ブラックフォン 2 (2025):映画短評
正攻法の続編に、サプライズをプラス
思えば最初から、前作の連続殺人犯グラバーは、"マスクをした連続殺人鬼"の系譜に連なる存在だった。それがくっきり見えてくるのが、この続編。彼の先駆者たちが生まれた、1970年代後半~1980年代初頭のホラー映画の定番アイテムが続々登場。そもそも舞台は、湖の近くのキャンプ場だ。
そういう映画でありつつ、前作を真っ直ぐ引き継ぐ正攻法の続編。時期は、前作の4年後。中心人物は前作と同じ、殺人鬼から逃れた少年とその妹。壊れているはずの電話、行方不明の少年たちという要素も、前作と同じ。そして、前作の背後に隠されていた意外な事実が浮かび上がってくる。兄妹愛がもつれつつ続いているのも胸が熱い。
この短評にはネタバレを含んでいます





















