能力抜群だが……高市早苗政権を支える最強官僚タッグに付きまとう「14年前の苦い記憶」

最強官僚タッグに付きまとう「苦い記憶」

本格始動した高市政権で、総理が絶大な信頼を置く二人の元官僚に注目が集まっている。

一人目が、高市総理の筆頭首相秘書官に任命された、前経済産業事務次官の飯田祐二氏。「失われた30年を取り戻す」を信念に掲げ、経済政策に関する助言を矢継ぎ早に行っている。高市氏に近い自民党議員が明かす。

「実は高市さんは安倍政権で秘書官を務めた元経産官僚の今井尚哉さんにもう一度秘書官になってほしかった。ところが今井さんが固辞。代わりに推挙したのが、後輩の飯田さんです。飯田さんはエネルギー政策に精通しているため、高市さんが掲げている原発再稼働の推進にも辣腕を振るうでしょう」

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もう一人の注目株が、内閣官房に設置されている国家安全保障局(NSS)の局長に就いた、外務省出身の市川恵一氏。

「対米外交に強く歴代の首相の信頼が厚い。菅政権時には、菅さんが『いっちゃん、いっちゃん』と何かにつけて呼び出していた。東アジアにも人脈があり、高市さんは対北朝鮮の交渉も進めてもらいたいと期待をかけている」(同前)

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