立憲と共産党の「れいわ潰しの計」に気を取られていて、国民民主のヤバさへの警戒が足りず、十分に批判できていなかった。

本記事では、国民民主が米国の代理人である疑惑と、その疑惑をカバーアップするために掲げられた経済政策について指摘したい。

私の比較的専門性の高い分野はスパイ関連とマクロ経済なのだが、国民民主はその二つのアンテナにビンビンひっかかる。

立憲と共産党はほぼ後者のみで、自民と維新は前者と後者に関わる部分でアラートが鳴る。
国民民主も両方の分野で危険だ。
 

このシリーズの全編の記録はこちらで。

 
【目次】
◇ 国民民主の目指す国
◇ CIAが作った国民民主党(民社党)
◇ CIA別動隊「CSIS」と玉木、そして「両建て作戦」
◇ CIA-連合-民社-玉木の構図
◇ 国民民主の経済学的問題点


ご存じの通り衆院選では、急激に若者層の支持が増えたことで国民民主が躍進したが、政治の闇を知らないこれら若者たちには注意喚起しなければならない。



https://twitter.com/kaixaoki/status/1850763097528840615

闇の力が働いたんじゃないかという疑惑もある。



自民・維新に投票していたような層がさすがに見限って比較的きれいに見える国民民主を選んだという構図だろうと推測するが、実際、国民民主は自民党とさして変わりない存在だ。そればかりか「自民党のアクセル」になると言う。

皆さんが持つべき視点はこういう視点となる。

 
話を進める前に、玉木を巡る人物相関の概観を示しておきたい。



https://x.com/kikanshipormas/status/1851749807670636666
壺の中に入ったタマキンが何やらキンタ、いや透明なタマを持っている。
後述するのでこれを覚えておいてほしい。

 

 国民民主の目指す国


まず、国民民主の目指す国について全体像を掴もう。


統一教会の機関紙「世界日報」で憲法改定を誓う玉木。

 


玉木の言動を長いことチェックしている人ならわかるが、玉木は、あっちでは〇〇と言い、こっちでは××と言うような虚言おじさんであるが、上記項目だけは一貫している(原発に関しては反発を恐れ当初は柔軟であった https://x.com/cargojp/status/1851550941205705004)。


10月29日に「立憲との党首会談を行う」と言っていたが、翌日30日には「党首会談しない」と翻す玉木。現在は再び会談を行うと言っている(笑)

国民民主に投票した若者たちは政治初心者が多いと思うが、これがタマキン・スタイルだと覚えておいたほうがよい。二つのタマを転がすように言うことがコロコロ変わるのだ。
しかしその理由は、後述するが、玉木が負っている任務によるところが大きいと思われる。

とにかく、経済政策に騙されている人は、それがただの人心を得るための偽装・ベイトであると知るべきだ。
国民民主の目指す先にあるのは、アメリカの望む中国との戦争である。
騙された人々をエセ経済政策で舗装された道へと誘導し、地獄へと連れていくのである。


さて、自民党がCIAにより作られたことはとても有名で、米公文書にも記載される事実だ。


自民党と同様にCIAが資金援助し作ったのが、国民民主の源流となる「民社党」だ。

 

CIAが作った国民民主党(民社党)
 

国民民主が何者なのかその正体を探っていこう。

国民民主党は、1994年まで存在していた民社党の系譜にあり、民社党は「野党分断・左派弱体化のために」CIAが作った政治工作のための党であることが米公文書で明らかにされている。



東京新聞 https://tokyo-np.co.jp/article/218119

この民社党は、CIAエージェントだった笹川良一と岸信介、そして統一教会の文鮮明が作った「勝共連合」とも連携していた。
登場人物、全員悪党である。
東京新聞より

また、現代表の玉木雄一郎自身にも重大な疑いがある。
東京新聞によると、統一教会系企業の社長から献金を受けていたということである。


 
勝共連合がCIAスパイ笹川の作った政治工作機関だとすると、同じく笹川の作った東京財団は経済工作機関であると位置づけられるだろう。

その東京財団の研究員だったのが新自由主義者・玉木雄一郎だ。


http://web.archive.org/web/20120525041558/http://www.tkfd.or.jp/topics/detail.php?id=32

 

CIAの別動隊CSISと玉木、そして「両建て作戦」


嬉しそうにCSISから貰ったタマを披露する玉木。要するにCSISに片タマを握られているということだろう。

CSISはCIAの別動隊とされ、ジャパンハンドラー(日本の統治者たち)の巣窟となっている。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455269

玉木・国民民主は、先般の東京都知事選のおりに小池百合子都知事の応援団を務めていた。
また、2017年に民進党(民主党の後身、立憲民主党の前身組織)を分裂するために仕掛けられた「希望の党騒動」では、小池百合子と共謀し、玉木自身は党首の座につきながら左派潰しに尽力した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%8C%E6%9C%9B%E3%81%AE%E5%85%9A_(%E6%97%A5%E6%9C%AC_2017)

このあたりの事件からも、「左派の分断・弱体化」をテーゼとした民社党結党の精神を初志貫徹していることが伺える。

「希望の党騒動」共謀者の小池百合子もCSISの首謀者アーミテージ元米国務副長官と仲良しである。


また、百合子のケツ持ちが笹川であることがわかっている。
もちろんCIA笹川の「Divide & Rule(分断と統治)」作戦における統治(Rule)させる役どころとしての本筋は自民党、特に清和会系である。これがAチームだ。

本栖湖にある笹川の別荘に集う歴代の売国奴たち
産経新聞 https://www.sankei.com/article/20180831-C3VPEUETCFI5FLQKDIMTNRXOEA/


そもそも「Devide&Rule(分断と統治)」作とは、「ある者が統治を行うにあたり、被支配者を分割することで統治を容易にする手法であり、被支配者同士を争わせ、統治者に矛先が向かうのを避けることができる、統治者が被統治者間の抗争を助長して、後者の連帯性を弱め、自己の支配に有利な条件をつくりだすことを狙いとし、植民地経営などに利用された」とされるものだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E5%89%B2%E7%B5%B1%E6%B2%BB

日本の場合はすでにコンプラドール(植民地統治者の代理人)がAチーム自民党に決定されているので、さらに反抗勢力を割るためにBチームを作ったのだと推測できる。

本筋Aチームに対しての別筋Bチームが百合子や維新、そして玉木・国民民主(民社党)になると考えられる。
これは「両建て作戦」とも呼ばれ、一見相対する2者をどちらも援助し、真に削りたい、Divideしたい左派(アメリカの敵)を追い落とす作戦だ。

だからBチームの国民民主や百合子、維新は、野党勢力をDivide(分断)するために、野党の立場に身を置かねばならないのである。
それは「希望の党騒動」を思い出しても十分にイメージできるだろうし、現在の衆院選後の騒動も注意深く観察していると同じ構造にあることに気づくだろう。

なお、CSISは玉木が研究員を務めた笹川の東京財団ともしっかり提携している。
https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=271

「全ての悪は笹川に通じる」のだ。
このことを若者たちに伝えたい。

 

CIA-連合-民社-玉木の構図

玉木の背後には連合(日本労働組合総連合会)の影も見え隠れする。
連合は労働組合の皮を被ってはいるが、実際は経団連や経済同友会の下請け組織であり、決して労働者の味方などではなく、大企業やアメリカの忠犬だ。

その連合の会長・芳野は統一教会との関わりを指摘されている。


上の記事にあるように連合・芳野が教育された「富士政治大学校」は、統一教会・勝共連合とは別軸のCIAの出先機関だと疑われる。

CIAに創設されたと言われる富士政治大学校は、同じく1959年にCIAと経団連マネーで創設された民社党(民社協会=国民民主の最大派閥)と提携する。
統一教会・勝共連合・自民党がAチームで、富士政治大学校や民社はBチームだ。


玉木が芳野と意志を一つにするのもこのためだろう。
 

 


CIAの出先機関である自民党も統一教会も、「労働組合潰し」にやっきになってきた歴史があることは多くに知られるところだろう。
労働組合から見たら彼らは敵のはずである。

ところが連合・芳野の出身母体である「同盟(全日本労働総同盟)」(=連合)ならび富士政治大学校や、同じく玉木の出身母体で同盟が母体であった民社党は、統一教会やCIAとの関係が深いのである。
これがCIAや笹川が行ってきたDivde & Ruleや両建て作戦の成果であろうし、連合が反労働者組織であることの証拠となるだろう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%B7%8F%E5%90%8C%E7%9B%9F

連合のようなダークサイドに落ちた者ではなく、まっとうな労働組合に支えられた左派政権を転覆するのがCIAのメインのお仕事だ。

 


参考:「ネオナチの系譜」(ナチスの反共・反労組テーゼを受け継いだのがCIAだ

 

CIAと聞くと、マット・デイモンやミッション・インポッシブルみたいな世界を想像するかもしれないが、そうではない。
工作員やエージェント、アセットは、自分が協力者であることすら自覚していない者も多い。
なぜ以下のような人物が急に国民民主への投票行動を促しだしたのか、考えるべきだろう。

 

国民民主の経済学的問題点

最後に経済学的問題点についても少しだけ触れよう。
玉木の正体を簡潔に表現するなら、「積極財政風味のふりかけをまぶしたネオリベ」である。
規制緩和を推進する積極財政派などいるだろうか?
エセ積極財政派の高橋洋一と玉木くらいである。

さらにはこれだ。
財源不足を理由とした高齢者の安楽死などを叫ぶ積極財政派がいるだろうか?
これも玉木くらいである。

極めつけはこれだ。
「新発国債は、銀行が国民の預金を使って買う」「預金を貸し出して利子を稼ぐ」などと言う積極財政派などいるだろうか?
これもエセ積極財政派の高橋洋一と玉木くらいなのである。
脳内が家計簿論・又貸し論だから、国有資産を民間に売り出すなどと笑止なことを言いだす始末だ。
正しい理解は以下ツイのようになる。
玉木のような「新発国債は、銀行が国民の預金を使って買う」という理解だと、家計の金融資産の上限が国債発行能力の上限となるが、そんな上限など決して訪れることはない。



今後、国民民主は内閣不信任案などを人質に、所得103万円の壁やガソリン税減税などの小さなトロフィーを勝ち取るかもしれないが、それも参院選までだろうと予測される。
Aチームたる自民党は、Bチーム国民民主を勢いづかせるために少しばかりのトロフィーを配分するのだ。
参院選が終われば両チームともにいつもの売国ムーブに戻るだけだと予想できる。

忘れてはならないのが、AチームもBチームもプロレスを披露することで国民の関心を集め、疑似アウフヘーベンを創作することで、アメリカに都合の良い方向に議論を向かわせる演出を講じているに過ぎないということだ。
そしてその議論の行きつく先は、中国との戦争だ。

以上、玉木と国民民主がとんでもなく危険な存在であることを指摘した。

この手の情報はしっかりと保存し、騙される若者たちに注意喚起すべく広く流布されなければならないだろう。


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