もしも、一生付き合っていく時計を「いつかは」と考えているなら、私は心の底から叫びます。「今でしょ!」──。前回の記事(メゾンのアイコンSS時計 働く女性のリアルウオッチ)は、こう締めくくったのですが、仕事をもつ大人の女性におすすめしたい時計はまだまだあります。
今回は「働く女性のリアルウオッチ」の第2弾として、これを着けていたら一目置かれる「ハンサムウーマンウオッチ」を厳選してご紹介したいと思います!
機械式時計の復権、女性も一役
この連載で主に取り上げてきた機械式時計は、1970年代にクオーツ時計が普及したことで大きな打撃を受けました。その人気が本格的に復活し始めたのは、2000年代初頭(もう四半世紀前!)のことです。
時を同じくして、「大ぶりの時計をあえて女性が着けるのがクール!」という風潮が生まれました。当時、イタリアあたりのファッショニスタの女性たちが、パネライやロレックスのマスキュラン(男性的)な時計を着けこなしているたたずまいに私も憧れ、清水の舞台からジャンプ! その時計は4回ほどストラップを替えながら今も愛用しています。

筆者が20年以上愛用しているパネライの「ルミノール マリーナ」。現在はNATOストラップを装着
今回のテーマは、その頃から私自身が恋い焦がれ続けている正統派ウオッチメゾンの本格機械式ウオッチ。それでいてサイズ感やディテールでひと匙(さじ)のフェミニニティー(女性らしさ)も漂う、36mm径の、まさに「2大ハンサムウーマンウオッチ」です!




















































