英王室のアンドリュー氏が王子だった2019年、BBC単独取材で何を 発言を振り返る

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英王室のアンドリュー氏が王子だった2019年、BBC単独取材で何を 発言を振り返る

イギリス王室は30日、国王チャールズ3世の弟、アンドリュー王子が「王子」の称号を失い、ロンドン近郊ウィンザー城の敷地内にある王家の公邸「ロイヤル・ロッジ」の住まいを離れることになると発表した。アンドリュー氏は今後は「アンドリュー・マウントバッテン・ウィンザー」として知られることになる。

アンドリュー氏は今後、イングランド東岸サンドリンガムの王邸敷地内にあり、チャールズ国王が私費で維持しているとされる住居に移ることになるとみられる。

王室によると、アンドリュー氏はロイヤル・ロッジ退去に同意したという。また、自分の称号を剥奪(はくだつ)するという兄チャールズ国王の決定には、異議を唱えなかったとされている。

アンドリュー氏は今月、児童性的虐待で有罪判決を受けた米資産家ジェフリー・エプスティーン元被告(故人)との関係など、私生活に関するさまざまな疑惑が改めて浮き彫りになった事態を受け、「ヨーク公爵」を含むその他の称号を放棄していた。

BBC番組「ニューズナイト」は2019年11月、アンドリュー王子(当時)に単独インタビューを行い、エプスティーン元被告との関係や、17歳の時に王子に「売られ」て性的関係を持たされたと主張するアメリカ人女性ヴァージニア・ジュフリー氏との関係について質問した。

今年4月に自死したジュフリー氏は、17歳だった2001年に、元被告らによってアンドリュー氏に売られ、アンドリュー氏との性行為を計3回強制されたと、今月出版された回顧録で主張している。

アンドリュー氏は「ニューズナイト」のインタビューで、いつの時点で元被告との関係を絶ったのか答えているものの、その答えが、元被告と知り合いだった別の男性に関する裁判で今年初めに公表されたメールの内容と食い違っているとされる。アンドリュー氏はインタビューでさらに、ジュフリー氏と会った記憶が一切ないと繰り返している。

大きな話題となった「ニューズナイト」のインタビューの一部を振り返る。