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先端テックニュースまとめ読み from MITテクノロジーレビュー 第355回

世界最大の蓄熱電池が稼働/オープンAI「Atlas」が残念な理由

2025年11月04日 10時30分更新

文● MITテクノロジーレビュー編集部

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世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。

1000℃のレンガで熱貯蔵、世界最大の蓄熱電池が稼働

ロンド・エナジーが世界最大の100MWh蓄熱電池システムをカリフォルニア州で稼働開始。電力でレンガを1000℃まで加熱し、熱エネルギーとして貯蔵する技術で、97%以上の効率を実現した。発表された内容と今後の展開について掘り下げる。

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誰のためのブラウザー? オープンAI「Atlas」が残念な理由

オープンAI(OpenAI)の新ブラウザー「Atlas」は、Webサイト閲覧と自動タスク実行が可能だという。だが実際に使ってみると、このブラウザーは一体誰のためのものなのか?という疑問が浮かんだ。

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ディープシークの新OCRモデル、AIの記憶を「視覚トークン」で効率化

ディープシークの新しいOCRモデルは、情報を画像として保存することでトークン数を削減する。人間の記憶に似た階層的圧縮を採用し、AIの記憶容量を拡大しながら計算リソースを抑える新手法だ。

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巨大テック企業が飛びつく炭素除去技術「BECCS」の落とし穴

マイクロソフトなどの企業が、CO₂排出を相殺する技術として二酸化炭素回収・貯留付きバイオエネルギー(BECCS)に投資している。だが、BECCSの計算は複雑であり、実際に排出量実質ゼロあるいはカーボンネガティブを実現できるかどうかは疑問が残る。

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脳を持たない生物の知恵、 都市インフラ設計に活かす 「粘菌アルゴリズム」

交通渋滞や気候変動に直面する都市問題に、6億年前から存在する粘菌の「超能力」を活用——。米国のスタートアップは、生物の効率的なネットワーク形成能力を模倣したアルゴリズムで、地下鉄駅の接続や自転車レーンの最適化に取り組んでいる。

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風洞からVRまで、NASAエイムズが追い続けた「未来」の軌跡

シリコンバレーの中心に位置するNASAエイムズ研究センター。1939年の創設以来、巨大風洞、実験航空機、初期VR開発まで、最先端の研究を続けてきた。5000枚のアーカイブ写真が語る80年の革新の歴史からその一部を紹介しよう。

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マイクロソフトも賭ける 炭素除去技術「BECCS」 巨額市場に潜む「魔法」

マイクロソフトが670万トンの契約を結ぶなど、バイオマス炭素回収技術BECCSへの投資が加速している。炭素除去市場の70%を占める人気技術だが、専門家は「魔法ではない」と警告する。

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向精神薬が25%減、 介護・医療現場を変える 「痛み」のAIスキャン

スマートフォンを30センチの距離にかざし、3秒待つ。画面に表示される0〜42のスコアが、言葉で伝えられない患者の痛みを可視化する。顔の微細な動きを読み取るAIアプリが、認知症ケアや新生児医療の現場を静かに変え始めた。「血圧のように痛みを測る」時代が始まっている。

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MITテクノロジーレビューからのお知らせ

11/12緊急開催!動画生成AI時代の知財のゆくえ ——「Sora」は何が問題だったのか?

オープンAIが10月にリリースしたスマホアプリの「Sora」が大きな話題となっています。テキストから高品質な動画を生成でき、自分が「出演」する動画や他人との「共演」も簡単にできることから、SNS上には大量のAI生成動画が溢れている状況です。

しかし当初公開されたSoraの動画の中には、既存作品との類似性が高く、著作権法上の問題が指摘されるものも含まれていました。オープンAIはリリース当初、著作権者に対して「オプトアウト」を呼びかけましたが、これは従来の著作権の考え方からすれば大きな転換にあたります。

オープンAIはなぜ、方針をすぐに変更したのか? 動画生成AIサービスは、現行の著作権法においてどのような問題を抱えているのか? AI生成物の権利侵害はどのように判断されるのか? 今回のEmerging Technology Niteは、「Sora」を題材に、AI時代における知財ルールの現状と課題、今後予想される展開について、三村小松法律事務所の田邉 幸太郎氏に解説いただきます。

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