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高速CMS基盤「KUSANAGI Security Edition」がMicrosoft Azureに登場|自動アップデートで安全性を確保

2025年09月16日 09時00分更新

文●さとまさ 編集⚫︎ASCII

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 プライム・ストラテジーは、高速CMS実行環境「KUSANAGI」のエンタープライズ向け統合セキュリティ基盤 「KUSANAGI Security Edition」 を、Microsoft Azure Marketplaceにて提供開始した。

KUSANAGI Security Editionの特徴

 Security Editionは3つの柱で構成されており、Azure上でCMS運用の新しい標準を実現する。

1. 止めないアップデート
2. 見えないリスクの可視化
3. 持続的な運用効率

 これによりユーザーは、セキュリティリスクの低減、運用コスト削減、そしてビジネス継続性の向上を同時に実現できるとしている。

 特に注目されるのは、OS・ミドルウェアを自動で更新し、安全かつ最新の環境を維持する 「SafeUpgrade」 機能である。

セキュリティ監査と複数サーバの一元管理

 Security EditionはKUSANAGI Analyzerと連携し、サーバ設定やセキュリティ状況を自動監査して改善点を提案する。

 さらに KUSANAGI Appと組み合わせることで、Azure上にある複数サーバの監視を実現し、組織全体のセキュリティレベルを引き上げるという。

マルチクラウド対応と運用効率の強化

 プライム・ストラテジーはマルチクラウド戦略を推進しており、AWS、Google Cloud、さくらのクラウドに加えてAzure対応を開始。

 これにより、ユーザーはクラウド選択の幅を広げつつ、持続可能な運用効率と高いパフォーマンスを享受できる。

今後の進化と新機能

 Security Editionは継続的な進化を予定しており、次のような機能追加が計画されている。

・自動アップデート対象の拡大
・Bot対策機能
・通知機能付きのKUSANAGI AppによるPDFレポート生成
・高速化エンジン 「WEXAL Page Speed Technology」 への対応

 これらの拡張により、システム基盤を強化しながら企業のデジタル戦略を支える方針だ。

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