ZOZO前澤社長から100万円を受け取った男性が語る「その後」

夢に向けて走り始めた

現代ビジネス編集部

2019年の年始にネットを賑わせた、ZOZO前澤友作社長による「100万円×100人、総額1億円のお年玉」プロジェクト。「Twitterで返信をくれた人」を対象に100万円をプレゼントするという前代未聞の企画は、500万回を超える圧倒的リツイート数を記録。そして前澤社長の予告通り、100人に本当に100万円が支払われた。

しかしあれから、当選者たちがその100万円で「何をしたか」についてはあまりスポットライトが当てられていない。そんな中、ある当選者に「100万円当選のその後」について話を聞いた。

-AD-

口座名義は「マエザワ ユウサク」

「応募締め切り日の翌日、1月8日の朝10時に、前澤さんのアカウントから突然DM(ダイレクトメッセージ)が送られてきたんです。

『こんにちは、前澤です。本物です笑。今回の100万円、ぜひ楽しく使ってくださいね。素敵な作品集になりますように』とありました。

当選したことはもちろん感謝していますし、そのDMを見たときは、本当にひとりひとりの応募理由を前澤さんが読んで、当選メッセージを変えていることにも驚きましたね」

京都府在住の池西大輔さん(44歳)は、河原などにある自然の石をバランスよく積み上げる、「ロックバランシング」といわれる技法で作品を制作するアーティストだ。

以前からTwitterなどのSNSを作品発表の場にしていた池西さんは、前澤社長のツイートを見かけ、「100万円で日本中を旅して、作品集を作りたい。そして、たくさんの人の心を動かしたい」と返信。みごと当選となった。

前澤社長からのDMが届いた後、すぐに事務局から振込先などを尋ねる連絡があった。その翌々日には、ピッタリ100万円が早くも振り込まれていたという。

「振込元の口座名義は『マエザワ ユウサク』でした。

前澤さんのことは、以前から『面白い人だなあ』と思っていましたし、昨年9月に『月にアーティストを連れて行く』と宣言したときも『月の石を持って帰ってきてくださいね』と作品の画像をつけてコメントしたことがあったんです。

アーティストを応援したいという前澤さんの想いは常々感じていましたし、こうしてご本人から100万円をいただいて、決意を新たにしました」

ロックバランシングの作品を作る池西さん(撮影:薫基)

一個一個を着実に

池西さんがロックバランシングを始めたのは、3年ほど前のこと。

「川辺を散歩していた時に、たまたま『やってみよう』と思って始めたんです。最初は、石の平らな面を見つけて積んでいたのが、だんだんといろんな形の石でバランスが取れるようになり、1年くらいでコツをつかみました。最初は週に1回だけでしたが、今では毎朝の日課になっています」

-AD-

ゴツゴツと重い石が尖った一点のみで自立し、さらに大きな石を支える。まったく形状が異なるいくつもの石が、支え合ってバランスを保つ。まるで重力に反しているかのような池西さんの作品には、美しさと危うさ、そして不思議な静けさがある。

川辺で無心に石を積み上げていると、通りがかった子供たちが「すごい!」と歓声をあげる。ロックバランシングの技法を教えてほしいという依頼もしばしばくるが、本業である整体師の仕事もあるため、なかなか対応できていなかったという。

「ロックバランシングをやってみたい方に言えることがあるとすれば、まずは1個の石から根気強く始めること。大きさや数を追い求めるのではなくて、一個一個を着実に積み重ねてゆく。いま自分が持っている力を知り、その範囲の中で最大限やれるように努力する。人生と一緒ですね(笑)」

完成した前ページの作品(撮影:薫基)

「ワクワクのバトン」をつなぐ

前澤社長との約束どおり、池西さんは「日本各地を回ってロックバランシング作品集を作る」という目標に向けて走り始めている。4月9日には、京都市左京区の南禅寺と蹴上インクラインにて、満開の桜の下でロックバランシング作品の撮影に臨んだ(本記事に掲載した写真はそのときのもの)。

蹴上インクラインでの一枚(撮影:薫基)

「本当は、『日本一周すること』自体にこだわりはないんですが、できるだけいろんな場所で、たくさんの人を巻き込みたいと思うんです。

前澤さんから受け取った『ワクワクのバトン』を、また別の人につないでいきたい。ですから、場所を変えるごとに各地の地元に住むカメラマンにお願いしながら、撮影を進めていこうと思っています」

プレゼントされた100万円を自分ひとりのためだけでなく、「なるべく多くの人に感動を与え、共有するために使いたい」という池西さんの挑戦は、まさに前澤社長の意図にも合致したものといえるのではないだろうか。

前澤社長が始めた空前のプロジェクトは、100通りの「100万円の使い道」を生んだ。それがいくつの夢を叶えることになるのか、今後も注視していきたい。

おすすめ記事

※当サイトで提供している情報は、投資その他の行動を勧誘する目的で運営しているものではありません。銘柄の選択、売買価格等、各種投資に関する最終決定は、ご自身の責任と判断でなさるようにお願いいたします。弊社は、当サイトの情報をもとにユーザーが行った投資行動の結果に関して、一切の責任を持ちません。