トップ企業CEOに聞く 日本企業変革に財務経理部門は何をなすべきか

大日本印刷における「三位一体」の経理DXに学ぶ
前例主義になりがちな経理部門にチャレンジ精神を埋め込む

ブラックライン株式会社 代表取締役社長
宮﨑 盛光
大日本印刷株式会社 専務取締役 経理本部担当 法務部・監査室担当
黒柳 雅文

「保守的」といわれる経理部門にチャレンジの土壌を育てる

 大日本印刷(以下、DNP)は、言うまでもなく印刷を祖業とする企業である。戦後は印刷技術を様々な領域に応用して事業を拡大し、幅広い分野でユニークなポジションを確保している。例えば、有機ELディスプレー製造に用いられるメタルマスク、半導体製造装置向けのフォトマスクなどの事業を持つエレクトロニクス部門は、セグメント別連結営業利益の約半分を創出している。

 DNPの成長と変革を下支えする経理部門の責任は重い。一般に、経理部門というと「保守的」「ミスをしないことが最優先」というイメージがあるかもしれない。経理業務の性質上、やむを得ないこともあるだろう。しかし、DNPの経理部門では、そんなカルチャーやマインドが大きく変化し、チャレンジの土壌が育ってきているという。

 重要なきっかけとなったのは、ERPおよび経理業務変革プラットフォーム「BlackLine」の導入プロジェクトである。次ページでは、DNPの経理本部と法務部、監査室を統括する専務取締役の黒柳雅文氏と、本プロジェクトに伴走し、様々な形で経理DXを支援するブラックライン社長の宮﨑盛光氏の対談を掲載。経理DXを目指す企業の経営者、とりわけCFO、経理部門のリーダーにとって新たな気付きがあるはずだ。
外部環境の変化を受けて高まる業務負荷、疲弊する経理部門外部環境の変化を受けて高まる業務負荷、疲弊する経理部門

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