特殊な趣味の領域もしくは精神疾患の一種じゃなくて、単に不器用すぎるというだけかもしれんが
それはそれで普通の現代人の適応能力から著しく離れているって意味で気持ち悪く感じてしまう人がいるのも分かってやるべし
恨みに囚われて生きてる人が現代じゃ少数派なのは明らかだし、認知心理学的にも自分の思う普通のラインから著しくズレてるものに嫌悪感を抱くのは人間として当たり前のことなんだよ
そもそも、人が違えば人生も多岐あり価値観も諸々分かれていくんだなあという想像力、多様な価値観への抱擁力のなさが、自分の善悪観に固執して恨みに執着しつづけてしまえる原因なんじゃないの
恨めるということは自分が絶対的に正しいと信じていることの裏返しだからね
君が自分は地獄を知っている、他人は知らないと思い込むことで自分が常に正義だという自意識を確立しているようにね
でも世の中に起こることは結局、いろんな境遇でいろんな価値観を持った人たちが偶然不運なぶつかり方をして事故を起こしてしまう、波紋のように儚いものにすぎないんだよ
多くの人は波がぶつかる地獄をみてないわけじゃなくて、浮かび方や揺られ方を上手に学んでいって気にしなくなっただけだ