この画像を大きなサイズで見る2025年9月25日の午後6時30分頃、アルゼンチン北部のプエルト・チロル近郊にある農場に、奇妙な物体が空から落ちてきた。
毛むくじゃらで真ん中に穴が開いており、穴の周囲は金属製のように見える。、突然こんなものが落ちていたら誰だって驚くはずだ。
この土地の所有者であり発見者である男性はすぐに通報したが、地元警察や消防署では手に負えず、州警察が出動する騒ぎになったという。
その正体は軍によって明らかとなるが、まだ不明な点も多いという。
農場に突如現れた黒い毛むくじゃらの謎物体
この土地の持ち主のラモン・リカルド・ゴンザレスさん(47)は、農場の土にめり込んだこの物体を見つけて驚いた。
見たこともない黒っぽい毛が生えたかのような物体が、突如出現していたのだから当然だ。
すぐに警察に通報し、警察官と消防が現場に駆けつけたものの、正体不明の物体を前に、彼らもどうしたらいいのかわからなかった。
この画像を大きなサイズで見る筒状の物体から生えている毛のようなものは、動物の毛にも見えるし植物にも見える。筒状の部分は金属でできていて、もしかすると爆発物かもしれない。
消防の手で可燃物が含まれていないらしいことは確認されたが、結局地元の警察では手には負えず、州警察が出動する事態に。
さら爆発物処理班が派遣され、周囲を封鎖して物体を詳しく調査した結果、可燃性の物質は含まれておらず、爆発物ではないことは確認された。
だが正体は謎の包まれたまま。物体の長さは約1.7m、直径は約1.2m。カーボンファイバーでできた円筒形で、人工物であることは間違いなさそうだ。
この画像を大きなサイズで見る宇宙から落下したロケットの燃料タンクと判断
2025年9月27日にはアルゼンチン空軍が出動し、この謎物体を回収。専門家が調査した結果、これロケット燃料タンクの「外皮」であると確認された。
現在、この物体はアルゼンチン空軍の航空宇宙研究センターの管理下にあり、今後はブエノスアイレスに送って詳しい解析を行う予定とのこと。
この画像を大きなサイズで見る詳細に調べたところ、物体の片方の端には直径約40cmの穴が開いており、もう一方の端にはバルブシステムがあって、シリアルナンバーも確認できたという。
いわゆるスペースデブリ(宇宙ゴミ)だったようだ。
この画像を大きなサイズで見る落下と関係が?空を横切る怪しい光跡が複数目撃されていた
実は、この謎物体が墜落したと思われる頃、アルゼンチン上空では謎の光が目撃されていた。
エントレ・リオス州のパラナでは、9月24日の午前6時15分頃、明るく光る奇妙な光が高速で東西方向に移動する様子が複数撮影され、SNSなどで話題になった。
だが、プエルト・ティロルで謎物体が「落下」したのが25日夕方とのことなので、この光跡があの燃料タンクだったという可能性は低いかもしれない。
とは言え、同じロケットの別の部品が、前後して大気圏突入をした可能性は捨てきれない。
この画像を大きなサイズで見るさらに首都のブエノスアイレスでも、9月26日の夜、複数の光跡が目撃されている。
また、9月27日の朝には、遠く離れたイギリスのロンドンでも、謎の物体が落下してくる様子が確認されたらしいが、関連があるかどうかは不明である。
どこの国の何のロケットの部品なのかは不明、現在調査中
現地で回収された円筒は、カーボンファイバーが巻かれた圧力容器(COPV)とされているが、その帰属については結論に至っていない。
有力な仮説は2つあって、1つはSpaceXの打ち上げ用ロケットとする説、そしてもう1つは、中国の捷竜3号ロケット(Jielong-3)の残骸だとする説である。
いずれも今の段階では「あり得る」程度にとどまっており、表面に刻まれた番号の解読や型式の照会に成功し、再突入記録との照合が出れば白黒がつくはずだ。
このニュースについて、インターネットでは毎度のごとく、陰謀論から宇宙人説まで、さまざまな反応が飛び交っていた。
- サイヤ人の来襲だな!
- ベジータがとうとう地球にやってきたのか
- 自分の頭の上に落ちてくるまではクールだけどな
- 放射能は大丈夫なの?
- これは嘘だ。本当に宇宙から落下してきたなら、周囲にはクレーターができているはずだ!
- 空から落ちて来たなら、もっと地面が傷ついていないとおかしい
- 大型トラックの車輪じゃないのか
- 「再突入」っておかしいだろ。前回はいつ「突入」したんだ?
- これは核廃棄物だ。住民に被害が出る可能性があるぞ
- 宇宙ゴミって聞くと、悲しい気分になるな
- 宇宙には隕石も彗星も存在しないし、落ちてきたこともない。衛星もない。いい加減みんな目を覚ませ!
- これはミサイルの一部に違いない
落ちたのが農場の草っぱらだったからよかったようなものの、あと少しずれて民家にでも落ちていたら大変なことになっていただろう。
実はこれまでにも、スペースデブリが地上に落下するという事件は何度も繰り返し発生している。
1997年1月には、アメリカのオクラホマ州で、ロケットの破片が「人に当たる」という事件が起こっている。
この時の「被害者」は、「スペースデブリに衝突された最初の人」として、ギネス世界記録に認定されているそうだ。
また、2024年3月には、ISS由来の金属片が、フロリダ州の民家を貫通。幸いも負傷者は出なかったが、訴訟に発展したそうだ。
今回の物体についての詳細は、現在アルゼンチン空軍において、シリアルナンバーなどを解析中とのことである。
正体がはっきりしたら、ここで続報としてお知らせするつもりだ。
References: Mystery as giant 'hairy' object smashes into farm after falling from sky
















燃え尽きず落っこちてくるの怖すぎ、しかもそれでタヒんだら記録に残る(ヽ”ω`)
みんなドラゴンボール好きだなw
もうプラネテスみたいに宇宙の掃除屋さんが必要になるな
黒いケサランパサラン
バルブシステムという単語を見て下町ロケット思い出しました。
スペースデブリって創作宇宙だとフワフワ漂ってるけど
実際はとんでもない高速でギュンギュン飛んでてプラネテスみたいにはいかないらしいぞ
その高速に同調して動けば相対的には静止だけどね
そもそも軌道上にいる時点で静止しているわけはないんだし
デブリではなくドジった人工衛星なら拾ってその後再度宇宙まで
再放出し、再復活したことあるぞ
スペースデブリを回収するためにデブリと相対速度を合わせて作業するので絵面的にはフワフワ漂っているデブリを相手にしているように見えるだけで、実際は時速数万キロという速度で移動している
プラネテスのトイボックスも低軌道にいる時点で時速24万キロなわけで。
一桁間違えた。24,000km/h
なんだよ・・・ ハヤブサとかいうやつは大喜びされたのに・・・
なんで俺はごみ扱いなんだよ・・・
謎物体がこう思ってなきゃいいんだが
帰還が前提のカプセルと、南太平洋上で燃え尽きる前提のタンクだとね。
ちょっと扱いが変わってくる。
「イトッシャノウ…」
サムネでちょっとシシノケっぽいなと思ったw
クレーターがないとおかしいという書き込みがあったけど、中身のつまった重い岩石と違って極限まで軽く作られた部品だから突入時の空気抵抗でかなり減速しているんだと思いますよ。ただ、熱でカーボン繊維がかなり剥がれていても原型を留めた状態で落ちているのでかなり頑丈にできているんですね。
ロケット燃料タンクならヒドラジンみたいな有毒物質が残っている可能性があるから
不用意に近づかないことは重要だよね
有人モジュールならヒドラジン使った脱出システムあるだろうけど、衛星打ち上げで使った上段のCOPVだとほぼ液体酸素だとおもう。
不用意に近づかない方がいいのは間違いないけど。
旧ソ連系ロケットは今もヒドラジン使ってるよ。
今世紀に入ってからも中共のロケットが打ち上げ失敗して近くの村に落下、村を
壊滅させて村が地上からなくなった事故が世界中に配信されてるくらい有名。
捷竜3号は全段固体。姿勢制御用の燃料タンクだとするとデカすぎる気が。
液体の方もあるよ
野槌か毛羽毛現の一種じゃろう
怖いな
牛の胃袋につける穴に見えた
焦げたカーボンっぽいなーと思ったら、やっぱりカーボンだったw
>宇宙ゴミって聞くと、悲しい気分になるな
ほんとこれね
解決に向けての研究もなされているらしいとは聞いたことあるけど…
市街地に落ちたら大惨事のあなた
1013年のJAXAの資料
>複合材推薬タンクの開発
>人工衛星に使われる従来のタンクの多くはチタン合金製です。性能を保ちながら、低コスト、短納期で溶融性の高い推薬タンクを開発するポイントは材料の選定にあります。チタン合金より融点が低く、かつ軽量で強度を考えた結果、 アルミ合金製のタンク全体に、カーボンファイバ強化プラスチック(CFRP)の繊維を巻いて覆う構成をとることにしました。
>様々な評価の中で、推薬のヒドラジンにタンク材料が溶け出さないか、変質して材料強度が落ちないかは重要な課題でした。 実験の結果、15年以上問題ないことが確認されています。今後は、試作と認定を行う予定です。世界の人工衛星の標準的なタンクとしての実用化が期待されています。
平安時代に既にJAXAがあったのか
俺はスペースデブ
んん?こんなにデカかったっけ?まっくろくろすけ、、、、
進撃のメイ:🙏🏼
たしかにベジータ達が乗ってたのに似てる