PASPY廃止に伴う社会的弱者への合理的配慮を求めることについて （要旨） 広島地域の公共交通機関利用のためのICカードPASPYを令和7年3月で廃止すると新聞、テレビなどで報道されている。 PASPYを廃止して、基本的に「MOBIRY　DAYS」というスマホに表示したQRコードで運賃を支払う方法に変えていこうとしている。例外として、PASPYに代わるICカード（JR西日本のICOCAなど）で支払うことができるとしているが、広電グループ各社が予定している簡易読み取り機では、降りる時に「どこから乗ったか」を乗務員に言うか整理券で示さなければならない。このままでは、障害者、高齢者の方が、乗ることが難しくなる。 障害者、高齢者を始め社会的弱者のことを考えずに、経費を削減するため、PASPY廃止を強行しようとすることは、障害者差別解消法で民間事業者にも義務付けられた社会的弱者への合理的配慮義務に反

広島電鉄が交通系ICカードを廃止し、QRコードを基本とした新システムを導入すると発表しました。メリットとデメリットがあり、別の交通系ICカード導入を表明した事業者もあるなど、対応が分かれています。 交通系ICカード「PASPY」廃止へ 広島電鉄を中心とした広島県内の私鉄やバスで使える交通系ICカード「PASPY」が廃止されます。PASPYの運営協議会によると、サービスは2025年3月までに順次終了する予定です。 このことと合わせて、広島電鉄は2022年3月4日に「QRコードや新たな交通系ICカードを認証媒体とする新乗車券システム」の開発に着手すると発表しました。2024年10月の導入を目指すとしています。 広島電鉄の路面電車（画像：robertchg／123RF）。 ただ、「新たな交通系ICカード」はこのシステム専用のもので、ICOCAやSuicaといったカードが使える「交通系ICカード全