やじうまPC Watch

メモリ価格6倍の異常事態。米ショップが苦渋のPC値上げ

 米国のPCショップ「CyberPowerPC」がX(旧Twitter)にて、12月7日からBTO PCの値上げを行なうと予告した。グローバルでメモリ価格が6倍、SSD価格が2倍にまで高騰しており、価格改定が避けられない状況になっていると説明している。

 同ショップ公式Xの11月25日の投稿によれば、以前と比べてグローバルでのメモリ価格が6倍、SSD価格が2倍となるなど、部材価格が急騰。10月1日以降のゲーミングPC製造に大きな影響をおよぼしており、今回の価格改定を余儀なくされたという。その上で、高品質な部品の確保や適正な価格での販売に向けた取り組みを続けていくと顧客に説明した。

 メモリやSSD、HDDといったパーツは、AIデータセンターの建設ラッシュなどにより供給が不足しているとされ、国内でも10月末頃から価格が急騰。たとえばメモリであれば、製品によっては以前の2倍をはるかに超える価格となっているほか、品切れとなる製品も増えてきている。CyberPowerPCと同じような値上げは、国内でも十分に起こる可能性があるだろう。