「音楽の力を感じられない人がいるなんて」 大槻マキさん中国公演中断でグラス駐日米大使

米国のグラス駐日大使(山田耕一撮影)
米国のグラス駐日大使(山田耕一撮影)

米国のグラス駐日大使は1日、自身のX(旧ツイッター)で、歌手の大槻マキさんが上海市で11月28日に開かれた「バンダイナムコフェスティバル2025」で強制的に歌唱を中断された問題について「音楽の力を感じられない人がいるなんて、本当に残念でなりません」と投稿した。

グラス氏は「大槻マキさんがこれからも、心に響く歌を世界に広く届け、文化の懸け橋となることを願っています。日米パートナーシップより、『バンダイナムコミュージックライブ』に出演予定だった全アーティストの皆さんへ、ジャーニーのこの名曲を捧げます」として、米ロックバンド、ジャーニーの「ドント・ストップ・ビリーヴィン」のユーチューブ動画をリンクした。

大槻さんは、人気アニメ「ONE PIECE(ワンピース)」の主題歌で知られる。台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁に中国政府が反発し、中国では日本人アーティストらによるイベントの中止が相次いでいる。

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