DATAで見るケータイ業界
国内キャリア機器投資は2024年度に約3900億円、国内ネットワーク機器市場は伝送装置と基地局が60%を占有
2025年11月15日 06:00
MCAは、国内主要キャリア各社の設備投資に関する調査を実施し、その結果を調査レポート「主要キャリアのネットワーク投資戦略と通信インフラ市場 2025年版」に取りまとめた。前回に続き、同レポートから国内キャリアの設備投資に関する調査結果を紹介する。今回は、ネットワーク機器への投資状況を見ていく。
移動系キャリアが牽引する国内ネットワーク機器投資、2024年度は約3900億円
国内キャリア各社における2024年度のネットワーク機器投資は、前年度比12.2%減の3881億円と推定した。
主な内訳はKDDIが1007億円、NTTドコモが875億円、ソフトバンクが629億円、楽天モバイルが175億円と携帯電話事業を行う4社の投資額は合計2686億円(全体の69.2%)となり、移動系キャリアが国内ネットワーク機器投資を牽引している点に変化はない。
また、NTTグループのネットワーク機器投資は全体の46.5%となる1805億円を占めている。


