
岡さんはどのようなお仕事をされていますか?
不動産投資家として活動しており、物件の価格予測モデルの作成や市場分析にデータサイエンスの手法を活用しています。
Tokyo iXの受講前は、不動産価格を予測するモデルを自力で作成することができませんでしたが、受講中にデータ分析スキルを習得したことで、不動産価格を予測するモデルを作成し、投資判断に役立てることができるようになりました。具体的には、受講中に学んだ重回帰分析モデルを改良し、人口要素などの変数を組み込んで、より精緻な分析を行っています。
以前は困難だったデータに基づいた不動産投資を実践できていることが、現在の私の業務における重要な側面の一つです。
受講前提とされるPython、数学、統計等の知識はお持ちでしたか?
大学で基礎の統計学を学び、数学も苦手ではありませんでした。特に、不動産投資において重要な回帰分析の理論はある程度理解していました。
Pythonは独学で学び、プログラミングに対する抵抗はありませんでしたが、体系的に学びたいと思っていました。前提知識があったからこそ理解を深められたと考えています。ただし、すべてを理解していたわけではないので、受講をしながら知識のアップデートを図っていきました。
受講を考えたきっかけと、受講を決意した理由はなんですか?
不動産投資の収益性を高めたいという思いから、重回帰分析モデルの精度をさらに向上させたいと考えるようになりました。特に、人口動態などの社会的要因をモデルに取り入れることで、より精密で実用的な予測ができるようにしたいという強い想いが受講を考えたきっかけになります。
従来の経験則だけでなく、データに基づいた客観的な分析を取り入れることで、リスクを最小限に抑え、リターンを最大化できると考えました。
これらを行うのには独学では限界があると考え、データサイエンスを学べるスクールを複数社ピックアップし比較検討しました。中でも、Tokyo iXを選んだのは、実践的なデータサイエンスを学べるだけでなく、卒業後も情報交換ができるコミュニティに魅力を感じたからです。
Tokyo iXを選んだ決め手はありますか?
私は、データサイエンスを利用して不動産投資に活かしたい、高度な重回帰分析モデルを作成したいという具体的な目的があったため、より実践的なスキルが習得できるカリキュラムであることを重視しました。
特に、現役のデータサイエンティストに直接質問できる対面でのサポートや、個別の課題に合わせた1on1指導が受けられる点に魅力を感じましたし、また、受講中も、卒業後も他の受講生との交流を通じて、データ分析に関する新たな視点や情報を得られるコミュニティの存在も大きな決め手となりました。
約半年の受講生の感想はいかがですか?
データサイエンスの知識はもちろん、私の目的であった不動産投資の成果に直結するスキルを着実に習得できたという実感があり、大変満足しています。
受講中に特に実感したのは、個別化されたスケジュールでした。仕事は急に振られるため、学習時間が取れないこともありましたが、運営の方との週1回のナビゲーションによって状況共有ができるため、スケジュールの調整を適宜して頂けたため、仕事と両立しながら集中的に学習できました。
理論的な背景を深く理解できたことで、不動産価格予測モデルの信頼性を高めることができました。課題に取り組む中で、ビジネスの視点からデータ分析を活用する重要性を改めて認識しました。
特に印象に残ったカリキュラムはありますか?
Kaggle実践演習がとくに印象に残っています。実際の不動産データを活用した価格予測コンペのような形式に取り組みました。他の参加者と競い合いながら、自身のモデルの精度を向上させる経験は、実践的なスキルを磨く上で非常に貴重だったと考えています。
また、Kaggleは、オープンなプラットフォームのため、Tokyo iX卒業後もKaggleで学習出来る事、質のいいデータが揃っており学ぶには持って来いの場所を知ることが出来、大変良かったです。これらの経験を活かして、より高度な予測モデルの開発に挑戦したいと考えています。
受講中助かったことや良かったことはありますか?
不動産投資に関する具体的な疑問点を、メンターの方に直接対面で質問できたことは本当に助かりました。迅速かつ的確なアドバイスのおかげで、停滞することなく学習を進められました。週に一度のナビゲーションでは、学習の進捗状況だけでなく、様々な悩みやデータ分析についても相談でき、精神的な支えとなりました。
特に、あるメンターの方に1on1の直接質問をした際に、私がやりたいことを実現するためのステップを分かりやすく指導して頂き、どのようにステップを踏んでいけば実現したいことが出来るのかのロードマップを描いてくれたことが大変助かりました。複雑なデータ分析の手法もスムーズに理解する上で、非常に有益でした。
これから受講される皆さんにアドバイスをお願いします。
受講前に「何のために受講するのか」という明確な目的を持つことを強くお勧めします 。Tokyo iXでの学習は大変な道のりかもしれませんが、得られるサポート体制はスキル習得を力強く後押ししてくれるでしょう。
データサイエンス学科の卒業はあくまで通過点であり、学んだ知識を実務で活かすことこそが重要です。明確な目標を持って臨めば、きっと実りある学びが得られるはずです。修了者コミュニティでお待ちしております!