ChatGPTに宿題の手伝いや学習の補助が可能な「学習モード」が追加されたので使ってみた、答えをすぐ言わずにユーザーの成長を手助けしてくれる

ChatGPTに「学習モード」が追加されました。学習モードは質問の答えを即座に提示するのではなく、答えを導くまでの手順を少しずつ提示してユーザーの成長を手助けしてくれるとのこと。無料プランでも使用可能だったので、実際に使ってみました。
学習モードが登場 | OpenAI
https://openai.com/ja-JP/index/chatgpt-study-mode/
学習モードを使うには、チャット入力欄の「ツール」をクリックしてから「あらゆる学びをサポート」をクリック。

初回は学習モードの説明が表示されるので、「今すぐお試しください」をクリックして説明画面を閉じます。

続いて、知りたい内容を入力してから送信ボタンをクリック。今回は「2リットルのコーラを4人でちょうどよく分ける方法を教えて」と入力しました。

通常のChatGPTなら「500ミリリットルずつ配ればOK」といったように答えをすぐに教えてくれますが、学習モードの場合は考え方の順序を示した上で「まずは1リットルは何ミリリットルか、知ってる?」と逆質問してきました。

わざと誤った回答をしてみたところ、「おしい!」とフォローしつつ正しい数字を教えてくれて、その上で割り算の式を提示してくれました。

割り算を解いて「1人当たり500ミリリットル」という答えにたどり着きました。学習モードはここで終わらず、考え方を理解しているかチェックするための確認問題を提示してきます。

確認問題に答えた後も、さらに別の問題に挑戦することが可能でした。学習モードを使えば、「問題の解き方を順番に学習して、身に付くまで確認問題を解く」という学習過程を無料で体験できるというわけです。

今回は簡単な問題で試しましたが、学習モードは大学生の利用を想定して開発されており、ゲーム理論や離散数学などの難しい問題にも対応できます。
学習モードは無料プラン、Plusプラン、Proプラン、Teamプランのユーザーが利用可能で、ChatGPT Eduでも数週間以内に利用可能になる予定です。
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