【11月28日 AFP】イスラエル軍と警察当局は27日、占領下のヨルダン川西岸ジェニンで、投降したとみられる2人のパレスチナ人が射殺された事件について、検証を行っていると発表した。

SNSやイスラエルのメディアを含むテレビ局で流れた映像には、両手を挙げてイスラエル軍に近づく2人の男性が映っており、その後銃声が響き、倒れる様子が確認できる。

ジェニンは、1967年以来イスラエルが占領している西岸の北部に位置する。

イスラエル軍と警察は共同声明で、爆発物の投てきや治安部隊への発砲など「テロ活動を行った指名手配者」の拘束を試みたと説明。「部隊は現場に入り、容疑者がいた建物を包囲し、数時間にわたる投降手続きを開始した。建物に建設機械を使用した後、容疑者2人が建物から出てきた」「その後、容疑者に向けて発砲が行われた。事件は現場指揮官による検証の後、関係機関に引き渡される」とした。

イスラエルの極右イタマル・ベングビール国家治安相は、発砲した部隊を即座に支持し「テロリストは死なねばならない!」と発言した。

パレスチナ自治政府(PA)の保健省は、ユセフ・アリ・アササさん(37)とムンタシル・ビッラー・マフムード・アブドラさん(26)の男性2人がイスラエル軍の銃撃で死亡したと発表し、遺体はイスラエル軍が保持していると述べた。

また外務省は、「イスラエル占領軍による、2人のパレスチナ青年への残虐な即決処刑を強く非難する」とし、「意図的なイスラエルの戦争犯罪」と呼んだ。

イスラム組織ハマスも「丸腰のパレスチナ青年2人に対する冷血な処刑」と非難している。(c)AFP