このページの本文へ

家事ができる人型ロボット、ついに注文受付開始 約297万円

2025年10月29日 12時20分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ヒューマノイドロボットを開発している1Xが10月28日、家庭用ロボット「NEO Home Robot」の予約受付を開始した。価格は2万ドル(約297万円)、または月額499ドル(約7万5000円)。2026年に配送を開始する。

 アプリや音声で指示をするだけで、洗濯物をたたんだり、棚を整理したり、部屋を片づけたりといった家事をこなすことができる。NEOにとって未知のタスクについては、1Xの専門家に遠隔操作でサポートを依頼できる。

 AIモデルを搭載し、会話を通じてユーザーに合わせたサポートをするのも特徴。冷蔵庫の中の食材を見てレシピを提案したり、誕生日のリマインダーを設定したりと、会話ができるロボットとして家庭に溶け込むよう設計されている。

 身長は約168cm、体重はわずか30kgと軽量ながら、最大70kgの荷物を持ち上げる能力を持つ。動作音は冷蔵庫より静かな22dBに抑えられている。

 手は人間並みに器用に動かせる22DoFの自由度を持つ。ボディーはやわらかな樹脂で覆われ、家族のいる空間でも安全に動ける設計だ。

 カラーバリエーションはタン、グレー、ダークブラウンの3色だ。

 1Xはノルウェー発のスタートアップ。2021年に設立されて以来、OpenAIや投資家から巨額の資金を調達しながらヒューマノイドを開発してきた。

 ベーント・ボルニッチCEOは、「これまでヒューマノイドはSFか研究の対象だった。しかしNEOによって、ロボットは“製品”になった」とコメントした。

 

■関連サイト

カテゴリートップへ

ピックアップ