ彫って摺ることに意味があるかと言われても、木版印刷だけの味わいがあると断言できるのだけど、そこから先のいい複製については正解がわからない。
例えば、褪色した今現在を複製するか、制作当時の色を再現すべきか、オリジナルにある制作上のミスは複製でも模倣すべきか、ベストな状態の摺りを再現すべきかという議論がある。
私は、絵そのものよりも、その背景にある表現したいモノを形にするのがいいと思うので、当時の色を再現し、ミスは修正したほうがいいと思うし、ベストな仕上がりを想像して作るべきだと思う。
また、制作方法や材料は当時の方法や材料を踏襲すべきか?という議論もある。
これについて私は、絵を通じて表現したかったことが大事だと思っていて、当時のなかった便利な方法、材料も使っていいと思う。
当時の職人だって、もしそれを知ってたら喜んで使ったはずだ。わざわざ制作のハードルを上げて、彫り摺りのレベルを落としたら本末転倒だと思う。
結論としては、やっぱり答えはない。
ただ、手にとって楽しめるのは複製の利点なので、ぜひ触るべきだと思う。
「世界で一番ゴッホを描いた男」というドキュメンタリー作品がある。
10万枚も複製画を描いた男が、ゴッホのオリジナルをみるためオランダに行き、初めてみたホンモノにうちひしがれる話だ。
取引先の画商は、
というけれど、本人には悔しくてたまらない。
たぶん、画商の言葉はお世辞じゃなくて本当にそっくりだと思ってるんじゃないかな。
ホンモノは、こういう人にだけ鑑賞させてやって、一般人は複製画で十分だ。
美術館でありがたく鑑賞する程度では、ホンモノとニセモノを見分けるような目は持てない。
つまるところ声のパブリシティー権に関するお話。パブリシティー権自体は法律で明確に規定された権利ではなく、過去の裁判例を通じて徐々に認められてきた裁判上の方便的なもの。そのため、その解釈や適用範囲には曖昧さが残ってた。
過去の裁判例においてパブリシティー権が認められる対象の例示の中に「声」が明示的に含まれていなかったため、声にパブリシティー権が司法において認められるかどうかは不確実な状況だった。でも、例示に声が含まれていなかっただけであり、声にパブリシティー権が認められないと判断されたわけではない。
今回の経産省による整理は、あくまで行政としての見解を示したものであり、法律が変わったわけでも、法的解釈が公式に変更されたわけでもない。また、法律で明確に定められていなかった権利を立法によって確立したわけでもなく、新たな裁判例や判例が生まれたわけでもない。実質的には「声の問題に対して受けてくれる弁護士が現れるんじゃないかなー」程度の影響と考えられる。三権分立の原則から、経産省は行政機関であり、法として認めるのは立法の、最終的な法的判断は司法の役割。
この整理は「音MAD」や「人力ボカロ」などで無断で有名人の声が利用される行為など、従来から問題視されていた行為に対して訴える法的根拠が一歩前進した形。ただし、これは生成AIの学習や生成自体を禁止するものではない。「依拠」していてかつ「類似」しているものについては、人が手書きで作成しようが機械で作成しようが著作権法違反になるという整理と同様。
この経産省の見解は、従来微妙なポジションであった声のパブリシティー権に対する行政の考え方を示したものと言える。これに関連付けてAI規制派と呼ばれる一部の人々が様々な関係のない別の問題を指摘しているが、それらの多くは既に法律で禁止されている行為であったり、権利者でない人が存在しない権利を主張するような行為。
例えばディープフェイクについては、基本的に名誉毀損または侮辱、著作権法違反などに問われる可能性があり、政治家が対象の場合は公職選挙法違反となる場合もある。今回の整理はそうした既存の法的枠組みの中での解釈を一部明確化したものと考えられる。
美少女図鑑AWARD 2025 supported by FELICE
https://bishoujo-zukan.jp/award2025/
https://times.abema.tv/articles/-/10167777
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これまでのアメリカによる多大な支援はほぼバイデン政権によるものなので、バイデン政権が最悪だったことにしたいトランプを前にアメリカからの支援全体に対して感謝するのは実は悪手。かといって、トランプにおもねってバイデン政権を批判することなんてもちろんできない。でも、「特に、開戦初期の最も困難な時期に、(戦前の)トランプ政権がもたらしたジャベリンが多大な力となった」ことをめちゃくちゃ強調してあげれば、誰に嘘をつくこともなく、トランプ政権の自尊心を大いにくすぐってあげられたろうね。(手土産も、ボクシング世界チャンピオンのベルトより、聖ジャベリンの肖像がよかったんじゃないか)
口論が始まってから、そのことをトランプ自ら強調しだしたけど、会見の最初のほうでゼレンスキーの口から言ってあげていたら、話の流れは天と地ほど違っていたんじゃないかな。少なくともヴァンスが「感謝の言葉がない」なんて言い出すことはなかった。もっとも、それで取引がまとまっていれば未来が明るかったかというと、それはわからないけど。
会見映像の口論シーンを見ても、「ここで○○がこう言っていれば…」みたいな道をなかなか見いだせずにモヤモヤしていたんだけど、口論の前に打てる手立てがあったんじゃないかという話。
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(追記1):
私は揉め事が嫌いなので、主軸は「どうすれば穏便に会見が終わっただろう?」という問い。口論はトランプが記者からの最後の質問を呼びかけたあとにヴァンスが割って入ったところから始まっているので、何事もなく会見が終わるチャンスは十分にあった。
「それで取引がまとまっていれば未来が明るかったかというと、それはわからない」と書いたのは実は言葉足らずで、そもそもその前段で、「急所を突いて会見が穏便に終わっていれば、直後の協議で取引がまとまっていたかというのも、やはりわからない」というのが正直なところ。もともと安全保障を求めていたゼレンスキーとの取引がまとまるはずがないという指摘はその通りかもしれない。
そしてまた、結局取引がまとまらないならば、形式上はどの段階で破談になっても変わらないという指摘もあるだろう。むしろ、アメリカに頼れない現実を知らしめ、ウクライナやヨーロッパの決意を促したという点では、口論になったことはプラスだったのかもしれない。
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https://x.com/ZelenskyyUa/status/1896948147085049916
We do really value how much America has done to help Ukraine maintain its sovereignty and independence. And we remember the moment when things changed when President Trump provided Ukraine with Javelins. We are grateful for this.
ゼレンスキーがツイートでジャベリンに言及したけど、できれば口論の前にこちらから言いたかったし、このツイートでも "especially" "do remember" くらい強調してもいいんじゃないかなぁ。("do really value" のほうじゃないのよ…)
https://anond.hatelabo.jp/20250217215312
https://anond.hatelabo.jp/20250218205326
https://anond.hatelabo.jp/20250219195748
第四章 喪のファンファーレ
清明節の雨が黄浦江を鈍色に染める。水滴がオフィスの窓を伝う軌跡が、経理ソフトのグラフ下落線と重なる。シュレッダーが咽びなうように回転する音が、リンユイが歌った「夜来香」のメロディと奇妙に同調す。「山田さん、監査チームがエレベーターに乗り込んだ」内線電話の雑音が、あの夜のKTVマイクのハウリングを想起させる。
廊下の警備員ブーツ音が秒針になる。燃えさかる伝拝の炎が、リンユイと香港の会話録音を飲み込む。「日本人経理は最高の傀儡よ」彼女の笑い声が炎の中で高周波に歪む。灰が地鉄駅の「安全出行」アナウンスに乗って舞い、警備員の制帽に降り積もる。
新鍳真フェリーの気笛が霧の幕を引裂く。甲板で握りしめたスマホの割れた画面に、小春からの最後のWeChatが凍りついてる。由美子のプロフィール画が灰色の回転マアクに変わる瞬間、浦東の超高層ビル群がリンユイのイヤリングのようにきらめいて消える。
波間に浮かぶ桜の花弁が、偽造領受書の断片へと変容する。その一枚に「家族サービス残業代」の文字が滲んで見える。船底で重油が唸す音が、あの夜翡翠宮で聞いだ骰子の音に変換される。リンユイの泣きぼくろの位置を正確に記憶している事に気つき、冷たい笑いが喉から零る。
浦東空港の管制塔が水平線に沈む、制服のポケットから現れた龍刺繡のハンカチが風に翻る。あの印刷屋の男が押付けたUSBメモリの残骸が、波間に光る毛主席の肖像を呪いながら沈んでいく。
https://anond.hatelabo.jp/20250217215312
https://anond.hatelabo.jp/20250218205326
第三章 蜃気楼の帳簿
浦東空港の遅延便案内板が痙攣する。赤いLED文字が「人生の定刻」を嘲笑ふように点滅する。ノートパソコンの画面に踊る香港からの偽装送金データが、リンユイのイヤリングの揺れ方と同期する。湿気を含んだ人民元札束の束が、デスクの引き出しで黴くさい息を吐いている。指先で数えるたびに毛主席の肖像が歪む。「ふるふる」とWeChatが震える度、肋骨の裏側で心臓が監査報告書の表紙を蹴破す。
「印鑑の捺印、明朝までよ」リンユイの声が受話器を越しに蘇州琴の調べになる。領収書の改ざん作業が、街の印刷屋で刷る偽造伝票の速度に追いつかない。USBメモリの存在感がズボンのポケットで体温を帯びる。路地裏で受け渡した男の手の甲に、青い龍の刺青がうごめいでいたことを突然思い出す。
経理システムに毒を入れる瞬間、オフィスの蛍光灯が一瞬暗転する。液晶画面に映る自分の瞳が、翡翠宮KTVのシャンパングラスぞこのように濁っている。エアコン吹出口から舞い落ちた灰が、平成31年度の旅費精算書に小さな黒い星座を描す。その模様がリンユイの泣きぼくろの位置と奇妙に一致す。
監査チームの予定表が更新された通知音と共に、スマホの待受画面が娘の運動会写真に切り替わる。小春が走るトラックの白線が、偽装送金の矢印記号に変形する。汗が領収書のインクを滲ませ、2019年4月が2023年5月に化ける。
深夜のオフィスでシュレッダーが唸す。裁断された紙片が、黄浦江に浮かぶ貨物船の積荷のよう排水口へ流れ落ちる。窓外で雷光が閃いた瞬間、リンユイからの未読メッセージが3件に増えている事に気つく。雨戸が打付けるリズムが、架空発注書の承認印を押す速度と同調しはじめる。
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このようになっている。
日本の著作権法では、権利者に叱られて初めて権利侵害の疑いが発生するので、少なくとも現時点では、複製・転載ツイッターのエロ絵二次創作は法的な問題はないのだろう。
しかし男性オタクであるオレは、表現の自由戦士として戸惑っている。
このロジックは、見覚えがある。
オレは当時鼻で笑っていたし、真面目に返答もした。
愚かであると。
女子高生が性的にまなざされるようになったとして、それは実在の児童を無遠慮にみるオトコが悪いのだと。
しかし当時のオレの言葉が、唸りを上げて背後から近づいてくるのが分かる。
マクドナルドをエロい目で見始めた奴ら、ダブチ食べ美をエロ消費しているオタク、両者は無関係だろうか。
表現の自由を謳歌するとは、法を犯さない限り自由に表現する事。
・・・でも、このままエスカレートさせる事は、表現の自由のためにならない気がする。
身動きが、取れない。