横浜駅東口のマルイ、来年2月末で閉店…売上落ち込み30年の歴史に幕
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JR横浜駅東口の商業施設「マルイシティ横浜」(横浜市西区)が、来年2月末で閉店する。若者向けのアパレル店舗としてスタートし、近年は「体験を売る」スタイルに転換していたが、売り上げが落ち込んでおり、約30年の歴史に幕を閉じる。

同店は1996年、建て替えられた高層ビル「スカイビル」の完成と同時に入居。地上2~8階と地下1~2階に約80のテナント店舗をかかえ、昨年度は1130万人が来場した。11月30日に同店を訪れた東京都大田区の女性(29)は「服を選びによく来ていたので閉店は寂しい」と話した。
当初は若者、特に若い女性向けのアパレルを主力として販売し、98年度には255億円を売り上げた。2010年代頃からファストファッションが台頭し、電子商取引(EC)も普及したため、体験型の商品を強化。ポケモンの公式ショップ「ポケモンセンターヨコハマ」をオープンするなどしてきた。だが、昨年度はテナントやイベントの売り上げの取扱高が、124億円に落ち込んでいた。
12月5日からは「閉店大感謝祭」を開催予定で、運営元の丸井グループによると、各テナントでのセールや、ノベルティーグッズのプレゼントなどを検討しているという。
同店の閉店を受け、県内のマルイ系列は戸塚モディ(横浜市戸塚区)、マルイファミリー溝口(川崎市高津区)、海老名マルイ(海老名市)の3店舗になる。




























