〈寝たままできる〉ぽっこりお腹もずんどうも卒業!お腹の奥から痩せていく【Uの字腹筋】
年齢とともに「下腹が出てきた」「くびれがなくなった」「お腹まわりが四角く見える」と感じていませんか?その原因は、表面の腹直筋ではなく、体の奥で姿勢を支える筋肉がうまく働いていないからかもしれません。 今回ご紹介するUの字腹筋は、寝たままで腹横筋・腹斜筋・腸腰筋を同時に活性化し、お腹の奥から引き締める1分エクササイズです。
腹横筋 〜体幹の安定と腹圧アップ〜
腹横筋は腹筋群の中で最も深層にあり、肋骨から骨盤をぐるりと包み込むように走ります。この筋肉が働くと腹圧が高まり、内臓が正しい位置に保たれ、姿勢が安定。
“天然のコルセット”とも呼ばれる筋肉なのです。
Uの字腹筋では、動きの途中でもお腹を薄く保つことで腹横筋がしっかりと働き、お腹の張りやたるみを内側から引き締めてくれます。
腹斜筋|ねじれのラインでくびれを形成
腹斜筋は、体の側面を斜めに走る内腹斜筋と外腹斜筋の2層構造。体幹の回旋・側屈・前屈を担い、腹圧を高めて腹部を引き締めます。綺麗な姿勢やウエストラインのシルエットを形づくるのに欠かせない筋肉です。
両膝をそろえて左右にUの字を描く動きにより、腹斜筋がしなやかに刺激されて綺麗なくびれづくりができます。
腸腰筋|下腹ぽっこりの隠れ原因にアプローチ
腸腰筋は、腰椎から大腿骨の内側をつなぐ大腰筋と、骨盤の内側から大腿骨の内側をつなぐ腸骨筋の総称です。骨盤の前後バランス・姿勢の安定・内臓の位置の安定などに関与し、この筋肉が弱まると、姿勢のくずれ・内臓下垂・下腹ぽっこり・むくみ・冷えなどのリスクを招きます。
仰向けの姿勢で脚を持ち上げることで腸腰筋が働き、腹横筋との連動で内臓を支える力が高まるのがこのエクササイズの隠れたポイントです。
Uの字腹筋のやり方
1)仰向けになり、膝が股関節の真上にくるように脚を上げ、スネを床と平行にする(テーブルトップ姿勢)。両膝・両足を閉じ、両手は肩の高さで横に広げるか、両肘を直角に曲げる。手のひらは上向き。
2)お腹を薄く保ちながら、両膝を左脇へ引き寄せる。そのままUの字を描くように、テーブルトップ姿勢を通過して右脇へ引き寄せる。
3)同様に、Uの字を描くように左脇へ引き寄せ、左右交互にゆっくり1分間繰り返す。
●ポイント
テーブルトップの姿勢を通過する時に腰が反りすぎないように、常にお腹の奥を引き込みながらコントロールします。両膝をぴったりとつけたまま、膝が床に落ちないようにお腹の力で耐えながら動かしましょう。
▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
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