今日のうまい!
ジッパー付き「ぬか床」初めてでもぬか漬け簡単に
2025年11月25日 08:05
体に良い発酵食品として、近年注目されている「ぬか漬け」。家庭でも作れますが、野菜を漬ける“ぬか床”作りから始めるとなると、かなりの手間と時間がかかります。容器の準備や保管場所の確保も必要となり、ぬか漬け生活に興味はあっても、実際はハードルが高く、なかなか一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
そんなときは、買ったその日からぬか漬けを作れる、樽の味「ぬか床スタンドパック」が便利です。ジッパー付きのパックに熟成発酵済みのぬか床が入っており、中に野菜を入れたら、あとは待つだけ。
自分で容器を用意する必要がなく、しかもパックを立てられるので、省スペースで調理・保管できるのもうれしいポイント。初心者でも失敗なく、簡単に美しいぬか漬けを作れるとのことなので、さっそく試してみました。
買ったその日から漬けられる便利な“ぬか床”
樽の味「ぬか床スタンドパック」は、熟成済みのぬか床とジッパー付きスタンドパックのセットです。
ぬか床を一から作ろうとすると、材料をそろえたり、野菜の切れ端を使って捨て漬けをしたりなどの手間がかかる上、完成までに7~14日かかるとされますが、本品は買ったその日から漬けられるのが特徴です。パックに入ったぬか床に好きな野菜を漬け込み、約1日待てば、ぬか漬けができあがります。
ぬか床の基本材料は、米ぬか、塩、水、唐辛子などです。本品に使われているのは、和歌山県産キヌヒカリの米ぬか、同じく和歌山県産の唐辛子、兵庫県産の赤穂塩、北海道産昆布、高知県産しょうがのほか、和歌山県産のみかんの皮や柿の皮、佐賀県産きなこなど。すべて国産の自然素材を使った無添加のぬか床というのも魅力だと思いました。
初めてでも失敗なし! 簡単なのに美味しいぬか漬けを作れる
先にも述べたように、本品の使い方はとても簡単です。
パックを開封すると、中にぬか床が入っています。スタンドパックを広げながらぬか床をならして、野菜全体が隠れるように漬け込みます。きゅうりはまるごと漬けられますが、なすやにんじんなどの漬かりづらい野菜は縦半分にカットするのがポイント。
なお、野菜の長さがパック幅よりも大きい場合も、漬け込みやすいサイズにカットするのがおすすめです。
筆者は今回、大根、ビタミン大根(青大根)、紅大根、にんじん、きゅうりのぬか漬けに挑戦。根菜類は縦半分、パックに収まりやすい大きさにカットし、約1日漬け込みました。漬かりやすいきゅうりは時間をずらしてパックに入れ、漬け込みすぎないように工夫しました。
漬け上がった野菜は、ぬかをとって水洗いすれば食べられます。
きれいに洗った野菜を食べやすいサイズに切り、さっそく味見してみると、独特の酸味と塩味のある、おいしいぬか漬けに仕上がっていました。酸っぱすぎることはなく、野菜の甘みも感じられ、サラダのような感覚でおいしく食べられました。
筆者の小学6年生の子供も、「ちょっとしょっぱい」とは言っていたものの、パクパク食べていたので、美味しかったのだと思います。好みの野菜をカットして漬け込むだけの簡単な作業で美味しいぬか漬けが作れるのはうれしい限り。
また、野菜の変色がほとんどなく、そのままの色を生かせるのもぬか漬けならでは。カラフルな野菜を使うと彩りも良く、食卓が華やかに見えるのも良いと思いました。
ちなみに、パックの裏面には野菜ごとの漬け込み時間の目安が書かれており、漬け込み時間に迷ったときや、ぬか漬けを初めて作る際には、とても参考になります。ただし、あくまでも目安の時間であり、野菜の大きさ、季節、周囲の温度などによって、調整する必要があります。時間が長すぎるとしょっぱくなり、短すぎると塩気は抑えられるものの、中まで十分漬からないといったことが起きるため、良い塩梅に仕上げるには、経験とコツが必要だと思いました。
加えて、ぬか床はお手入れも必要で、1日1回かき混ぜるのが基本とされています。野菜を漬けているときは、出し入れするときにかき混ぜればOK。気温が低い冬場はあまり神経質にならなくても大丈夫ですが、環境や保管状態によって味が変わることもあるため、注意しましょう。
ぬか漬けは栄養価が高く、植物性乳酸菌や酵素などが豊富に含まれていることから、健康や美容に良いとされており、日常の食事に取り入れたい食品のひとつ。買ったその日から野菜を漬けられる樽の味「ぬか床スタンドパック」は、手軽にぬか漬け生活をはじめたい人、普段の生活に手作りの発酵食品を取り入れたい人などにおすすめです。
