「ワインバーに一人で行けた」全盲男性の喜び AIで進化した街歩き

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波多野大介
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 視覚障害者の心強い「相棒」として、活用が広がっているスマホアプリがある。

 AI(人工知能)が道路上の人や車、信号の色、電柱などを検知して音声で知らせながら道案内をしてくれるという。

 愛用する男性と一緒に街を歩いた。

 10月上旬の昼下がり、点字教室の講師の仕事から帰宅する吉住寛之さん(52)=福岡市早良区=と待ち合わせ、徒歩で10分ほどの地下鉄天神駅に向かった。

 吉住さんがスマートフォンを耳に当てながら、アプリ「Eye Navi(アイナビ)」を起動させた。すると、周辺にコンビニや郵便局などがあるということが距離とともに次々と音声で伝えられた。

 「こんなところにローソンができたんだ」。新たな発見にほおを緩める。

 白杖(はくじょう)をつきな…

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この記事を書いた人
波多野大介
西部報道センター
専門・関心分野
街ダネ、食、スポーツ