事業ポートフォリオと人事制度の両面で大胆な改革を続ける富士通。AI時代を勝ち抜くために足りないものは何か。副社長5人に聞いた。
強力なグローバル商材が足りない
高橋美波 副社長COO(最高執行責任者)ソリューションサービス担当
Uvance(ユーバンス)の商材は、まだ国内向けに特化している。強力なグローバル商材の企画・開発がミッションだ。例えば米マイクロソフトのクラウド基盤「アジュール」のような、単一の国向けではない商材をつくれれば、グローバルな組織体制も構築していけるだろう。
変革を促すためには、さらに倍速で動かなければいけない。組織の適正化ではマイクロソフトや米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)、開発は中国・比亜迪(BYD)が非常に速い。変化に対応できる人材も必要だ。
ユーバンス事業の海外売上高比率は現在3割台だが、2026年度からの中期経営計画では5割を目指したい。M&A(合併・買収)のパイプラインもいくつかある。製造や流通、セキュリティーといった領域で知的財産(IP)を持つ企業や、データ・人工知能(AI)に強みを持つ企業だ。AI自体の実装ではなく製品・サービスにAIを組み込むためデータサイエンティストがもっと必要になるからだ。
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