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【高配当株分析】2907 あじかん|DOE目標引き上げで魅力高まる安定株

 

 

 

🖌この記事を書いている人
 ✅ 投資歴:18年
 ✅ 投資スタイル:
   【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
   【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
   【おまけ】グロース(日本個別)
 ✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:8歳と6歳)
 ✅ 趣味:ランニング(フルマラソン34回完走)
 ✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬

 

 

今回の記事の結論です。

 

 

💡2907 あじかん|DOE目標引き上げした割安株
 ✅ 業績:営業利益率 3.37% ROE 7.17%  ROA 4.58% 
 ✅ 財務:自己資本比率  約60% 営業CF18年でマイナス2回
 ✅ 株価指標:PER 8.1倍 PBR 0.58倍 配当利回り3.99%  
 ✅ 配当:DOE採用で2.5%→3%段階的引き上げ明言
 ✅ 株主優待:1,000株保有で1,000円分自社製品

 

 

 

🙇‍♂️筆者からのお願い
 ✅ 今回は個別銘柄を紹介する記事になります
 ✅ 売買を推奨している意図は全くありません
 ✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします

 

 

 

【高配当株分析】2907 あじかん|DOE目標引き上げで魅力高まる安定株

 

 

今回取り上げる「 あじかん(証券コード:2907)」 は、小型株ながら業務用玉子焼き国内トップクラスというまさにニッチトップ企業であり、最近DOE目標を引き上げ高配当化した銘柄です。

 

この記事では、高配当株投資の観点から「あじかん」の魅力とリスクを徹底分析します。

 

再三にはなりますが、個別銘柄の購入を推奨している意図ははありません。

 

最終的な投資判断は自己責任でお願いします。

 

 

企業概要

 

株式会社あじかん(証券コード:2907、東証スタンダード上場)は、広島市に本社を構える食品メーカーです。

 

主力製品は「だし巻き玉子」や「寿司用玉子焼」などの卵加工品で、業務用・外食向けに強みを持っています。

 

加えて、健康食品分野では焙煎ごぼう茶なども展開しており、「食の安全・健康」をテーマに事業を拡大しています。

 

日本の外食産業や中食市場の成長とともに需要を伸ばしてきた企業であり、地味ながらも安定したキャッシュフローを生み出すビジネスモデルが特徴です。

 

 

企業の顔であるホームページのトップはこちら。

 



"共に咲く喜び"を分かち合える企業を目指して

 

たとえ食べたことがなくても、あじかんが作る卵焼きの味がわかるような気がしてきます。

 

 

業績推移

 

売上高と営業利益の推移です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

売上は右肩上がりですが、見事に山あり谷ありの営業利益。

 

EPSもはやりムラはありますが、BPSは着実に積み上がっています。

 

 

営業利益率、ROE、ROAの推移です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

営業利益率、ROE、ROA、いずれもほぼ横ばいで推移。

 

良くも悪くも事業の堅調さが伺えます。

 

2026年3月期の予想は次の通り。

 

  • 営業利益率:3.37%
  • ROE:7.17%
  • ROA:4.58%

 

この業種であれば、この数字なら合格点でしょう。

 

 

財務状況

 

キャッシュフロー(CF)の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

2007年から2025年までの18年間で、

 

  • フリーCFのマイナス:4回
  • 営業CFのマイナス:2回

 

という結果。

 

この業種でこの規模の企業では十二分でしょう。

 

 

 

有利子負債や自己資本比率等です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

自己資本比率は約55%で推移。

 

財務にも大きな問題を抱えていない様子。

 

 

配当推移

 

配当金の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

連続増配ではなく減配した年もあります。

 

 

しかし、直近で発表した配当政策がこちら。

 

 

配当につきましては、DOE(自己資本配当率)などを指標とし、経営成績を勘案した成果配分とすることを基本方針としております。

なお、DOE(自己資本配当率)につきましては、第13次中期経営計画の最終年度(2027年3月期)の目標値を2.5%以上、長期ビジョン「V30.ver2.0」の最終年度(2030年3月期)の目標値を3.0%以上とし、段階的に引き上げていくことを指向します。

 

 

株主還元への意識の高まりをこれまでかと感じさせる文言です。

 

 

 

株価指標と配当利回り

 

直近5年間の株価指標(PERとPBR)です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

  • PER:8.1倍
  • PBR:0.58倍

 

過去と比較するとPBRはまだしもPERは割安です。

 

ミックス係数も5未満であり、いわゆるバリュー銘柄ですね。

 

 

直近5年の予想配当利回りの推移です。

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

  • 5年平均利回り:2.07%
  • 5年最高利回り:4.34%
  • 5年最低利回り:1.19%

 

利回りという点では、現時点の3.99%でもコツコツ買ってもよい印象ではあります。

 

 

そしてこっそり株主優待制度も併設。

 

 

100株以上で自社製品1,000円相当。

 

内容はごぼう茶関連ですが、配当だけではなく健康にも貢献してくれそうですね。

 

 

 

 

まとめ

 

 

まとめにはいります。

 

 

💡2907 あじかん|DOE目標引き上げした割安株
 ✅ 業績:営業利益率 3.37% ROE 7.17%  ROA 4.58% 
 ✅ 財務:自己資本比率  約60% 営業CF18年でマイナス2回
 ✅ 株価指標:PER 8.1倍 PBR 0.58倍 配当利回り3.99%  
 ✅ 配当:DOE採用で2.5%→3%段階的引き上げ明言
 ✅ 株主優待:1,000株保有で1,000円分自社製品

 

 

年を重ねてきたためか、ハイテクグロース株の値動きは心臓によくありません。

 

高配当株投資をポートフォリオに組み入れる際には、こうした「地味だが堅実」な企業を押さえておくことが、中長期での資産形成に大きな安心感を与えてくれます。

 

 

恒例の結びとして、私が心に刻んでいる投資格言を添えます。

 

 

株式市場は、短期的には『人気投票の場』に過ぎないが、長期的に見れば『価値の計測器』として機能する (ベンジャミン・グレアム)

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

【おすすめ書籍】

ジェレミー・シーゲル先生の書籍は古典ではありますが、何度も読み返す価値がある名著です。基本的に人間の悩みや行動は昔から変わらないものですから、古典を読むことは非常に意義があります。

 

 

 

 

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