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ブラックフライデー
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米国消費者の90%は「消費するメディアが実在の人物によって制作されたものであることを知ることは重要だ」と考え、75%は「(彼らが消費する)メディアやエンターテインメントの分野にAIを一切関与させたくない」と明確に表明しているーー。同国の大手オーディオメディア「iHeartMedia」が公表した調査結果から、このような実態が明らかとなった。 調査は米国成人2,007人を対象に、8月8〜13日に実施された。それによると、回答者の82%は「AIの社会への影響」について懸念を示し、66%は「AIがいつの日か人類と戦争を起こす可能性がある」と考えている。 今回の結果について、iHeartMediaのインサイト部門プレジデントを務めるレイニー・ファーティック氏は「消費者が感情に動かされ、デジタル疲労を抱え、アルゴリズム化が進む世界で本物を渇望していることを示している」と分析。技術の急速な進歩とメディア
Spotifyは10月6日、ChatGPTとの統合を発表した。Spotifyユーザーは、ChatGPTにアカウントを連携することで、ChatGPTのチャット画面内で直接、パーソナライズされた音楽やポッドキャストのおすすめを受け取れるようになった。 当初は145カ国で英語のみの対応で、ウェブとモバイルプラットフォーム(iOS・Android)で利用可能。OpenAIは学習目的で、音楽やポッドキャスト、その他の音声・映像コンテンツを共有することはないとしている。連携は任意で、いつでも連携・解除が可能だ。 ユーザーは特定の楽曲、アルバム、プレイリストのリクエストのほか、気分やジャンルに基づいたおすすめの依頼もできる。ChatGPTのチャット画面でSpotifyに言及すると、初回利用時にアカウントの連携を求められ、その後はAIとの会話を通じて音楽などをリクエストできる。ChatGPTでおすすめコン
音楽生成AI「Suno」を相手に起こした著作権侵害の訴訟を巡り、全米レコード協会(RIAA)は9月19日、米裁判所に修正訴状を提出。SunoがYouTubeから楽曲を違法に取得し、AIモデルの訓練に利用したとして、同訴訟を拡大した。 原告は、Sunoがトレーニングデータに含まれる著作権保護された音源の多くを「ストリーミングリッピング(ストリーミングプラットフォームから取得したコンテンツをダウンロード可能なファイルに変換する行為)」の手法を用いて、YouTubeから違法にダウンロードしたと主張。YouTubeの技術的保護手段を回避したことで同プラットフォームの利用規約、およびデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に違反したと指摘した。 RIAAは現在、侵害された作品1点につき最大15万ドル、および技術的保護手段の回避行為1件につき最大2,500ドルの賠償を求めている。 RIAAは昨年6月、ラ
AIバンド「The Velvet Sundown」の騒動も記憶に新しいが、Spotifyのムード・ミュージックなどのプレイリストには「ゴーストアーティスト(架空の名前で活動するアーティスト)」による楽曲が多く含まれている。音楽データ分析ツールを手がけるChartmetricが8月19日伝えた。 Spotifyがキュレーションするプレイリスト「Peaceful Retreat」に含まれる全100曲(8月5日時点)のうち、85曲は認証アーティストバッジを持っているものの経歴の記載などがなく、クレジットされた実在の人物に直接たどり着くことができるのは5曲のみだった。 音楽ジャーナリストのリズ・ペリー氏の著書「Mood Machine: The Rise of Spotify and the Perfect Playlist」によると、ゴーストアーティストはストリーミング・サービスによって開発され
突如Spotifyで100万以上の月間リスナーを獲得し、AIによって生成されたバンドか否かで話題を呼んだ、AIバンド「The Velvet Sundown」。わずか1カ月足らずで、大きくSpotifyのリスナーを減らしている。 8月21日時点の同バンドのSpotify月間リスナー数は49万2,000人ほどと、7月下旬のピーク時(約150万人)から大きく縮小。人間として実在しないバンドとしては、依然として相当なリスナー数を確保しているものの、この急速な減少は、初期の急増と同様に重要な要素だ。 ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)のエグゼクティブバイスプレジデント兼CDO(最高デジタル責任者)を務めるマイケル・ナッシュ氏を含む音楽業界人やメディアが、報道による露出や単なる好奇心がリスナー獲得の理由との見方をしていたが、これが証明された格好だ。 (文:坂本 泉) 榎本編集長「バンド「T
AIチャットボット「Claude(クロード)」を手がける米Anthropic(アンソロピック)を相手に起こした著作権侵害の訴訟を巡り、音楽出版社グループは新たに、アンソロピックが分散型ファイル共有システムのBitTorrentを利用して著作権保護された素材を海賊版化し、他者と共有したと主張。ライセンスなしに歌詞を配布したとして、新たな損害賠償請求を提起する可能性がある。 ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)およびアブコ(ABKCO)ミュージック&レコーズ、コンコード・ミュージック・グループは2023年、アンソロピックが少なくとも500曲の歌詞を基に、Claudeを訓練したとして提訴した。 今年8月11日に米連邦地方裁判所に提出した文書の中で、音楽出版社側はアンソロピックがBitTorrentを使って著作権のある歌詞を海賊版にしていた事実を隠していたと指摘。作家グループが起こした別
画像生成AI「Stable Diffusion」、方針を転換 訓練データのオプトインとアーティスト補償を呼びかけ 画像生成AI「Stable Diffusion」を手がける英国のスタビリティーAI(Stability AI)のプレム・アカラジュCEOが、フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで、アーティストの権利に関するアプローチにおいて顕著な変更を示した。 同社はスクレイピング(ウェブコンテンツから特定のデータを自動抽出)による訓練素材の入手で著作権訴訟を抱えており、クリエイターへの補償を拒否する同社の姿勢に反発し、元執行役員らが離脱する事態が起きた。 2024年6月に着任したアカラジュCEOは、「アバター」などの特殊効果を手がけたWētā FXのCEOを務めた経歴の持ち主。ライセンスや報酬と並んで、クリエイターのためのオプトイン(著作権者の同意を得てデータを使用する)システムを
[訂正あり]ひと月でリスナー50万人超えのバンドにAI疑惑、広報担当者がAI音楽生成プラットフォーム「Suno」の限定的使用を認める 明らかに実在しないバンドとみられる「Velvet Sundown」が、Spotifyでいきなり月間50万人以上のリスナーを獲得したことで注目されている。バンドの広報担当者で準メンバーを名乗るアンドリュー・フレロンは、ローリング・ストーン誌に、曲の制作にAI音楽生成プラットフォーム「Suno」を使用したことを認め、自らを「アート・ホークス(芸術的詐欺師)」 だと考えていると明かした。(7/9 記事下部コメントにて訂正あり。) Velvet Sundownは、6月に2枚のアルバムをSpotify、Amazon Music、Apple Musicなどでリリース。これまで誰も聴いたことがなく、デジタルの足跡のようなものもなかったバンドが、1カ月に満たないうちにSpo
JASRAC「音楽著作権とJASRACに関するアンケート」実施、生成AIに対する意識調査で過半数が反対 日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2025年1月20日から2月28日までの間、音楽クリエイターを対象とした「音楽著作権とJASRACに関するアンケート」を実施。このアンケートは2023年度に引き続き2回目の実施となる。 アンケート概要 調査内容:音楽クリエイターのJASRACに対する認知度、理解度、イメージ調査 実施期間:2025年1月20日~同年2月28日 対象者:現在音楽制作で収入を得ている、または将来収入を得ることを視野に入れて活動をしている音楽クリエイター 回答者数:1,325名 分析対象数:970名 ※回答者のうち、「音楽制作で収入を得ている」または「将来、音楽制作による収入を得ることを視野に入れている」音楽クリエイターを結果分析の対象 アンケート結果 ※ 各グラフの数字は
フランスの音楽ストリーミングサービスDeezerは6月20日、音楽ストリーミングのための世界初のAIタグ付けシステムを導入した。どのアルバムが完全にAIによって生成された楽曲を含むかを明確に表示する。 完全にAIが生成した音楽は現在、Deezerでのストリーミングのごく一部(約0.5%)しか占めていないが、これらのトラックをストリーミング・プラットフォームにアップロードする主な目的が詐欺であることは明らかだ。同社は、完全にAIで生成されたトラックの再生数のうち最大70%が不正であることを発見した。 同社は1月、AI音楽の検出ツールを発表。4月には、同プラットフォームで1日にアップロードされるコンテンツの約18%に当たる2万曲超が完全にAIによって生成されていると明らかにしていた。 Deezerでは再生操作を検出した場合、ロイヤリティー支払いの対象から除外。完全にAIによって生成された楽曲を
音楽サブスクの市場シェア、Spotifyが安定の首位、Apple Music不調、YouTube Music好調 英国の音楽専門コンサルティング・ファームであるMIDiA Reserchは、2024年第4四半期(10〜12月)の世界の音楽定額配信契約者数におけるDSP(デジタル音楽配信事業者)別の市場シェアを発表。Spotifyが32%で首位を維持した。 Spotifyの市場シェアは2015年からほぼ同水準で推移。2015〜2024年に世界の音楽サブスク加入者数は850%超伸びているため、Spotifyも同様の速度で成長していることとなる。2024年の新規加入者数は2,800万人で、2〜4位のDSPの合計よりも多い。 2位は中国のテンセント・ミュージックで、有料契約者数は1億2,000万人。市場シェアは15%と前年からわずかに伸ばした。 Apple Music(12%)とAmazon Mu
AI搭載の音楽ソフトウエアを手がけるマッチチューンのヴィルジニー・ベルジェ氏(チーフ・ビジネス・ディベロップメント&ライツ・オフィサー)はMusic Allyへの寄稿で、中国のAI新興企業DeepSeek(ディープシーク、深度求索)の「低コスト」生成AIサービスは「単なるAIモデルではなく、警鐘を鳴らすものだ」と主張。AIの本当の力は「モデルの燃料となるデータとメタデータ」にあり、音楽業界がその無制限の利用を許している状況を憂い、「業界は真のAI規制と強固な執行メカニズムを、明確かつ集団的かつグローバルに推進する必要に迫られている」と訴えた。 オープンソースの「DeepSeek R1」は、ローカル環境でも動作が可能。「低価格で遍在、大衆化」したAIにより、機械による機械の訓練、仕事の自動化が進むことは避けられず、また「非倫理的に入手されたデータに依存した」生成AIツールの氾濫が起こるとみて
バンタンがユニバーサルミュージックと提携、グローバル音楽人材輩出を目指す音楽専門校が2026年東京・大阪で開校 バンタンはユニバーサル ミュージックと提携し、デジタル時代に対応した音楽専門校(大学部・専門部・高等部)「バンタンミュージックアカデミー POWERED BY ユニバーサルミュージック」を2026年4月より開校する。 音楽業界は2014年から2022年に市場規模が約2倍に拡大し、特にストリーミングが成長を牽引。同じく日本市場でもストリーミングの規模が増加しており、誰もが音楽を制作し、世に出し、ヒットを狙うことができる時代に突入している。 また、米リサーチ会社Luminateの「Luminate Midyear Music Report 2023」によると、世界で聴かれた日本語楽曲の割合は過去3年で最も高く、前年比62%の大幅増と、日本音楽の受容率が上昇。ストリーミングの普及や世界
音楽フィンテック企業Duettiは1月24日、2024年の「音楽経済レポート」を公表。Apple Music、YouTube、Spotify、Amazon Musicの再生ごとのロイヤリティー支払いを比較し、「Spotifyが業界のレートを抑えている」と示唆した。これについてSpotifyは、解釈だけでなく、数字にも異議を唱えている。 Duettiによると、再生1,000回当たりに支払われるロイヤリティーは、Amazon Musicがトップで8.80ドル(約1,362円)。これにApple Music(6.20ドル)、YouTube(4.80ドル)、Spotify(3.00ドル)が続く。再生1,000回当たりの収益は世界平均3.41ドルと、2023年(3.46ドル)、2022年(3.69ドル)から縮小したが、落ち込みは減速している。 Duettiは併せて、Spotifyが値上げしたにもかか
ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)のインディーズ音楽部門であるヴァージン・ミュージック・グループ(VMG)は2024年12月16日、米ダウンタウン・ミュージック・ホールディングス(DMH)を買収することで合意したと発表した。 同社はB2Bディトリビューターの「FUGA」などを傘下に抱えている。 取引額は7億7,500万ドル(約1,213億5,900万円)。取引は規制当局の承認を経て、2025年後半に完了する見通し。 DMHは、アーティスト&レーベル・サービス、ディストリビューション、ロイヤリティー&金融サービス、出版を中心に、音楽サービスを展開。145カ国で5,000社以上の企業顧客と400万人以上のクリエーターにサービスを提供している。事業ポートフォリオには、FUGAのほか、DIYアーティスト向けの「CD Baby」、ダウンタウン・アーティスト&レーベル・サービス、ダウンタウ
人気のYouTubeチャンネルで流れるローファイ・チル・ミュージックの全曲が、音楽生成AIサービス「Suno」で制作されている可能性が浮上している。YouTubeは、AI生成コンテンツの収益化を禁じる方針を持っておらず、ローファイな音楽をAIで生成するチュートリアル動画が普及しているため、同様のチャンネルであふれることが懸念される。Digital Music Newsが11月26日伝えた。 TikTokの音楽インフルエンサー「Derrick Gee」は、ローファイ・ジャズのインストゥルメンタル・ミックスを流すYouTubeチャンネル「what is ?」が、AIという根拠を示している。 what is ?は9月に開設されたばかりだが、チャンネル登録者は13万人を超え、最も人気の動画「sip」は200万回以上再生されている。公開されているミックスにはトラックリストがあるが、アーティストがクレ
フリーBGM協会は、2024年6月よりフリーBGM協会の活動趣旨に賛同したフリーBGM作曲家が作曲したフリーBGMを、曲調や楽器に加え、利用条件を含めて検索、試聴が行える「フリーBGMデータベース」の提供を教育機関および、業務においてフリーBGMの利用が見込まれる放送業界関係者、映像制作会社、ゲーム等の制作者に対して行なってきた。 この度、業務利用以外でコンテンツ制作を行う全てのクリエイターに対しても「フリーBGMデータベース」の無償提供を開始することを発表した。 「フリーBGMデータベース」は、フリーBGM作曲家が作曲した19,831曲のフリーBGMについて、通常の曲調や利用楽器の検索に加え、放送、配信、広告、ゲーム等での利用可否、クレジット表記の要否、商用利用の可否など、フリーBGM作曲家が個別に設けた利用条件を一括で確認できる無償サービス。 個々のフリーBGM作曲家がウェブサイト等で
ユニバーサル ミュージックなど、TuneCoreと親会社believeを提訴 「海賊行為の横行」と著作権侵害で ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)およびアブコ(ABKCO)ミュージック&レコーズ、コンコード・ミュージック・グループは11月4日、音楽ディストリビューター最大手のBelieve(フランス)とその子会社でDIYアーティスト向けサービスを手がけるTuneCoreに対し、大規模な著作権侵害訴訟を起こした。believeは争う姿勢だ。両者の発表を元に、Music Business Worldwide(MBW)などが伝えた。 UMG側は、believeが「世界で最も人気のある著作権保護された録音物」の 「産業規模の著作権侵害 」によってビジネスを構築してきたと主張。同社の侵害行為の差し止め命令と、最低5億ドル(約771億円)の損害賠償を求めている。 訴状では、侵害が疑われるい
ミュージシャンのスターダムは通常、20代で達成され、1年以内に(多くの場合、3〜4カ月以内に)消滅するーー。データ分析でエンターテインメント業界を深く掘り下げるウェブサイト「Stat Significant」が、Billboard Hot 100のデータセットなどを基に、こうした実態を伝えた。 それによると、Billboard Hot 40に初登場してから最後にランクインした期間が1年未満のアーティストの割合は75%だった。3年は12%で、5年は4%。エルトン・ジョンやブルース・スプリングスティーン、ロッド・スチュワートら20年を超える領域に達するヒットメーカーは1%にも満たない。 最初の1年を乗り切れるのはわずか1%超で、 27%は1カ月以内、65%は3カ月しかチャート入りできない。 最初のヒットを出す年齢は27〜30歳が圧倒的に多く、42歳を過ぎてヒットが起こるのは1%にも満たない。
今年の音楽フェスティバルのチケットの売れ行きが大幅に落ち込んでいる中、クリエイターエコノミー・プラットフォームを手がける米ArtistVerifiedがその原因と解決策を分析した。市場は飽和状態にあり、音楽ファンはユニークで記憶に残るフェス体験を求めていると述べている。 同社は現状について、毎年新たなフェスが登場し、音楽ファンやスポンサー、ヘッドライナーらを奪い合っており、アリーナ・ツアーなどにも悪影響を与えていると指摘。インフレを受けたコスト上昇が状況をさらに難しくしているとした。 また、「大量のストリーミング数を誇るアーティストが、フェスのヘッドライナーとして優れているとは限らない」とした上で、ヘッドライナーには「幅広いアピールを持ち、それなりにしっかりとしたツアー歴を持つアーティスト」が相応しいとの考えを示している。 さらに、音楽ファンの一部は、より自分たちの嗜好に合ったキュレーショ
NexToneは、動画配信サービスYouTubeにおける管理範囲を拡大し、これまでの日本地域に加えて、一部地域を除く全世界のYouTube上で視聴される動画を対象として、運営会社であるGoogle LLCからの著作権使用料の直接徴収を7月1日より開始したと発表した。 管理対象国・地域は、全世界(カナダ及び中南米17カ国を除く。除外国は、同社の既存海外徴収ネットワークを通じて使用料を徴収)。対象サービス・権利は、動画配信サービスYouTubeの動画視聴における著作権使用料(演奏権・録音権)(アメリカ合衆国、ブラジル及びアジア8カ国における演奏権使用料を除く。除外国は、同社の既存海外徴収ネットワークを通じて使用料を徴収)。YouTubeを含むデジタルサービスにおけるインターネット上の音楽利用では、著作権のうち演奏権と録音権の双方が働く。日本国内ではこれらの権利を「インタラクティブ配信」として1
カシオペア初期元メンバー櫻井哲夫・神保 彰・向谷 実による“かつしかトリオ”、2ndアルバム「ウチュウノアバレンボー」発売決定 タイトル曲MV公開&先行配信も 日本を代表する伝説のフュージョンバンド「カシオペア」の初期に在籍した、櫻井哲夫(ベース)、神保 彰(ドラムス)、向谷 実(キーボード)の3人で結成された“かつしかトリオ”が、2ndアルバム「ウチュウノアバレンボー」を9月11日に発売することを発表した。 3人がはじめてアンサンブルを行ってから46年の時を経て紡ぎ出された1stアルバム「M.R.I_ミライ」。そのリリースから1年を待たずして発表された2ndアルバムは、前作を遥かに上回るエネルギーで制作が行われた。それはまるでデビュー2年目を迎えた新人バンドが持つ新鮮さとアグレッシブさが詰め込まれたような内容となった。 タイトル曲「ウチュウノアバレンボー」をはじめ、バラエティに富んだ全1
YouTubeは6月、プライバシーガイドラインを更新し、自分の声や肖像を模倣したAI生成コンテンツの削除を要請できるようにした。申し立てできるのは、プライバシーを侵害された当人のみとなるが、例外も認められている。 ただし、削除申請をしても、必ずしもコンテンツが削除されるとは限らない。 アップロード者が当該コンテンツを48時間以内に削除しない場合、YouTubeは削除するかどうかの審査を開始する。 審査では、「コンテンツが改変、または合成されているか」「改変(または合成)コンテンツであることを視聴者に開示しているか」「個人を特定できるか」「コンテンツが現実的か」「パロディ、風刺、その他の公益的価値が含まれているか」「公人や著名な個人がセンシティブな行為(犯罪行為、暴力、製品・政治家候補の支持など)に関与するコンテンツか」 などの要素が考慮される。 なお、このポリシーに基づく動画の削除は、アッ
ソニー・ミュージックグループ(SMG)会長で、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)CEOも務めるロブ・ストリンガー氏は、5月30・31日にオンライン開催された同社グループの事業セグメント会議で、音楽配信サービスにおける広告付き無料配信への課金開始を呼びかけた。 同氏は、昨夏に値上げしたSpotifyの有料会員数が伸びていることなどを踏まえた上で、「無料と有料の価格差が広がっている」と指摘。成熟した市場で広告付きサービスを利用する消費者に「追加でわずかな料金を支払うよう求める」ことで、「自社のパートナーがこのギャップを埋めることを望んでいる」と述べた。 無料サービスの有料化は、DSP(デジタル音楽配信事業者)にとってはリスクが高いようにも思える。だが、ストリンガー氏は「無料ユーザー層のマネタイズ改善は(DSPとの)共通の関心である」とした上で、「(SMGは)誰もが事実上すべての音
ニューヨーク・タイムズ紙がSpotifyのデータを調査したところ、音楽の好みは一般的に13〜16歳の間に決まることが分かった。女性は13歳、男性は14歳がそれぞれ音楽的嗜好を形成するのに最も重要な時期とされる。また別の研究からは、30代になると音楽への好奇心が薄れてしまうという実態も明らかになった。音楽業界ニュースサイトのHypebotなどが伝えた。 Deezerの研究結果によると、音楽発見は24歳でピークに達し、31歳からは停滞。33歳までに一生聞き続ける音楽が決まってしまうという。30代から関心が低下する原因は、「選択肢の多さ(19%)」「責任の大きい仕事(16%)」「子育て(11%)」といったライフステージの変化が大きいようだ。 さらに、YouGovの調査では、個人が考える「音楽界で最も良い年代」は、その人が育った時代に大きく左右されることが判明。米国ではミレニアル世代(1982〜1
Spotify、年次レポートで日本に関するデータを初公表 国内アーティストが2023年に生み出した印税は200億円以上に Spotifyは、アーティストや作詞・作曲家の権利を代行するレーベルやディストリビューター(配信事業者)、音楽出版社などへの支払いや還元についてまとめた年次レポートを、2021年より毎年専用サイト「Loud & Clear」にて発表しているが、この度、初めて日本に関する情報を発表した。 2023年国内レポート 2023年に国内アーティストがSpotifyで生み出した印税は、200億円以上となった。これは2017年から1800%以上の増加となる。 2023年にSpotify上で国内アーティストが初めてのリスナーに発見・再生された回数は、27億回以上になった。 2023年にSpotifyで国内アーティストが生み出した印税の約60%は、インディーズのアーティストやレーベルによ
【特別取材】「音楽業界にとって今ほど面白い時代はない」世界各国でヒップホップを主流に乗せたBelieve社ロマン・ヴィヴィアン氏が語る日本の音楽産業の未来 TuneCoreを傘下に持つBelieve社が、日本上陸を本格化させている。最近ではワーナーミュージックによる株式公開買付の申し出があるも、株式非上場化で独立を選び話題を呼んだ。今回取材したロマン・ヴィヴィアン氏はヴァージン、キャピトルで要職を務めた後、2008年にわずか10人だったBelieveに入社。同社の急成長を助けてグローバルミュージックヘッド兼ヨーロッパ社長となった。今やBelieveは1,900人以上のスタッフを50カ国に持つ世界最大級の音楽会社に成長している。氏が日本の音楽市場に強いポテンシャルを感じる理由とは? 日本のヒップホップに注力するのはなぜなのか? (インタビュアー:Musicman編集長 榎本幹朗 取材日:20
JASRACが音楽クリエイターを対象に認知度調査、「良い印象」がJASRACメンバー(74%)と非メンバー(24%)で大きな差異 日本音楽著作権協会(JASRAC)は4月23日、2023年9月4日から10月27日までの間、音楽クリエイターを対象として「音楽著作権とJASRACに関するアンケート」を実施した。 アンケート概要 調査内容:音楽クリエイターのJASRACに対する認知度、理解度、イメージ調査 実施期間:2023年9月4日~同年10月27日 対象者:現在音楽制作で収入を得ている、または将来収入を得ることを視野に入れて活動をしている音楽クリエイター 回答者数:1,967名 分析対象数:1,228名(「音楽制作で収入を得ている」または「将来、音楽制作による収入を得ることを視野に入れている」音楽クリエイター)
世界の音楽市場でDXを進めてきたBelieveが日本に上陸した。TuneCoreの親会社でもあるBelieveはフランスに本社を置き、パリのユーロネクストに上場している世界有数のデジタル音楽企業だ。年間1400億円 (8億8000万ユーロ) 以上の売上を持ち、国によっては世界的なメジャー企業に比肩、あるいはそれ以上の売上シェアを達成している。 アジア太平洋地域を統括するシルヴァン・ドランジェ氏にインタビューしたが、今や同社はアーティスト育成とデジタル・マーケティングの専門家へと変貌を遂げ、音楽産業の成長に欠かせない存在になりつつあるのが見えてきた。 (インタビュアー:Musicman編集長 榎本幹朗 取材日:2024年3月13日) シルヴァン・ドランジェ(Sylvain Delange) Believeアジア太平洋地区社長。フランス生まれ。2013年初めにBelieveに入社して以来、アジ
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