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盛岡タイムス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
盛岡タイムス
盛岡タイムスが所在した株式会社日刊岩手建設工業新聞社
種類 日刊紙
サイズ ブランケット判

事業者 株式会社盛岡タイムス社
本社 岩手県盛岡市
代表者 代表清算人 東海林利哉[1]
創刊 1969年昭和44年)10月28日
廃刊 2024年令和6年)3月30日
言語 日本語
価格 1部 110円
月極 2,262円
ウェブサイト www.morioka-times.com
株式会社盛岡タイムス社
本社所在地 日本の旗 日本
〒020-0015
岩手県盛岡市本町通3-9-33
事業内容 日刊新聞『盛岡タイムス』の発行、各種出版物発行、各種事業、一般印刷
業種 情報・通信業
資本金 1000万円[1]
主要株主 株式会社日刊岩手建設工業新聞社
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盛岡タイムス』(もりおかタイムス)は、岩手県盛岡市株式会社盛岡タイムス社が発行していた日刊のコミュニティー新聞。配布地域は盛岡市、滝沢市雫石町八幡平市紫波町矢巾町花巻市(旧・石鳥谷町域)。

歴史

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1969年10月28日に日刊岩手建設工業新聞社から創刊され、当初はタブロイド判で月曜日を休刊日としていた[2]が、1970年から完全日刊紙、1990年よりブランケット判となった[2]

発行を移管した印刷会社を1983年に有限会社盛岡タイムス社に社名変更[3]2015年には株式会社となった[4]が、その後発行部数の減少や資材の高騰のため経営困難となり、2024年3月30日付で廃刊となった[5]。株式会社盛岡タイムス社は株主総会の決議により解散となり、同年10月28日に盛岡地方裁判所から特別清算開始決定を受けた[1]

特徴

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建設業界紙を親会社に持っていたため、地域経済記事に強みがあったが、連載ものにも力を入れていた。他紙の後追いもあったものの、他の媒体が取材しないような細かな催し物を取り上げることも多く、盛岡地区内にきめ細かい取材体制を敷いていた。

岩手建設工業新聞のほか、大船渡市の『東海新報』、奥州市の『胆江日日新聞』、釜石市の『復興釜石新聞』(かつては岩手東海新聞)と「岩手地方新聞協会」を結成し、1ページを使ってこれらの新聞社から提供された記事を掲載している。

2006年4月より『読売新聞』と提携。記事配信を受け、国際・全国ニュースの掲載も始めた。これにより基本ページ数を8ページから10ページに増やした。同年5月からは1面を原則4色カラー印刷とした。

テレビ・ラジオ欄

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盛岡広域圏を購読範囲としていたため、テレビ・ラジオの番組表は岩手県内の放送局のみフルサイズで掲載しており、左端からNHK盛岡総合・NHK盛岡教育・IBCテレビテレビ岩手岩手めんこいテレビ岩手朝日テレビの順となっていた。

ラジオはIBCラジオ・FM岩手・NHK盛岡第1・第2・FMラジオNIKKEIの番組を極小サイズで掲載していたほか、コミュニティ放送ラヂオもりおかも掲載していた。さらに、岩手ケーブルテレビジョンテレビ都南の番組もラジオ欄の隣に極小サイズで掲載されていた。

脚注

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  1. ^ a b c 盛岡タイムス社が特別清算開始 負債額は約1億円」『岩手日報』2024年11月13日。2025年4月13日閲覧。
  2. ^ a b 盛岡タイムスが3月30日付で廃刊…部数減で経営難、社長「苦渋の選択となった」」『読売新聞オンライン』2024年2月11日。2025年4月13日閲覧。
  3. ^ 盛岡タイムス、3月30日付で廃刊 部数減少、経営難で」『河北新報オンライン』2024年2月11日。2025年4月13日閲覧。
  4. ^ 「盛岡タイムス」が3月30日で廃刊 「部数減はじめ諸般の事情」」『産経ニュース』2024年2月20日。2025年4月13日閲覧。
  5. ^ 日刊紙「盛岡タイムス」が廃刊へ 発行部数の減少などで」『NHKニュース』2024年2月20日。2024年2月20日閲覧。

外部リンク

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