ライブ中ずっと叫び続ける人の隣に座った。
地元愛まつり2025、最高ーーーーー!!!
ライブやイベントの思い出はやはり最終的には「楽しかった!」で終わりたいものです。
ですが、少し引っ掛かるものがある今の空気。感じている人も少なくないと思います。
ライブやイベントはキャスト、スタッフ、観客、それらが一体となって作り出すもの。つまり、みんなで良いものにしていこうという意識が大切です。
しかしそんな中で、逸脱する行為をする人、独りよがりな楽しみ方をする人、そんな人がいると、目立ち、空気が乱れ、心地よい空間ではなくなってしまう。まるで半紙に墨汁を垂らしたように。
これは、そんな存在の隣に自ら座りに行った者の、経験談です。重ねて、これは今回の地元愛まつり2025での経験ではなく、
Liella!6th愛知での経験です。
しかし対象者や対応策は同じであり、自身の経験を曝け出す事で会場にいる全員がより良い思い出を作れるか、と考えた1人のオタクの話です。
大前提として、この文章は
個人に対する誹謗中傷や批判、排他的な行為を目的としたものでありません。
相手を知り、相互理解を図り、自分自身の言動を意識する事を目的としています。
突貫的な文章なので読みづらさはあるかと思いますが、ご容赦下さい。
前書き
まずは私のLiella!6th愛知での経験を語ります。
私が具体的にどんな行動を起こしたかを記しています。
加えて、彼の人間性や発言、行動の意図などを汲み取っていきますが、それらに興味のない方は今後の対策まで読み飛ばしていただいて構いません。
しかし、相互理解の観点から相手のことを知る事は重要だと考えております。お時間のある方は、目を通していただけると幸いです。
●Liella!6th 愛知にて
私が彼と出会ったのは、2025年3月。上記の通り、Liella!の6thライブ愛知公演です。
今回のLiella!6thライブはテレビアニメ3期を元にしたライブであり、ライブ本編中はMCがほとんど挟まりません。そのため観客が私語を挟むタイミングはほぼありません。
彼は私の3列後ろの席でした。
彼の言動は特徴的で、
・声が高い
・単語ではなく文章で叫ぶ
・通常意識する箇所ではない部分でコールを入れる
・場面を選ばず歓声を送る
等、会場全体の空気とすれ違う部分が多く、とても目立っていました。
もちろんその周囲の座席の人たちは彼を意識せざるを得ないと思います。私もその1人でした。
○開演から最初の幕間まで
ライブが始まる前から「〇〇ちゃん可愛いよー!」「〇〇ちゃん愛してるー!」と連続して発言しており、それはライブが始まってからも続きます。
曲中で「2番くるよー!」「盛り上がるところだよー!」などと曲と直接関係のないことを言ったり、コールも周囲とは違うものを叫んでいました。
曲が始まる前にはどんな曲でも必ず「おぉ〜?」と言い、曲が終わる前、最後の決めポーズやその瞬間に「ふぅー!」という等、タイミングもズレている。そりゃ目立ちます。
情感たっぷりのButterfly Wing(Piano.Ver)や、続くゆったりとしたテンポのBubble Riseの曲前、曲中、曲後にも彼の声は響きます。
私はそこまでは様子を伺っていましたが、マルガレーテの決意の場であるBubble Riseの曲前に叫ばれたことにより個人的な一線を超えたため、声をかけることにしました。
○幕間中
幕間アニメの間に自分は
『曲やキャストの話をしっかり聞くこと』
『このままではスタッフに相談しなければならなくなること』
を伝えました。
すると彼は、
「すみません。」「申し訳ありません。」と反省の弁を口にするとともに、
「気持ちが昂ると抑えられないんです。」
と言いました。
彼は俯きながら、何度も反省の弁を述べていたため、私はその場を離れて座席に戻ることにしました。
そこで彼と話した時に、気になる事がいくつかありました。
まず「気持ちが昂ると抑えられない」という事でした。
そもそもライブ中の彼の言動は、レギュレーション違反に当たるような内容ではありませんでした。
「キャストやキャラへの声援を送る」
それしかしていません。
それも、内容はとても好意的で、ポジティブ。通常であれば言われて嬉しい内容です。
家虎だのMIXだの、明らかに曲の雰囲気に合わない意味不明な内容を曲を潰す勢いでがなり散らかすアレらとは違いました。
そのため、スタッフに対応させるには根拠が乏しい。他のオタクの行為とレギュレーション上で区別することが難しいと感じ、スタッフへの声掛けは見送りました。
そしてもう一点。
それは彼の雰囲気でした。声援を送っている時にはとても明るく元気なのが、注意をされると途端に俯き声色も下がる。言葉の内容も中身が薄く、目線を合わせようとしない。その差が極端でした。
自分は以上の2点から、ある可能性を探りました。
それは、
何らかの支援が必要な人であること
です。
彼の言動から読み取れるのは、
・コミュニケーション能力の低さ
・自己中心的な発言
・こだわりの強さ
・自己防衛のための情報のシャットアウト
などがあり、これはASD、自閉症スペクトラムの症状と類似する部分があります。
※しかしここではそういった個人の人権に対する一方的な決めつけは行いません。
あくまで類似している、というだけ。専門家ではない素人がこういったセンシティブな内容を薄い知識で相手にレッテルを貼る行為は人権の侵害に繋がります。
くれぐれも個人の攻撃材料にしないよう、お願い申し上げます。
話を戻します。
○Special colorからDazzling Gameまで
突然の注意に驚いたのか、それとも単にショックだったのかは定かではありませんが、その後は彼の発言が収まります。
ここからのセトリは全体的に盛り上がりぎみになります。
会場のボルテージは上がり、声援も大きくなる。それと同時に彼もまた声援を送るようになりますが、会場全体が盛り上がる空気の中では逸脱するタイミングそのものが減り、目立たなくなります。
しかしその中でも、星屑クルージング(上海ver.)やTiny Starsでも場の空気に合わない声援を送るようになります。
流石にクライマックスに差し掛かる"あふれる言葉"からは叫ばれては困る。
このままでは自分だけじゃなく、会場全体の思い出が濁ったものになってしまう。
そんな中、私は考えました。
・一度注意をした当事者であること
・レギュレーション違反に当たらず、スタッフに伝えても対応されない可能性があること
・要支援対象者の可能性があること。
そして何より、
悪意を感じない
この事から、私は一つ決断をしました。
「彼の隣に座ろう。」
そして、
「この場にいる全員が楽しむための手伝いをしよう。」
と。
○Let's be ONEから最後まで
あいにく彼の隣は空席でした。最初からいたかどうかは定かではありません。
幕間で私は彼の隣に行きました。
その際周囲の座席の方には最低限の挨拶をさせていただきました。幸いなことに、快く受け入れて下さいました。
※本来は自分の座席以外の鑑賞、座席の移動は禁止行為です。レギュレーション違反に当たり、退場処分の可能性がありますので、真似をしないでください。
そしてまず、
『あなたの声援を周囲の人が気にしている』
事を伝えました。なぜ気になるのか、どういった発言が周囲を困惑させているかを話しました。そして、続けて
『一緒に練習しましょう』
『声を出すタイミングを教えます(肩や足に触れる、手で合図をする等)』
と伝えました。
彼は俯き謝罪の念を述べますが、そこは一度通った道のためこちらで進めます。
続いてこの6thツアーの参加予定を聞きました。すると、前回の東京公演は不参加、そして今後の公演にも行く予定はないとのこと。
つまり
「ライブの流れを知らない」
ということになります。
そのため、この後(あふれる言葉以降)は『聞く』場面になるため、積極的な声援を送る場面ではない事を伝えます。
ライブが再開し、上記の対応を行いながら共に楽しみました。
と言っても私語は可能な限り無くし、幕間の間のみ、しっかり鑑賞出来ていること、盛り上がる場面は声を出していいことなど、『褒める』声かけをメインに行いました。
何をしてはいけないかだけを伝えると、じゃあどうすればいいの?で終わってしまう。それでは相手を押さえつけているだけです。
そのため、何が良かったのか、何をすれば相手や周囲がいい気分になりつつ自分も楽しめるのかを伝えることで、何をするべきなのかを明確に理解してもらう事を目指しました。
それ以降は私が隣にいること、常に体の一部に触れていること、つまり私という外的要因が干渉してくることによって思考パターンが変わったのか、声を出すところは出し、そのほかは落ち着いて鑑賞できるようになっていきました。
勿論完璧に抑え込めたわけではありません。彼にも1人の人間としての発言権があり、それを全て抑制する事は人格否定に繋がります。そのため、また突拍子の無いところで叫ぶこともありました。
しかし、そんな中、彼の発言に変化が現れました。
「あ、間違えた」
明らかに周りと合っていないタイミングで何かを叫んだ後、こう呟く様になります。
間違えた、という感覚があるという事は、それを判断できる瞬間があるという事。
我々は声援を送る時、
①これを叫ぼう(直感)
②それは適切か?(理性)
③叫ぶor叫ばない(実行)
という思考の順を踏んでいます。「いわゆる普通の人」と言われる人達はこれを特に意識する事なく一瞬で判断しています。
しかし彼は感情の昂りに沿って段々と②を思考する時間が短く、意識できなくなる。逆に言えば、通常の冷静な状態なら出来る、という事になります。
つまり彼が言っていた「気持ちが昂ると抑えられない」という言葉は正しい可能性が強くなってきます。
ならば冷静な状態で適切な判断ができる様にしようと、ライブ中も度々「今のタイミングの声出しは良くない」「ここからは気にせずいこう」などと声をかけながら、ライブは終演に向かいました。
終演後、彼は僕にお礼を言い、僕も突然関わっていったことについて一言お詫びをしました。そして周囲の方々にも軽く挨拶をし、その場を後にしました。
以上が、僕自身が体験した事柄です。
次からは、対策と個人の意識についての話をします。
●今後の対策
ここまでは私自身の経験を話してきましたが、ここからは次に同じ様な事が起こった場合どうするべきなのか、個人は、運営は、彼は、どうするべきなのかを考えます。
その前に、もう少し彼の分析を行います。
○彼の人間性
前記した通り、彼の言動は特徴的であり、とても目立ちます。そして私はASD(自閉症スペクトラム)の症状との類似点を見かけました。
まずはASDとは何なのかを見ていきます。
重ねて申し上げますが、これは彼をASDだと決めつけるためではありません。ただ、これに沿った対応をする事で、行動や発言に改善点が見られると考えるため、参考にしていきます。
・相手の状況を考えずに、自分の言いたいことを中心に話す
・相手の表情から気持ちを読み取ることが苦手
・興味・好みの範囲が非常に狭く、深い
上記のサイトから彼の言動と類似する部分を上げました。また、ライブ会場の外などでの発言から、
・ルールや約束を忠実に守ることに必死になり、相手にも求めてしまうことがある。
という点も見られます。会場外での座り込みやトレード行為などに対して過剰な注意をしている場面を目撃した事があります。
しかしこれらは
・それは「わざと」ではなく脳がそのように指令を出しているために起こっている
・親の育て方や本人の努力不足、あるいは性格の問題ではない
の通り、性格や個性の話ではありません。
従って、「いわゆる普通の人」の視点から物事を伝えても、個人の意識ではなく脳の受け取り方が異なるため伝わると思ったものが伝わらない事があります。
そして、それは彼から見てもそうです。
自分としては
「みんなと同じように積極的に応援している」
「周りがやっているように大好きを伝えている」
「大好きな相手を喜ばせたい」
と思っている言動が、相手にとってはそうでない受け取り方をされる。そしてそれがなぜかが理解出来ない。
そのために起こりうるのが、ライブでのあれらの発言だと仮定します。
そしてもう一つ。彼の「嘘」についてです。
彼は地元愛まつりの中で、複数の整合性に欠けた発言をしていました。
例として、「複数の楽器ができる」という事です。
今回地元愛まつりの中で出された「音楽の特定の楽器の音のみで楽曲を当てる」というゲームは、難易度が大変高いものでした。会場に複数の楽器経験者がいる中、彼は即答していました。しかし、正解ではありませんでした。
結果的に彼の発言は嘘ということになります。
が、果たして本当に100%嘘をついているのでしょうか。
「楽器ができる」という事について話を広げます。
誰しも保育園や小学校、など学校教育下で習った楽器があると思います。
鍵盤ハーモニカ、タンバリン、ピアノ、木琴など…様々あることでしょう。
彼がそれらの経験を「楽器ができる」と捉えているとしたら、どうでしょうか。
例えばタンバリンは、基本的には「叩く」という動作しかありません。しかし、それが演奏として成り立つ楽器です。
我々が子どもの頃、この楽器を「出来なかった」と感じる人は少ないのではないでしょうか。なぜなら叩くだけだから。
しかし大人になり何か楽器が出来ますかと問われ、「タンバリンが出来るから私は楽器が出来る」とはなかなか認識しずらい。
大人になってからタンバリンが出来ることを自身のスキルとして押し出すにはかなりの技量が必要です。それこそプロの打楽器奏者レベルでない限り、それが「楽器ができる」という事にはならないでしょう。
(↑これを思い出してわろてます。)
しかし、子どもの頃にタンバリンを使って楽しかった、出来た、という経験から、「楽器ができる」と思って発言したとすれば、それは彼にとっては嘘ではないのです。
これは発達障害でいう、
●事実をなかったことにしてしまう
●事実を大げさにして話してしまう
という点に当てはめることが出来ます。また、
「普通」を求められた結果、失敗の体験を多く重ねてきた場合が多くあります。
その場を乗り切るために話を誤魔化す習慣がついている方や、無意識にその場しのぎの嘘をついてしまう方も少なくありません。
また、自分の正当性や合理性を守るために嘘をつきますが、その嘘がすでにばれていることに気付かず、その嘘を守るための第二、第三の嘘をつく場合もあります。
といった事もあり、曲名も分からないがイメージカラーは赤だと言ったりする。
結果的に嘘を重ねた事になります。が、これは自分の嘘を周囲が嘘だと認識していることを理解出来ていないがゆえに起こり得ることです。
本来発達障害の傾向がある人は表裏がなく、正直者であることが多いです。
なぜなら、嘘をつくことが苦手であり、従って「分かりにくい嘘がつけない」のです。
先ほどの「ルールや約束を守る事に必死」になり自身の正義感を振り翳し過剰に相手を注意する行為は、自分が正しいと思っている(実際ラブライブ!のイベントでの一般道での座り込みや会場付近でのトレード行為は禁止としている場合がほとんど)からこそ出る。
つまり、基本的には正直者と言えます。
しかしこういった事柄が見られました。
【ご報告および注意喚起】
— DDR初代足神プレシズ (@precise_ddr) September 5, 2025
この度、長谷川凌大氏(@HSGW_RT19)につきまして、下記の理由から私が企画する催し全ての参加をお断りする事にいたしました。
①自分の要望を通すために何度も虚偽の連絡をしてきたこと(他人の発言の捏造を含む)
②日本語でのやり取りが非常に困難な事があること… pic.twitter.com/bDpNQmOlNQ
こういった事柄も、
「分かりにくい嘘がつけない」
「自分を守るために嘘を重ねる」
ため起こることだと考えます。
上記の事柄を踏まえ、ここからは各場面での対策を探ります。
○ライブやイベントでの対策
もし今後彼が同じような行動を起こした時、もしくは彼と類似した人がいた時、どのように対策、行動すればいいのか。
その基準になるのは以下の2つです。
◉レギュレーション違反か
◉個人の権利を損害していないか
まずレギュレーション違反かどうか。
これはスタッフへの報告や対応をお願いする時の基準になります。
ライブやイベントのスタッフは個人の感情ではなく定められたマニュアルの通りに行動します。それが組織というものです。
そのため、例えばライブ中にどんな発言をしていたのか、どんな場面だったのか、それによって周囲がどのような状態になったのかを精査し対応を検討します。
今回で言うと、
公演の妨げになったり、他のお客様の迷惑になったりするような声援はご遠慮ください。
が彼の行動が違反行為かどうかを検討するためのものになります。
これはライブ主体のイベントでもファンミ形式のイベントでも毎回記載されているものです。
今回は彼がマークされていたのか誰かがスタッフに報告したのかは定かではありませんでしたが、休憩時間にスタッフに連れられ、注意される姿がありました。
しかしそこで退場処分とはならなかった。
その理由としては
・ファンミパートのためキャストとのやり取りは起こり得る事
・キャストの質問に沿った回答をしている事
・内容が不適切とまでは言い切れない事
などが考えられます。ライブでの厄介コールの類とは一線を画すものです。
私が先ほど記したLiella!での件も、スタッフに報告しなかったのは100%レギュレーション違反だと言い切れなかったからです。
次に、個人の権利を侵害していないかについてです。
これもスタッフへの報告や対応の際にも考慮されるものですが、我々客の一人一人が彼にどう対応するかの基準にもなります。
ライブやイベントでの個人の権利とは、音楽、企画、キャスト、キャラクターなど、様々出される娯楽に金銭を使い楽しむ事。そして権利が守られると言うこととは、金銭を使った分きちんと楽しめるか、だとします。
すると途端に基準が曖昧になります。
なぜなら、どのくらい楽しむか、楽しめているかは個人の裁量に任され、それは公式が意図するものでない場合も含まれます。
例えば好きな曲が来ない、内容がつまらないと感じ出した金額分の価値を感じ取れない人もいれば、どんな曲が来ても喜び、内容の意図を汲み取った上で値段以上の価値を感じる人もいる。
出している金額は同じです。しかしその権利を行使できているかは個人の裁量に任される。
イベント内で、彼が我々には理解出来ない発言をして、「絶対に許さない。イベントが台無しになった。」と受け取る人もいれば「厄介だなぁ」で済ませる人もいる。または「特に問題ないんじゃない?」と感じる人がいる可能性もある。
つまり一人一人が権利をどの程度侵害されていると感じるかどうかによって、対応が変わります。
以上の2点から、会場内やイベント内で我々観客が彼に起こす可能性のある行動の選択肢を上げます。
・何もしない
・声をかける
・注意をする
・手を出す(力で抑える)
・スタッフに報告する
・スタッフと共に注意する
選択肢としてはこれくらいですね。
この中から、上記の2点を踏まえた上で自分の行動を検討します。
言うまでもなく、殴る蹴るなどの暴行、つまり手を出す行為はレギュレーション違反であるだけでなく自分がお縄につきます。絶対にやめましょう。
彼の行動がレギュレーション違反、もしくは違反だと感じた時点で、スタッフに報告することがまず第一優先だと考えます。
そこで違反行為かどうかは運営側が検討し対応を決めます。通常ならそこで終わりです。明確な違反なら退場処分となります。
しかし、今回はそうではなかった。つまり、退場処分となるまでには至らない行為だったという判断になります。
そこで意識するのが、自身の権利についてです。
自身の権利が侵害されていると感じ、状況をより良い方向にシフトしていくためには、より踏み込んだ対応を検討する必要がある場合があります。
もし自分の権利を今よりもっと侵害されないため、自分の時間をより良いものにしていくためには、自らが行動することで可能性を少しでも上げることができると考えます。
○会場外やイベント外での対応
これについては、正直私自身からみなさまの行動や対応について言うことはございません。
個人のやりとりについては第三者が踏み込むべきではなく、双方で解決するべきだと考えます。
しかし、ここからが私の1番伝えたいことです。それは
【相手への理解を深める】
と言うことです。
表面上で見れば、彼の言動は、キャストを困惑させ、空気を乱し、一体感に欠け、観客に余計なことを意識させ、運営の手を煩わせ、イベントの価値を下げている。
また、SNSでの様子を見ていると、一方的な言葉の押し付けや、他者とのコミュニケーションに難があり、それがリアルでも表れている。実際、彼と関わり大なり小なり何かしらの被害を被った人がいると聞きます。
被害に遭われた方の気持ちは、私自身が察するよりもより深刻かもしれません。その方々へも、私は強く思いを寄せます。
ではそこで相手への理解を深めるとはどういうことか。
それが、ここまで書いてきた様々な事柄です。
端的に言えば「可能性を考える」ということです。
・彼の言動には理由があるかもしれない
・支援が対象な存在かもしれない
・過去に何かあったかもしれない
・線引きを変えれば自分と違う存在ではないかもしれない
そういった様々な可能性を頭の片隅に置き、では自分がどうすればいいかを考えるだけで、結果は大きく変わってきます。
表面上だけ、他人から聞いた話だけ、それでは誹謗中傷や過剰な攻撃、ひいては自身が犯罪行為をする事になる。
しかしそこで一歩冷静になり可能性を考える、そしてそれについての知識を得ることで、相手の理解につながります。
そうして相手を理解し行動する事で、相手も私達を理解する事につながります。
つまりそれは相互理解です。
実生活において相互理解とは社会的スキルとしてとても重要なもの。我々が意識無意識関係なく誰もが行なっているものです。
つまり、我々は相互理解を目指すことができるのです。
○運営への対応
上記の2点の対応は主に個人の行動についてでしたが、少し目線を変えて運営にアプローチしていくことも選択肢の一つです。
そこで最も有効なのが、「イベント後のアンケート」や「公式への問い合わせ」です。
参加者自身の声が最も届きやすい方法であり、自分の要望を伝える1番簡単な手段です。
そこで運営に直接自分の意見を伝える、それが多ければ多いほど、公式としても検討の余地が出てきます。なぜなら、金銭を払って権利を得たものの意見なのです。無碍にしていいものではありません。
「出禁にしろ」
「スタッフを常駐させろ」
「支援者を付けさせろ」
「キャストに無視させろ」
など、人によって公式に求める対応は様々あると思います。
ここで私自身が誰かに「こう運営に言え」と言うことはできません。何故ならそれもまた、誰かの権利の侵害になる可能性があるからです。
しかし、自分の状況をより良くするためにアンケートや問い合わせによって直接意見を伝えることは、金銭を払ったものの権利です。
積極的に活用していくべきでしょう。
しかしそこで一つ注意したいのは、感情に任せた文章にしないことです。
暴言や非建設的で一方的な言葉はたちまち文句や営業妨害と取られ、検討の余地がなくなります。
あくまで冷静に、自身の発言に整合性と責任を持ち、伝えることで、運営側も取り扱いやすくなるはずです。
●最後に
ここまで読んでくださり、誠にありがとうございます。
地元愛まつり後、楽しかった感想の流れから途端に個人への攻撃が目立つようになり、挙げ句の果てには犯罪行為を犯す者まで現れる事態になりました。
私はこの事がとても心苦しく思いました。
地元「愛」を伝え合うまつりのはずが、愛とは程遠い殺伐とした空気。耐えられませんでした。
私にできることは何かと考えたときに、私自身の経験を綴り、読んでくれた誰かの考えが何か一つでも変わったら、良い方向へ転換できたらと思い、ここまで書き上げました。
私自身noteの経験は乏しく、読みにくい箇所があったかもしれません。また、突貫で仕上げたもののため、やたら長くなってしまいました。
それでもここまで読んでくださったあなたに、何か一つでも響いたものがあれば、幸いです。
何度も申し上げるようで恐縮ですが、この文章は彼を攻撃するためでも、障害という診断を下すためでも、ましてや私の考えを強要するものでもありません。
重ねてお願い申し上げますが、ネットでの誹謗中傷、個人情報の特定や拡散などの犯罪行為はおやめください。今度はあなたが攻撃対象になるかもしれません。
最後に私がラブライブ!を応援する上で最も大切にしている言葉で締めさせて頂こうと思います。
「自分の大好きな気持ちに素直になれましたか?」
「他の人の大好きな気持ちを大切にしてあげられましたか?」
First Live “with You” day2
優木せつ菜役楠木ともり
