制御工学ブログ

制御工学の研究者を20年やっている国立大学教員が制御工学の基礎から専門まで広く説明します。記事内では、動画やMATLABコードを交えながらわかりやすく解説します。伝達関数・状態方程式に基づく制御,制御理論など。制御工学チャンネル(YouTube,動画ポータル)を運営しています。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

状態フィードバック制御による極配置問題:制御系設計論

状態フィードバックによる極配置問題の解法と極と制御性能の関係について説明した記事です。可制御正準形に基づく設計をします。

岡島研究室の研究室紹介

この記事では岡島研究室(熊本大学 工学部 情報電気工学科電子工学教育プログラム)についてまとめています。外部向けの研究室名は「システム制御研究室」としています。 岡島研究室の運営体制 制御工学の研究テーマ 岡島研の配属方法 研究環境 卒業後の進路…

不安定零点を持つシステムの制御

不安定零点を持つとなぜ制御が難しくなるのか?その理由を、特有の「逆応答(アンダーシュート)」現象や、追従性能に現れる根本的な限界から解説。非最小位相系の制御における課題と性質を分かりやすく紹介します。

【モデル誤差抑制補償器】によって制御システムのロバスト性を向上させる

モデル誤差抑制補償器(Model Error Compensator, MEC)の詳細解説。PID制御やMPCなど既存制御系のロバスト性向上に有効。外乱オブザーバとの比較、非線形・非最小位相系への適用、MATLABコード付きで理論から実装まで網羅的に紹介。

はじめてのLaTeXによるレポート作成

LaTeX初心者向けレポート作成ガイド。タイトル、セクション、数式、参考文献の書き方まで、レポートの基本構成をサンプルコードで解説。初めてでも迷わず綺麗なレポートが作れます。

モデル誤差抑制補償器(数値例:2次の制御対象)

モデル誤差抑制補償器(MEC)の効果を、2次システムの数値シミュレーションで具体的に解説。パラメータにばらつき(モデル化誤差)がある場合、MECを導入することで応答のばらつきが抑えられ、ロバスト性が向上する様子をグラフで比較します。

モデル誤差抑制補償器(数値例:不安定な制御対象)

モデル誤差抑制補償器(MEC)を不安定なシステムへ適用した効果を、数値シミュレーションで解説。パラメータに誤差や変動があっても、MECが応答のばらつきを抑え、ロバスト性を劇的に向上させる様子をグラフで比較します。

RLC回路の過渡現象(例題)

RLC回路の過渡現象を、スイッチの切り替え操作を例に具体的に解説。コンデンサの充電(RC回路)から放電(RLC回路)までの電流や電荷の振る舞いを、微分方程式の解法ステップに沿って丁寧に説明します。

フィルタによる信号処理【ローパス・ハイパス】電気回路論

信号処理に必須のフィルタとは?本記事では、特定の周波数を通したり遮断したりするフィルタの基本を解説。ローパス、ハイパス、バンドパスフィルタなど主要な種類の特徴と、ノイズ除去などへの応用を分かりやすく紹介します。