2025年10月9日、トリッカル・もちもちほっペ大作戦が正式リリースされた。
6月のベータテストを体験した際の記事では「思ったよりガバガバだった」と述べたが、それから約三カ月を経た正式リリースでは一体どうなったのかを書いてゆこう。
先に結論を書いてしまうが、ガバガバさは全くと言っていいほど改善していなかった。
Twitterの広報は相変わらず日本語が怪しい上に内容もいい加減だし、ゲーム内の翻訳や仕様、バランス調整の面でも不安定な部分が多々ある。
困ったことに笑えないタイプのミスもかなり多く、日本語テキストの雑さのせいでかなり黒に近い優良誤認が発生していたり、公式のキャンペーンで公認クリエイターが二連続当選、しかも片方はキャンペーン期間後に投稿されたファンアートが特賞を受賞という、意図的でも不注意でも最悪としか言いようのない事件も発生した。
現段階で早期サービス終了が危惧されるほどの状態ではないと思うが、これが改善されなければ長期的な運営は困難なのではないか、と不安になる点も多い。
「BL無罪」という言葉を目にする機会が増えた。
きっかけは明白で、steamで発売が予告されているゲーム「いちばん美味しいゴミだけ食べさせて」について「女性の形をした生物にゴミを食べさせるのは女性の性的消費だ、気持ち悪い」と批判する声が挙がったのだが、その批判者の中にBL作家が居たことだ。これをダブルスタンダードだと批判する声が多数挙がった。
BLには性描写を含んだものが多々あるのに、それが成人指定もされずに販売されている。自分たちは「性的消費」「気持ち悪い」とされることを散々やっておきながら、男性向けだけ規制を唱えるとは何事か。
そうして騒ぎが起こり、その際に多用されたのが「BL無罪」の言葉だった。
BLであれば何をやっても許される。そんな皮肉と批判の意図で使われる言葉、というわけだ。


2025年5月28日、「トリッカル・もちもちほっぺ大作戦」が発表された。
本作は韓国の人気ゲームで、日本においても一部の層の間ではミーム的な人気を博していた作品だ。
1436時間プレイしたドラクエ10を辞めた。
年単位でネトゲを遊んでいる層と比較したら大した時間ではないが、俺は本作を開始してから9ヶ月程度なので、おおよそ一日平均5.3時間程度のプレイを続けていたことになる。
一応言っておくと俺は無職ではないので、平日含めての平均が5.3時間と言うと基本的に空いた時間は常時プレイしていたのが伝わるだろうと思う。(起動したまま放置はほぼ無い)
以前にはDQ10の大型記事を3回書いたし、ここ最近は配信もDQ10が中心だった。現在は育成が落ち着いてきたこともあってプレイ時間が比較的減少傾向だったが、それでも日替わり討伐やギルドの依頼は一日も欠かしておらず、完全に生活の一部となっていた。
それを辞めた。
まあ、前々から不満を感じる部分が多々あったのは過去の記事を読んでもらえば分かるだろうし、Twitterでは3000〜4000字くらいの感想(ほぼ批判)を延々垂れ流していたりした。システム面や運営の体制にも思うところはあったが、とにかく問題はメインストーリーだ。
実際、こうして引退を決めたのも7.3ストーリーの展開と演出が気持ち悪すぎたのが理由なので、徹頭徹尾メインストーリーに苦しめられ続け、そしてトドメをさされたと言える。

ドラクエ10オンライン版のプレイ時間が1300時間ほどに到達した。
以前の記事で「コンテンツ量が膨大なのでいつまでも遊べる」と書いていた俺だが、いよいよもって興味のあるコンテンツは軒並み食い尽くし、今ではメギストリスで他人の錬金釜を撫でる余生を送っている。
「ドラクエ10はストーリーが面白い。ネトゲだからと食わず嫌いせずにやってみろ」
そうして勧める声を、かつては結構見かけていた。
実際、これが言われていたのはバージョン2くらいの時期で、その頃は確かに本編ストーリーが面白かった。
それから月日が経ち、本記事の執筆時点ではバージョン7.2まで存続している本作だが、ストーリーに関しては度々不満の声が上がっており、公式の感想コーナーに強い不満意見を見かけることも珍しくない。
まあ、バージョン3以降のシナリオをほとんど全部ボロクソに言っているのは俺くらいだと思うが、安定して好評と言い難くなっているのは確かだ。
そんな中、どういうわけか一貫して高品質なストーリーが揃っているのが職業クエストだ。職業ごとに個別で存在する専用クエストで、ボリュームとしては長くて1時間程度の短編ばかりではあるが、文字通り笑いあり涙ありの傑作シナリオが揃っている。
それで、せっかく各シナリオが独立しているのだから感想を書くついでにランキング形式で発表しよう、というのが今回の記事だ。
「で、グランドラゴーンは出るのか?」
本作の制作発表を見た時、俺が最初に思ったのがこれだった。
おそらく、昔からのDQ3プレイヤーには同じ感想を抱いた人が多かったのではないかと思う。
と言うのも、DQ3という作品は今まで幾度となくリメイク版や移植版が発売されているのだが、機能・追加要素の充実度としては GBC版>SFC版>それより後のリメイク といった状態になっており、あろうことか2000年発売の携帯機リメイクがシステム的には最も充実している状況が20年以上も続いていたのだ。
2019年発売のswitch版ですらSFC版よりも機能が減ったスマホ版のベタ移植というやる気の無さであり、これまでのDQ3リメイクの歴史を知っている人であれば本作HD-2Dリメイクの制作発表に対し「まさか、グラフィックだけ強化して中身はまたスマホ版ベースじゃないだろうな?」と不安になる方が自然と言うものだ。
ドラクエ10のプレイを開始してから三ヶ月が経った。
当初は「体験版で遊べる範囲(ver2まで)程度はプレイしよう」程度の感覚でスタートしたが、結局あっさりと製品版を購入して現時点でバージョン5まで到達している。
プレイ時間は本記事の執筆時点で600時間ほど、ネトゲ的にはまだまだ新参者だが、コンシューマーゲームとして考えれば長編のゲームを10本クリアできるくらいの時間を本作に費やしているわけだ。
まず、なぜ今更本作を始めたのかについて話すが、俺は本作の発売当時別のネトゲに人生を捧げていたため、流石に長年親しんだドラクエとは言えネトゲ2本の掛け持ちは厳しいと判断し、見送らざるを得なかったのだ。
それから10年経った2022年、新たに発売された本作のオフライン版をプレイし、そのまま一度はオンライン版にも触れたのだが、この時は「他人が作った強いキャラを3人雇えば自分のキャラは弱くても勝てる」システムに張り合いを感じられず、結局すぐに辞めてしまった。
ストーリー ★☆☆☆☆
キャラクター ★★★★☆
プリキュアの世界観 ☆☆☆☆☆
倉田の再現度 ★★★★★
作者の自己主張 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
小説ドキドキ!プリキュアが発売した。
発売前の所感については前回の記事で言及したが、改めて要約すると「小説の内容以前に、作者の政治主張をキャラクターに喋らせないか心配」といった感じだった。

『サモンナイト』と言えば、かつては人気だったゲームシリーズとして有名だ。
現在では、シリーズ最新作の『サモンナイト6』発売からも8年が経過してなお次のシリーズ展開は無し……どころかシリーズの公式サイトも消失したため、すっかり過去の存在と成り果ててしまった。
そして、今となっては時折「サモンナイト懐かしい!アティ先生エロかったよなw」と雑な思い出が語られるくらいの存在となり、そうした雑な感想を見る度にシリーズに思い入れの強いファン(俺とか)が「サモンナイトはそういう浅いキャラ萌えだけの作品じゃないんだが?こいつアティの過去の罪も知らねぇんだろうな」と苛立つことになったりしている。

「プリキュア」シリーズ一番の駄作は何か?
そんな話題になったとき、真っ先に名前が挙がるのは大体「ハピネスチャージプリキュア!」だった。
もちろん意見は人それぞれだし、その後新たに色々と賛否が割れそうな要素の多い作品が増えてきた現在では、別の作品を挙げる奴も多いだろう。
とは言え、Googleでハピネスチャージプリキュアを検索しようとすると候補に「黒歴史」「不人気」などが出てくるのを見ても、一般的にあまり評価が高い作品でないのは間違いない。
そして俺も実際、ハピネスチャージプリキュア(以下ハピプリ)の本編についてはかなり駄作寄りだと思っている。
魅力的な部分も少なからず存在するとは思いつつも、同作特有の要素が大体マイナスにしか働いていない、というのが端的な感想だった。
事あるごとに「多様性」という単語を目にするようになってから、もう久しくなった。
歴史の長いシリーズ作品に政治的なメッセージ性の強い要素が盛り込まれ、ファンたちの間で評価が割れたり、界隈が大きく荒れるのも何度も目にしてきた。
そして現在ではプリキュアもまた、その「多様性」の表現に積極的な作品の一つとなっているわけだが、現在のプリキュア周りで語られる「多様性」は根本的にズレており、メッセージとして意味を成していない。
そう文句を言うのが今回の記事だ。
タイトルの時点で結論を見せてしまっているので、余計な前書きは無しで理由を赤裸々に書いていく。
結局本記事の引退宣言は一週間も経たないうちに撤回しましたが自戒として記事を残してあります
ギャグ作品に対する、辛辣なレビューを見るのが好きだ。
と言っても、「つまらない」「センスがない」等の単なる暴言じゃない。
「ギャグは面白いが、いくら何でもシナリオの流れが雑すぎる」とか、
「システムが不便なせいでギャグをテンポよく楽しめない」とか、
ギャグ以外の部分の粗まで一つ一つ冷静に指摘するような内容だ。
そこには、「本気」で作品と向き合った奴の、真剣な思いがある。
このゲームのストーリーを一言で表すなら、「バズりを狙ってインパクトの強い"画"を作ることばかりに執心した結果、キャラクター描写もシナリオ展開も破綻しきった極度の駄作」だ。
いくら何でも言い過ぎじゃないか?と思うかもしれないが、この記事を全て読めば間違いなく納得できるはずだ。それだけの内容を俺は書いた。
だから読め、最後まで。
なお、俺はストーリー部分を目的に本作をプレイしたので、この記事ではゲーム性の部分にはほぼ言及しない。
それからストーリーの内容には注釈を入れているから未プレイでも問題なく読めるはずだが、当然ながらネタバレには一切配慮していない。
その点も理解した上で読んでくれ。