子供たちが集団失踪…ホラー『ウェポンズ』が話題沸騰で初登場1位

　先週末（8月8日～8月10日）の全米ボックスオフィスランキングが発表され、『バーバリアン』のザック・クレッガー監督が手掛けた新作ホラー映画『ウェポンズ（原題） / Weapons』が興行収入4,350万1,217ドル（約65億円）で首位デビューを果たした。（数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル150円計算）

【画像】美しい…『ウェポンズ（原題）』主演のジュリア・ガーナー

　『ウェポンズ（原題）』は、ある教師（『ファンタスティック4：ファースト・ステップ』のジュリア・ガーナー）が担当するクラスの18人中17人が、同じ夜、同じ時間にベッドから抜け出し、突如として失踪したことから始まるホラー。保護者たちは教師の関与を疑うようになる。ホラーとしては珍しく批評家及び観客からの評価がすこぶる高いことも話題を呼び、予想を1,000万ドル（約15億円）も上回るヒットとなった。

　これでワーナー・ブラザースは、『マインクラフト／ザ・ムービー』から『罪人たち』『ファイナル・デスティネーション：ブラッドライン（原題） / Final Destination: Bloodlines』『F1(R)／エフワン』『スーパーマン』『ウェポンズ（原題）』まで6作連続でオープング興収4,000万ドル（約60億円）超えを達成。これは史上初の快挙だ。

　リンジー・ローハン＆ジェイミー・リー・カーティス共演のコメディー映画『フォーチュン・クッキー』の続編『シャッフル・フライデー』は、興収2,858万3,167ドル（約43億円）で2位デビューと順調な出足。祖母、母親、娘の3世代4人の体が入れ替わり、騒動を繰り広げる。

　新作2作の勢いに押され、マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）最新作『ファンタスティック4：ファースト・ステップ』は2ランクダウンの3位となった。前週比59.2％ダウンと引き続き急落しており、3週目での累計興収は2億3,069万7,476ドル（約346億円）にとどまっている。

　そのほか注目すべき点では、『ジュラシック・ワールド／復活の大地』の世界興収が8億36万8,830ドル（約1,201億円）に到達した。今年公開の作品で世界興収8億ドル（約1,200億円）を突破したのは、『ジュラシック・ワールド／復活の大地』と中国のアニメーション映画『ナタ　魔童の大暴れ』、実写版『リロ＆スティッチ』、そして『マインクラフト／ザ・ムービー』の4作のみとなる。（編集部・市川遥）

8月8日～8月10日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。（）は先週の順位。
1（初）『ウェポンズ（原題） / Weapons』
2（初）『シャッフル・フライデー』
3（1）『ファンタスティック4：ファースト・ステップ』
4（2）『ザ・バッド・ガイズ2（原題） / The Bad Guys 2』
5（3）『ザ・ネイキッド・ガン（原題） / The Naked Gun』
6（4）『スーパーマン』
7（5）『ジュラシック・ワールド／復活の大地』
8（7）『F1(R)／エフワン』
9（6）『トゥギャザー（原題） / Together』
10（初）『スケッチ（原題） / Sketch』