Linuxは長年、比較的古いPCとさまざまなハードウェア(GPUやサウンド、ネットワークなど)だけを対象としていると考えられてきた。しかし、Linux開発者たちは進歩を続け、その認識が誤りであることを証明してきた。
現在では、新しいハードウェアでも完璧に機能するLinuxディストリビューションが幾つか存在する。読者のニーズに対応できるディストリビューションがきっと見つかるはずだ。
では、Linuxディストリビューションが最新のハードウェアで問題なく動作するのは、なぜなのだろうか。まず、カーネルだ。標準のカーネルのハードウェア検出能力も向上しているが、新しいテクノロジーに特化したカーネルが存在する。「Hardware Enablement」(HWE)や「Zen」といったカーネル、さらには最新のメインラインカーネルも新しいハードウェアに最適だ。さらに、NVIDIAと「AMD Radeon」の両方のハードウェア向けの公式GPUドライバーをサポートするディストリビューションを使用するのが望ましい。
では、ディストリビューションはどのように選べばいいのだろうか。まず、新しいハードウェアを標準でサポートするディストリビューションに候補を絞り込もう。その後は、見た目の好みや採用されているパッケージマネージャー、デスクトップ環境などを判断材料にするといいだろう。
1. 「Garuda」
Garudaは「Arch」ベースのディストリビューションで、ローリングリリースモデルを採用している。ローリングリリースモデルとは、カーネルなどの最新バージョンが常に提供されることを意味する。最新かつ最高のカーネルを利用できるので、ユーザーは優れたハードウェアサポートを享受できる。
Garudaでは、新しいハードウェア向けに特別に設計されたZenカーネルにも簡単にアクセスできる。GarudaとZenを組み合わせれば、現代のマシンに最適なディストリビューションが完成する。GarudaがArchベースであることに不安を抱く必要はない。このディストリビューションはArchの使いやすさを大幅に高めているからだ。さらに、Garudaは市場で最も美しいディストリビューションの1つでもある。
提供:Jack Wallen/ZDNET
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2. 「Fedora」
FedoraはZenカーネルを搭載しておらず、特定のGPU向けのバージョンも含まれていないが、最新ハードウェアをサポートするという定評がある。なぜなら、Fedoraは「最先端の」ディストリビューションとみなされているからだ。Fedoraは新しいCPUや最新のWi-Fi規格を標準で効果的にサポートする。x86_64およびaarch64アーキテクチャーのサポートも優秀で、最新のコンポーネントのサポートが定期的に組み込まれている。
Fedoraに関して考慮すべき唯一の点は、新しいGPU向けのドライバーのインストールが必要になる可能性が高いことだ。Fedoraには大規模なサポートコミュニティーが存在するため、簡単にサポートを受けられるだろう。また、さまざまなスピンがあるため、手動でインストールすることなく、お気に入りのデスクトップ環境を楽しむことも可能だ。
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