統一教会からの“暴露”が怖い? 自民党が「教団との関係を絶つ」と断言できない理由 元信者のジャーナリストが分析

歯切れの悪い議員が脱会を躊躇する信者の姿と重なる

自民党をはじめとする政治家と旧統一教会のつながりが次々に明らかになってきています。旧統一教会の関連団体のイベントに参加して、信者らの前で教団の活動を褒めたたえるような話をする。

さらには選挙協力も受けて、教団の組織票の配分まで受けている議員もいるとの話も出てきています。

霊感商法の手立てで物を売り、多額の献金を集めて、家庭崩壊までさせてしまう旧統一教会との関係があることを認めながらも、今後も支援を受けていくかについては「慎重に検討する」「軽々に答えることはできない」との政治家らの発言も出てきています。

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ようやくここにきて、世論の批判に押されるように「これまでの関係について、しっかり見直す」との一歩踏み込んだ言葉も聞かれ始めましたが、いまだ、決別するとの言葉は出てきていません。なぜ、きっぱりと「教団との関係を絶ちます」「二度と関わりません。手を切ります!」と言えないのだろうか。そう思われている方も多いかと思います。

ここには、二つの恐怖心で教団の思惑に支配されている恐れがあると思っています。

教団を辞めた元信者の筆者の目には、歯切れの悪い言葉を発する議員らの姿が、どうにも旧統一教会の教えに疑問を持ちながらも、長年、教義にどっぷりはまってしまったために、なかなか脱会しきれない信者らの姿に重なって見えてきてならないのです。

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