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きしむ日中関係

高市早苗首相の台湾有事を巡る答弁をきっかけに中国との関係がきしんでいます。日本と中国の政府の動き、民間への影響を多角的に伝えます。

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台湾有事答弁巡り、中国が欧州にも外交戦 現実はあつれき絶えず

壇上で演説する中国の王毅外相=北京市で2025年10月27日、ロイター
壇上で演説する中国の王毅外相=北京市で2025年10月27日、ロイター

 台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁を巡り、中国が日本に圧力を加えようと欧州にも外交戦を展開している。中国の王毅外相は27日、フランスのボンヌ大統領外交補佐官との電話協議で高市政権を批判し、フランス側の同調を呼びかけた。ただ、現実には台湾問題を巡る溝は中国と欧州との間でも深まっており、習近平指導部の思惑通りに事態が進むとは考えにくいのが実情だ。

 中国外務省によると、王氏はボンヌ氏との電話協議で「日本の現職指導者は台湾に関して挑発的発言を行い、中国の主権と領土の一体性を侵害した」と主張。フランス側に「第二次世界大戦勝利の成果を共同で守り、互いの核心的利益に関わる問題で互いに支持すべきだ」と述べた。

 中国側の発表では、ボンヌ氏は「台湾問題での中国の正当な立場を理解する」と表明したという。

 仏ルモンド紙によると、フランスは、マクロン大統領が12月3~5日の日程で訪中すると発表しており、今回の電話協議はそのための事前準備とみられる。

 これから年明けにかけて中国は欧州主要国の首脳を相次いで迎えようとしている。…

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