媚びずに勝った女─高市早苗という政治家｜朴順子

媚びずに勝った女─高市早苗という政治家｜朴順子

「媚びと過剰適応でのし上がった」と言われている。 しかし、実際の高市早苗という人物像は、その真逆の...概要を表示 「媚びと過剰適応でのし上がった」と言われている。 しかし、実際の高市早苗という人物像は、その真逆の方向にある。 彼女は若い頃、「女が国会に行って何ができるんや」と嘲られたという。 ようやく議員になっても、待っていたのは飲み会での「お酌係」という役割だった。 政治の世界では、飲み会こそが人脈を広げ、情報を得るための場とされる。 だが高市は、その構造そのものを拒んだ。 彼女は言う。 「だんだん嫌いになった。ほんで、割と家こもって勉強、勉強、勉強、勉強──」 https://www.youtube.com/shorts/pivLgkrCCcsここに、彼女の原点がある。 飲み会で上に気に入られることではなく、知識を積み上げて自分を磨くこと。 それは、媚びでも過剰適応でもなく、孤独な努力の選択だった。 「飲み会嫌い」は、ただの性格ではない。 政治という男社会で、女性が「可愛がられる枠」に入ることを拒