戦争と平和の方程式
私は軍事にも数学にも疎いので、何のことやら分かりませんが、「戦争の法則」が解明されたのだそうです。どんな条件が揃うと紛争が起こり、それが大規模な戦争になるのか小規模な小競り合いになるのかが分かるとのこと。英テレグラフ紙の27日づけの記事 "Scientists find 'law of war' that predicts attacks"。
近年の大小さまざまな紛争のデータを分析しても、正規分布にはならない。では全くもって混沌としているかと言うと、そんなことはなく、べき乗則で記述できる。ということらしいです。
それだけ? という感じもしますが、考えてみると、戦争を始めたがる人とか兵器に愛着を持つ人って、あまり難しいことを考えられない人が多いみたいですから、その行動様式はわりと単純だという結論は、案外、いいところを衝いているのかもしれません。でも、やっぱりこれだけでは積極的な平和は創れないような気がします。
2008年 6月 30日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
この記事へのコメントは終了しました。







この記事の URL をメールで送信する
コメント
60年代から70年代にかけて話題になったルネ・トムという数学者のカタストロフの理論を思い出しました。
確か人間の行動は、意識の時間的継起に基づいて決定されるのでなく、つまり線的な構造ではなく、同時多発的な面的構造となっていて、その構造がいびつになって思わぬ意識同士が接触したりしたりすると、カタストロフが発生し、人間に思わぬ爆発的な行動に向かわせるという、トポロジーという数学をモデルにした理論だったと思います。(うろ覚えでひどくいい加減です。まちがっていたらスミマセン。)
>近年の大小さまざまな紛争のデータを分析しても、正規分布にはならない。では全くもって混沌としているかと言うと、そんなことはなく、べき乗則で記述できる。
正確なことは分からないのですが、何となく私には前者の方が説得性があるように思えます。もっとも前者の方は、意識の変形量というものをどうして計量するのかとても納得できないところもあるのですが。
投稿: argon | 2008/07/01 0:31:12
argonさん、コメントありがとうございます。
数理モデルの話は難しいですねえ。よく分かりません。ご紹介いただいた理論の「人間の行動は線的ではない」という部分は、意識主体が複数の場合、直感的になるほどと思える感じですね。
投稿: うに | 2008/07/01 21:58:56
こんにちは、
最近フラクタルで有名なマンデルブロが金融市場などについて書いた本が和訳出版されました。それによると為替や株の値動きもべき分布、べき乗則的に動くことは60年代から知られていたのだそうです。タレブという元トレーダーが書いた「まぐれ!」という本にも同様のことが書かれていました。
肝心のレポートをまだ読ませていただいてないのですが、肝心かなめのではいつ?という部分に答えられないのがべき乗則の悲しいところです。
投稿: ひでき | 2008/07/21 17:05:30
ひできさん、コメントありがとうございます。
いろいろなところで出てくるんですね、べき乗則。為替、株、戦争と、人間のやることで熱しやすいものは、みんなそうなのでしょうか。(恋は?)
投稿: うに | 2008/07/21 22:30:37
うにさん、ごぶさたしております、
個人的には恋もべき分布してます。かなり係数の絶対値の大きいべき分布でしょう。
投稿: ひでき | 2008/07/22 10:51:10
> 個人的には恋もべき分布
いいですねえ。私など、実った恋が少なすぎて、「分布」も「法則」もお話になりません。
投稿: うに | 2008/07/22 21:34:16